マジで「やられた!」ミステリ 第三十一巻 [無断転載禁止]©2ch.net
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国内・海外、長編・短編問いませぬ。
古今東西「叙述トリックの名作」や「マジでやられた!」と思ったミステリを語りませう。
【大嵐】マジで「やられた!」ミステリ 第三十〇巻 [転載禁止]©2ch.net
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VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured 収めようがなければネタバレしてもいいと思ってるのか? キチガイの悪い影響で読書感想文書くヤツがまた一人増えたのか 『ロートレック荘事件』1990年、筒井康隆(新潮文庫版)
夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。ロ
ートレックの作品に彩られ、優雅な数日間のバカンスが始まったかに見えたのだが…。二発
の銃声が惨劇の始まりを告げた。一人また一人、美女が殺される。邸内の人間の犯行か?ア
リバイを持たぬ者は?動機は?推理小説史上初のトリックが読者を迷宮へと誘う。前人未到の
メタ・ミステリー。
メタ・ミステリーって何だよw意味が分からん
「美女が殺される」って表現も女性差別っぽいなあ
【目欄】として【目欄】などと共に、必ず挙げられる本書
ところがネットの感想を見ても【目欄】というジャンルを知らないと思われる人が多い
著者はメインがSF畑だから、ミステリに詳しくないファンも多いのだろう
【目欄】から3年後の作品だから、その時点では先進的なトリックだったのだろうな 200ページちょっとで長編というより中編
トリックに特化した作品だからあまり長くしてもだれるだけだから短いのは良い
トリックは秀逸で、見抜けなかった
【目欄】というトリックには素直に驚く 手品で言えば、【目欄】ということになるだろう
【目欄】に引っ掛けがあるとは盲点だった ヒントはあるが、アンフェアだという意見も多い
ヒントは例えば【目欄】といったものがある また【目欄】ページには露骨に【目欄】ことが記述されている しかし粗もあって、会話に不自然なところが見られたり、【目欄】とか、 種明かしでは、逐一ページ数と行数つきで解説があるので驚いた
まるで現国の回答解説みたいで、やり過ぎに感じた
最後まで【目欄】はわからない
Wikipediaには登場人物に【目欄】とあるがこれはアンフェアだろ
なぜかロートレックの絵がカラーで掲載されていて、トリックに関係あるのかと思ったら無関係だった
表現に癖があって、ミステリとして違和感がある
例えば「げらげら笑う」「のけぞった」「『まああ。まああ。』」「『がが、外部の、は、犯人が』」
「うおう、と、声をはねあげ、身をよじり」のように、オーバーアクションでギャグ漫画のような表現が多用される
一人称が「おれ」であることも含め、これらの表現は、著者のスラップスティック小説ではお馴染みの表現だ
スラップスティックの場合は、これらの表現が効果的だが、ミステリだと浮いてしまう
著者は、昔からだが、文章があまりうまくない
経営者の木内文麿の部下の従業員で錏和博(しころ かずひろ)というキャラが出てくる
錏は木内の娘の典子に惚れている
木内はロートレックの蒐集の趣味があり、娘の典子を高名な画家と結婚させたがっている
木内邸に集まったのは資産家や画家や准教授で、サラリーマンの錏は「場違い」だ
このあたりの描写に以下のように不快な点がある
錏は確かに図々しくてそれほど好感が持てる人間ではないのだが、
資産家や画家や准教授といった「上級国民」は、典子と結婚したがる錏に対し「身分をわきまえない」と嘲笑する
経営者と従業員の間には「身分」の差があるのだろうか?
資産家と労働者の間には「身分」の差があるのだろうか?
著者は、「上級国民の鼻持ちならないエリート意識」を揶揄しているわけでもない
どうも著者は、身分差別主義者であるらしい 著者は、本作を書いた3年後の1993年に、断筆騒動を起こしている
著作である『無人警察』が角川の高校国語の教科書に収録されることになったが、
作中の癲癇の記述が差別的であるとして、日本てんかん協会から抗議を受けた
角川が『無人警察』を無断で教科書から削除したことで、著者は断筆宣言した
世間では、この事件を、表現の自由をめぐる戦いだととらえたが
単に筒井氏が病気を差別する差別主義者なんじゃないだろうか?
それは本作における、重樹の身体障害の扱いについても同じなのだ
重樹は幼いころの事故によって、下半身の成長が止まるという身体障害になった
画家のロートレックも同様の障害を持っていた
木内がロートレックの蒐集家であることは偶然という設定だ
作中の重樹は、コンプレックスの塊として描写されている
女性に好意を持たれても、同情であって愛ではない、自分が女性に愛されるはずがないと考え、
女性と愛し合って結婚することなどまったく考えもしていない
さらに【目欄】という行動に出ている
こういう描写は、身体障害者に対する偏見を助長する
身体障害者は健常者に対するコンプレックスがあり、精神が歪んでいるという偏見である
著者がそういう偏見を持つのは自由だが
そういう著作を書くことで、障害者に対する偏見を助長するのは、
表現の自由という名のもとであっても許されない
逆に、ハリウッドでは、黒人が知的な職業についているのが描かれる
これは実際に黒人の教育水準が低く、知的な職業につけないことが多いから
そういったイメージによる差別をなくすためだ
人間は差別をする生物である
だから差別をなくすために、イメージ操作をすることも必要になってくる
実際に身体障害者がコンプレックスを持っているかどうかは別にして、コンプレックスを持っていると創作で書いてはいけない、とわかるだろう 解説で、佐野洋氏が、車椅子の知人がいるので、車椅子の登場人物は書けない、と言う
それに対して編集者が、アイアンサイドとかいるからいいでしょと言う
アイアンサイドは善玉だろw
この作品では、重樹はコンプレックスで精神が歪んだ【目欄】と描写されているじゃん
身障者への偏見を助長するだろ
やっぱ筒井はただの差別主義者だと思う
冷血人間だ
最後に、【目欄】が、身障者である重樹を本心から愛していたとわかるが
そこまでに身障者のイメージが最悪になっているので蛇足にしかなっていない
精神が歪んだ身障者を好きになる女なんているわけがない、嘘っぱちだと感じてしまう
著者は何が書きたかったのかまるでわからない
スラップスティックしか書けない奴が無理するな(おわり) 本当にTwitterにでも篭ってて欲しい
新しいやられた作品の情報探しに来てるのに何故もうテンプレ入りしているような作品の下手な感想文見せられなきゃならんのだ >>215
この世は君を中心に回ってるわけじゃないって理解してるか?
君は新しい作品の情報を探しに来てる
俺は読んだ作品について書きに来てる
俺は別に、新しい作品の情報を求めることを禁止してはいないぞ?
だから君も、俺が読んだ作品について書くのを禁止する権利はない >>216
そうそう
NGできるのに書き込むなというのは過大な権利の要求
わざわざコテつけてやってるのに甘えるな メビウスの殺人読んだけどこのオチはどないなん
伏線なんも無いし反則じゃ テンプレにある作品の話をしようとすると怒られるらしいよw したらば辺りに避難所でも作った方がいいんじゃねえの
NGで見えないっつっても10連投とかするようじゃこいつの書き込みでスレ埋まってまともに会話なんてできねえじゃん ひどいいいがかりだな
・ネタバレは目欄
・目欄は最大32文字
これを守ってるだけなのに非難するとは誹謗中傷も甚だしい
文句があるなら板のルールを変えるか、2chに言ってメール欄の文字数と
1レスの行数制限を増やしてもらえ テンプレ作品の話がダメなんじゃなくてテンプレにもう入ってるような有名作についてダラダラ独りよがりな小学生並の読書感想文を撒き散らしているのが問題 『塔の断章』2003年、乾くるみ
お腹の子の父親はあなたよ―別荘の尖塔から転落死した美貌の社長令嬢・香織。悲劇が起きたのは、ある小説のゲーム化を企画するメンバー8人が別荘に集まった夜だった。父親は誰か。彼女の本当の死の理由は。激しい恋が迷い込んだ先の暗黒を描いた、乾マジックが冴え渡る"謎解き恋愛ミステリー"の決定版。
『イニシエーション・ラブ』を読んでやられたのでテンプレにある本作を読んだが
まったくやられなかった。失望した
出版社も本作が駄作であることはわかってるんだろうな
まあ本なんてタイトルと表紙と惹句と帯で騙して売れば勝ちだからな
本章は、「わたし」の一人称による記述が、時系列をランダムにして構成されているが
この構成には特に意味がなく、何のためにやっているのかわからない
序章では「男」が「女」を塔から投げ落として殺す描写があるが
描写が下手糞で【目欄】がわかってしまう 辰巳まるみの一人称なのに、内心の描写が少なくて【目欄】であることは容易にわかってしまう
【目欄】とか 【目欄】があるわけでもなく
館の見取り図がついているが、デザインが奇抜なわけでもトリックに関係するわけでもない あくまで【目欄】しかないが
前述の通りそれは失敗していると言わざるを得ない
人間関係の描写とか辰巳まるみの過去の描写にはまるで興味が持てない
この作者、魅力的な登場人物を造形するのが苦手のようだ(おわり) 最近伊坂読んでるんだけどここに入らない理由は分かった気がする ラッシュライフは伏線楽しいけどやられるってほどでもないな まとめで見たんだけど、目欄って作品がわかんない
教えてください 葉桜はやられた後にタイトルの意味を悟った時のじーんとくる感じが真骨頂だと思う 若い著者が書いてるんだから萎えるわ
若者に高齢者の気持ちなんてわからんよ >>239
そんな事言うたらたいがいの作品は萎えてしまうな
男に女の気持ちはわからんとかさ
極論を言うと人を殺した事のない人に殺人者の気持ちなんてわからんよ
ってなってしまう それは違う
誰でも殺人者になるわけではないが誰でも【目欄】にはなるだろ 違わないね
誰でもなろうとならなくとも
どちらも作者の頭の中で作られた作品であることに変わりはない 「流石に車を運転した事の無いハードボイルド作家はマズいだろう」と40前で教習所に通った作家がいたな。 >>244
お前の理屈だと、世界中の男全員がホモの世界を描いてもリアルってことになるけどなw 例えば、天動説が信じられていた時代に、天動説の小説を書いても、誰も間違ってるとは思わない
しかし現代で、(この世界が)天動説の小説を書けば、みんな間違ってると思うだろ
読者が間違ってると感じるかどうかは、読者の知識に関係してくるんだよ
したがって、ほとんどの読者は、殺人の経験がないから、殺人犯の心理なんてわからない
だからほとんどの読者は、殺人犯の心理描写が間違ってると言う根拠がない
しかし【目欄】の場合は、該当する読者がたくさんいるのだから
【目欄】に該当しない作者が【目欄】の心理を書いた場合、間違ってるという批判を受けることになるね 『葉桜』は俺も読んだ
【目欄】に片足くらい突っ込んでるし【目欄】の知人の気持ちも少しはわかる
その上で、『葉桜』の【目欄】の心理描写はリアルではないと感じた 他にもわかりやすい例をあげる
「オオカミがウォーンと鳴いた」という描写があっても
読者のほとんどはオオカミの鳴き声なんか知らないから
「そういう風に鳴くのかな」と思うだけだが
オオカミの鳴き声を知っている人なら「そんな風には鳴かない」と思うかもしれない
いっぽう「猫がワンワンと鳴いた」というのはほとんどの読者が間違ってると思う
なぜならほとんどの読者は猫の鳴き声を聞いたことがあるからだ 典型的なのが時代考証で
昔は「北町奉行所と南町奉行所が手柄を取り合う」なんて時代劇があった
しかし今では「北町奉行所と南町奉行所は交代制」という知識が広まっているので
その描写は間違いだとみんなわかるようになった 人間以外の未知の生物が、未知の世界で、未知の物理法則で行動するフィクションであれば
どんな描写もどんな心理描写も、誰も「間違っている」とは指摘できない
だけど人間が、既知の世界で行動する小説やドラマであれば
知識のある人からは「間違っている」という指摘を受けるのは当然のことだ また「連投ガー」とか言う馬鹿がいるんだろうな
俺は考えてることがたくさんあるから書き込みも多くなるのよ 凄く一生懸命なのだけは伝わったから大丈夫
もう十分だよ 心理描写がリアルではないと感じるのは自分も高齢者だから? ワンワンと鳴く猫はいるよググれば動画出てくる
猫がワンワンと鳴くという描写はリアルなんだよ
猫がワンワンと鳴くのを耳にしたことがない人間にとってリアルに感じられないだけでしかない つまり自身が言ってる通り、読者が間違ってると感じるかどうかは読者の知識に依存しているが
読者や読者の観測範囲が狭いだけの可能性もあるから実際に間違ってるかどうかはわからない
ワンワンと鳴く猫が存在するかどうかは全ての猫を観測しなければ不明
だから、間違っているわけではないんだよ。間違っているように感じるだけ
猫の問題では正しくないと言ったところで何も問題はない けど人間の場合はそうはいかんのだよね
いるかもしれない者をいないものとして扱った場合、いた場合その人の人権を否定する事になる
老人の描写を正しくないと感じても、それを正しいと感じる老人がいるだろう可能性がある以上口にすべきではない
それはある種のレイシズムなんだよ。老人はこうではなければならないと規定しそうでないものはリアルな老人でないとしているのだから >>251を最初に言えよ。
あと、今回のは1レスか2レスに纏められただろ 叙述ダニット君って中学生か悪くてFラン大学生かと思ってたけど
中年でこんなんなのかよ
そりゃ将来に希望なんか持てるわけないし葉桜に共感もできんわ >>258
まさにそれが答えだろ
猫がワンワンと鳴くのを「知らない」人がほとんどなんだから
ほとんどの人は「猫がワンワンと鳴く描写」は「間違い」であると思う
>>259
天動説のところで書いたように、何が真理であるかは関係ない
つまり、ワンワンと鳴く猫がいるかどうかは関係がない
>>260
誰でも自分の感覚を表明するのに他人の感覚を斟酌する義務はない
それはレイシズムではない >>261
お前の希望のレス数に収めないと行かんのかよw
お前は俺のマスターなのか? >>262
その言い方は粘着ストーカーだなw
中傷しかできない時点でお前の負け ・レス数を数えたりレスが連続しているかどうか、行数は何行かなどの形式ばかり気になる偏執狂
・中傷しかできない無能
・論理的に反論しているつもりで反論になってない低脳 俺が言ってるのは、まだ「議論」ですらない
議論の前に、ルールを揃えようって話をしてるだけだ
ルールがないと、2chでは揚げ足取りや詭弁で議論にならないからな 詭弁のガイドラインにもあるけど
犬はワンワンと鳴くと書いただけでも
「世界中を探せばワンワンと鳴かない犬もいるだろ」
と詭弁かましてくる低脳ばっかりだからな
議論する脳がないから詭弁に逃げるんだよ >>268
ちゃんと読めよ。>>260だよ。それは論とし問題じゃないって言ってるだろ
個人の感覚を語るのは問題ないがそれが正誤に敷衍されてしまうから問題なの
実際お前自身リアルではないから正誤になってるじゃん
正しい何かを規定する事はそうじゃない者を排斥する行為でしかない
これを差別と言わずして何を差別というのか くそしょーもない例え話に付き合ってる奴も一緒に出て行ってほしいんだがw そもそも「俺が議論をしているつもり」だと思ってるから
「議論になってない」と感じるわけでそれがとりもなおさず俺が何を言ってるのか全く読めてない証左やんけ でも言い負かされたら逃げるんでしょ?
俺以外の人間とのやり取り見てたけど
相手が罵倒する→屁理屈をこねる
相手が理詰めで話す→罵倒する
で話が合わないようにしてるだけじゃんお前 無理無理
ここはもうキチガイとそいつをいじる人のスレになってしまったから
普通に話をしたい人は別のスレで話した方がいいよ なんで肯定的な意見なんか無いのにここに無益な駄文を残し続けるのか理解に苦しむ
ブログかTwitterでやれよ 『凶鳥の如き忌むもの』三津田 信三、2006年
瀬戸内海の兜離の浦(とりのうら)沖に浮かぶ鳥坏島(とりつきじま)。鵺敷(ぬえじき)
神社の祭壇"大鳥様の間"で巫女、朱音(あかね)は神事"鳥人の儀"を執り行う。怪異譚
蒐集の為、この地を訪ねた刀城言耶(とうじょうげんや)の目前で、謎の人間消失は起きた。
大鳥様の奇跡か?鳥女(とりめ)と呼ばれる化け物の仕業か?『厭魅の如き憑くもの』に続く
"刀城言耶"シリーズ第二長編待望の刊行。
刀城言耶シリーズは『厭魅』『凶鳥』『首無』『山魔』の順に刊行されている
この2作目を飛ばして1,3,4と読んでからこれを読んだのだが
4作の中ではこれが一番つまらなかった
過去に怪異(と解釈されている)現象が起きていて、ふたたび事件が起きるという、このシリーズでは定番のスタイル
18年前に、朱音の母の朱名(あかな)が、無人島の鳥坏島の祭壇で鳥人の儀を行った
鳥人の儀が成功すれば、巫女である朱名は大鳥様に変化して飛び去るらしい
しかし朱名は立会人6人とともに忽然と姿を消し、6歳の朱音だけが発見される
朱音は、鳥人の儀に失敗した母が、鳥女と化して6人の立会人を殺したと証言する
そして24歳になった朱音は、巫女として母と同じ鳥人の儀を行うという
だが、6人の立会人の一人に選ばれた刀城言耶の目前で、密室状態の祭壇から朱音もまた姿を消してしまうのだった
そして朱音の使用人の赤黒(あかぐろ)が、海に飛び込んで自殺したと思える状況で消え、他の立会人も一人ずつ消えていく
メイントリックは、朱音が消えた人間消失のトリック
海に面した断崖絶壁しか逃げ場のない(と思われる)半密室状況で、人間を消すにはどうすればいいか?というお題
ネットではけっこうわかった人がいたが、俺はわからなかった
ハンググライダーか気球でも使って空に逃げたのかと思った
不満があるのは、朱音が消えたトリックが、殺人とは直接関係がないことだ
作中中盤で、刀城言耶と立会人たちは、人間消失の方法の合理的可能性について延々と検討する(この部分はかなり退屈)
その中で、犯人が祭壇で朱音を殺したのであれば、犯人は密室に入って出なければならないことになり、合理的な説明が困難と示される
つまりこの人間消失のトリックは、推理小説における所謂トリックとは違って、人間消失のイリュージョンの手品の種明かしに近いものだ
その意味で、ミステリとしての面白さには疑問符がついてしまう また、この作品では他殺体がまるで出てこない
殺されている登場人物も、「消える」と描写されるだけだ
他殺体の出てこないミステリのどこが面白いんだ?
怪異要素も少ない
人間消失には、当然だが合理的な説明がつくので、鳥女などという存在は出てこない
鳥女(と思われる怪異)の描写も、羽搏き音が聞こえるだけであまり怖くない
『厭魅』の時も感じたが、この作品でも謎解きで刀城言耶が、披露した謎解きを自分で否定するのを繰り返している
これは何の意味があるのかわからないが、苛々させられる
4作目の『山魔』になると謎解きも短く洗練されてスッキリするのだが、2作目ではまだ悪い癖が出ている
2作目ということもあって、民俗学の蘊蓄が多いのはいい
しかしこの作品では、さすがに蘊蓄が多すぎると感じる
多すぎても退屈でいけない
本編がつまらないから、余計に民俗学の蘊蓄で水増しされたように感じる
最後にメイントリックだが、バカミスと言ってもいいんじゃないかってくらい非現実的な気がする
いくら【目欄】では15分で【目欄】になるといっても、【目欄】にくっついた【目欄】まで【目欄】がきれいに【目欄】になるわけじゃないだろ 【目欄】と、きれいな【目欄】を間違えるなんてことは無いと思う
【目欄】まで【目欄】がきれいに【目欄】ってのか?
それこそ机上の空論だろ 動機も納得できない
【目欄】と【目欄】のどっちかにすれば鳥人の儀はもっと簡単なはずだ
後者だけでも、目的である【目欄】は得られるんだから
両方やろうとするから、めんどうくさいことになる
トリックに合わせて話を作ったせいで無理があり過ぎる(おわり) ほらやっぱり逃げた
僕が正しいんだお前らみんな間違っててバカなんだーって喚いて
相手の指摘は一切無視するのが叙述ダニット君の言う議論なんだね
どうせこれにも中傷とか抜かして逃げるんだろうけど
個人攻撃ならまだしも中傷っていうならどこがどう現実と違うのか説明してもらいたいもんだ
>>274
現実での扱われ方がここでの扱われ方よりはるかに酷いんでしょ
誰も自分に興味持ってくれないってのがわかってるから共有スペースで暴れるしかないんだよこういうやつは >>279
俺はお前と違ってこのスレに張り付いてられるほど暇じゃねーよw
このスレを見てる間は話をするが、レスがなければ見なくなるからな
それで逃げたって言われてもw
今回も中傷だけのようだから出ていくよ なんか書斎魔神風な戦いになってきたな
昔からヤツを訴えたとか逮捕されるだなんだと住人らが追っかけ住人らがほざいてたが
書斎がいまも健在にコメントしてるとこみるとリップサービスだったのかなw >>280
ほらまたそうやって罵倒に逃げる
読書感想文書いたんだからスレも開いたし時間的余裕もあったんだろ
それでお前は返事をしないって選択を取ったわけだ。逃げてるじゃん
そして案の定中傷の説明もできなかったね
背伸びして議論とか言っても論理的に話す能力ないもんな とうとうやられたスレなのにミステリとしてつまらないとか見当違いなこと言い始めた
お前が面白いと思ったかどうかなんて誰も興味無い
本当にただの読書感想文じゃねえか えーと、ここはミステリー板ですが、ミステリーとしてつまらないというのは見当違いなんですか?w
驚きましたね
私は他の人が面白いとかつまらないと書いてるのを参考にしますけど
他の人の感想には興味ない人もいるんですね
じゃあなんで他の人のレスを読むんでしょうか?
矛盾してますねw かまってる奴も連鎖あぼーんしたいから
かまいたい奴はレスアンつけてくれよ
誰かテンプレのでいいから「クールキャンデー」や「弁護側の証人」くらいの
短めでやられる奴教えてくれ >>286
『生存者、一名』
クールキャンデーと同じく祥伝社400円文庫だから薄いぞ >>284
スレ違いって言われて板違いじゃないとか言い訳初めてアスペかな?
まあお前の読書感想文なんか適当なスレでも相手にされないだろうけど
>他の人の感想には興味ない人もいるんですね
他の人の感想じゃなくてお前の感想が興味ないって言われてるんだよ
葉桜の件でもそうだけど自分が底辺なのを一般化するのはやめようね >>286
前スレで紹介した翠迷宮とか
光原百合のわが麗しの君へだけは読む価値あるぞ
あとテンプレの貴族探偵は未読だったらかなりおすすめ 三津田は文章がど下手だからつまらないと思っても仕方ないね 『弥勒の掌』2005年、我孫子武丸
愛する妻を殺され、汚職の疑いをかけられたベテラン刑事・蛯原。妻が失踪して途方に暮れ
る高校教師・辻。事件の渦中に巻き込まれた二人は、やがてある宗教団体の関与を疑い、と
もに捜査を開始するのだが…。新本格の雄が、綿密な警察取材を踏まえて挑む本格捜査小説。
驚天動地の結末があなたを待ち受けます。
デジタル大辞泉における叙述トリックの定義を見ると、以下の通りである
「文章の記述上の仕掛けによって、読者をわざと誤認に導くもの」
「一般に、記述から想像される人物像や犯人像に関する読者の先入観を欺くものが多い」
ヴァン・ダインの二十則の第二則に違反しているトリックと言い換えてもいいだろう
ここで疑問に思うのだが、読者だけでなく、探偵(や警察等、以下同じ)も、読者と同じ誤認をしている場合は、叙述トリックと言えるだろうか?
大辞泉では「探偵ではなく読者だけを」とは書いていないからその点は問題ない
探偵は一般に、小説の「文章の記述」を読むことはできないが、物語内の手記(や日記等、以下同じ)を読むことはできるから、手記の「文章の記述」を読んで誤認することはできる
読者も同じ手記を読んで同じ誤解をすれば、叙述トリックになる
ただしその場合でも、犯人が意図的に探偵を騙そうとした記述であれば、叙述トリックではなく、ただの「トリック」にあたるだろ
ただし、叙述トリックとして有名な作品群を見ると、探偵は誤認しておらず、読者だけが誤認しているものが多いと思う
なぜなら、同一人物かどうかや年齢や性別や人数や場所や季節を誤認させる叙述トリックは、探偵が「見ればわかる」からで、読者のみが騙されるわけだし
自分(読者)だけが騙されていた方がショック(カタルシス)が大きいからだ
さて、この作品は【目欄】になる しかし、探偵役の辻も、【目欄】ことに気づいていないので、読者と同じように【目欄】誤認をしているわけだ
そのため、トリックの種明かしのカタルシスがいまいちで、物足りなく感じる
ネットでの評価もあまり高くなく、意外性はあるがそれだけ、といった評価になっている 表紙には、親指と人差し指で〇をつくるイラストが描いてある
しかし、広隆寺弥勒菩薩像は、親指と「薬指」で〇を作っているし、作品中でもそう記述されている
明らかなイラストレーターの間違いだが、文藝春秋社はこんな間違いのままよく出版したものだな
タイトルの「弥勒の掌」は、西遊記の「釈迦の掌」のもじり、洒落なのだろうけど
西遊記では、「束縛から逃れたと思ったが逃れていなかった」という意味なので
この作品との関連性はあまり無い
編集者のセンスを感じないタイトルだ
巽昌章氏の解説がよくできている
著者の我孫子氏と、京都大学推理小説研究会で同級の法月綸太郎、4年上の綾辻行人を比較したところを抜粋する
「(我孫子氏の作品は)選ばれた趣向に適した作品世界が、ぴたぴたと手際よく割り当てられてゆく」
「つかみどころがない」
「綾辻の作品は、ノスタルジックな雰囲気と玩具めいた小道具の数々に飾られた趣味の小宇宙」
「法月の書くものは、意図的に採用された不調和をはらんでいて(中略)サスペンスの構成、ハードボイルドの語り口、本格の論理(中略)といった一見水と油のような要素が組み込まれている」
要するに、綾辻作品や法月作品には「特徴」があるということだ
綾辻は何を書いても綾辻だし、法月は何を書いても法月になる
だから読者も安心して、綾辻や法月のファンになれる
だが我孫子はそういった定型的な特徴を持たない
思いついたトリックに対して最適な構成や語り口を選んで書くことができる
その点は軟体動物のようで、とらえどころがない
器用なのだろうけど、作家としては損だと思う
読者というのは、作家の作品の特徴を「好きになる」ものだからだ
あと、死体があまりグロくないのが不満だ
死体が殺された無念の形相をしていることにより、読者は犯人を恨むことができるからだ
探偵に、犯人を捕まえてくれと願うことができるからだ
読者は正義になりたいのだ
ミステリに「穏やかな死に顔」など誰も望まないだろ >>294と>>295のレスはまとめることができたな
無駄な分割をしてしまった
陳謝する 今年も終わるので最近の作品でやられたのをいくつか
・松本英哉『僕のアバターが斬殺ったのか』 ミステリの題材としてARゲームを扱った新機軸
・市川憂人『ジェリーフィッシュは凍らない』 シンプルかつ大胆な仕掛けで『そして誰もいなくなった』に挑んだ作品
・白井智之『おやすみ人面瘡』 全身に顔が発生する病気が流行っている世界の中で披露される、おそらく前例のなさそうなトリックの数々
・伊吹亜門「監獄舎の殺人」(短編) 法月にもあった死刑囚の毒殺ホワイダニットを扱った時代ミステリ。二転三転する解決が面白い どれも各ランキングで評価高い作品だね
福ミスなりミステリーズ新人賞なりなかなか話題になる作品が少ない賞からだとなんか楽しみだな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています