【頻闇に】西村寿行Part14【いのち惑ひぬ】 [転載禁止]©2ch.net
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>>321
映画「黄金の犬」主題歌 天使の墓標も。
映画本編は?だったが、サントラは最高。 >>324
怖くはない。ただ寿行先生らしいラストが待ち受けている。
>>323の指南通りに読めばいいぞ。
そのほかに
「去りなんいざ狂人を」
「帰らざる復讐者」
「わが魂、久遠の闇に」
も濃いストーリーなのでお勧めする。 >>322
犬笛
黄金の犬
旅券の無い犬
学歴の無い犬(これだけ人間の話)
癌病船
炎の大地
ガラスの壁
梓弓執りて
とりあえず、犬笛と旅券の無い犬は鉄板かなぁ 実は『賞金犬ウォンテッド』のVHSをもっているわ(笑)
テレビドラマの『黒い目撃者』、もういちど見たいなあ。
賢いカラスがでてくる。 ヤフオクに映画パンフ結構出てるな。コレクションしてみるかな。 はじめて健さんの君憤を見たんだけど、何だこれ?
話には聞いてたがこれほどとは思わなかった
一体、あのBGMはどういう意図があってやってるんだろう
逃亡の旅に出ているシーンや、女の死体を発見する緊張感のあるはずのシーンで、
南国の島国の伝統音楽を思わせるようなポップなリズムのBGM‥‥
それが場面の転換ごとに唐突に途切れる‥‥
意図した演出なんだとしたらシュールすぎる‥‥
作品の品格をわざと破壊しようとしているとしか思えない
佐藤純彌って、人間の証明や野性の証明を撮った監督だったはずだけど、
あんな酷い演出はしてなかったけどなあ‥‥ 黄金の犬の島田陽子さん、結構小学生にはよかったです!こないだアマゾンfiretvでみたら、やはりよかったですよ 黄金の犬の島田陽子さん、結構小学生にはよかったです!こないだアマゾンfiretvでみたら、やはりよかったですよ 島田陽子は寿行ヒロイン役としてはハマっているが
実人物は金銭感覚がマヒしてて借金まみれの痛いおばさんでしかない >>337
2回投稿してしまいました。
つまり、
陽子は完全に金銭に屈服していた。
おカネさま!
おカネさま!
お金がたまらなく尊く思える。 寿行先生作品の私見ヒロインベスト10をえらんでみました。ぜひ抜け漏れやオススメを、諸先輩方、教えてください。
1.御坂亜紀 去りなんいざ狂人の国を 刑事。
2.逢魔麻紀子 峠に棲む鬼 社長秘書にして杖術の達人。後半登場する野荻広子も捨て難い。
3.逢魔紀魅 花に三春の約あり 麻紀子の娘。女子大生。
4.青葉京子 怒りの白き都 刑事。単身ヤクザに乗り込んで返り討ち。
5.法眼規子 犬笛 美貌の医師。許していただければあなたの女になります。
6.朱野能子 鷲の啼く北回帰線 外事警察の刑事。むしろ楽しんだ、というあたりが大人。
7.白骨紅 裸の冬 刑事の妻
8.土田明子 闇に潜みしは誰ぞ 大学教授。
9.北守玲子 黄金の犬 人妻
10.槐帰雲 晩秋の陽の燃ゆ ?
乞食に犯されるシーンが好きです。
ーあまり若すぎるのは好きではないので、鬼女や阿紫はパスで。これも趣味の領域ですが、ジョディとかジェーンもパス。
いかがでしょう? …などと、
70近い人間が、懸命に書き込んでいるのかと思うと
生命の神秘に胸が熱くなる 滅びの広美、汝の京子、わらの志津、牙城の純子
の美人妻ローテーションで抜いてる。
魔性島の圭子、闇潜の明子がローテーションの谷間 俺は>339とは逆で、鬼女(われは幻に棲む)と阿紫(蘭菊の狐)は外せない。
鬼女と阿紫は最高の寿行ヒロインだと思う。
殺人機械として育てられたのに、他人を愛することを知って社会になんとか溶け込もうと努力するが、
結局、愛する人を守るために殺人者であることを自己肯定せざるを得なくなってしまう鬼女の哀しさ。
自分を辱めた村社会に対して、一人で戦いを挑もうとする可憐な少女阿紫のけなげさ。
こういう切なかったり、けなげだったりするのに弱い。(襤褸の詩は無かったことにしたい‥‥)
作中で既に故人だが、(垰)の秋葉小菊も好き。(もちろん抜くとかそういう対象ではなく‥‥)
明るくてクラスの人気者だけど、放課後になると静かに図書室で古典の本を読んでるようなタイプ。
志津(わらの街)の従順そうな人妻ぶりや、
逢魔母子や白骨紅のような苛烈なタイプも嫌いじゃないけどね。 >>339
わしの最上位寿行ヒロインたる北守礼子の名を間違えるとは許せぬ!
大方「遥かなる海嘯」の高地玲子と間違えたのであろう!
彼女も良いがな!
他に「陽は陰翳してぞゆく」の朝倉和子も良いぞ! 先週、行きつけのブコフで
『幻覚の鯱―神軍の章』の単行本が108円でやっと買えた。
あと鯱シリーズで未入手は『幻覚の鯱―天翔の章』だけなんだけど・・・
アマゾンだと高くて買えません。 渚シリーズの登場回数でもトップレベルの根岸由紀は?
まあヒロインというかただ毎回拐われて散々レイプされて屈伏するだけなんだけど
他のヒロインと違い、完全に心も折れて屈伏しきってる凡庸な女だけど
他の作品で、巨大百足に襲われて
沢山の手足で絡み取られて、性交奴隷にされて子を産まされまくるのだ
みたいな展開があったけど(幻覚なだけ)
昆虫姦、苗床物まで取り入れていたとは、先取りしすぎだろ先生 みなさま、結構読んでるつもりがまだまだだと痛感するとともに、先生の世界の奥深さや人間の業の重さを再認識した次第です。
>341さま わらの街、魔性島、読んでないので読んでみます!
>343さま 改めて自分は、強い女(しかし投網には弱い)もしくは権威のある女(例:医師、教授、刑事、秘書)が、心ならずも屈服してしまうのがツボだなと思いました。ただ十代の女の子はどうしてもなー浜村千秋になって鬼女をいぢめてみたい気もしますが、あ、実の娘か。 >345さま 礼子でした。失礼しました。月明かりで犯されるシーン、好きです。
遥かなる、、、は未読ですので、粘った視線でいつも妄想している会社の同名のOLちゃんと無意識に間違えてしまったようです。あくまで妄想止まりなのが、山岡と異なる自分の限界を感じます。
>347さま 渚かあ、読んでるんですけど、なんか根岸由紀の場合、屈服するまでのプロセスが物足りないというかなんというか。なんなんだ。 不謹慎ながらいま某所ではテレビに映ってないところで
寿行ワールドが展開されてるかもしれんな… 487 名前:渡る世間は名無しばかり[sage] 投稿日:2016/04/20(水) 13:30:16.78 ID:aD+I38p5 [10/11]
そりゃ避難所隣でさぁ、お隣さんの綺麗な人妻の大きなヒップが目の前にあるんだろ? ねばい視線で凝視する三白眼、みたいなのがいるわけか (不謹慎ですが)
ご主人さま、まず最初にお風呂を! 今更と諸先輩方にはお叱り受けそうですが、悪霊島の日々をようやく読んで、あまりの希望のない結末に驚愕しております。それにしてもなんで秋葉という名前は色々な作品で見かけるのは何故なんでしょうか?多門というのもどこかてみた気が。 >>359
あ、すいません
悪霊の棲む日々
でした。
あまりのショックでつい。 「垰」の主人公が秋葉文七で、「花に三春の約あり」「妖しの花乱れにぞ」の逢魔紀魅の父親が秋葉達人だったね。
寿行先生は気に入った人名を使い回す傾向があるよね。
女性キャラでも名前がかぶるのが、よく指摘されてるし。
まあ、長編だけでも2百以上も作品を書いてるから、以前に使った名前は忘れてるだけなのかも知れないけど‥‥主人公はともかく、脇のキャラは特にその傾向はあるかも。
四季の中でも「秋」という字は、特に好きだったんだろうと思う。
狩猟の季節だからかな。「秋」という字の使われる頻度はかなり多いと思う。
「犬笛」秋津四郎、「蒼茫の大地、滅ぶ」秋野平造、中郷の名前は広秋だし。
「秋」の他にも「郷」や「能」の字を使う名前の頻度も多いね。 大体多作の人はそうじゃないかね
清水義範なんかは登場人物の名前の付け方に苦慮したときにはどうやって決めてるか、で一篇ものしてるくらいだけどさ
秋葉ってのも端役含めると西村作品では多いんじゃないかね
確か緋の鯱でターゲットにされた検察関係にもあった名前
なお、癌病船の船長は鉄善、無頼船の船長は一膳 選ばれなかった人を並ばせるのは罰ゲームかなんかかね >>343
阿紫(蘭菊の狐)って哀しすぎるけど
寿行作品の中では最高のヒロインの一人だったね
俺も(襤褸の詩)は無かったことにしたい‥‥
>>347
渚シリーズの根岸由紀は最初のやられっぷりが記憶に残ってる
典型的な寿行作品の汚れ役だから埋没しちゃうけれど 寿行ヒロインは強い女ばかりで
投網や暴力で凌辱、蹂躙されても、最後は反撃して男を殺すことが多いが
根岸由紀のように心の底から屈服して完全な奴隷になる女の方が好み 根岸由紀が他の寿行ヒロインと違うところは、シリーズ2作目の「ふたたび渚に」にあると思う。
自分を陵辱しトラウマになるまで支配した左門が組織に裏切られると、左門への恐怖を克服して彼を許し助ける側に回るのだ。
ただ陵辱されるだけの性具でしかなかった他の寿行ヒロインにあまり見られない行動パターンだ。
自分を陵辱した相手に報復を与えるヒロインは多いけど、救うヒロインは寿行作品では異色なんじゃないだろうか? 「鷲の巣」何度目かの再読中ですが、もうむちゃくちゃ面白い!
特に中東に飛んでからの冒険行ならぬ珍道中
伊造以下の余計モン5人衆が集団で脱糞するあたりから、もう笑いが止まらんわ
「地獄」といい、このシリーズといい、寿行先生ぜったいギャグのセンスあるよなあ
スカした不条理系のギャグでなく、赤塚不二夫系の力技のギャグセンス
死神シリーズもっと書いてほしかったなあ 広美(長澤まさみ):なんとも思わないから、抱いて。そして私を守って ボコ・ハラムって寿行先生の小説のネタになりそうだな。 >>375
「頻闇にいのち惑ひぬ」のことかな
余命のない大富豪がクローン技術で育てたスペアの肉体に脳移植して若返ろうとする タイトル教えてください
病で男性器切除した夫が妻の浮気を許して最後には夫婦と間男三人で無理心中になるのって何でしたっけ
そけいリンパ肉芽腫?みたいな病名でした
米粒大の異状を放置していたらカリフラワーっぽくなって焦って医者に行ったら手遅れで切除という次第
徳間ノベルズの短編集で読んだような気がします >>377
「魂魄さながら幽鬼なり」じゃね?
雑誌掲載時、「鬼哭啾々」のタイトルだったような気がする
初出誌の挿画はたしか小松久子画伯じゃなかったかな
たしか『症候群』に収録されていたはず
>>375
大沢在昌の『天使の牙』も脳移植設定があるで〜
映画は佐田真由美と黒谷友香が出ていたけどウンコ
スレチでゴミン 俺は真っ先に「ドウエル教授の首」を連想した。
それと楳図かずおの「恐怖の首なし人間」 >>378
回答ありがとうございます
長編も好きな作品は多々あるのですが読み始めたのが短編集なので
今いちど読み直したいと思うのも短編が多いです
しかし長編と違いあらすじで探すのが少々難しくて。
助かりました >>378
ああそうか。
「鬼哭啾々」って「魂魄さながら幽鬼なり」の原題だったんですね。
以前、ネットオークションの履歴で見かけた文芸誌の表紙にでかでかと載ってたんです。
西村寿行「鬼哭啾々」前編××枚みたいな感じで。
そんなタイトルの小説あったっけ?とずっと気になってたもんですから。
もし書籍として未刊行の作品だったら何とか雑誌を探し出して読まねば!と思っていたのですが、
これで長年の疑問が解消されました。
ありがとうございます。 >>376
レスサンクス。まさか、答えがスレタイだとは。
思い出しましたが、死に神シリーズで序盤はアル中のあの人が女性の溺死体を釣るところから。
激しいホモレイプもあったな。 >>378
症候群は短編集の中でも最もエロ要素が強い作品 長い事積読だった寿行作品を少しずつ処理中。
「荒涼山河風ありて」はそこそこスケールでかそうな割りに粗いのが気に
なったが、勢いでカバーしてるので、エロも然程邪魔になってなくて
読みやすかったな。 先週『蒼茫の大地、滅ぶ』の下巻だけ買った。
去年『学歴の無い犬』を下巻から読んじゃって
後から上巻読んだら、読後感が悪かったので
上巻見つかるまで積んどく >>388
そこらのブックオフ行きゃすぐ見つかりそうな気がするが。
もしくはアマゾンで。 デビルズアイランド読んだ。
導入部、深まる謎に期待感高まる。
途中から、?
そして、いつもの笑
これはこれでいいのかもしんないけど
ガソリンスタンドを外から爆破させるために入念な調査をした先生なら、もうちょっとなんとかないのかなと。
すいません。 ガソリンスタンド爆破というと
公安特科隊の中郷と伊能の死神コンビの第一作
『往きてまた還らず』の西新宿爆破を思い出す
京王プラザホテルが燃える描写とか、続くテロの
上野駅ホームでのガソリンタンク車爆破の地獄絵図も凄かった
あの頃の寿行先生は鬼気迫るだけの筆力というか表現力があったね あまり語られない作品だけど『牛馬解き放ち』を電子書籍で読んだ。幕末から明治の初めの頃を舞台に、娼妓や小作人を解放する闘いを描いた異色作。例によって悲しい結末だが、全編にみなぎる強烈な反抗精神に、読者の自分も励まされた。 >>391
そうです、そうです。
磁力地雷とか円盤とか、ほんとかどうか分かんないけど、あるかも?と思わせるから、こちらも引き込まれる。確か解説には、実在するとあったと思いますけど。むささび少年もあの頃は荒唐無稽に思わせない筆力があったと思います。 >>391
「去りなんいざ狂人の国を」の地下鉄テロや、「滅びの笛・宴」「蒼茫の大地、滅ぶ」等の動物パニックも凄いですよね。
カタストロフィーの阿鼻叫喚や地獄絵図を描写させたら、
西村寿行を凌ぐ作家は国内にはちょっと見当たらないのではないでしょうか。
海外作家でも比肩するのは、スティーブン・キングくらいじゃないかと個人的には思っています。
キングの場合は、淡々とした日常が少しずつ狂っていきラストの大崩壊に至るというプロットが多いですが、
寿行の場合は、冒頭から中盤にかけて立て続けにカタストロフィーが起こって、
その高いテンションのまま、まさにノンストップで終盤へとなだれ込んでいくイメージです。
両名共に、これでもかと言わんばかりの容赦のない地獄を描き出す筆致がすばらしい。
>>392
そんなあなたには「虚空の影落つ」も、ぜひとお勧めしたい。 桜庭ななみが、ジョン・ウー版の君憤〜の主要キャストに大抜擢とトップニュースにあったのだが、
記事を読むと、原作に登場しないオリジナルキャラ・・・・?
どんな原作レイプ、もとい原作陵辱になるんだ?
今から不安しか無いんだが・・・・ 「症候群」って、
子供二人が神隠しに遭った両親が、巡礼を決意するくだりが
間違いなくあったと思うんだが、読み返したら無かった
べつの作品と間違っているのだろうか >>396
それは「神様の死骸」という作品で
「扉のない闇」というタイトルの短編集に所収だよ 寿行先生の沢山ある短編(集)読んでると
作品タイトルの記憶が無いのでどれがどれとは指摘できないんだけど
後から出した長編のプロットになってるのが多い希ガス
性描写がごく淡白だったり強姦(殺人)シーンが省かれてたり
ずんずん読めるんだけど やっぱり薄味 399>>
追いつめられて→梓弓執りて
咆哮は消えた→風は凄愴
あと垰のパート1の冒頭が短編スタートで
ちょっとしてから長編連載になっとらんか? >>399
自分は、短編だから薄味とは思わないなあ。
初期の短編には、冗長になりがちな長編にはなかった、切れと鋭さがあって良かったと思う。
(後期の短編には何だかよく分からない物も多いですけど‥‥)
>>400
群狼峠に満つ→魔の牙
黒い血の果て+百年の追跡→血(ルジラ)の翳り
包囲網→妖獣の村
という系譜もありましたね。
垰のプロローグに関してはその通り。
冒頭のプロローグが、まず最初に野性時代に短編掲載されて、
しばらく後に長編として連載開始されたんですよね。
そのためか、プロローグの名前のない主人公(男)のキャラクターと、
本編の主人公(秋葉文七)のキャラクターの間に若干違和感がある。
プロローグの(男)は、問答無用で襲ってきた暴走族を谷底に突き落とすけど、
秋葉文七は、暴走族に犯された早苗が「ぶっ殺してやるだに!」と息巻くのを、
「人を殺めてどうする」と諌めたりするシーンがありました。
まあ、些細なことですが。 ミス板の中で、このスレが一番中身が濃いのではあるまいか
他のスレとは読み込みの質も量と段違い、知ったかぶりの奴を見かけない
(通りすがりの、ごく浅い寿行ファンです) 死神シリーズ(鷲シリーズ、中郷・伊能コンビ)は Wikiで確認したところ
@『往きてまた還らず』徳間書店 1977年
A『鷲の啼く北回帰線』徳間書店 1981年
B『頻闇にいのち惑ひぬ』光文社 1983年
C『鷲の巣』徳間書店 1985年
D『母なる鷲』徳間書店 1987年
E『涯の鷲』徳間書店 1990年
F『鷲』徳間書店 1997年 となってるけど
知らずに、@⇒F⇒D⇒C⇒Aの順番で読んでしまった...
その後、Eの『涯の鷲』を冒頭だけ読んで長い間放り出してたが
先週ブコフで『頻闇にいのち惑ひぬ』の単行本買った
(文庫本も昔買ったのが家に合ったし、涯の鷲も2冊ある...orz)
ので、残りの2冊はやっと正しい順番で読める。
寿行作品はネーミングセンスが独特で難読なタイトルも多くて世界観があって
好きなんだけど、少しわかりにくいのが難点。
例えば『鯱』シリーズのように共通のタイトルが付いていればまだ分かりやすいけど
『鷲』シリーズは第1作の時点ではシリーズ化する想定が無かったのかも。
本スレのタイトル作品『頻闇にいのち惑いぬ』には『鷲』がついてないし
初期の作品に『鷲の啼く北回帰線』似た名前の『回帰線に吼ゆ』があるし。
結局、何も考えず適当に買った順番で読み始めちゃうことが多くて
『鯱』も『無頼船』シリーズも読んだ順番がバラバラになっちまった。 『無頼船』や『鯱』は
基本角川のみと講談社のみだったから
文庫でも刊行順になってるんだけどね
一番ややこしい『死神』は
「頻闇〜」のみ光文社onlyなのがネックなのと
「往きて〜」が徳間でも出されたのは結構後なのが分かりにくいね
というわけで寿行自身がナンバリングを無粋だと思ってたかもしれないけど
出版社がまたがる可能性も考慮してのタイトルだったのかも 『滅びの笛』所収「冒険の森へ」の逢坂剛の解説は甘いんじゃね〜か。
寿行先生の多作ぶり、作品に対するパワー、ストーリーテリングのうまさはハドリー・チェイスに似ていると指摘していた。
たしかにそうだけど、どちらかというとミッキー・スピレインに似てないかな?
マイク・ハマーの性格設定がシリーズ初期の中郷広秋や十樹吾一を彷彿させるし、
エロ要員のヴェルダよろしく男根さまサービスも寿行先生はテンコ盛りにしていたんだし。
いま逢坂剛の『カディスの赤い星』を読んでいる。
チャンドラーやハメットのような一人称で話が進展して、しゃれたセリフが多すぎて泣ける。
でも寿行先生に感化されたのか、章の中の区切りには必ず登場人物の名前をフルネームで書いていた(話が進むと名字だけの表示)。
>>405
俺もシリーズ物はなぜかパート1以外から読み出した過去がある。
鷲の啼く北回帰線→往きてまた還らず→以降、順番通り読破
攻旗だ、無頼船よ→無頼船→同上
ふたたび渚へ→遠い渚→同上
碧い鯱→赤い鯱→同上
70〜80年代前半のシリーズ物はバラで読んでも、おもろいから大丈夫だと思うよ。
ほかのシリーズ物はタイトル数が少ないから順番に読もう!
『往きてまた還らず』の連載誌だけはわからんけど、
アサ芸→週刊宝石→アサ芸→問題小説の順で鷲シリーズを連載。
鯱シリーズは週刊現代→メフィスト(幻覚だけこっちで連載)で連載。
俺としては40数回連載する週刊誌連載の寿行作品が好き!
ねっとりした小説を週刊誌連載で量産しすぎだよ! ハードカバー版の滅びの笛持っているけど、
短編なんてついてなかったな >>408
去年から集英社より出版されとる、セレクトされた冒険小説全集だよ
Amazonでチェックしてみい! しょーもない漫画の実写化より『滅びの笛』の映画化希望したい 読んでみればわかるんだがそもそも中郷伊能にたいして「鷲」を想定してたわけじゃあないんだよね
途中で寿行先生が気に入ってイメージを鷲にしたわけだが「鷲の啼く〜」で鷲は敵対組織のことだったしさ
そんなこんなもあってか「死神シリーズ」なんて言われてもいる >>405の指摘するように、死神シリーズは、そもそも最初はシリーズにする意図なんてなかったんだよね。
1作目の「往きてまた還らず」から2作目の「鷲の啼く北回帰線」が書かれるまでの間に5年近く経ってるのがそれを物語ってる。
寿行作品で1、2を争う人気キャラの中郷も最初の登場では「中郷警視正」もしくは「中郷」の名字だけで、フルネームの「中郷広秋」なんて1度もでてこない。
俺の持ってる「往きてまた還らず」の初期角川文庫版ではそうなってる。
最初からシリーズ化を狙ってたならその扱いはない。
「中郷広秋」のフルネームが提示されたのは「鷲の啼く北回帰線」からで、
その後に増刷や新装版などから「往きてまた還らず」にも中郷のフルネームが追記されるようになったと記憶している。
解説かなにかで読んだんだが、寿行がそれ一作のつもりで書いた作品も、ベストセラーになったり読者人気が出たりすると、
しばしば編集者が続編を書かせてシリーズ化して売りたがったようだ。
また、サービス精神の旺盛な寿行が、それを快諾してしまうんだな。
「垰」しかり「峠に棲む鬼」しかり「蘭菊の狐」しかり「癌病船」しかり‥‥
それが死神コンビのような成功例も生む一方で、出雲阿紫のような失敗例も生んでしまう。
逆に「鯱シリーズ」や「無頼船シリーズ」なんかは、1作目から2作目の間にほとんど間が無い。
これは最初からシリーズを意図して書かれたように感じられる。
>>407
確かに逢坂剛の解説は薄かったかな‥‥ってか文春文庫の「昏き日輪」の解説ですでに同じようなことを書いていた気がする。
公式とか見ると編集メンバー全員が解説を書きたがって手を上げたらしいから、
せっかくなら、今まで寿行作品に言及したことのない北方謙三とか大沢在昌の解説を読んでみたかった。
>>408
何のこと? >『滅びの笛』の映画化
いまなら広美役は波留だな
広美にクンニする弁護士役が伊勢谷友介 いま空蝉の街再読中
男根さま全開で少し呆れるとこもあるが面白い
この作品は昔読んだ時はそれほど面白いと思わなかったんだけど
歳くって面白さの感覚が変わることもあるんかな
それにしても寿行先生、浮浪者の生活にくわし過ぎ
浮浪者の隠語とか資料や文献なんかに載ってないだろうに
浮浪者に取材でもしたんだろうか ヤスデが大量発生する話ってタイトルなんでしたっけ? 『症候群』
不意の思いつきとはいえ、畳み3畳分のスペースのガラスの檻に子供含む8人も詰め込むなんて狭すぎるだろ >>417
すんません
寿行じゃなかったかもしれませんが
ニュータウンにヤスデが大量発生する話です
ひとまずその「妖魔」を探してみますわ 「憤怒」のリメイクをきっかけに西村寿行ブームが来ればいいなぁ・・
とは思ってるが来ないだろうなぁ・・ ああッ!お尻さま!
http://nikkan-spa.jp/1135517 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:847cfeaf6f31691a42c25abc56bd4433) >>421
峠に棲む鬼 を壮大なスケールで見たいね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています