ウィリアム・アイリッシュ [転載禁止]©2ch.net
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暁の死線の舞台が中国なら、四川じゃなくてやっぱり北京だよな。 アウターゾーンの「デス・フライト」は「晩餐後の物語」から着想を得てそう やはり幻の女、と言いたいけど本当は短編をすすめたい。 短編は当たり外れがあるからなあ
警察とか会社とかの社会システムのリアリティに関しては「んなわけねーだろ」な描写が多いので
最初はそういうとこが余り気にならずに叙情とサスペンスで一気押しの『暁の死線』をお勧めしたい 『夜は千の目を持つ』は途中までかなり楽しんでたのに
終盤の展開にはガッカリしたなあ 長編も結構当たり外れがあるよね
短編集は創元の6冊と、ウールリッチ名義の
白亜書房の6冊を読んだが(重複作もかなりあるが)、
打率は5割ってとこかね
ただ、ラストががっかりで評価下がるってのが多かったとはいえ、
ページをめくらずにはいられないハラハラドキドキさせるテクニックは
どれも凄いなって思ったが
とりあえず彼が開発したサスペンスのテクニックって
現在では基礎中の基礎になってるものがたくさんあるよね
とりあえずこの12冊に入ってない未読の短編をまだ探してる 夜の闇の中へが好きでたまらない。分かってるんだ、これはラストを本人が書いてないって。
でもこの希望に溢れた結末にグッとくるんだ。 暁の死線、読んでて何故かムズムズするというか、恥ずかしくて仕方なかった
なんで恥ずかしがらなきゃならないんだか自分でも意味不明 "the boy next-door"モノですから。 幻の女 の裏表紙とか見開き一ページ目の宣伝文句
男は女といたはずなのに、目撃者はみんな男は一人だったという
読前読者「ああ、たのしみだなあ、どんなトリックかなあ。鏡とか使って死角かなあ?なんかの勘違いが起こってて心理的トリックかなあ?たのしみだなあ」
読後読者「け!犯人が証人を全員脅迫してたんだってよ!あほらし。」 犯人が証人を脅迫して偽証させましたって言う手を使っていいなら
たいていのトリックは成立できるよな
「犯人は空を飛んで逃げました」
「犯人は密室から透明人間になって逃げました」
「犯人は分身の術を使いました」
「宇宙人がいました」←これは実は乱歩がつかってるんだが オチ以外がキモの作家だからなあ。短編はよくまとまってるんだが。 しかも幻の女ってあの犯人はアメリカに帰ってくるより帰ってこない方が逃げ切れた可能性高いよね 幻の女 まだまだつっこみどころあるぞ
犯人は、証人を全員、脅迫して偽証させてましたっていうけどやな、
脅迫されたやつらの中には、犯人を逆に脅すやつとかいるかもしれんじゃんな
あるいは脅迫されたやつの中には正義感から警察に言う奴もいるかもしらん。
あるいは脅迫されたままいるよりは警察に言ったほうが安全とおもって警察に言う奴もいるかも
それから、犯人は、第一の殺人を隠すために第二、第三の殺人もしてたけど、
そんなんしたら、つかまる確率上がるだけだろ
あのころのニューヨークの繁華街っちゅーかバーのたくさんある地域って
そんなに治安いいかげんだったのか? 幻の女
しかも男が女と居たのを見た目撃者がほかにいて、そいつが表れるかも知らんやんな。
ニューヨークの夜の繁華街ってそんなに他人のこと覚えてへんのんか?
少なくとも風変わりな帽子かぶったなんとなく雰囲気のある女を連れた男だと
なんとなく横にいた客が覚えていた、とか、ありえるよな
それに男と女が居た店の店員と客を全員、脅迫して偽証させたの?ありえへんで。
店員と客がグルになって犯人を逆に脅しそう まあ最後の辻褄合わせのいい加減さが許せないなら
>>23じゃないけど短編を読めってことだな
でも短編もオチが綺麗に決まってるものってのは半々ぐらいかな
(「晩餐後の物語」とか「………の夜」とか、いいのもあるんだが)
やっぱり基本は過程のサスペンスを楽しむタイプの作風だな
短編でも証言者が犯人に脅迫(or買収)されてましたパターンもあるしw
凄いのは刑事が途中でその事に気づいても、嘘の証言をした奴を
誰に頼まれたか吐かせるよりも、先に自分たちで犯人を捕まえようって
あまりにご都合主義な選択をしちゃうところ >>27は、
小説に突っ込んで楽しむということがわかってない狭量な人間だな
だから>>27はダメなんだよ >>28
いやいや、まさに>>27に書いたようなことを突っ込んで楽しんでんだよオレw
「w」つけてるだろ?
そんなのも読み取れないから>>28はダメなんだよw >>29>>30涙目になって必死で見苦しい、いいわけしてやんの
>>29>>30の人生のねたばれしてやろう!一生うだつがあがらない >>32涙目になって必死で見苦しい、いいわけしてやんの
>>32の人生のねたばれしてやろう!一生うだつがあがらない 黒原さん、「黒い天使」もミラーの「まるで天使のような」も読み易かったし
期待出来そうだな。 >>35 翻訳家をさんづけしてこいつ何気取ってんの?バカじゃねーか? うわぁ、>>37 って、った一行で性格のゲス根性が滲み出てるね
やぱ、こういう、下品な奴っているんだね >>39 って、日本語読めないようだね 国語の勉強しろ >>35 翻訳家をさんづけして、こいつ、なに、気取ってんの?バカじゃねーか? >>35さん 翻訳家さんをさんづけして、こいつさん、なに、気取ってんの?おバカさんじゃねーか? ここでイントロあてクイズです。
"The night was young, and so was he. The air was sweet, but he felt bitter."
これは有名だから、すぐわかりますね。
"He was just a pink dance-ticket to her. A used-up one at that,torn in half"
こちらもちょっと考えればわかる、あの名作の出だしです。
素敵ですよね。 >>43
"But the night was sweet, and he was sour."じゃないのか。
俺の手元にあるミステリマガジンではそうなっているぞ。
"so was he"と"he was sour"とで韻を踏んである。 >>44
すいません、1番は原書が見つからずgoogleからコピペしてしまいました。
2番は44年の初版ですが、83年のBallantine Booksから書き写してます。 >>45
この書き出しもいい。
"They had a date at eight every night.
If it was raining, if it was snowing;
if there was a moon, or if there was none." ヒッチコックの映画「裏窓」の感想を見てると
最初に怪しい奴がまんま犯人かよ!
とか
警察がそんな簡単な操作ミスするか!
とか
ヒッチコックもうちょっと頭、使って脚本作れ!
っていうツッコミが多くてワロタ
最初に怪しい奴がまんま犯人かよ!
警察がそんな簡単な操作ミスするか!
両方共、ウールリッチの原作通り。日本国内で人気投票BEST5に入る推理作家の原作通りなんだよ、実は
偽証に軽く引っかかるのがウールリッチ世界の住人なんだよ 幻の女をニューヨークの夜の繁華街で誰も覚えてないってのは
40年代初頭くらいなら違和感なかったと思うぞ
当時のアメリカも大半が田舎者で
大都会の人間関係の希薄さは
異常に思えたはず
てかそもそもそれがテーマというか
アイデアの出発点なんだと思うけど
買収された連中の偽証については説得力に欠けるのはわかる
でも忘れがちだけど当時のニューヨークは華やかに見えて
ガチの戦時中だからな
みんな生きるのに必死
ちょっとした賄賂だってありがたいはず
そんな雰囲気も考慮するべきかもよ レトロな魅力もあるよね。
ニューヨークに高架鉄道なんかあったんだ。 一番熱心にアイリッシュを読み漁っていた、中学生や
高校生の頃は、文化や歴史の違いに結構戸惑ったな。
先づ、登場人物の男性の殆どが帽子を被っていること。
何かの作品で「帽子を忘れてくる人なんているかしら」
と云う台詞があって「え?そんなに大事?帽子」と思ったものだ。
あと、アイリッシュの作品によく登場する「ドラッグストア」
当時のアメリカでドラッグストアがコンビニや軽食店を兼ねた
店舗だったことなど知らないし、日本にも、大店舗の『ドラッグストア』
すらまだなかった時代だから、「ドラッグストアって、『薬屋』?
薬屋で何やってんの?」と、まったくイメージを持てなかった。 ドラッグストアに関しては同感w
どんな店なんだが想像がつかなかったわ。
夜を舞台にした作品も多いけど、現代から見るとニューヨークのような大都会でも
まだまだ治安が良い時代だったんだなと思う。 短編の「三時」とか「ぎろちん」とかは、とてつもない
緊迫感があって好きだったな。
あと、これは短編と云うより中編の域に入るのかも知れんが、
「ジェーン・ブラウンの身体」は慄えた。
昔はさして面白いと思わなかったけれど、今、何度も
読み返してしまうのは「さらばニューヨーク」かな。 ぎろちんの緊迫感は半端ないね。
ミステリーでないサスペンス小説の名作だと思う。 「ぎろちん」の原題は、「Men must die」
人は死ななければならない。意訳するなら
「死ぬべき男たち」なんだよね。
ひとりは、ぎろちんで死ぬことを確約された男だし、
もうひとりは、毒を盛られて死ぬしかない男。
そして物語はこのふたりが枕を並べて死ぬシーンで終わる。
この原題を知ったときは、成る程なあ、と感心したものだ。 >>52 想像力無い奴だな。
>>55「三時」も、ラストのオチが、「幻の女」に通じるものが少々有るんだよな 勿論、個人的な感想としてだが、俺は「幻の女」って、
アイリッシュの作品の中で突出して面白い作品だとは思わんのよね。
「幻の女」よりも、「暗闇へのワルツ」とか「恐怖」とかのほうが好きだ。
俺が基本、あんまりミステリを読まないからなのかも知れんけど。
あと、はじめて読んだアイリッシュ作品がこれだった、ってことも
あるかも知れんけど、似たような『時間との競争もの』と云うことならば、
「幻の女」よりも「暁の死線」のほうが好きだな。 実は偽証でしたとか実は勘違いでしたの脱力オチを使ってない犯罪ものっていうんなら
喪服のランデブーかな >>60
あの作品、最終章の犯人が可哀想だったな。
勿論、あれ以外の決着などないんだけれど。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています