山田風太郎 其の二十三©2ch.net
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>>416
ありがとうございます!
さっそく購入します。 忍法帖の短編集を買おうと思ったら
品切れ、再販未定だった
増刷・再販してほしいが、出版界が元気ないからなあ
電子書籍には抵抗あるんだが 古本かな。電子は電子でかさばらないからいいんだが所有してるという感覚はないね 『風来忍法帖』を再読中・・・、やはり風太郎先生は素晴らしい
先月読んだ、半村良の『慶長太平記』(祥伝社ノン・ノベル、全3巻)
結末の投げっぱなしぶりが酷すぎ、あまりに読後感が悪かったせいで
風太郎先生の偉大さを再認識してしまった 何がきっかけだろうと双頭の鷲再刊めでたい。ほんとだよ >>422
表紙がベッキーになってなくて何より。
佐伯版持ってるので敢えて買わないが。
これをきっかけに入手困難な作品をもっと復刊しないかな。 でも傑作選扱いじゃないし、表紙も田島昭宇じゃない
売れそうだから取り敢えず刷りましたって感じなのが角川らしいわ
まあ傑作ではないけど忍法帖の中では気楽に読める話
入門編としては案外いいかもしれない 「忍法双頭の鷲」はカッパノベルスの「妖の忍法帖」で読んだ
というか小島剛夕の装画入りなんでだいぶ古色がついたがまだ持ってる
しかし「妖の忍法帖」なんて「おぼろ忍法帖」と一緒で
内容決まらないのに〆切が迫ってタイトルだけ先につけた臭いなw ドラマの感想ひとことくらいありませんか?
自分は今の時代に低予算ながら時代劇の新作を作るという心意気は買いたい。 見たいけど見れないんだ。
これがきっかけで風太郎作品の映像化がいい方向で
広まってくれたらいいなと思ってる >>426
小島剛夕の装画、覚えてる。
小説の軽妙さと挿絵のシリアスさの不釣り合いが記憶に残ってた。 軍艦忍法帖、乗鞍と岡田以蔵の絡む場面がスゲーよかった。
「この女いらなくね?」「そやね」「助けてもらった恩あるし始末するわ」の
淡々とした意気投合振りが最高に面白かった。
あと土屋蓮之丞の使い方がうまかった。
山風先生はCつってるけど俺的にはAだね。幕末好きなので。
話は変わるけど銀河の、牛牧僧五郎は過去エピだけなら主人公クラスだよね。
任務中、ターゲットのせいで仲間ともども武術生命を絶たれたけど
仲間2人は転向できず自殺するなか、新たな技術を修練し、
そんで因縁の相手を私怨じゃなく仰せつかった任務のなかで、
正々堂々真向から挑んで見事リベンジ果たして任務も達成っていうね。
めちゃ有能。そんでこれが7ページで語られているというね。
銀阿弥も「兄弟子と恋人の奸計で目ぇ潰されて復讐」とか「娘の悪事の責任とって自殺した師匠弔うため出家」とか
主人公感ある。 >>433
「軍艦忍法帳」俺が持ってるのは「飛騨忍法帖」
おやじが持ってたんだが、ボロボロになったんで裁断して電子化した
飛騨忍法帖→軍艦忍法帖
おぼろ忍法帖→魔界転生
天の川を斬る→銀河忍法帖
他に題名変わったのあるかな? 牛牧がリベンジ直前、芦部に言ってた「御鉗鎚(けんつい)賜り」みたいなセリフの
鉗鎚の意味がよく分からんだので調べたら「ご指導ご鞭撻いただき」だったんで、燃えた。
親指砕かれて鉄砲の道ダメにされたのに、ご指導ご鞭撻いただきとかかっけえ。
本気で思ってようが皮肉であろうが、テンション上がるぜ。
字面的には「一撃喰らった」程度にしか思えんよ、鉗鎚。山風先生の語彙ぱねえな・・・。 >>435
あの世代以前の作家としては尋常だろう。
むしろ現代の若い作家たちの語彙が壊滅的に貧しくて汚ないだけだ。
日本語の職人として飯を喰ってるのが恥ずかしくねえか?と素人の俺が問い詰めたいレベルの輩が多過ぎる。 ゴールデンカムイのアニメが始まったが、どうしても地の果ての獄を思いだしてしまうw
地の果ての獄の20年ばかし後の話だなゴールデンカムイは。 >>436
いやあの語彙は世代的には全然普通じゃないでしょ
鴎外とかもっと上の世代ならまだ分かるけど
同世代の司馬も漢文的な語彙は遣うけど、山風ほどじゃない
現代の作家が語彙に乏しいのは、
日本人自体から漢文の素養が消えたせいだろうね 古文漢文は当たり前、海外の小説は原書で読む。
うーむ…… >>439
> 古文漢文
まあ、これは俺ごとき者でも概ね読める。
> 海外
ほ、ほっかいどおとかきうしうのしょおせつぐらいなら。 >>438
山風の日記を読むと、日によって文体変えて書いたり、若くして語彙も文章力はすごいよ
同時代の作家だと星新一の日記が最相葉月の評伝に載ってたが、これは俺たちの文章とさほと変わらない
作家としての比較とは関係ないが、若い時から山風の文章力は卓越してたことがわかった 山風は難しい言葉を知ってて使うこともあるけど、文章自体はうまくて気取らずわかり易い
いつも感心するのが「大」をよく使うが(大宰相とか大悪人とか)使い方がうまいので、大仰にならないこと 僧五郎の顔が笑った。──きゅっと笑ったまま、しかしその高い鼻が──逆にめりこみ、
そこから鮮血が飛び散った。自分の顔に命中したものがなんであったか(中略)即死した僧
五郎はついに知らなかったかも知れぬ。
それは彼の武器たる鉛玉であった。
「きゃつ……メタルマンでござります!」
と、地兵衛がうめいた。
ROCKMON 1000 〜天の川を斬る!〜 角川の「山田風太郎全仕事」と一迅社の「幻妖山田風太郎全仕事」は内容は同じなのか?違うのか?タイトルがほぼ同じだから同じ? さっき東京医大のトイレを拝借。
風太郎先生が在学中のころとは様変わりした建物だったが、
風太郎先生もここで用を足していたかと思うとちょっと感慨に耽る。
建物の老朽化、耐震化の強化、手狭感が否めないのか、
裏に新たな建物を建設中だった。
若き風太郎先生が過ごした角筈や淀橋界隈を徘徊しながら、
戦後に書かれた日記には西新宿が廃墟だったことを思い出した。 >>438
歴史モノの元ネタとなる立川文庫とか史記とかいろんなものにも親しんでるからだろうな
忍法帖などで何度も「長蛇を逸す」を見かけたおかげで高校の頃に覚えたが
ああいうのも頼山陽とかの素養があれば信玄ネタ描く時には出てくるもんだろうし
それを応用してあちこちに使えるんだろう
>>441
まあ学生時代から受験雑誌に原稿送って何度も載ってたくらいだしな 武蔵野読了。
・・・うん。自己評価Cは納得。でも幻法知行散乱のアイディアだけは秀逸だね。
アレなら史実で死ななかった人も負けさせれるしハメ外しても扇子丸の体液が悪いって出来る。
何よりコレ、剣腕だけじゃなく忍法も継承できるなら無敵のサポート能力ではなかろうか。
おげ丸なり無明綱太郎の中身を天膳に移植したら不死かつ無敵ですわ。
忍法引き継げなかったとしても、牢姫with丸橋で無双できるよね。
ところで幻五郎憑きされた筏の三分任意車くらった扇子丸と交わった天姫の
血ぃつかった乳房相伝を浴びた人ってどうなるんでしょうね。 ベッキーのアレ、秦漣四郎抹消に爆笑。ダブル主人公のうち片方を消すとか・・・w
公式HP見る限り先輩3人も削除なのかね。いいキャラなのに。
寒河十方斎は城助の看病したりメス猿レイプ肩代わりした人で
鵜殿法印は漣四郎に女郎攻略の手ほどきしたり身代わりで死んだナイスガイなのにね。
五明陣兵衛も散り際かっけえし。
……まあ、出したところでテレビ放映じゃ原作完全再現無理だけどね。
パイパン藩主とか乙国の「褐色にちぢんだ切断面」とか、メス猿レイプとか、
忍法帖のなかでもキワモノだもの。
話じたいは短編連作の刑事ものテイストで、謎でひっぱってく手腕は流石。
藩のお偉いさんらの造詣を、人間くさい悲喜劇の主役に仕上げつつ、
それをエロスと絡めつつも各章のオチのやるせなさに結び付けられるのは
山風先生ならではの逸品だね。
あと最後の伊賀者の始末が適当すぎて噴く。 荒山徹さんは安重根を語れるが、
閔妃(明成皇后)は語れないのが、彼の限界だな。
映像化もされないし、スレは続かないし。
山風の後継者とは思えない。 唐突だが「殺人喜劇MW」って短編、昭和30年に今でいう
「ボクっ娘」を出した山風先生は凄すぎる
同時期に手塚のリボンの騎士があったが、あれはあくまで
男のふりをしてたからだし 当たり前だけどセンセの評価と読者の評価は一致しないもんだね
個人的にB評価の江戸は正直Cにも満たないなと思った
が、風来・忍法八犬伝はSじゃんコレ
ただ単にお姫様のために戦うという設定が好きなだけなのかもしれないが 江戸は子供殺したハードさを自分で買ってるんじゃないかね
忍法帖だけじゃなく、他の作品でもそこまでハードな展開は珍しい
自己評価は基本、立川文庫みたいな冒険活劇から遠いほど高い
風来や八犬伝は活劇的な設定の時点で甘いと思ってたんだろう
ただ、設定の時点で甘いのは甲賀も同じだと思うんだよな
足利義教じゃないんだから、為政者がくじ引きで後継者を決めるがわけない
でもそれは設定の不備というより戦中派の無意識の願望だろうね
戦争の死者たちを無駄死にだと認めたくないんだな
だから甲賀は傑作だけど忍法帖の最高作とは言えない
魔界転生も番外編と考えれば、忍法帖って様式の頂点は信玄か月影 >>455
まんま同意 なんか嬉しい
特に八犬伝ほんと好き 八犬伝はラストシーンがまた泣けるよね。
当事者に悲壮感がなくて、場所も明るいから逆に泣ける。 >>453
荒山先生は秀吉のファンだから、『妖説金瓶梅』で秀吉を
徹底的に侮辱した山風先生をお好きではなくて、
後継者とされなくても、かえって嬉しいのではと思いますよ >>460
>『妖説金瓶梅』
『妖説太閤記』の間違いだよね?
荒山徹がどう思うかは知らないけど、あの秀吉像は「人間の業の肯定((c)談志)」を体現してる凄みがあって侮辱とは思えんがなあ 何年か前にやってた戦嫌いの秀吉のドラマの方がよほど侮辱してると思うな 10年以上前に読んだ妖異金瓶梅を山風コレクションで再読。
初読時と変わらず面白かったが、山風の女性に対する観察眼の確かさを再認識させられた読書だった。 >>461
単なる侮辱だったらラストの徳川家康の独白はねえよな。 家康って言えばせがわまさきの描く家康は妖怪じみていて
あまり山風の家康と結びつかないな
金玉アゴも黒幕だから如何にも不気味で悪そうにしようって感じの
安っぽいハッタリ的なデザインって感じ
オリジナル作なら別にああいう家康でもかまわんと思うが、
山風作品の家康像って秀吉と比べてもっと普通の人って感じなんで
凄い才覚を持った普通の人 でも『妖説太閤記』の太閤さんは
美女への執着が気持ち悪かったぜよ >>466
金への執着、勝利への執着、自分流プライドはの執着…何の執着もない奴は主人公にしてもつまらんだろ
英雄太閤の出世の原動力を「美女への執着」という身も蓋もないものに還元して描いたからこそ面白いんだと思うけどな
自分が嵌めた美男に「お前など真から女に惚れられたことなかろう」と捨て台詞吐かれて
激怒するかと思いきや「本当はああいう男に生まれたかった」とつぶやくとこ(>>464の家康の独白にも通じる)とか鬼気迫ってるよ >>465
忘れがちだけど家康さん、風来で「トーントーン唐辛子」ダンスやらされてるからね。是非あの顔でやって欲しいね。 山風版太閤記の秀吉みてると
朝鮮人が気の毒になるな。 あの秀吉の描写を見ると、ぜひ山風にヒトラーの小説を書いてほしかったな
手塚治虫と水木しげるの描いたヒトラーは欧米人には絶対に創造しえない
ヒトラー像で面白かったし、漫画に対しての小説代表ってわけじゃないけど
山風の解釈でヒトラーを書いて欲しかった ゴールデンカムイ見ながら
「これって山風の明治ものじゃね?」とかオモタ。
マア両者の作風(斜め上のアホ展開と緻密なプロットが両立してるとことか)が似てるのもあるのが大きいが。
伊藤悠あたりに「明治十手架」とか「北の果ての獄」とかコミカライズしてほしいわ。 そこまで似てるとは思わないな
少年漫画的な熱さや幼さの残った正統派の青年漫画でしょ
似てるって感じるのは、山風がジャンプ的少年漫画の礎を作ってるからでは
もちろん地の果ての獄なんかは参考文献として読んだだろうけど
ただ幼女はいても山風的な妖女がいないんだよね
そこがまさに少年漫画っぽい部分なんだけど >ただ幼女はいても山風的な妖女がいないんだよね
狐占い師に凶悪女賊とか出てるけど確かに山風妖女には敵わんな。
どっちかと言うと明治の北海道で西部劇という要素がにているか。
そういや今のCGなら「北の果ての獄」のトレインチェイスとかできそうなものだが
..................(最近のオリエント急行思い出して).....................CG出しすぎるとチープになる悪寒もするが。 >>473
CGが多かったのは三谷幸喜版オリエントじゃなくて、テレ朝のパディントン発4時50分じゃないかな? >>473
いや、ブラナーの奴。(CGだけでなく鉄ヲタ的にもあのオリエント急行は許せん) 朝鮮出兵は秀吉の失策ってのは真実だろうし、
朝鮮人を救うためじゃないのは歴史学うんぬん以前の常識だろう。
別に山田風太郎が悪いわけじゃない。
荒山徹は私欲だけの太閤という存在を描きたくないだけ。 エイト・ドッグス買ったが、女キャラ&信乃が可愛いし、
絵柄もデザインも良かったけど、信乃が角太郎からかったり、
偽珠の文字が八犬士とリンクしてて本人達もそっちを気に入ってたりと
コメディ的に美味しい所が略されてたのが残念
村雨の居場所決める犬士のかけあい楽しみにしてたのに
忍法八犬伝一番好きだから、せがわさん次やってくれないかな… 今さらせがわが魔界転生を始めちゃったのが返す返すも惜しい
あれは他の漫画家が散々コミカライズしてるんだからもうええわ
それよりも誰も漫画化しそうもないが、放置しておくには惜しい忍法帖が
他にもたくさんあるのに 江戸忍法帖、評判いまいちだけど、童心に返って爽やかな冒険活劇として読めば
ラストバトルも燃えるし、結構面白いと思ったけどな
まあAにはいかないにしても
面白くて話もまとまってる「明治かげろう俥」「おんな牢秘抄」がC評価とは… 江戸は主人公がガキ殺されて奮起するのとサブの一般人が敵殺すところがダメだった
お前その前に部下4人やられてるのに…えっ敵そんな強くなくね???っていう疑問が先に来て >>479
ハッピーエンドの作品は自己評価が低い傾向があるような気がする >>481
「風来」もB評価だし、そういう心理は風太郎さんにあったと思うね。
後は、作中の忍法のオリジナリティも自己評価に関係あるのかも。 >>481
柳生十兵衛が出てる「柳生忍法帖」と「魔界転生」はハッピーエンドだけど例外的にA評価。自分が設定した十兵衛のキャラが好きだったんだろうな〜 同じくAの「笑い陰陽師」にも特殊な思い入れがありそう 笑い陰陽師は徹頭徹尾無意味って意味で山風は忍法帳の最高傑作だと言ってんじゃないのかw >>485
笑い陰陽師が「一番出来がいいと思ってるんだけれども、誰もそう言ってくれない」とインタビューでこたえてたのを読んだ事がある。 風来と忍法八犬伝評判良いのは、山風先生らしさと物語の王道の
バランスがいいからかな
エロ、ユーモア、冒険活劇、トリッキーな展開、聖女、男の純情
と一通りが揃ってるし
でも作者評価はBか >>483
魔界転生ってハッピーエンドかあれ?
風来もそうだけど味方にも犠牲者出まくってハッピー呼ばわりは不憫すぎ
山風は基本人と同じことはやりたくないって作家だからな
だから他の作家がやらない明治ものや室町もの、キリシタンものを書いた
王道も書かないわけじゃないけど好きでもないんだろう
だから十兵衛すら自分の手である意味惨めに殺してしまった
柳生武芸帳の十兵衛の宿敵・山田浮月斎は十兵衛を殺せなかったけど
似たような名前の山田風太郎が殺したってのは面白い因縁 >>488
柳生武芸帳は未完だからなんとも言えないけど
あの頃の五味康祐とか柴田錬三郎とかの時代小説(に限らないけど)はハッピーエンドを良しとしないとこはあるな
十兵衛は史実として早逝だから最後まで書くと天寿全うと違うエピになりがちというのもあるかも >>490
残酷物だな
五味とか柴錬は何冊も読んでたけど、そういう時代があった事は
「シグルイ」や原作の南条範夫「駿河城御前試合」で知った 主役が奔放な男の娘でヒロインが可憐なロリと、
忍法八犬伝のキャラは今の時代でウケそうだけど
源八の戦いがネックというか掲載誌を選ぶな
毛野はアレンジやぼかしでごまかせそうだけど >>492
山口譲司がコミカライズしてるけど知名度低いのかな〜
全2巻だからかなりエピソード削ってるけど、スピード感あって面白かった。
ラストバトルは馬琴の南総里見八犬伝で有名なシーンを彷彿させるし。 最近スロットから原作を知って甲賀を読みました地元なだけに知ってる地名も出てきて楽しかった
今、 「死なない剣豪 (広済堂文庫)」 読んでる途中なんですが
この短編には若き日の 柳生十兵衛(22) が登場しますが
有名な十兵衛三部作の他に、山田風太郎作品の短編で
柳生十兵衛が登場するものがあれば教えて下さい。
>>276
>>278
>>284
の 「からすがね検校」 は、未読ですがこちらには十兵衛が登場してるんでしょうか?
ちなみに 「からすがね検校」で検索したら以下の文庫に収録されてるとか
「ヤマトフの逃亡―山田風太郎傑作大全 19」(廣済堂文庫)1998年2月
「伝馬町から今晩は」(河出文庫)1993年10月
「笊ノ目万兵衛門外へ」(大陸文庫)1989年10月 >>498
「からすがね」は幕末近くの話なので、江戸時代初期の十兵衛は登場しません。 >>498
「伊賀の聴恋器」には子供時代の十兵衛出てるよ。
収録は角川の同タイトルの奴とか、ちくまの剣鬼喇嘛仏とか。
後者は尼ですら電子書籍の方しかないけど。
ちなみに角川版同時収録の「喇嘛仏」「さまよえる忍者」「小塚ッ原」は
もし未読なら、十兵衛は出てこないけど、オススメしたい。
特に喇嘛仏はせがわ先生版も素晴らしい。武蔵が可愛い。
他の作品も山風テイストあふれる逸品だし、
尼でも安く買えるので、是非。 「つばくろ試合(忍法帖)」には名前だけでてくる。
「くノ一死にに行く」「忍法鞘飛脚」に収録されてる。
「からすがね検校」は幕末の話。
幕末の柳生家当主が昔の剣豪にあやかって子どもに十兵衛と名付けただけ。 異世界転生ものばかり受ける時代に魔天忍法帖アニメ化とかないかね
主人公チートものでもないし むしろ今はチートじゃないとダメでしょ
主人公が状況に振り回されるだけで全然カタルシスがない
本人評価Cも納得の凡作だし、いまどきのアニオタに受ける要素もゼロ
それより今はゴールデンカムイのヒットで明治ものの方が企画通り易いはず
幻燈辻馬車は岡本喜八が書いた脚本も残ってるんだし >>503
主人公チートがいいのなら「おんな牢秘抄」がいいんじゃないか
姫君は美人で育ちがよくて頭がよくて剣も無茶苦茶強くて弱点はなし、ラストで彼氏がうんざりするくらいw
あとは「忍法忠臣蔵」の無明綱太郎もチート
難はどちらもとっくに映像化されてる
出来はよく知らん 話がまとまってて読後感も良い「明治かげろう俥」「おんな牢秘抄」と、
とりとめが無くてぶった切ったようなラストの
「魔天」「武蔵野水滸伝」が同じC評価ってのが腑に落ちない…
個人的には前の2作はB以上、後の2作はD以下って感じなんだけど 魔天は纏まってはいるでしょ、面白くないだけで
ニーチェの永劫回帰がテーマなんであのラストは別にぶん投げではない
ただ武蔵野は終始グダグダで確かにどうしようもない
あれよりは何十年も刊行すらしなかった創世記の方がまだマシ 主人公チートなら声優の山口勝平が妖説太閤記を大好きで
秀吉役がやりたいって定期的にツイッターでつぶやいてるな >>506
このスレだったかで、ハッピーエンドは自己評価が低いんじゃないかという考察があったね ていうか山田風太郎記念館とかあるんだな
但馬のそれも山奥のほうだから行きづらそうだけど 豊岡や城崎よりさらに田舎だからな
観光でも足が向きづらい
あれは記念館ってより地元の記念碑みたいなもんだろう
山風は養父(やぶ)で両親死んでるから養父(叔父)に育てられた
しかも医大出てるのに医師免許持ってない藪医者w 手術もしてない
小説の中ではありとあらゆることをしたが 読んだのがかなり昔で細かい所というかタイトルも忘れてたけど
最初と最後と刺身美味そうだったのは今でも覚えてる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています