>>355 『そして誰も〜』は、犯人があれだけ凝った演出をしても、
それが(作中の)世間には伝わらないだろう、ってのがねぇ…。
被害者たちの日記やメモ、犯人の告白書では、(作中で)それを読む者に臨場感は生まれない

観客は被害者だけ。それも一人ずつ減っていっちゃうんだから、
誰もいなくなった瞬間を見てくれる人は、(それこそ)誰もいない。
結局、動機は(メ欄)というより、(メ欄)の方が優ってるわけで、
だったら、ほとんで知られることのない行為に手間かけすぎなんじゃないかと、初読の直後に思ったね。