高橋克彦 [転載禁止]©2ch.net
>>287
読んだ方が、話は早いです。
>>288
京から、(交通的に)辺境であれば、その確率は当然上昇する訳で。
(これも、松本清張の小説『砂の器』 で語られていましたね。)
しかし、寒いですね。
荒蝦夷の方々、如何お過ごしですか? >>292
猫写真の中にカレクックがあったのは笑った。 >>9
すごい亀レスだけど。
本好きで歴史好きの大学の同級生が、高橋克彦の『写楽殺人事件』について、
「シマソウのに比べてリアリティがないよね」って言ってて、この子とは感性が合わんなと思った。
・・顏はすごくタイプなんだけどな。 『風の陣』が講談社文庫から再販か。
『天を衝く』が微妙な出来だったから、購入ためらうな。 北斎読んだ後、適当にWiki見て回ってたんだが
本家「御庭番」川村家の方で、幕末生まれで明治期に画家(洋画家)として活躍した人が
実際にいたんだね >>294
亀だが、中断して放り出してる『総門谷R』の結末のことだろう。
おれも「将門篇」の駅弁ファックの話以降、どうなったかよくしらんが。 >>296
どこら辺でリアリティを判断しているのかしら、その歴史好きの人。
歴史解釈自体も美術研究者の描き方も
あっちの方が現実味のないファンタジーじゃですか…
島荘説への反論はいくつか知っていますが、
「歌舞伎は長崎でも興行していてオランダ人も見物できた」
というものが、盲点過ぎて唖然としちゃった。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001491915-00
http://www.city.nagasaki.lg.jp/nagazine/hakken14032/index.html ×あっちの方が現実味のないファンタジーじゃですか…
〇あっちの方が現実味のないファンタジーじゃないですか…
ただ島荘の方が分かりやすいという面は確かにあって
写楽を含めて、歌麿・北斎、他はせいぜい広重程度の
誰でも名前は知っているレベルの浮世絵師しか話題に出てこない。
『写楽殺人事件』の方は同じ時期の比較対象になる浮世絵師ということで
歌川豊国や鳥高斎栄昌の事績もさらっと紹介されているものね。 『写楽・閉じた国の幻』の作品世界では
日本におけるカピタン研究はまったく進んでいなくて
商館長一行の江戸参府の日程を調べるのにわざわざオランダまで行って
『オランダ商館日記』を直接読んでこないといけない設定。
リアリティとは。 >>302
たぶん江戸時代の街と人間を、小説内で登場させて描いてるってとこが「真に迫ってる」(リアルな感じ)くらいの意味じゃないのかな。もちろんフィクションなんだけど。
カツヒコの方は現代人が調査や史料を元にああだこうだ言ってて、小難しいのかもしれん。そこがいいのに。 何年か前に岡山を旅行したとき、タクシーの運転手さんが「国府さん」だったので、
ちょっと国府&冴子ファンの自分は嬉しかった。浮世絵三部作のあの兄妹も岡山出身だったし、
あっちでは多い名字なのかな? >>302-303
タイトル忘れたけれど
グルメ漫画で伝説の食材みたいに紹介されて登場人物一同が驚いていたのが
現実にはそこらへんのスーパーで安く売っているシロモノだったという話を思い出したw
ま、好意的に解釈したらお話を盛り上げるための演出・脚色なんだろうね。 あの話の歴史学者のレベルの低さはギャグだしな。
江戸文化の研究者2人と編集者1人がいっしょにいて
アルバイトの女の子に指摘されるまで
江戸時代が旧暦だったことに気づかない。 >>307
専門家がそうしたカン違いを犯すという話には、実際のモデルがありそうな
ある意味、妙にリアルな感触をおぼえるなぁ
専門的な本を読んでいても、けっこう大きな誤りに気づくことがあるからね
良く目につくのは、発見や業績と人物の名前が一致していないパターン
ノーベル賞学者の名前が、本文中ですべて誤った漢字だった本もあった
大抵は、その後増刷で修正されるものが多く、絶版になる本も少なくない 作家本人がやらかしたのが元ネタじゃねえの?
出版社から送ってきたゲラに鉛筆書きで「当時は旧暦ですが?」みたいな。 >>302
うちの本棚にあった蘭学解説本
1993年の刊行で
江戸参府166回の一覧表が付録で掲載されているんだ…
オランダまで調べに行ってもらわなくても近所の図書館で解決したね。 浮世絵鑑賞事典で浮世絵師の解説を読んでいると
ところどころ小説の中で紹介される場合と食い違っているのは
研究が進んで解釈が変わったからか
あえて通俗寄りの説を採用したか、どちらだろうね。 >>302
>>310
作者の島荘自身がオランダ人の江戸参府の時期については
既存の本を参照したことをあとがきでちゃんと断っているのに
それまで研究が手つかずで学者も調べていなかったものを
未翻訳の「オランダ商館長日記」に当たって江戸参府の時期を初めて明らかにした!
と持ち上げている読者がいるのは何なのだろうな。 何でも宇宙人とUFOに結びつける作風は嫌いじゃない。 >>313
津田や塔馬なら「知っていたけれど結びつけて考えなかった」といって
自分の家の本棚で解決しちゃうところだね。
逆に島田荘司が『広重殺人事件』を書いたら
いままで広重の甲州日記は活字化されていなくて
原本に直接当たって、酒折宮の参拝を初めて突き止めたことになっちゃうかも(w >>314
浮世絵を含めた歴史上の出来事なら
あんなに合理的に解析できるのに
幽霊や宇宙人がからんでくるとなんで電波飛ばしちゃうんだろな >>316
大人と子供が頭の中で同居してるから。
エッセイとか読むと分かるけど、きわめて無邪気な面(悪く言うと幼稚な面)が多い。
そこがカツヒコのいいところでもあるんだが。
なんだかんだでよく読みかえすのはこの人の本。 行きすぎるとトンデモだが、幻想的という部分の記憶シリーズでは評価されたりと
歴史モノも胸が熱くなる部分もあるけれど、東北愛が強すぎて笑っちゃうところも魅力だったり
講演を何度か拝聴したが、俺らに近いヲタ気質の人だと思った >津田や塔馬なら「知っていたけれど結びつけて考えなかった」といって
>自分の家の本棚で解決しちゃうところだね。
北斎殺人事件も
調査にとりかかる前に飯島虚心の葛飾北斎伝をちゃんと読み返していたら
塔馬はいらなかったんじゃないか?と思わなくもない。 >>318
講演で「もうほとほと飽きちゃって・・。小説家を辞めようと思ってます」
『総門谷』については、「完結待ってる人は千人もいないだろうから書く気が起きない」
みたいなこと平気で言っちゃうところが、いかにも苦労知らずの医者のボンボンだよなあ。そう思っても、普通はファンに対してそんなこと口にしないと思うんだが。 >>322で紹介している本を読んでないのにあれこれいうのは野暮だが、
高橋克彦自身が、「秋田蘭画説はあくまで写楽殺人事件を書くために採用した」と以前から明言しているし。
高橋さんも含め、専門の研究者はほぼ100%が「写楽=阿波藩士斉藤十郎兵衛」説を支持。
有名絵師の変名説を含め、別人説を唱えるのはだいたい市井のアマ研究者。
ギリシャで肉筆画が見つかっているんだが、それに異を唱えた洋画の研究者が一人だけ
怪気炎をあげているんだが、絵の特徴の揚げ足を取るばかりで、
江戸時代の身分制度という基本的な知識もわかってないと、相手にもされていない状態。 俺もその本は読んでないが
amazonのレビュー通りだと「斎藤十郎兵衛」説支持のようだね。
カツヒコの感想を聞いてみたいと書いたのは、
『写楽殺人事件』を読んだサラリーマンが独学で浮世絵研究を始めて
定年退職してから美術館から助成金をもらって(!)
分厚い研究書を書いて出版したということについて。 >「斎藤十郎兵衛」説支持のようだね
説というか、実在が証明されたから、そもそも謎なんてなかったという 斎藤月岑が書き残してくれたのに
いまでもそんなものは信用できないといっている連中はいるし
別人説の謎解き本も刊行されるからね……
調べていたら
斎藤月岑の画の師匠だった谷口月窓が
八丁堀地蔵橋に住んでいてびっくりした。
もう決まりじゃんか。
月窓「知っているかい? 御近所の斎藤さんのお父さんは若い頃、家計が苦しくて、役者絵を描いていたんだよ。不評で一年でやめちゃったけれど」
月岑「あとで菓子折り持っていって、お話を聞いておきます」
証明終了 オールタイムベスト100とかの企画だと、この人の本は入らないけど、
オールタイムベストシリーズ(3部作以上)とかやるなら、浮世絵シリーズに投票したい。 斎藤月岑がどういうひとか、
どれだけ稼ごうが、どんなに人気があろうが、
身分制度、当時の役者がどういう扱いであったかを理解してないひとがいまだにいるからね ウィキペディアの写楽のところに
当時は出版に検閲があったから
作者の身元が分からないと出版できなかったって。 >>327
江戸川乱歩賞受賞作限定なら
オールタイムベスト10入るのでは。 >>330
直木賞ならダメだろうな。
針の記憶が好きだから、直木賞作品より次の方が個人的には好き。 どの作家もたいていそうなんだろうけど、
特にこの著者は傑作が初期に集中しすぎていてつらい。
21世紀になってからは出涸らしみたいな小説ばかり。 >>329
もしかして写楽別人説全滅してないか。
>ただし、寛政六年当時は戯作・浮世絵等の市販には事前の検閲が必要であり、
>制度上、作者の身元がしれない出版物は許可されなかった。寛政二年五月の
>町触れには「一 都て作者不知書物類有之は、商売致間敷候」の一条が見える。 明かしても意味がないから
誰も話題にしなかっただけ
という津田説は正しかったんだな。 「写楽殺人事件」はミステリ、推理小説入門的な本や企画には、必ずと言っていいくらい挙げられていると思う
エンタメ嫌いの福田和也や小谷野も、わりと好意的な意見を寄せていた気が 本職の浮世絵研究家が写楽をテーマに小説を書いたという点がポイント高かったんじゃない。
当時の写楽本は
浮世絵も江戸の出版もよく知らない素人だけれど
話題になるからにわか勉強して書いています、みたいなのが多かったし。
(この点はいまも変わんないか)
その後の研究でイメージが変わったり
新史料の発見や外国文献の翻訳なんかで修正する部分は出てきたけれど
浮世絵の基礎知識自体は大きな間違いもないし。 >>326
八丁堀地蔵橋の斎藤さん家(阿波藩能役者)の二軒隣りの中田さん家(南町同心)に
斎藤月岑(町役人)は本当に出かけているんだよなあ。
父親の代(斎藤十郎兵衛と同じ世代)には
中田さん家は谷文晁の妹婿が当主だったらしい。 文化年間の八丁堀地蔵橋の並びはこうなるみたい
斎藤さん家・斎藤十郎兵衛=写楽(阿波藩能役者・昔は浮世絵師)
村田さん家・村田春海(国学者・町人ただし破産した)
中田さん家・中田粲堂(篆刻家・谷文晁の義弟・与力?同心?)
これはもう斎藤さんが写楽でいいや。 斎藤月岑(町役人)の父親が、親戚の斎藤十郎兵衛(阿波能役者)に住まいを斡旋してあげたという新説を考えてみる。 30年前の写楽殺人事件や北斎殺人事件を書いていた頃のカツヒコに
「2010年代には歌川芳藤が主人公の小説が刊行されて話題になっている」
「2010年代には歌川広景の単独展覧会が開催されて単独画集も刊行されて話題になっている」
と教えても信じないだろーな >>326-328
そもそもそ斎藤月岑の『増補浮世絵類考』のケンブリッジ本自体、
存在が知られるようになるのはせいぜい昭和40年頃の話で
昔の写楽の本では話題にされていない。
明治に活字化済みの温知叢書本の本文では斎藤十郎兵衛に言及されていない。
その頃には別人説がもう大人気で
斎藤十郎兵衛説は間違いだってことになっていたから、
斎藤月岑は嘘つきだということにしてしまわないと
別人説の主張者は引っ込みがつかなかったのだろうね。 >>340
二十一世紀には国芳がブレイク!
でも信用しないと思う。 『非写真』を読んでる。
短編はいいな、内容もいかにも高橋克彦って感じでいい。 鬼九郎の4巻、今度出る文春文庫版だと1404円になってる(アマゾン)が、なんでそんなに高いんだ。
新潮文庫の時もそうだっけ? >>344
新潮文庫は812p、価格940円+消費税だったらしい。
文春文庫は688p、価格1300円+消費税。 ありがとう。
海外ミステリじゃあるまいし、高すぎ。 最近は全体に文庫本の値段が高くなっている。
初版部数を減らして単価を上げることで採算何とかするパターン。 >>347
新刊ならともかく、新潮文庫落ちを経ての、さらなる文庫落ちなのに、
その値段じゃますます売れなくなるな・・
『石の記憶』みたいな、これまで単行本未収録作品の文庫がまた出ないかな。 >>345
>文春文庫は688p、価格1300円+消費税。
日本人作家の旧作の文庫価格、とうとうここまで来たか。
ちなみに手持ちの総門谷の文庫、784ページで840円(本体816円)だわ。 ノベルス→文庫の文庫化の場合
ノベルスで定価で買うより
数年後の文庫化を待って定価で買った方が高かったりする御時世だもの。
ノベルスで買った方が安上がり。 |
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高橋克彦 |横尾忠則
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正気の壁
これは、有ると思う。
センセは、越えたいだろうけども
総門谷、R 以降を読んでいません。
刻迷宮で、完全補完されているような気がして。
序に、今田敏さんの「それ方向」のシリーズを読んだら
お腹一杯に、なtっちまいます。 高橋克彦は、傑作があまりに20世紀に偏在しすぎていて、
ここ20年くらいに、みるべき良作がない(個人的意見)のが残念。
ひとによっては『風の陣』を褒めるかもしれんが。 慥かに 『風の陣』 は良い作品。
しかし、20世紀までに綴られた圧倒的なエネルギー放出量を誇る著書には
及ばないというのが、正直な感想。
「1999 迄には、力を出し切りたい」 というような発言をセンセ自身なすってましたね。 カツヒコは乱歩賞受賞時からオッサン顔だったから、
いつの近影みてもオッサンとしか思えんけど、もう70越えてるんだよな。
そら若いころと同じレベルの熱量では書けないわなあ。
と思ったが、90近いのに現役で高いレベルの新作出す皆川博子とか辻真先とかおるしな・・ 30年前と浮世絵の流行もずいぶん変わってきたし
また浮世絵ミステリに戻ってきたらいいんだよ。 既出かも知れないが、「ダヴィンチ殺人事件」って、どうなってるの? >>356
そういや連載してた「IN★POCKET」はどうなってんのかとググったら、
8月号限りで「休刊のごあいさつ」とあって驚いた。 私は中学生以来カツヒコの小説とは30年以上の付き合いになるが、
ちゃんと新規読者は増えてるのか心配になる。
いまどきの中学生も、『総門谷』とか読んでワクワクする・・と思いたい。 私も中学生の時に竜の棺を読んで以来のファン。
先生には豊かな十代を過ごさせて貰ったという大恩があるし、今も色んな作品を読み返す。
でもわりと最近出たツリーという作品を読んで悲しくなった。
枯れてしまったんだなと。
でも多大なる影響を受けた大好きな作家です。 >>359
同じく10代からファンのアラフォーオッサンだけど、ツリーは書く必要あったのか本当にわからんくらいのやっつけ感満載な作品だったよなぁと悲しくなってしまう
総門谷の続編書いてくださいよ、克彦センセー >>358
>>360
>>360
ワシなんて、アラフォーで、克彦センセのファンになってしまった口ですじゃよ・・・
上記で
> 「1999 迄には、力を出し切りたい」 というような発言をセンセ自身なすってましたね。
という書き込みをしましたが、実際にそのようになっているとはトホホ・・・。
御齢 71 歳では、致し方ないのですかね。
しかしながら、そういえば「だましゑ」」シリーズの「かげゑ歌麿(2013年7月 文藝春秋)」は
未読でした。楽しみです。
今宵は昨日、見つけた「聖豹紀」を枕に寝ましょうかね。 総門谷がまた読みたくなって本屋さんへ。
総門谷が売ってない。絶版?
Rのほうは売ってるのに。
初期ホラー短編の、妖しい雰囲気も好きでした。 NHKで、池田満寿夫と洒落は誰かという論争番組むかしやってたな。
克彦さんは斎藤じゅうろべー指示。その中でも実在確認したので謎でもなんでもないという主張。
また、久しぶりに見たくてユーチューブ探したけどない。
調べたらDVDなってて、ツタヤにあるみたい
https://tsutaya.tsite.jp/item/movie/PTA000096Q9S?sc_rec=tsutaya_work_video_EXT0000001DL_EXT0000001DN_&sc_rec2=s_tsutaya,d_NT-I-WRK-004,l_53,o_10,t_4,f_1,a_0&store_id=5201 池田満寿夫は
TV局から台本渡されて
探偵役を演じていただけじゃなかろうか。
梅原猛の説も本当に本人が考えて書いたか怪しいと思う。 >>364-365
世界の果てまでイッ◯Q!…
それとも、発掘!◯る◯る大事典のケースかな。 図書館で戦前の井上和雄(『写楽殺人事件』にも名前が出てくる)の写楽本を見つけたので
読んでみたら秋田蘭画と写楽の関係を考察した記述が出てきてびっくりしましたよ。
素人が知らなかっただけで、学者の世界では昔からあった説のアレンジだったのね。 >>364
BS11の写楽番組に呼ばれなかったのは
別人説引っ込めて
斎藤十郎兵衛支持に転向したからなのかね。
島田荘司が例によってオランダ人説を披露していたけれど
全体としてNHKで高橋克彦と池田満寿夫がやりあっていた二十年前から
研究が進歩しているとは思えない内容だった。 『総門谷』で紹介されてた、南極大陸が書かれている前近代の地図とか、
開頭手術の痕跡のある古代南米人の骨とか、いまじゃ謎でも何でもなくなっていそうだなぁ。 そのあたりは当時からムーネタだし・・・
浮世絵関係も研究が進んだりして執筆当時から認識が変わったものが多いから
その部分に注釈をつけた愛蔵版をつくってほしい。
明石散人さんの『東洲斎写楽はもういない』も何年か前に増補版が刊行されていたし。 知らん間に講談社文庫から『風の陣』が再刊されていて驚いた。
最初の版元で増刷かからなかったからかもしれないけれども
版元変えて再刊のパターンが多いね。需要があるのか、ないんだか…
そのくせ電子書籍版は前のPHPのまま。 「ピーリー・レイースの地図」で検索かけたら
Wikipediaに概説が紹介されている。
1990年代のトンデモ説ブーム(と学会系)の時には
もうネタ的に採り上げられていたはず。 >>374
しかしても「ピーリー・レイースの地図」は、何だかどうしようもなく解らない。
他の、所謂オーパーツと呼ばれる「物」に関しては何がしかの説明が付けられそうだけど。
「ピーリー・レイースの地図」に関しては、とても自然科学的に、その測量法も肯定できるので一層に質が悪い。 >>372
その作家とつきあいの深い出版社だと、トントンくらいになりそうなら他所から版権買い上げるんじゃないかな。
いまどきの出版不況だとそうもいかんかもしれんが。 最近、フジテレビでお蔵になりかけていた塔馬教授の天才推理を放映したので録画がした。
今、その録画を見ているけど、偶人館って塔馬が出てきたっけ。大昔に読んだだけだから忘れた。 自己解決。アマゾンの内容紹介を見たら、探偵役は塔馬じゃなかった。 偶人館は、「べんきちはゆるさないぞ」脅迫文が発端の事件かな。
正直、あまり出来はよくなかった気が。
まあ、テレビ的にはシリーズ探偵当てはめられるなら改変したいよね。
何でお蔵入りしかけてたんだろ。ウィキ見たが、ストップウォッチってなんぞw
演 - 佐々木蔵之介
近世庶民文化史が専門の東京命和大学の教授にして浮世絵研究家。
探偵モードになると愛用のストップウォッチをカチカチ動かす。 新関公子著『歌麿の生涯・写楽を秘めて』
写楽=歌麿説
平成ももうすぐ終わるのに写楽別人説で新しい本がまだ出版されるなんて
さすがのカツヒコも思わなかったろうな。
写楽=歌麿説の先輩として感想を聞いてみたい。 >>381
美大の名誉教授で西洋美術の専門家みたいね。
アマゾンの概要読む限り、「写楽と歌麿の画風が似ている」というのを前提として、
『浮世絵類考』にはなぜ別々に伝記が載せられているのか、という謎解きものみたいね。
「なぜ」って、そりゃ写楽と歌麿が別人だからなんだろうけど。 葛飾北斎説の田中英道は東北大学の名誉教授で西洋美術の専門家。
歌川豊国説の梅原猛は京都市立芸大の名誉教授で哲学の専門家。
論拠は「写楽と〇〇の画風が似ている」から。
題材が同じだったら多少は似るだろう、としかいえない。 >新関公子著『歌麿の生涯・写楽を秘めて』
聚美という季刊美術誌で特集が組まれていました。
単行本の中からの抜粋なのかダイジェストなのかは知らない。
写楽と歌麿、えびすが抱えている「鯛」の顔が似ている……らしいぜ。 5月25日公開の武蔵という映画のチラシに推薦文
「映画史に残る大傑作」「全てに打ちのめされた」
といつもの克彦節に安心w 高橋克彦先生に近い作家っていますか?
伝奇、ミステリーで。他にも読んで見たい。 まあ、他の作家では代替が効かないのがカツヒコだしなあ 伝奇だと半村良が好きだったな、古いけど。高橋克彦がフォローワーって感じ。
美術ミステリーは、他もちょっと読んだけど、あまり残ってないな。
高橋克彦の浮世絵三部作とか、割と簡潔だから記憶に残る。 逆説シリーズの井沢元彦氏が、日本史研究者とバチバチやってたけど、
カツヒコ先生の本読んで「これが真実の日本史だ!」とはだれも思わないだろうな・・ カツヒコ先生は真実の日本史なんてものは主張してないからな。
先生が真実を主張するのは、霊魂だとか、予言だとか、宇宙人だとか、そっちの方向・・・。 岩波文庫の葛飾北斎伝を読んでいたら
次男が御徒目付だとさらっと書いてあって草。
津田さんは浮世絵についてはよく知っているのに
肝心なところで抜けているんだから。(ストーリー上の都合だと思うけれど) 高橋先生とかなり、趣が共通するのは
梶尾真治先生じゃ?(「黄泉がえり」の作者)
因みに、両先生とも好きだ。
高橋先生は、東北伝奇&東北至上主義
梶尾先生は、九州伝奇&九州至上主義
所謂「ヤマト以前の我が国の民族(縄文人)文化への憧憬も共通。
要するに・・・御二方とも、縄文ベイベーの好きもの同士です。
しかも、昭和時代の大衆音楽に関して「常軌を逸した記憶&感想&・・・」を持ち合わせているのも共通する。
しかも、お互いにスピリチャル()の人でサブカル好きの趣味人。
高橋先生にとっての荒俣宏先生よりも、梶尾先生の方が生々しく近いと思う。
お二方は、対になったり、更改されたり、混同されたりで。 石沢英太郎先生の『秘画・写楽の謎』(写楽殺人事件で言及されていたやつ)、
読んでみたらレンブラントともベラスケスとも書いてない。
この頃はまだ世界三大肖像画家は広まってなかったの。 392の方 ありがとう。 386の者ですが、梶尾先生のエマノン4冊と黄泉がえり、againを
読ませてもらいました。
エマノンの様な女性と街角ですれ違いたいです。 すごく同感だが、カツヒコのモチベーション的に、たぶん見込みは薄い。
ただあの田中芳樹ですら、ここ数年で『タイタニア』『アルスラーン戦記』『創竜伝(予定)』を完結させたので、カツヒコにも期待したい。 プロットぐらいはあるだろうから、それを公開してくれたらいいよ 妖星伝みたいな完結になるなら、完結させない方がいいな。
高橋克彦なら、そうはならないだろうけど。 で、総門谷の「R」って何だろうね。
「リターンズ」とか「リング(ソロモンの指輪)」とか諸説あったけど。 もう充分稼いだんだから
浮世絵研究に戻ってもいいんじゃない。
カツヒコが浮世絵ミステリーを書いていた頃とは違って
国芳も芳年もいまでは一般人気も高くなってきたんだし。 総門谷は売れないだろうから書く気が起きないって言ってたな >>403
話が魔界転生もどきだしな
今ならfateの二番煎じとか言われそう ファンクラブも死んでるのか?
2019年の情報がないな もう30年以上も前に読んだので記憶あいまいだが、
総門さまが日本にやってきて谷を築いたのっていつなんだっけ?
Rだと、アテルイのころ(平安初期)にはもういたようだが・・ 総門がソロモンなのは知ってるんだが、最後の将門編で総門を将門(しょうもん=そうもん)って呼ばせるオチなんかなって漠然と思ってた 将門公って作中では死徒じゃなかったっけ?(メフィスト連載) Wikipediaによると明治36年には日本国内で写楽の復刻版が刊行されているから
写楽殺人事件で津田が手に入れた画集の設定の明治40年なら
写楽は無名というわけではないし、贋作が作られていてもおかしくなかったんだな。
クルトの前は無名だったという説はどこから出てきたのだろう。 >>410
連載は見てないんだよな
メフィストで連載していたからそのうち単行本になるだろうと思っていたら、、、。
15年ぐらい前だっけ連載していたのは 学生の頃は面白いなと思って読んでいたけど、歳とってから読むとキツいよね >>413
若いころは全著作を集めるくらい好きだった。
さいきん、エッセイ集読みかえしたが、著者のイタさ・幼さに、そっと閉じた。 >>413、414
わかる…
わかるけど総門谷は完結させてほしい!w 作家のエッセイは読まないことにしている。醒めることが有るから。 総門谷に感動して、平成6年に早池峰山に登山しましたわ。
ひかるちゃんが倒れていたコンテナ、たばこの臭いがする小屋かと
思いながら。
みなさんは、克彦先生の本の聖地に行かれたことがありますか? 舟林神社行ってみたよ、龍が埋もれてるようには感じなかったが ingressっていうスポットを繋いでいく位置情報ゲームやってたら越谷の法光寺にある写楽過去帳の碑がそのスポットになっていて嬉しかった ということはポケモンGOのポケスポットorジムですな >>420
なのかもね
自分はやってないから知らないけど 今年は写楽(斎藤十郎兵衛)の死後200年だから、
カツヒコ先生、なんか書いてくれないかな。 さいきん名前をみないけど、隠居しちゃったのかな。
昔から「やめたい」とか言ってたけど。 http://www2.lit.kyushu-u.ac.jp/~aesthe/gakkai/de_arte.html
九州藝術学会誌『デアルテ』
•石田泰弘「東洲斎写楽・斎藤十郎兵衛同人説への疑義」
九州の学会誌で斎藤十郎兵衛説を否定する論文が掲載されていたみたいね。
まだ正体探しを続けたいのか。
東北人として高橋克彦先生に論戦してほしいな。 なんか文字化けしちゃった。
執筆者と論文の題で検索かけてみて。 司馬江漢の隠れキリシタン説って
『春信殺人事件』の新説かと思ったら
キリシタンの研究書にさらっと書いてあった。
昔からある説だったのか。 https://i.imgur.com/UHE4gbT.jpg
あとオール讀物の1/21発売のやつにおこうが掲載されてるらしい
個人的にはやっと総門谷を完結してくれる気になったのが嬉しいわ >>428
うわ!まじか!嬉しいな
てか、せんせーのTwitterあったのかよ >>428
これは嬉しい。3年も休筆してたんだな。
目吉センセーのドールズ・シリーズの完結篇も個人的にはあれでよかったと思うし、
総門谷も完結が読める日が来る(かもしれない)とは・・!
気長に待ってます。
>>431
同感(笑) なんにせよ心情が変わってくれたのはありがたい。
今72だから間に合うよな? いまこそ国芳殺人事件を描くときですよ。
芳年殺人事件でもかまわないです。 Facebookはあんまり見ない方がいいと思う
センセーの痛い自慢話ばかりだから >>436
現役作家のエッセイ本は、基本、見ないことにしている。
自分の嫌いなタイプだったら、小説も読みたくなくなるから。 カツヒコの書籍化されたエッセイは多分全部読んでるけど、
苦労知らずのボンボンなんだよな、本質的に。 執筆意欲がわくなら自慢でもなんでもいいからエッセイも更に書いてもらっていい
びーとに初めて会った日本人やろ、いいじゃんそんな自慢くらい 志村けんが死んじゃったり
戦隊のレッドが陽性だと診断されたり
有名人は伝染病なんかじゃ死なない!どころじゃなくなってきた。 >>428
カツヒコは結構真面目に「1999終末説」を信じていて、
滅亡までに書きたいことをすべて書き尽くしたいと言っていた。
ここにきてやる気になったのは、まあ今が終末(カツヒコ視点)だからなのかもしれんな・・ 47都道府県のコロナ罹患戦、岩手が最後までゼロ人で優勝。
アラハバキ様に宗旨替えしようかな。 >有名人は伝染病なんかじゃ死なない!
戦隊のレッドやクドカンは生還したのに
志村さんは死んじゃったし
罹患時点の年齢は大きいよね。
広重は58歳くらいだっけ。 >>411
無名だったことにして「外国人に指摘されるまで日本人が気づかなかった!恥ずかしい!」
という展開はなぜか知らないが日本人(マスコミ)に好まれるネタな気がする。
若冲についても辻惟雄&プライスコレクションまで無名みたいな評価があるが、素人でも
知っている今みたいになったのは最近にしても、絵師番付みたいなものにも出ていたし、
贋作も相当数あるのに。
浮世絵とか日本画という分野自体を知っている人はおかしいと思うが、話題になった特定
の絵師しか知らない人は「そうだったんだ」と信じてしまう。 >>448
自己レス。学会とか専門家に見る目がなかったということにして「偏狭」呼ばわりし、
マウントをとっていい気分になることに需要があるせいかも。
結果を知って一方的にたたくのは気分がよさそうだし。
「これが真実の歴史だ!アカデミズムの欺瞞!」系のトンデモ本と同じ心理かな。
先生はトンデモと切り離せない人だけど、浮世絵に関しては本当に誠実だ。 松本清張からずっと続く作家の系譜だろ。
今になっても言っている井沢元彦辺りは、何と戦っているんだって思う。 高橋先生の浮世絵の本は色あせない。
新知見も加えて出して欲しい本はあるけど。
井沢先生の歴史本は今でももう色あせている。
自分で史料を読んでいる人とまとめ本を読んでいる人の違いだな。 『炎立つ』読み返していたら
思いの外に東日流外三郡誌要素が強くて
これ、大河ドラマはいまでは放送できないんじゃないか…。 >>448-449
近代日本で本格的に浮世絵の研究が始まったとされているのが『此花』が創刊された1910年で
それまではせいぜい飯島虚心の著作があった程度。
たまたまクルトの本の出版と時期がかさなったせいで錯覚したんじゃないの。
写楽の儲のイメージ→1910年まで、日本では写楽の研究がぜんぜんなかった!
1910年から、写楽について日本人が書いたものが突然増えた!
クルトが本を書くまで、日本人は写楽なんて知らなかったんだ!
実態→1910年まで、日本では浮世絵の研究自体がぜんぜんなかった。
1910年から、浮世絵について日本人が書いたものが突然増えた。
>>450
井沢某って、
アカデミズムを叩いていると読者が喜んで支持してくれるから
自分の主張が正しいと思い込んじゃったんじゃないの。
本来は読者が喜ぶからアカデミズムを叩いていたのに。 西遊記の三蔵法師を女優が演じたのも
夏目雅子が最初じゃないものな。
功績をたたえるために「それまで」がなかったことにされてしまうのはよくある。 >高橋先生の浮世絵の本は色あせない
写楽殺人事件は
作中でも別人説が成立してないし
別人説に踊らされる研究者が主題だったからね。
これで写楽の正体を突き止めた!QED!
みたいな話だったら
現実の研究が進んで成り立たなくなったら、そこで本の価値がなくなっていた。 >>411
>>448
明治34年の新聞に
「外国人には写楽が人気だから、外国人に売りつけるために贋作を作っている連中がいっぱいいる」
という記事が載ってしまう程度には有名だったらしい。 克彦はちゃんと物書きしてんのかなー?FBを見てると不安になってくる >>459
>ビエとはなにか。私はだいぶ以前から海中を自由自在に行き来する潜水艦の類いと
>考えていました。もっとはっきり言うとUFO(未確認飛行物体)ですね。
前段で「直木賞作家」「大河ドラマの原作者」と著者紹介しておいて、
この発言だから、知らん人はびっくりするだろうな。
このスレ的には、ああカツヒコも平常運転でなにより、なのだが・・ >>459
惜しいな、完成して本にしておけば、今頃話題になったのに。
佐々木蔵之介のドラマにもなったかもしれないな。
>高橋 実を言うと20年ほど前の雑誌連載で、浮世絵研究家兼名探偵の
>塔馬双太郎がアマビエの謎に挑んでいます。『フェイク』というタイトルで
>したが、600枚ほど書いた辺りに大河ドラマ『北条時宗』の書き下ろしが
>はじまりやむなく中断し、結局未完成のまま今にいたっています。 角川の『野生時代』に連載していた「日本繚乱」が20年後くらいに一応文庫されたみたいに、「フェイク」もどこかの出版社が引き受けてくれんかなあ。 >>428
30年ぶりくらいに『総門谷』読みなおしてるが、
登場人物が、列車の中とか飯屋でみんなスパスパ煙草吸ってて、まるで別世界。
娘に「面白いよ」って勧めたけど、冒頭の男2人の野外の連れション場面で、
はやばやと放り投げ出されたw 無印は文句なく面白かったけど、
Rはあまり感想をみないような・・? 阿黒編と鵺編は面白かったけれど、その後の展開はよく覚えてない。 >>466
そういえば全部読んでるはずの自分もよく覚えてないな。
覚えてるのは、
魔童子とかいうきもいガキがシヴァと幼児プレイして油菓子を喰ってたのと、
将門篇(『メフィスト』掲載)での駅弁ファックかな。
あと、小野篁の正体にびっくりしたことは印象に残ってる。 >>466
>>467
シリーズを続けると、だんだんつまらなくなる傾向が有るな、高橋克彦。
年齢とともに内容が衰えてくるのかもしれないが。
総門谷の頃は、まだ、歳じゃないしな。
自分の場合は、こっちが歳をとってきたっていうのもあって、昔読んだものの方が覚えている。 まあ、ほかにもたくさん連載を抱えていたRのころは、
『メフィスト』で細切れ連載してたからなあ・・
内容が薄かったような。 魔界転生はスーパー有名人大戦というジャンルのパイオニアみたいなもんだからな、その後のドリフターズやフェイト然り >>408
谷の歴史は三千年、とかソロンの爺ちゃんが言ってた 「『総門谷R』のRは「竜」の意味もあり、最後には『竜の棺』世界ともリンクする」というウワサは
本当なのだろうか…… まあ、伝奇モノは、UFO(龍)とアラハバキと物部でぜんぶリンクしてる、
といっても過言ではない 『総門谷』の、UFOに乗ってた神々は角(鬼・悪魔の原型)があったけど、
『竜の柩』の神々は、グレイタイプだった気がする。 『写楽殺人事件』の津田良平君のお師匠、日本美術学界での権力者だったけど、
実際の大学や学界もあんな感じなんだろうか。 >>477
人によるんだろうけど、昭和の終わり頃は、そういう人も居た。
それでも理系よりは、まだいいだろうけど、個人でも研究ができる分。
今は、直ぐ、パワハラで訴えられちゃうからね。 >>478
医学部とかそんなイメージだね。
実際は知らんけど。 美術学界じゃないけど歴史学界は大御所とかが力持ってそう。
井沢元彦の逆説シリーズのイメージ。 >>480
あれは考えが古すぎる。
旧帝大系なら井沢がデビューした頃でも、あんな事があっただろうけど、
大学に残れなくても、どこの大学の職にもつけないなんていう圧力はかけようが無い時代だよ。
大昔のように大学数が少ない時代じゃ無いからな。
それに今は博士号がないと人文系も教員にはなりづらいけど、それってここ2〜30年の傾向で
昔は、課程博士は殆ど出してくれなかった。4〜50代になって論文博士っていうのが多かった。 井沢元彦は20〜30年の前の俗説のイメージで情報更新止まっていて
現実の歴史研究はとっくに先へ進んでいるから。
小説の中ならフィクションだから、で許容してもらえるけれど
フィクションのノリで現実の歴史学界を批判しているから… 浮世絵もこの30年でえらい研究が進んでいるから
カツヒコの浮世絵ミステリーも
現役の浮世絵研究者に解説でフォローしてもらう必要があるかもしれない。 >>481 >>482
なるほど。
何か歴史学界て、旧弊な徒弟社会をイメージしちゃうんだよね。
大御所の学説を批判したら抹殺されてしまうような。
史料至上主義ってのは改めた方がいいとは思うけど。 井沢はもともとTVマンだから
行政や企業や学界を悪玉に仕立ててあげて批判することで
自分たちを善玉アピールする手口を覚えてしまったのだよ。
昔はTV局や新聞社が情報発信を握っていたからその手が通じたけれど
いまはFBやtwitterでいくらでも個人で情報発信できるから、
バラエティ番組はやらせまみれ、情報番組はフェイクニュースだらけだと隠せなくなっている。 井沢元彦は文献史上主義を批判して悦にいっているけど
一次史料・二次史料の意味がわかっていなくて
インターネット上の歴史クラスタからバカにされまくっているレベルの人だよ。 >>485 >>486
そうなのか・・
個人的には中学生の時に「天智天皇暗殺説」を読んですごく興奮したんだよね。
何かの史料にある「天智天皇のくつが落ちていた」という記述から推理するんだけど。 高橋克彦も、「浮世絵の研究者」といってもアカデミックな世界出身ではなく、
あくまで趣味で独学したんだよね。
『写楽殺人事件』の学界のボスみたいな存在も、多少イメージで描かれているのかもしれん。 でも、
文献至上主義がー〜とか
学者は固定観念がー〜とか
安直に学者批判してマウント取るようなことをしないのは
研究の中にいて研究の難しさを知っている人らしくて
その辺りは他の歴史ミステリ書きとは毛色が違っている。
研究の現状批判も書くけれど
コレクターの機嫌を損なったら現物を見せてもらえなくなるとか
具体的で生々しいんだ。 >>489
たぶん『北斎殺人事件』だと思ったけど、津田の新説を聞いた冴子の、
「どうしてこれまでの研究者はこのことに気づかなかったのかしら」みたいな発言に、「そりゃ仕方ないよ。北斎を隠密だと仮定して初めてこれらの記述が意味を持ってくるんだから」みたいに書いてた記憶が。
某作家だったら「だろ? だから研究者はだめなんだ」とか言わせてそう。 六代歌川豊国(二代豊国の子孫)が
歌川派は幕府の隠密御用で
江戸市中の情報収集と情報操作を任務にしていた
根拠はうちの家伝!
と主張していたから、北斎隠密説もパ〇r…それからのインスパイアだとばかり。 葛飾北斎の出自がよく分かんないのは本当の話で
飯島虚心なんかも
川島家の墓に葬られたから北斎は川島家の出身のはずだけど
川島家との繋がりがいくら調べても出てこないからと疑っている。 >>493
ホントだ。
実家(川村)と養子先(中島)が合体していた。
うろ覚えの知識じゃ、歴史の謎は解けませんわ。 うろ覚えついでに
同志社大学の狩野博幸教授によると
北斎の素性や動向がよくわからないのは
富士講の隠れ信者だったせいらしい。
本当なのかね。 >>495
ウィキ読んだ知識だけで言うのも何だけど、
江戸でものすごく流行って、幕府も一応おざなりに禁令は出したみたいだけど、「隠れ」なきゃまずいほどの信仰だったのかな?という気はする。
まあ、富士講にもカルトっぽい流派があったのかもしれんが。 龍の棺で山田久延彦をこの人は現地も行かずに想像で物を書いてると批判しておきながら、海外の話は想像で書いたってエッセイでネタバラシしてた時はなんだかなぁと思ったよ 何か思い出したように再読中。
塔馬って、1947年生まれなんだな。今年72歳。
カツヒコも同年生まれだし、自分の理想を投影しているんだろうか。 国際浮世絵学会の2番手の浅野秀剛先生が1950年生まれだから
浮世絵研究を続けていたら
それくらいのポジションまではゲトできていたかな。 移動自粛も緩和されので越谷法光寺にある写楽の碑に行ってきた。
過去帳を再現してあるかなりしっかりした碑だった。
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20151211002070_comm.jpg
駅から歩いて30分ぐらいなので結構かかる感じ。 >>500
越谷法光寺が埼玉に移転したの、
平成に入ってからだし、
写楽別人説があれほど信じ込まれずに
さっさと江戸で斎藤十郎兵衛の痕跡を探していたら
もっとすんなり菩提寺が見つかったかもしれないんだよな。 けっきょく写楽が阿波の能役者・斎藤十郎兵衛だったとすると、
「あまりに真を描かんとして、一両年で止む」みたいな記述も本当なのかな。
写楽は結局売れていたのかいなかったのか。 最後まで刊行ペースが変わってないから売れていたのは間違いないでしょう。
(4期は十点程度しか出版してないから、売れなくなったせいだといわれているが
普通の絵師なら一年で十点出版できたら上々)
単純に参勤交代で藩主が江戸へやってくる時期が近付いたから
アルバイトどころではなくなっただけ。 「写楽殺人事件」で津田も批判していたけれど
豪華な大判が売れなかったから
安価な細判を大量に作らせるという発想がおかしいもんな。
まず出版する点数を減らすだろう。 >アルバイトどころではなくなっただけ。
寺の過去帳によると斎藤十郎兵衛はその後もしばらく生きてたみたいだけど、
売れっ子だったのに写楽として活動再開しなかったのは、
やはり蜂須賀の殿様に怒られたのだろうかw 意外に真相は
蔦屋が伊勢参り行くから(史実)正月興行で出版打ち切りとか
そんな程度だったんじゃないの。 写楽の情報を調べようと思ったら、
この7、8年の間、研究書が出ていない。
歌麿と北斎の別人説の本があった程度。 >>486
久しぶりに書店行ったら、東大教授との共著と言うか対談集みたいなのが出てて笑った。
一応アカデミズムの世界にも認知されてるんだな、井沢元彦。 H郷教授のことなら検索をかけて調べてみよう。
マスゴミの御用学者として有名で
同業者からも歴史ファンからも袋叩きの人でっせ。
それに東大教授じゃなくて、東大史料編纂所教授。 >>510
そうなのか…
新書とかたまに見かけるので名前は知っていたが。 門井慶喜先生との対談本もあったよ。(日本史界隈の反響はげふんげふん)
直木賞作家と有名タレント学者の対談ということで
出版社でセッティングしたんだと思いますが
作家としてはまさか断るわけにもいかないし、本音はどんなものだろうね?
「やべーよ、俺までトンデモだと思われちゃうよ。
まともな対談の相手を選んでよ・・・」(※個人の忖度です) >『日本国紀』だけじゃない! 書店にはびこる「エセ歴史本」に惑わされないために
https://hbol.jp/222798
>しかし、一方で一般読者がよく勘違いするのは「大学教授や偉人の子孫、あるいは
>当事者の書く本だから信頼できる」というように、著者の「肩書」で本を選べばいいのだ、
>ということだ。結論から言えば、この方法は必ずしも推奨できない。
>なぜなら、上記の肩書を悪用して「エセ歴史本」を仕上げる著者もいるからだ。大学教授の
>書く本とあれば、一定の権威性を帯びる。それを悪用するのは非常に簡単だ。
この記事が出た時、
ネット上の歴ヲタはいっせいに「あー、あの人かー」と思い浮かべましたとさ。 五島勉先生がお亡くなりになりましたが、
カツヒコんところにコメントもらいにいくマスコミはいないのかな。 水壁 アテルイを継ぐ男 (講談社文庫)
高橋克彦 | 2020/7/15
文庫化あげ。表紙がけっこうカッコイイ。 水壁読み終わった、まだ読んでない人いるだろうから感想は書かんけどね。 >>516
歴史小説ぽいものは、ほとんど読まないのだが、読んでみようかな。
いままでの東北シリーズを読んでなくても大丈夫かな? 大丈夫。
いままでのが2〜3割の史実からトータル10の物語に膨らませていたとしたら
水壁は1割未満。 >>520
マンガの原作が先生のやつ?
そうなら全くの別物だよ 歌手の弘田三枝子さんが21日に亡くなったことが27日、分かった。73歳。心不全。 >>509
井沢、
あろうことか呉座勇一に新刊を送りつけて
案の定ボコボコにタコ殴りにされているんだが、もしかしてマゾなんだろか。
小学館が話題作りのつもりで送ったのかもしれんけれど。 >>477
『写楽殺人事件』の師匠より
『歌麿殺贋事件』の3話に出てくる鑑定家の話がえらい実感こもっていて
誰かモデルがいるんじゃないかと気にかかる。 『写楽』で津田君が学部を卒業して、院に進学せずに助手っぽいポジションについてたの、
あれはおかしい、作者はアカデミズムの世界を知らないのでは・・・?
っていうブログを大昔に読んだことがある。実際の学界ってどんな感じなんだろうね。 『歌麿殺贋事件』といったら
やけに具体的なんだけど
五話目の英泉の値段を吊り上げる話も元ネタはあるのだろうか FBみてきたらこんな投稿があった。
600枚って全体のどれくらいの分量なんだろうな
自撮りならぬ自褒めはこの程度にして今回は私が心底書きたいと願っていたSF伝奇。刊行年度はだいぶ異なりますが、ここではシリーズ物で纏めてあります。ただし「総門谷R」は未完なのでお許しを。最終巻、実は600枚まで書いて中断しております。無責任な言い方となりますが、なんか完結させるのが辛いんですねー。人生にも完全な幕引きはむずかしいわけですから、って単なる言い訳、です。いつかはそのうち。
他はすべて一応の大団円とも読めるのでご安心を。またまた長くなりました。自分のことなら楽々書けるのに、小説となるとこうはいきません。それが辛いところです。 >>528
伝奇小説は終わらせなくても面白いだったか、こんな様な意味のことを書いていた人がいたな。
高橋克彦だったか、半村良だったか、思い出せないが。 浮世絵鑑賞事典も50年近く前の本で
ところどころ情報が古くなっているから
最新改訂版を作ってほしい。 >>529
夢枕獏も菊地秀行も栗本薫も同じようなこと言ってる >>380-384
その人、まだ写楽のことを書いているようだが、
タイトルから陰謀論臭い。
>歴史の中の美術 : 写楽の誕生とその隠蔽
https://id.ndl.go.jp/bib/031396306 >>528
総門谷Rは、「将門篇」を途中まで『メフィスト』で連載してたから、それだろうか。
600枚もなかったような気がするが。
>>532
西洋美術の先生は、絵の解釈を深読みしすぎるような。
西洋美術だったら図像学とかそういう意図が込められて描かれているんだろうけど、
同じ手法を浮世絵とかに用いてもなあ、という感じ。 まさかカツヒコも
浮世絵がコンドームの模様に採用されるとは思わなかっただろうな。 何か知らんけど、「宇宙皇子」の作者だと思いこんでたわ > 高橋克彦
流民王国つくって大和朝廷と戦ったりした小説があったせいか。 文化史より見た東洲斎写楽〜なぜ寛政六年に登場したのか
https://sinkan.net/?action_item=true&asin=OB4389501372&ref=tw
令和になって
フィクション以外で写楽の研究本が出版されるの
なにげに初めてなのではないか。
写楽論争はもう下火なのかね。 カツヒコ、元気なのかな。もう70越えてるし、ちょっと心配。
単行本だと『水壁』(2017)が一番新しいとおもうんだけど、
それ以外に小説雑誌とかで何か書いてる? >>539
ありがとう。ほぼ開店休業状態みたいね。
>連載を無視して短編を書かせてもらえるような世界じゃない。
>それが業界の不文律だから。けじめとして連載をやめるしかなかった。
ここ、生真面目なカツヒコっぽいけど、出版社は頭抱えただろうな。 「小説家―直木賞作家になれるかもしれない秘訣」はうすい本だけど、無茶苦茶面白い。
小説家になるまでの半生記だけど、この本だけで終わらせるのはもったいない。
もっと書き足して、本格的な自伝にしてほしいな。 作家という生き方 評伝 高橋克彦(道又力)
秘書の人が書いた本
紹介されてるエピソードは、このスレの住人ならだいたい知ってることと思うけど
最後の近況は、ご本人のファイナルメッセージだと思う
ファイナルじゃなかったらすみません。 >>541
その文庫本の元本になったソフトカバー版、何度も読んだ記憶が。
ヨーロッパでお金が尽きて、日本からの送金が届くまで屋根裏部屋で死にそうになったっていうカツヒコ本人のエピソードに対して、
読者から「なんで現地でバイトしなかったの?」と素朴に質問されたというくだりが笑えた。
>>542
なんて書いてました? もう『総門谷』の続編は読めないんだろうなあ。
まあそのほうがいいのかもしれんが。 カツヒコ「これまでの歴史の中で、超一流の有名人が伝染病で死んだなどという話は聞いたことがありません」
志村けん「……」
千葉真一「……」
三遊亭多歌介「……」
100年ぐらいたったら、
志村けんも千葉真一も暗殺説が出てきてそう。 >青森・八戸の上空に白い球体 「正体不明」と気象台
>2021年09月05日 18:37
カツヒコ、出番だぞ >>545
>有名人では1918年(大正7年)に島村抱月が、1919年(大正8年)に大山捨松、竹田宮恒久王、辰野金吾がスペインかぜにより死去している。 >>548
きっとその人たちも超時空政権徳川幕府に暗殺されたのでしょう >>532
機会があったから読んでみた。
浮世絵類考も江戸方角分も
写楽と歌麿は別人だとカムフラージュする目的で作られた文献らしい……ぜ。
偏見かもしれないが
写楽別人説の支持者って
世の中が全て写楽を中心にまわっていると思い込んでいるんじゃないか。 >>550
読んでみたくなったw
写楽が突如活動を止めたのはオランダに渡ったせいであり、
その曾孫がロンドンのベーカー街に住んで、
曾祖父の画号をヒントに「シャーロック・ホームズ」と名乗ったという新説が登場する日も近いな。 >>551
もったいないな、編集者なら誰かに話を持って行って仕事にするのに。 写楽=シャーロック=出島のオランダ人ネタを
最初に始めたの、キャバレー太郎さんだって話だぜ。 もうそういうネタが有るんだ。これを上回らないと駄目か。 カツヒコなら「写楽=宇宙人」ネタをぶち込めるはず。
塔馬「なぜ写楽が忽然と江戸から消えたのか・・それは宇宙へ帰ったからなんだよ!」
チョーサク「な、なんだってェーーー!!」 歌川国芳やフェルメールは未来人なんだから
写楽が宇宙人なんて驚くほどのことではない。(トンデモ歴史脳です) >>553-554
福富太郎氏のオランダ人説は詳しく知らないが、
出島商館の江戸参府の時期が写楽の一期と一致することは
昭和60年頃にはもう分かっていて、それがオランダ人説の根拠だった。
島田某先生のあの小説のネタは論拠も含めて周回遅れだったが、
幸いに読者は過去の写楽別人説なんか調べてないから、そのことに気づかなかった。 wikiからの転載
>中島節子「東洲斎写楽はオランダ人だった」(『芸術公論』昭和60年6月 - 61年3月号)、
>福富太郎「写楽は司馬江漢+Xだ!」(『歴史読本』昭和60年12月号)。フィクション
>では弘兼憲史『ハロー張りネズミ』他多数。 そういえば「ドールズ」の目吉さんは、写楽について何か言ってたっけ? 泉目吉が現役だったのは天保ぐらいの人だから
直接は写楽を知らなかったでしょう。
写楽の中の人が八丁堀に住んでいると聞いて
ピンポンダッシュぐらいはやったかもしれないけれど。 泉目吉は魅力的な人物だな、小説でしか知らないが。
明治維新で価値観がガラッと変わらなくて、関東大震災・空襲がなければ、もっといろいろ残ったのにな、もったいな。
消滅したら戻ってこないもんな。 >>560
なるほど、ありがとう。
転生ものといえば、小学校のころ図書館に今江祥智『写楽暗殺』って本があって、
手塚治虫の「三つ目が通る」の写楽くんが出ていると思って借りたら、
全然違った記憶がある。いまぐぐったら、こんな話だった。
「浮世絵師東洲斎写楽の謎に挑む壮大なファンタジー。
男の子に変身した夕子が江戸の時代に紛れこみ、写楽や北斎たちに出会います。」 ちょっと前に要潤がやっていたタイムスクープハンターは割と流行ったけど、タイムパトロール系の小説は最近どうなんだろう。タイムリープ系でも良いけど、アシガールみたいなやつ。 東洲斎写楽と秋田蘭画が関係あるという話も
俺らのカツヒコが最初に思いついたわけではなくて
戦前から井上和雄が唱えていたりする。
素人が斬新な新説だと考えつくような説は
他の誰かがとっくに考えているものなのだよ。
(井上氏の説をカツヒコは知っていたはずだが) >>564
井上さんのは源内とか田沼グループにも言及してる説なんでしょうか? 井上和雄の秋田蘭画説は小説じゃないから
平賀源内や田沼意次は出てこない。史料の裏付けがとれる範囲の考証。
要約すると
@『写楽殺人事件』でも言及があったが、写楽が油絵を描いたという文献がある。当時の日本で油絵っぽい描き方をしていたのが秋田蘭画。
A朋誠堂喜三二は秋田藩の重役。蔦屋と秋田藩は関係がある。
B阿波藩の前藩主(蜂須賀重喜)は秋田藩から養子に入った。阿波藩と秋田藩には交流がある。
こんな感じ。 >>566
分かりやすい説明、ありがとうございます。
なるほど、重要なポイントはすでに井上さんが指摘していたんですね。
カツヒコもこれを起点に物語を膨らませたわけなんだろうけど、
小説内で言われた(mail欄)っていうところが一番面白かったので、
やっぱカツヒコは面白いなと。 >>566
写楽殺人事件よりも
野口卓さんのからくり写楽の内容に近いな。
まあ、あの小説は絵を描いた証拠がない蜂須賀重喜を担ぎ出した時点で
もう最適解でも合理的解決でもないけれど。 「写楽の世界」に収録されている
写楽別人説31件のダイジェスト解説
誰が作ったんだよ……
詳しく調べる必要ができて出典を当たって確かめてみたら
間違いだらけじゃないか。
カツヒコ先生もチェック入れてなかったの。 参考にはしても
鵜呑みにはしちゃいかんよ。
孫引き厳禁。 総門谷Rの執筆を再開するとかいう話はどうなったのか 『竜の柩』を数十年ぶりに再読してるけど、
今読むと虹人の説ってコジツケが多いな。まあ面白いからいいけど。
序盤の「津軽開発」の一件(髭面の山崎が、蚊で東と虹人を拷問)、
後の展開を考えるとあそこまでやる必要はなかったような。
当初は連載だし、もしかして行き当たりばったりで書いてた? コージンの与太話というか強引な屁理屈に、
フムフムと納得してる南波さんが一番ヤヴァイ 来年は写楽殺人事件四十年なんだね。
研究が進んで通用しなくなった記述が多いから、
一つずつに注釈つけて令和版を作ってほしい。ハードカバーでも定価で買うから。 もう40年なのか。研究の内容はもちろん、
写楽の民衆人気をピンクレディーで譬えたり、
24歳の冴子が結婚適齢期だったり、文字通り隔世の観があるからなあ。 「今回は私にとって最後の選考会となった。理由はあくまで私の体調不良で、
ここ数年、何冊もの力作と真正面から対峙するには集中力が薄れかけていると自覚したせいである。
いや、集中力と言うより「興味」だろうか。七十近い年齢になると、正直、様々なことに対する関心が失われていく。」
こう言って吉川新人賞の選考委員を前倒しで辞めたのが5年前か
>>539も併せるともう文筆活動はあまり期待できない感じかね >正直、様々なことに対する関心が失われていく。
これよく分かる。年取ると、新しい作家や新刊より、
過去に読んだ面白い本を再読・再再読したくなる。
で、いまも『竜の柩』シリーズを読み返してるところ。 写楽殺人事件は四十年前のフィクションを鵜呑みにする奴が悪いで通るから
浮世絵鑑賞事典は令和版を作り直してほしい。
角川文庫版の時点で
もう古くなっている情報がけっこう多かった。 もうここ数十年の先行研究を追う気力もないだろうなあ…… 昨日からやたら「荒吐」という単語がネットに踊っているので、
なんでアラハバキが今頃、と思ったら、「荒吐フェス」という音楽イベントがあるのね。
奥田民生がどうのこうの。 >>580
てか、浮世絵全体はともかく写楽の方は、
この十年間、まとまった形の研究書や概説書がまったく出版されてない状況だしな……
一般人の諦めが悪いだけで
学術レベルではもうオワコンなのかもしれない。 正体という話ではもう別人説は成立する余地のないレベルで写楽=十郎兵衛という証拠が見つかってるからな >>583
『浮世絵類考』(だっけ?)とかの史料は、
写楽の正体が歌麿であることを隠蔽する目的で編まれた本らしいぞw 歌麿
後世では美人画の評価一辺倒になっているだけで
写楽と同じ時期に役者絵も相撲絵も出版しているんですが……
別人を装うためのカムフラージュ?
歌麿の名前では役者絵を出版できないという設定はどうなったのさ? 美術史が専門らしい人の本に書いてあった記述。
文献史料を重視してああだこうだと言う人もいるが、
実物の絵をみて同一作者かどうかを判断するのが一番正確、らしい。 写楽の描写は既知の他の画家の誰とも一致しない。
従って、他の画家との同一人物説は成立しない。
完 >>586
もしやその人
ユダヤ人埴輪がー
の人なのでは。 写楽のちゃんとした考証本が出版されなくなったの
現在の研究の内容を正直に書いたら読者が嫌がって買ってくれないから
出版社側がGO出してくれないとか、そんな事情だったら嫌だな。 結局、写楽は斎藤十郎兵衛であって、別の誰かのペンネームではないんだろうな。 >>591
大学で江戸風俗史が専門の先生に「写楽別人説」について質問したことがありますが、
真っ当な研究者は近寄りたがらない、みたいなことを言ってた。 写楽が誰であろうと、その時代の社会的な影響は変わらないからな。
坂本龍馬の暗殺者が誰であろうと、時代の評価が変わるものでないのと一緒だな。 でも仮に竜馬暗殺の黒幕が薩摩だったら、
「なぜ薩摩は竜馬が邪魔だったのか」という問題の解明が、
幕末〜維新期の薩摩藩の政治理念や藩内の権力構造の問題と絡んだりしない?
そういう意味では竜馬暗殺の黒幕探しは重要だと思うんだけど。 カツヒコの盟友井沢元彦も言ってたと思うけど、大学とかの研究者はそういう際物テーマは嫌うらしい。
たとえ動機が分かったって、光秀が信長を攻め殺した史実は動かないしー みたいな。 『写楽殺人事件』みたいに学界のボスが権力握ってるってやつ、
現代の日本の歴史学界ではどうなんだろうね。
院生の研究テーマも指導教官が決めてしまい、論文も指導教官の名前で発表してるんだろうか。 総門谷のヴラド(ドラキュラ)の説明で
吸血鬼退治で杭を打つのは
串刺しにされた犠牲者たちの恨みだとかトンデモ説明が出てきて
どこでそんな話を吹き込まれたんだとずっと思っていたら
種村季弘がネタ本だった。 >>592
写楽関係の書籍や論文はけっこう目を通したつもりでいるが
「世界三大肖像画家だとはクルトの本には書いてない」
と正しい説明が書いてあるのが「写楽の正体は斎藤十郎兵衛」の立場で書かれたものばかり、
という事実に業界の闇を感じる。 海外の大学で博士号とってる大学教授が、写楽=北斎説を唱えていたような・・ >>599
もしやその方、>>588の不名誉大学教授では? >>594
まず、史実の上では坂本龍馬暗殺の実行犯は京都見廻組で当確。
議論の余地があるとしたら、
命令者が会津藩(京都守護職)か、桑名藩(京都所司代)か、
幕府の旧上層部か、現場の独断だったか、その程度。
幕末の佐幕強硬派の政治理念や権力構造の解明に
龍馬暗殺の検討が役立つといったらその通りだが、
関与した形跡もないのに薩摩藩に黒幕を押しつけることに
商業的要請以外のどんな意義があるのさ。 >>601
あ、薩摩藩黒幕説は根拠のない妄説だったんだ。
某歴史ミステリにそういうことが書いてあったので、てっきり有力説の一つだと思ってました。 >>602
まさかとは思うがQ〇D?
いいことを教えてあげよう。
あの小説で薩摩藩陰謀論の論拠になっているのは
司×遼×郎や子×澤寛の創作。 >>603
その本で当たりですw
克彦センセーも、また歴史ミステリ書いてくれないかな。
浮世絵ミステリ三部作は本当に楽しい。 >>599
海外の大学で博士号とってる大学教授が、京都はユダヤ人秦氏がつくったと書いていました! カツヒコも秦氏はユダヤ人だとかいっていたから、
案外、その大学教授とは話が合ってしまいそうなんだが…… カツヒコって、ビジネス・オカルトビリーバーなのか
ガチ・オカルトビリーバーなのか、たまに分からなくなる。 以前このスレで書き込みがあったが、ローカルテレビの義経特番では、義経生存・北行説を本気で熱弁してたとかなんとか。 カツヒコは、よくいえば純粋、わるくいえば幼稚だからなあ・・・
でもそこがいいんだよ!(読者歴30年以上です) お誕生日おめでとうございます。
という奴がいてもいいだろう。 75歳か。もう総門谷を完結させる気力もなさそうだな・・ >>611
連投ごめん、そういえば克彦先生が「夕焼け」が怖いって言ってるの、
自分が8月6日の原爆で死んだ人の生まれ代わりだと信じてるからだっけ?
違う小説家だったかな。 このままいくと「ツリー」が最後の長篇伝奇小説になっちゃうのか… >>614
そういやそれ読んでないな。
全盛期レベルは無理としても、『あやかし』くらいは面白い? >>615
良くも悪くも集大成というかカツヒコアイテム大安売りのてんこ盛り
好きだから贔屓目で見てしまうけれど、まあ面白いっちゃー面白い
長いけど漫画みたいにサクサク読めてしまう
重厚感みたいなのは無い >>616
ありがとう。
お盆休みに久しぶりにカツヒコに浸ろうかな。 ツリーは四んでないような気がするが、あやかしは読んだような気がする、でも内容は思い出せない。
出だしを見たら記憶シリーズみたいに思い出すのかな。
やっぱり、両方とも読んでないか。 >>618
『あやかし』は、旅行中の女子大生が少年を裸にしてオモチャにするシーンがあったような。
それしか覚えていないw
カツヒコのエロシーンは妙に妄想を掻き立てるんだよなあ。
短篇「ゆきどまり」とか、『竜の柩』のユキが、鹿角の前で下着を脱ぐシーンとか・・
俺だけかもしれんが。 カツヒコに限らず、
60代以上の作家が若い新規読者をゲットするのは至難のワザ。
まあ、カツヒコの写楽が小難しくて、
シマソウの写楽がリアルだって言われるご時世だしなあ。 >>621
なんじゃ、そら……
写楽のデビューと〇〇の江戸参府の時期がたまたま一致するというだけで
なんの証明にもなってなくてがっかりだったんだが・・・
ついでにそのネタ自体は新説でもなんでもなくて
1980年代に流行ったネタの焼き直しだしな。 田沼派の「写楽」が松平定信の魔手から逃れイギリスに亡命して、
「シャーロック」を名乗った、くらいの剛腕ぶりをシマソウには期待したい。 シマソウのあの小説
広重殺人事件でいえば
天童藩の話題がまるまるカットされていて
安政の大獄の開始時期と広重の死亡時期が一致することだけで
推理を押し通してしまったような感じなんだ。 まあ歴史ミステリーの元祖の『成吉思汗の秘密』からして
根拠らしい根拠は
源義経の正史の上からの退場と
歴史的事実として認定できるチンギス・ハーンの登場が
同じ時期だってだけやからね。 「成吉思汗」の漢字表記の読み解きは、よくもまあ奇想天外なこと考えたな、
と一周回って大いに評価したいw いやー、結論が先に決まっているとどうとでもこじつけられるんですね。
感動しました!(棒読み)
『成吉思汗の秘密』の結末のあのオチは読者の投稿で、単行本化の際に追加されたものだってね。 >>628
こっちも文庫の解説を読んだだけで
直接出典を確かめたわけではないんだが、
最初の単行本では天城山心中事件の現地見学で終わっていたらしい。 >奥州市・胆沢城跡の出土墨書解読 蝦夷が正門を守衛 中央政権、豪族懐柔か
正門の詰所の跡から出土した硯に、蝦夷の豪族名が刻まれていたのが分かったらしい。
「風の陣」を思い出した。 別人説はもうはやらんようやね。
角川春樹小説賞の受賞作も
写楽は能役者だった。 写楽が能役者斎藤十郎兵衛だったとして、
なぜ1年だけで出版されなくなったのか(筆を折ったのか?)謎だよね。
そのあと25年も江戸(八丁堀地蔵橋)で生きてたっぽいし。 一年弱で打ち切ったことに疑問はない。
非番のシーズンが終わるから。
ただ一年後(次の非番)に再開しなかったのは
蔦屋側の理由か
斎藤十郎兵衛側の理由か
判断の材料がない。
まあ錦絵の出版そのものに戻ってこなかったから、商業出版は懲りたのかもしれない。
気軽に好きなように描いているのが一番。 >>634
『浮世絵類考』の、
「歌舞妓役者の似顔を写せしが、あまりに真をかゝんとて、
あらぬさまに書なせしかば、長く世に行はれず、一両年にて止ム」
みたいな記述そのままだったのかね? 当時はたいして人気が出なかった。
あるいは、歌舞伎役者たちから文句が出たか。 >>635
これは想像になるけれど
一年間のブランクができた間に
豊国一強が確定してしまったせいで
蔦屋がやる気なくしてしまったのかもしれない。
現代の感覚(評価)で考えるとピンとこないけれど
当時の豊国の人気はアホみたいにぶっちぎっていたから・・・ 浮世絵類考の能役者の記述が正しかったと考えるなら辞めた理由もその通りだったのかなと思っている
事実後期になるほど摺りも豪華じゃなくなっているみたいだし
少女隊みたいに >>638
「歌舞妓役者の似顔を写せしが、あまりに真をかゝんとて、
あらぬさまに書なせしかば、長く世に行はれず、一両年にて止ム」
「あまりに本質を描こうとして、実際とは違うように描いた」という意味だと思うが、
これはその役者の外見的特徴を強調するあまり、デフォルメし過ぎたてことなんだろうか? 個人的な感想だが
他の浮世絵師が描いた大首絵と比べても
格別にデフォルメしているとは思えないんだよなあ。
どっちかといえばマジメに似せようとして
不気味に生々しくなっちゃったという感じがする。 >>641
>マジメに似せようとして不気味に生々しくなっちゃった
それはつまり、写楽は絵描きとしてヘタク(ry >>639
カツヒコ、さいきん仕事してる?
小説雑誌に短編もみかけないような。もう年だし、隠居しちゃったんじゃ。 >>542に書いてあるけど
作家としての役割は終えられ
今は奥様との時間を大切にお過ごしのようです。 作家活動を退いたのなら
余生はゆっくり浮世絵研究だね。
うっかりUFO研究や心霊研究の方に進んでしまいそうな気もしないでもないが。 >>644
>作家としての役割は終えられ
えっ、『総門谷R』は?
いやまあ半分諦めてたけどさ…… そうとも 総門谷シリーズにケリをつけるまでは役割が終わったなんて言わせねえぞ 自分は、よくここまでモチベーションが持ったものだと思う。
むかしの講演会の発言、
「本気で作家をやめようと思っています。もうホトホト飽きてしまって・・」
みたいなのを読んだことがあるので。井沢元彦との対談集だったかな? >>606
その東北大学名誉教授
近頃は源義経のジンギスカン説まで持ち出してきたから
ますますカツヒコと意気投合しちゃいそう・・・ Rは・・・
話の落としどころが見えないまま打ち切りは残念だけど
当初の構想分は書いてもらいたかったね Rももう内容ほとんど憶えてないしなあ。
記憶にあるのは、小野篁の正体と、「将門篇」の駅弁ファック描写だけだわ。
あと魔童子キモイ。 なんか突然、写楽朝鮮人説が話題になっているんだが、どういうこと?
もう20年以上も昔に流行った(トンデモ)説やぞ。 >>653
ひょっとして、写楽の活動時期と「朝鮮通信使」来日時期が重なってるとかか? 隠居後の松平定信の「楽翁」号の「楽」は、写楽斎が由来。
実は定信と写楽は双子の兄弟だった!
・・・という伝奇小説を思いついた。 >>654
ぜんぜん重なってない。
なんか金弘道さん、地図を作るために対馬へ極秘で渡ったとかいうエピソードがあるらしくて(真偽は知らん)、
そこから「対馬でスパイをやっていたなら、本土までスパイに派遣されたこともあったんじゃないか」
みたいなノリで写楽の正体にされてしまったらしい。 >>656
そのキムさん、ウィキみたけど一応写楽と同時代人ではあるのね。
↓みたいなところとか、ちょっと面白い。
>西洋画の陰影技法を朝鮮でいち早く取り入れる
>試みを行った画家の一人とも評価されている。 金弘道説はトンデモだとバカにされているけれど
喜多川歌麿の放言と
十返舎一九の戯作の戯言を
写楽の出自は外国だって解釈にこじつける手口は
後に島田何某の某小説にマルパク……韓国をオランダに差し替えてリサイクルされていた。 『総門谷R』の続刊はもうあきらめたが、今何やってるのかな?
最後に浮世絵関係の本を出してほしいんだけど。 >>609
コナン・ドイルが典型的ですが
有名な作家でも
怪しい説をほいほい信じてしまう人たちはけっこういるから・・・
ただ信じてしまう人たちにも
脳みそに皺ひとつないかのように素直に他人の話を信用してしまうパターンと
通説に安易に従わないオレすげえ!と逆張りして珍説に飛び込んでいくパターンが
あるからねえ・・・ カツヒコも『霊の柩』でドイルの心霊趣味を、
多少揶揄しながらも親近感をもって記述してたなあ。
妖精の写真を捏造した少女の虚言を鵜吞みにしたドイルへのシンパシーというか。
カツヒコも基本は素直で無垢で信じやすいんだろうな。
たぶん70のじいさんになっても。 と学会の本で突っ込み入れられてなかったか
まあ、個人的には小説が面白ければそれでいいが エッセイ集も含めて本になってるカツヒコの作品はほとんど読んでるが、
もう今後新刊が出ないと思うと寂しいので、『ツリー』だけはあえて積読にしてる。
いつか読むのが楽しみ。 ずっと前に松任谷由実のオールナイトニッポンで書斎からの空飛ぶ円盤に書いてあった
指に塩を揉み込んで、カンの虫を出すということをやって、出た出たって言ってたけどホンマかいな >>665
自分もあのエッセイ読んで実際に試してみたが、何も起きなかったw
体質とか気温とかが関係するのだろうか。
カツヒコ先生、まだ毎日ゆでたまご食べてるのかな。 今年は写楽殺人事件20周年なのか。
この20年で写楽の通説もずいぶん変わったし、
いまはどう考えているかで一冊書いてほしい。 20周年じゃない、40周年だ。
20年前なら写楽の正体は斎藤十郎兵衛でQ.E.D.になっている。
年食って年月の経過が曖昧になっていた。 いくらなんでも40を20は曖昧過ぎるやろ
(´・ω・`) 18で高橋克彦ファンになった俺も、もう40代だしなあ。
塔馬さんの年齢もとっくに追い越してしまった。 蔦屋重三郎が再来年2025の大河ドラマの主役だと!?
写楽も当然出てくるんだろうし楽しみ。 噴怨鬼 単行本 – 2023/5/25
高橋 克彦 (著)
弓削是雄モノみたいだ。もう作家廃業したと思ってたんでうれしい >>672
本当は写楽をやりたかったのだろうって思っている。
だから写楽で盛り上げるのだと思う。 それならお札の絵柄になるそうだし北斎ではないのか?? 蔦屋重三郎の人生最後の大仕事は
本居宣長の著書の出版なんだが。 >>674
史実として阿波の能役者・斎藤十郎兵衛が写楽だと裏付けられたけど、
大河ではどう描くんだろう。脚本家の腕の見せ所かな。
「女城主直虎」も制作発表されて以降に、実は次郎法師(女性)と直虎は別人じゃないか、
という説が研究者側から提示され、そのまんま女性設定で押し通したし、
多少のフィクションはゆるされるだろう。 >>673
時は平安。都では、応天門の変で罪を被せられた伴大納言が鬼の姿で現れ、
疫病の種を撒き散らすと予言していた。陰陽師の弓削是雄は大納言の鬼と相まみえるが、
その背後にさらに強大で邪悪な鬼が存在することに気づく。
朝廷で実権を握る藤原氏に恨みを抱くというその鬼の正体は、やんごとなき方なのか――。罪なき民を救い、命を賭して最凶の鬼を封じるため、是雄は仲間と共に蝦夷の地へと赴く。
妖かしの世界を壮大に描く歴史長編!
これ、書き下ろしかな? 連載してお蔵入りしてた旧作かと思った。 >>680
カツヒコの作品はエッセイを含めてほぼ全作を読んでるが、
相変らずのボンボン気質(いい意味で)だなあw
本人も自覚してるっぽいが、出版社は新規新聞連載を黙認してくれたというより、
そこまでもうカツヒコの原稿に需要がないんだろう。
自分みたいに『総門谷R』将門篇の連載再開を期待してるファン、いるんだろうか・・ >君たちのお陰で私もまた作家に戻れたよ。礼を言うのは私の方である。
だったら「」で物語をドライブさせない緻密な伝奇小説書いてください
「ツリー」で終わりは嫌ですw >>682
どこかのスレで、年取ると「地の文章」が書けなくなるって言われてたな。
まあ、カツヒコは昔から・・うん。
馳星周が書評家時代に、「スカスカだけど面白いから困ったもんだ」みたいに評価してた記憶が。 >>680
ナントカは私の最も思い入れのあるキャラだ。
私は泣いた。
来た来たw
ってみんな思ったでしょ?w >>683
それ、他にもあるかもしれんけど、島荘スレでおれも加わってたやつだw
克彦センセも初期の「総門谷」「柩」シリの頃はまあまあ密ってた方だと思うけどなーw 『総門谷』の総門って結局、なんであんな力持ってたんだろう?
カツヒコお得意の宇宙人じゃなく、一応地球人だよね? イスラエル王家は神と交わっていた
総門はダビデの子、神の末裔
神=宇宙人
だからまあ、宇宙人だわな そういやアンデスかどこかで、古代人の頭蓋骨なのに外科手術の形跡のある遺骨が
うんぬんという「ムー」的逸話が紹介されてたっけ。
「総門谷」刊行時には謎だったオーパーツも、いまじゃいくつか解決されてるだろうな。 >>689
牡牛の神々のサイドなのか、龍の神々のサイドなのかどちらだろう。 若い読者はいるのか気になる。
浮世絵シリーズとか今の高校生とかにも読んでほしい。 うちの息子は見向きもしなかったが、正月とかに遊びに来る甥っ子(妹の子)がはまってくれたわ。
大量に貸してあげたが、あとで妹が「あんな(オカルトな)本を高校生に読ませて大丈夫か」と連絡してきた。 最近知ったのだけど、岩手めんこいテレビのスタートラインは、ここで話題になってないか。
https://www.menkoi-tv.co.jp/program/startline/
TVerで配信されたのだろうか、もししていたら見たかった。 >>694
思ったより見た目がまだ若いな。
ところで世間的にはやはり高橋克彦は歴史のイメージなのか・・
>アテルイや九戸政実などみちのくの男たちの魂を描き、
>歴史好きのイメージが強い高橋さんだが、
>作家として本当に書きたかった作品は意外なものだった!? 私は総門谷を書くため作家になった
みたいなことをいろんな作品で言ってた気がする >>696
言ってたね。
乱歩賞受賞の講談社での記者会見で総門谷を念頭に、
「もう推理小説は描かないかも」みたいなこと言ってあとで編集者に小言いわれたとかw それがいまや「残り少なくなった人生の時間をR執筆のために費やす気にはなれない」とまで
言うように…… >>680 >>698
弓削是雄に対する偏愛を、十分の一でいいから霧神顕とその仲間たちにもw
・・・でもまあ、ドールズみたいになるのなら総門谷Rも「未刊」でいいや >>0692
浮世絵研究、この四十年でかなり更新されているから
注釈つけるか、
現役の浮世絵研究者に解説書いてもらってまとめてフォローしてもらわんと。
なんせ国芳・芳年が一般人は知らない不人気浮世絵師な世界観だしな。 某インタビュー記事
>そして先ごろ刊行された『噴怨鬼(ふんえんき)』は、
>何と19年ぶりのシリーズ最新刊であり、壮大な完結編でもある。
>「シリーズをきちんと終わらせたいという気持ちは常に抱いていて、
>せっかくだったらこれまでの主要人物たちを全員登場させたい。
霧神顕「……」 もう完結はあきらめてるから、
総門谷Rの「R」の意味だけ教えてほしい トンデモ歴史大好きなNHKが日ユ同祖論を否定したね。 「竜の柩」の異世界パートでも、菊の紋章が日本と結びつけられたなあ。
十代のころはわくわくして読んだものだ。 珍しい番組に出る
ttps://www.bsfuji.tv/startline/pub/index.html >>707
>2023年8月6日(日) 14:00〜14:55
>『スタートライン 小説家・高橋克彦』
これか。作家としてのスタートラインの場所ってどこだろう。
大湯のストーンサークルとか? ↓ カツヒコと対決させてみたい
田中英道(東北大学名誉教授)『やはり義経はチンギス・ハンだった』(文藝社、2023)
「秦氏ユダヤ人・義経はなぜユーラシア大陸を支配できたか?
義経は同化ユダヤ人としての国際感覚を生かしてモンゴル帝国をつくった――。
戦後の自虐史観の中で封殺された「義経=チンギス・ハン」説を
フォルモロジー(形象学)で読み解く。…」 源氏がユダヤ人だっていうならまだ理屈は分かる(意味は分からん)が
源義経に秦氏要素はあるのだろうか。
鞍馬寺に預けられていたから秦氏? >>712
ウィキによると唐の鑑真の弟子が開基に係わってるみたいだから、
秦氏=中国からの移住者説に強引に結びけているのだろうか。
そういえば、清和源氏の「源」名称の由来が、
北魏の遊牧民鮮卑族と関係があるという説を読んだことがある。 >>711
「金売り吉次」が実はユダヤの政商で、
青森にある戸来村のユダヤ人集落を訪問した帰りに、
奥州藤原氏の十三湊をたまたま訪れていた義経が同胞であることを見抜き、
一緒に大陸に渡って・・とかだったら面白い。 平氏の祖先がペルシャ人だって説なら
唱えた人がいるんだけどね。
八切止夫というの。 >>716
当たったのかw
まあ、カツヒコらしいチョイス。
過去のエッセイで、(「作家のスタートライン」として)触れてたっけ? >>717
最後にカツヒコ邸の庭のストーンサークルも出てきて、「小さなUFOが来てる」とかマジで語っていて、想像以上に面白い番組だったw >>718
>「小さなUFOが来てる」
地元ローカルなら「またうちのセンセが何か言っとるわ」と生暖かい反応だろうが、
BSフジで初めて生カツヒコ先生をみた視聴者は正気を疑っただろうな。
……休み中に『星封陣』でも再読しようかな。 プラズマでも発生しているんじゃないか。
デビュー40周年だから記念の企画を期待していたものの
鬼シリーズの新刊程度しかなさげだな。
写楽殺人事件に40年間の研究でそのままでは通用しなくなった箇所に注釈をつけた
特別版でも作られないかと期待していたのに。 『星封陣』、30年ぶりくらいに再読してるけど、こんな話だったか。
『総門谷』と『竜の柩』をブレンドしたような話だな。
・・・ようやく大湯のストーンサークルが出てきた。 >>721
世の百貫デブ(死語)に、己の脂肪の存在意義を考えさせる良い小説。 やっと録画をしたスタートラインを見た。
金持ちのボンボンの根拠のない自信とめちゃくちゃさが臆面もなく語られていたな。
小説の中に出てくるものより、もっとぶっ飛んでいた。
紙一重の半生だった。 >>723
エッセイとか読んでもほんとに地方都市のボンボンだよなあ。
自覚はないっぽいけど。 世間知らずだったからこそ、『小説現代』だかの編集長に言われた、
「10年書くのをやめなさい」 というセリフを真に受けたともいえる 真偽不明だが、ツイッターで近所の人が
先生の自宅が更地になって売りに出されてるとツイートしてた。
便利な都市部へ引っ越ししたのかな。 現在発売中の歴史人の増刊号(蔦屋重三郎)を読んでいたら
写楽の紹介は6ページあったけど、
現在では斎藤十郎兵衛とする説が有力です完、
みたいな扱いで、正体の話題は3行しかなかった。
出版業界的には完全に下火なんだな。 再来年の大河「べらぼう」、蔦十が主人公らしいけど、写楽も出てくるよね。
どういう扱いになるか楽しみ。 デビュー40周年なのに噴怨鬼の出版ぐらいしかなかったな。 >>733
もう本人が気力がないんじゃないのかなあ。 20年くらい前から講演録みたいな対談集で、
井沢元彦に「もうホトホト小説家に飽きてしまった」とか言ってた記憶w 来年の大河ドラマでまた写楽にも注目が集まるだろうから
写楽殺人事件の当時からどんだけ定説が変わっているかは説明してほしいと思う。
なんだかんだといって
写楽殺人事件で初めて写楽や浮世絵の話題に接して
それがそのまま浮世絵のイメージになっている読者は多いだろうから。 「写楽」の正体が、けっきょく阿波の能役者・斎藤十郎兵衛だと結論づけられて、
怒ってるアマチュア好事家とかいそうだなあ。
「学者はロマンやイマジネーションが足りない」とか何とか。 アマチュアじゃなくても
引っ込みつかなくなった研究者はいるっぽいよ・・・
いままでに別人説を唱えた人たちで
本気の新説だったのか、ネタだったのか、注文仕事だったのか、
実際のところはどうだったのか、いっぺんアンケート取ってみたい。 >>739
シマソウのあれは小説としての面白さはともかく、
浮世絵のことや江戸時代の制度、浮世絵研究の手法については知識が浅くて、
少し詳しい人間が読んだら興ざめしてしまう。 >>740
あれは通説を否定するのに専門家批判始めるのがねえ……
最近だとナチスの騒ぎと同じ匂いがする。
話が逸れるけど「モレリアン・メソッド」で検索をかけると
トップに写楽と北斎と歌麿と豊国を比較した2005年の研究報告が出てきたりする。 そりゃ東洲斎が斎藤重のアナグラムなのはあきらかだし >>741
井沢元彦が『逆説の日本史』シリーズでやり玉に挙げている、
「史料至上主義」の日本史学界の通説とやらが、
前世紀くらいで止まってるみたいなものか。 >>743
井沢元彦もそこら辺で止まっているんだよな 写楽別人説で新説をやるってのに
オランダ人説が昭和60年頃に流行ったネタだと気づいてないのはモグリや。 >>744
連載開始時の90年代くらいですでによく読まれていた、
80年代刊行の一般向け日本史概説書シリーズを参考にしてたのかなあ? >>743
美術研究者の間で能役者説が有力になるのは1980年頃からだし
能役者説の証拠がだいたい出そろうのは1990年代の後半だから
前世紀で学界の通説が止まっているのは確かだといえないこともない。
問題はそれを批判する側の理屈が、
能役者説はおかしいといわれ出した1960年あたりで止まっていることなんだよな……
阿波藩の斎藤十郎兵衛は阿波の十郎兵衛からのこじつけなんだよ!(どやっ
とか、まだ実在が怪しかった戦前からずっと使いまわされているネタだぞ。 「東洲斎」の読みが当時は「とうじゅうさい」で、
「さとうじゅう(斎藤十)」のアナグラム説を読んだのは、
1990年代の明石散人の本なんだけど、これ以前に研究者が指摘してるんだっけ? > 彼らはよく、社会に貢献したいと口にする。
> なんでも社会悪のネトウヨを自殺に追い込むことが、社会に貢献することなんだそうで。
> イジメや嫌がらせで社会に貢献できる教師や警官になるために、あえて帰化したんであって、祖国同胞を裏切ったわけではなく、心は●●人なんだそうだ。
>
> 昔は帰化すると裏切り者と呼ばれたりしたが、祖国に国籍を残したまま帰化する方法が確立された現在では、社会に貢献するためにむしろ帰化することが推奨されている。
> 拳銃所持で前科のある生粋の反日家ですら、今では普通に帰化している。
>
> ●●学会などはネトウヨ認定した日本人を盗撮して、痴漢の写真だと言ってばらまいている。
> それらの写真は、集団ストーカーに使用される。
> 彼らは集団ストーカーを、[地域で子供を守る安心安全パトロール]と称している。 >>748
たぶん、明石散人さんが初めてだと思う。
というか、学界では写楽が「とうじゅうさい」だと確定したの、
国文学者の岩田秀行という方が2013年に発表した論文以降ということになっているから、
市販書で何か書いても、学説を発表したという扱いにはならないみたい。
https://doi.org/10.34542/ukiyoeart.1610
幕府の能役者名簿に斎藤十郎兵衛の名前が出てくるという話題も、
最初に論文をまとめて発表したのが内田千鶴子さんだっただけで
そういう史料が存在すること自体はずっと前から(研究者の間では)知られていたのだとか。
マスコミが採り上げないというだけで。
https://doi.org/10.34542/ukiyoeart.717 シマソウの写楽といえば文庫本が出た後ぐらいに
ネット上で学界批判の評論ぽいやつを公開していた記憶があるんだが、
削除されたのか検索をかけても見つからない。
けっこうアレな内容だったが、雑誌か何かに載ったやつなのだろうか。 カツヒコの写楽殺人事件も
現在の目で見るとけっこう粗があるよ。
でももう40年前の小説だから、
当時の研究水準ではそれで通ったのか、
当時の研究水準でもおかしいけど作中の展開を成立させるためにわざと改変したのか、
判断がつかない。 まあ、カツヒコもアカデミックな修行を経たプロの研究者じゃなく、
独学で知識増やしたんだろうからなあ。
もちろんシマソウとは比較にならないほど浮世絵には詳しいけど。 50年間逃亡を続けた革命戦士が末期がんで自ら名乗り出た事件
(「桐島、偽名やめるってよ」)で、高橋克彦の小説思い出した。
タイムカプセルの中に過去の新聞記事か何か入れておいて、
数十年ぶりに開封するやつ。
浅間山荘事件とかよど号ハイジャックとかあれで知った世代。 あれ面白かったけど、ハンコの人生と犯人の動機がやるせなくて、
読了後にちょっと凹んだ。
初読は大学生の時だけど、アラフィフの今読んだらもっと凹みそう。 いま、漫画・小説原作の映像化の件でいろいろ話題になってるけど、
カツヒコも『炎立つ』で揉めて、天下のNHK大河から途中降板してるんだよな。 『炎立つ』とか『時宗』は
原作というか
実質、ノベライズみたいなものだしな。 どこに書かれたエッセイだったか……
訪問占いだか宗教だかに「あなたの今年の運勢は最悪です」と言われて
(なに言ってんだ、オレ直木賞とったんだぞ? 今年は大河原作 だぞ?)と憤慨したことが書かれていたが
事実後半になってガタ落ちしたのよね…… >>758
『炎立つ』第一部・二部は、脚本家がそれを基に脚本書いたから、
やっぱ「原作」でいいと思うけど、第三部はまあ放映に間に合わなかったし、
中身も別物だし、「原作」でも「ノベライズ」でもないような。 本人は同時期の十三湊(だっけ?)の発掘の成果を小説に盛り込みたくて、
ギリギリまでいろいろ試行錯誤してたとか書いてた記憶があるけど、
まあ、NHKサイドにも言い分あるだろうな。 「炎立つ」で揉めた後、「北条時宗」でまた原作提供したカツヒコもカツヒコだが、
依頼するNHKもNHKだよな。なんかドラマはまったく別物だった記憶があるが。 高橋克彦……義経生存説・北行伝説を盛り込みたかった
NHK…………大河のロケで地元にお世話になってるし、
観光資源である「義経終焉の地」を否定するような展開にはできない
→カツヒコの原稿が遅れたのをいいことに、勝手に第三部の脚本を進める
カツヒコには途中からあえて原稿の催促はせず
……という話を聞いたことがある 今後新刊出そうなのってどのシリーズ?
ドールズは完結したけど。完四郎シリーズってまだ続いてたんだっけ 去年出た弓削是雄シリーズの『噴怨鬼』が、たぶんこの作家最後の一冊に
なるような気がしている