江戸川乱歩が幻の女を褒めたってのは
後半のあそこのことだろ、前半の「全部偽証でした」を褒めたわけではないだろ
って思ったんだけど
どうやら江戸川乱歩は「全部偽証でした」の展開を本気で褒めてたようだな

というのは、二十面相の「宇宙怪人」が、こんな話。
宇宙人が地球に来たって目撃者がたくさん出てきて大騒ぎになって、
それがその小説の最後の方まで続くんだよ。
で、最後のオチが、目撃者が全員、偽証してました、だってよ。

でも、幻の女よりも宇宙怪人の方が、あほらしいぶん、上出来かもしれん。ふう、あほらしい。