連城三紀彦 part5 [無断転載禁止]©2ch.net
>>52
小さな異邦人の収録作は特に選りすぐりってわけじゃなく、
『夏の最後の薔薇』に入った連作が終わったあとに、
連城がオール讀物に発表した作品を全部集めただけだよ
黙って発表順に揃えただけで傑作揃いになるのが連城の凄みだと思う そうだったのか…
恐れ入谷の鬼子母神とか言い様がない 真相の衝撃度でエス君に匹敵するのっていったら
「花緋文字」(『夕萩心中』収録)
「花虐の賦」(『宵待草夜情』収録)
「夜よ鼠たちのために」(『夜よ鼠たちのために』収録)あたりかな
長編だと『終章からの女』を推す 「過去からの声」はぶっ飛んだな
これは長編のトリックとして使って欲しかったぐらい 綾辻行人が贈る物語で選ぶだけのことはあるな。>>過去からの声
出だしから文章が丹念に書かれていて何度読んでも飽きない。 >>65
語り手はただ事件に関して口を噤むと決めただけで
別にそのメ欄のことはしてないと思う
そういや連城作品って語り手が気付いた真相を公表しないで終わる話が多いような >>66
連城はラスト数行で覆るってイメージを勝手に持ってたから、これは何か読み落としてて理解出来てないのかなと思ってしまった
この本は他読んでみたら3分の2ぐらいの所で真相がわかってあとはその後の話みたいなのが多いな
あんまりズガンとは来ない 過去からの声、語り手が真相に気付いた理由も述べられてて上手く作ったなと思ったけど、話自体は同じアイディアのものがありそうな感じがした。ないのかな? 「メビウスの環」とか「奇妙な依頼」とか“最後の真相”すら信用できない 文春で恩田陸が21世紀ベストミステリーの8位に小さな異邦人を入れてたな 美女読んだけど喜劇女優 夜の二乗 夜の右側は傑作だし砂遊び 他人たちも面白かった
Amazon評価がこんなにも低い理由がわからん 美女読んだけど喜劇女優 夜の二乗 夜の右側は傑作だし砂遊び 他人たちも面白かった
Amazon評価がこんなにも低い理由がわからん >>68
亀だが、小松左京唯一の(たぶん)SF要素一切なしの
純粋なミステリー「共喰い〜ホロスコープ誘拐事件〜」
が、ちょっと近い
ちなみに同じ短編で、こっちの方が数年早い
似てるといってもあくまでちょっとだけどね
超変化球な(メル欄)誘拐事件って点で SFならエスパイ
ミステリなら美女
71が二度書く気持ちもわかるぜ 小松左京と連城三紀彦といえば
デビュー当時の連城が幻影城でのアンケートで
国内ベスト3に小松左京の「時の顔」を挙げてるな
あと2つは松本清張「装飾評伝」と岡田鯱彦「薫大将と匂の宮」 図書館で「小さな異邦人」を借りてきた。
読むのが楽しみ。 図書館で借りたというと血迷う人もいるので、買ったと言う方が無難。 「この貧乏人が」とか言い出す奴は見たことある
DVDをレンタルしたって書いた場合でもある
要するに、隙あらば何かしら罵りたいってやつです でも生涯独身だったからなあ…
ご両親も亡くなってるし(御母堂はわりと最近まで生きていた)、
天涯孤独の物故作家の死後に出た本の印税って
どこにゆくのかね
まあ、もしかしたら兄弟はいるかもしれないが
兄弟もいなかった場合はどうなるんだろ
出版社丸儲け? >>79だけど、近くの本屋では売ってなかったんだ。
だから図書館で借りた。 >>85
何人かはわからないけど、お姉さんがいらっしゃると何かで読んだ記憶はあるので、ご存命ならばそちらに印税が行きそうな。
ところで、尼にアップされてるガイドのレビュー、えらいボロカスにくさしてるんだが、何なんだろうあれは。私怨か? >>88
ガイドについての感想も書いてないし、読んでないんじゃないの?
私怨だと思う。 ネット上には一度も面識が無い人間でも一方的に憎んだり出来る
ふしぎな人がたくさんいるしねえ ガイド本購入された方、内容の方はいかがでした?
値段が張るので迷ってます。
連城初心者でこれから読む順番なんかを考える参考になるかなと思ってるんですが。
オススメですか? 連城三紀彦レジェンド第二集の収録作
「ぼくを見つけて」
「菊の塵」
「ゴースト・トレイン」
「白蘭」
「他人たち」
「夜の自画像」 読解力の無さから未だに流れ星と遊んだころのトリックが理解できないンゴ… >>95
一集目に比べるとミステリー的にはやや小粒かな…
小説としてはどれも一流だけど 昨日の朝日新聞(27面)の「この一冊に出会えたから」って記事(読者アンケート)に「私の叔父さん」と回答してる人が居た >>52
俺も表題作しか読んでなかった。
いいこと教えてくれて、ありがとね。 本屋立ち読みでも良いのでこの板の住人のガイド本に対する評価を知りたいです >>102
それでも殆ど内容は同じはずなのでお願いします
どうでしたか?(まさかひどい? 横だが、俺個人としては結構な労作だと思う
何より作者の若さに驚く。同人版を作った時はまだ28、9歳だし
ミステリーへの知識と考察が年配の専業評論家と比べると浅いって
批判もあるみたいだが、プロの物書きではないことと年齢から考えると、
充分頑張ってる方だと思う
実際、唸らされる論評もたくさんあった
そして論評部分以外にも、未読の作品で面白いものを探すガイド本としては
充分使える >>104が書いてくれたのとほぼ同意見
「造花の蜜」についての考察(ネタバレあり)は目から鱗が落ちた >>104
>>105
感想ありがとうございます。 すみまてん、連城先生の作品て怪奇性の強いものを教えてくたたい 何て何て無視すまつの?
決して怪しいものてはありまてん
たた連城先生の作品のお話をしたいたけなんてつ… とうして…とうして…
いつも僕はかり除け者にして…
僕のとこかいけまてんの? コテ外して、なおかつそのキャラやめて素の文章で書いたら教えてやる 皆さん、馬鹿を相手にするレスもどんどんNG登録していこう >>113
そいつの過去の言動は↓で聞いてみて 毎回全く同じパターンで各スレを荒らし出す奴
【蒐集狂】書斎魔神ファンクラブ19【未だ読めず】
http://matsuri.2ch.net/test/read.cgi/bobby/1460014741/
米澤穂信スレで住人一同が徹底スルーを貫いたのでとうとうこっちへ逃げ出したというのが実像
ε⌒ ヘ ⌒ヽフ ブヒ。
( ( ・ω・)
しー し─J このスレで可愛い中学生の少年は見かけませんでしたか〜? 「顔のない肖像画」と「紫の傷」の二冊ってあまり話題にならないけど
傑作揃いじゃね?
短編集としては世間的な評価の高い夜鼠や戻り川よりも好きかもしれない
これらに入ってる初期作品と違って叙述トリックを使ってる作品が少ないし
キャリアを重ねてからの作品だから小説としてこなれてる感じ
初期作品はアイデアは凄いけど傍点を多用しすぎてたりとか、
荒削りなところもあったし それと連城さんってどんでん返しの鬼ってだけじゃなくて、
サスペンスも本当に上手いなんだなと改めて思った
ページをめくらせる手を止めない技術も凄い
花葬シリーズとかだとあまり発揮しなかった技術だったんで、
そういうのを堪能するならこっちだなと >>119
その2つ俺も好きだわ
顔のない肖像画は夜よ鼠たち〜と同じ系譜だと思うけど夜よ鼠たち〜よりインパクトは薄いけどより洗練されてる感はあるよな
夜のもうひとつの顔 紫の傷からは眼の中の現場は傑作だわ レジェンド2で連城三紀彦初体験(1が本屋になかった…)
仕掛けやどんでん返しよりも、流れるような文章の美しさや豊かな描写力に惹かれた
特に『白蘭』は最高だった
これからいろいろ読んでみようと思う スレの流れとは関係ないが私のおじさんで抜いたわ
今年これ書き忘れてて年が変わる前に気づいて危なかったわ ☆ 私たち日本人の、日本国憲法を改正しましょう。現在、
衆議員と参議院の両院で、改憲議員が3分の2を超えております。
『憲法改正国民投票法』、でググってみてください。国会の発議は
すでに可能です。平和は勝ち取るものです。お願い致します。☆☆ 祝 生誕70周年
今年は没後5年でもありますね。早い…… 連城さん読んだことないのですが、レジェンドという短編集を注文しました。入門に良いとのことなので!皆さん宜しくお願いします。 最近復刊とか文庫化とか結構増えてるんで読んでみて気に入ったらよろしくね >>127
もし気に入ったら、花葬シリーズは是非読んでみてほしいです。
戻り川心中と夕萩心中、どちらも素晴らしいので。
私は夕萩心中の中の花緋文字に衝撃を受けてどっぷり連城さんにハマりました。 短編集
戻り川心中 宵待草夜情 変調二人羽織
夜よ鼠たちのために 夕萩心中 美女
長編
白光 造花の蜜
ベタなチョイスだがこれらはおすすめ
新品で手に入るし 「喜劇女優」って最近やたらに好評だけど、俺にはいまいちピンと来なかった。 皆さんありがとうございます。レジェンド読み終わり、白光にいきました。これから夜中、読破します。頭がキリキリしてきましたがドップリ漬かります! 未刊行長編『悲体』が3月下旬に幻戯書房から出るらしい 白蘭って元々は舞台作品だったみたいだけどその時の台本や戯曲ってどこかで手に入れることできないかな…
うーん…… 短編集も長編も好きで読んでる方だと思うけど、なぜに戻り川心中が傑作と呼ばれるか分からない。話に入り込んでいけないせいか驚く場所も分からん。何故だろう 再読して○○○○の人でなしっぷりがジワジワきたな>戻り川心中 戻り川心中は人でなし度もさることながら構成力が花葬の中でも群を抜いてる なんだろう…上手く言えないが、あのオチは「もしかしたら詩人とか作家って
そういうものなのかも…」と読者に思わせるようなところがポイントかなと
でもって、我々読者も作家の人生を知る事で作品を見る目が左右されてるかも…って
身にもつまされる
ただ、言われてみればそういうものかもって思っても、読むまでは考えもしなかった
そこが凄いんだと思う
連城さんの短編って衝撃的なオチばかりだが、こういう風に思わせるものは
そう多いわけじゃないから傑作って言われてるんじゃないかと それと戻り川にわりと近い設定とオチだと思うのは
「花虐の賦」だと思うんだが、戻り川ほどは衝撃受けなかったな
戻り川を読んだ後だからっていうのもあると思うが、
真相が反転してゆく構成が戻り川の方が巧みだったからかな >>140
ありがとう。自分が読める力が足りないと思い、断捨離する中でも手元に置き続けてるので、今年再読する 戻り川心中の短編の中では藤の香が一番すぎだなあ
というか連城短編の中で一番かもしれない
世間では桔梗の宿の方が人気あるかもしれないけど 花葬シリーズの作品人気は戻り川と桔梗がツートップで桐の柩と花緋文字がそれに次ぎ、
残りがその下で団子っていう印象(知名度が圧倒的に低い自画像は別として)
藤の香は最初から最後までビシッと無駄がない感じで俺も好き 花緋文字の犯人の外道度は連城作品ナンバー1だと思う
あれに比べれば戻り川や花虐の犯人?なんて小物 >>142
藤の香いいよねぇ
ラスト近辺の文章がとても好きだ
>>144
まさに外道!!って感じの犯人で衝撃度では一番だったかな。 花緋文字の犯人が漫☆画太郎の描いたキャラ絵で
高笑いしてるのをイメージしてしまったではないか >>145
藤の香のラストの文章が良さ、ほんと同意するなあ
あの関西の言葉の語りでね、終わりあたりに書かれている私は、結局〜〜は私のものでなく隣県で十余年を患った亭主のものだったのと知ったのでごさいます、というこの一文がとっても好きだ
花緋文字は、個人的には、種明かしの語りの中に明かされる三津の死に際の美しさ情緒深さがなにより、と感じてしまうかな
ただのパズルだったなら余分なあの描写があることが、なによりミステリとしてのを含めて、この小説の出来映えをぐっと引き立てているように思うんだよね
だから戻り川心中より自分は花緋文字方が好きかなあ 花緋文字ってやっぱりクイーンの緋文字と同じくホーソーンの緋文字が元ネタなのかね http://genkishobo.exblog.jp/26467929/
>連城三紀彦 悲体(ひたい)
>ISBN978-4-86488-143-2 C0093 ¥2200E 四六判上製 272頁
>3月下旬刊
>ミステリと私小説的メタフィクションを融合させた、著者晩年の問題作にして最大の実験長篇。没5年初の書籍化。
>40年前に消えた母を探し韓国へやってきた男の物語は、次第に、それを書きつつある作者自身の記憶と混じり合う――戦後日韓関係に翻弄された男女をめぐる物語。「すばる」2003〜04年連載を初単行本化。
>※悲体:観音経の「悲体戒雷震」より。観音菩薩が人々の苦しみを救おうという強い自戒の様。 花葬シリーズ&それにまつわるエッセイを一巻にまとめて
、「愛蔵版 花葬」をだしてくれる出版社ないかな。