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マジで「やられた!」ミステリ 第三十一巻 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001名無しのオプ 転載ダメ©2ch.net (ワッチョイ d2c1-jLml)
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2016/10/06(木) 21:30:11.17ID:oXehP2KH0
国内・海外、長編・短編問いませぬ。
古今東西「叙述トリックの名作」や「マジでやられた!」と思ったミステリを語りませう。

【大嵐】マジで「やられた!」ミステリ 第三十〇巻 [転載禁止]©2ch.net
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1442918199/
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured
0062叙述トリック好き (スッップ Sd28-oDsp)
垢版 |
2016/11/06(日) 23:29:02.07ID:yIqcpoUjd
アホ=頭が悪い。以上。ミステリー云々とは何の関係もない。
0064叙述トリック好き (スフッ Sd28-oDsp)
垢版 |
2016/11/07(月) 00:02:08.15ID:ZTzA6M1md
すぐ興奮するr。興奮するとネタバレrしてやろうかと思ったtりする。
0065叙述トリック好き (スッップ Sd28-oDsp)
垢版 |
2016/11/07(月) 21:23:25.22ID:j/+wBnY4d
匿名性の強い、たかがミステリーを語る場所じゃありませんか。ムキにならず楽しくやりましょうよ。チョコレートばかり食べてないで、たまにはアルコールと煙草でもいかが?
0066叙述好き (ワッチョイ 8a5b-Uww7)
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2016/11/08(火) 12:38:35.32ID:Jkh3+WGo0
『そして扉が閉ざされた』岡嶋二人、1987年
富豪の若き一人娘が不審な事故で死亡して三カ月、彼女の遊び仲間だった男女四人が、遺族
の手で地下シェルターに閉じ込められた。なぜ?そもそもあの事故の真相は何だったのか?四
人が死にものぐるいで脱出を試みながら推理した意外極まる結末は?極限状況の密室で謎を
解明する異色傑作推理長編。

いまいち、いやいま3くらいでしたねー
トリックは凡庸、といって人物描写や社会性を掘り下げるわけでもなく
ソリッド・シチュエーション・スリラーとしても盛り上がりに欠けました

海に近い咲子の別荘に集まった男2人と女3人
咲子と恋人の雄一、鮎美と正志のカップル、千鶴
雄一が鮎美に一目惚れして浮気したことが咲子にばれて喧嘩になる
やがて咲子の車と咲子の腐乱死体が海で発見され、警察は事故死で処理する
しかし咲子の母親の雅代が、雄一、鮎美、正志、千鶴の4人を拉致して核シェルターに監禁
物語は、雄一の視点で進み、俺は殺していないとモノローグで語られる

まず登場人物が全員不快で、好感が持てない
被害者の咲子は高慢で自分勝手だし、主人公の雄一も浮気性、自信家で身勝手
雄一と鮎美が会っていきなりセックスというのも動物的で嫌悪感があるなど
正志はいじけた性格だし、鮎美は雄一を寝取るし、千鶴はやたら騒いで五月蝿い
登場人物に好感が持てないと、読んでいても楽しくない

そして謎解きが始まるのはやっと200ページを過ぎてからで
それまではこいつらが核シェルターの中でギスギスして喧嘩しながら
脱出しようとシェルターの破壊を試みる描写が延々と続き、読んでいて眠くなる
現在と交互に別荘での経緯が時系列を入れ替えて描写されるのだが
交互に時系列を入れ替える意味がない
普通に別荘での経緯はまとめて書けよ

咲子の死体を処理する物理アリバイトリックは古典的かつ凡庸で
やたら親切なヒントもあってマニアなら簡単に見抜けるもので物足りない
フーダニットは雄一のモノローグかあるから消去法ですぐに特定できる
この作品の肝は【目欄】という一点だけだ
0067叙述好き (ワッチョイ 8a5b-Uww7)
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2016/11/08(火) 12:39:47.77ID:Jkh3+WGo0
ソリッド・シチュエーション・スリラーであれば
読者を飽きさせないように、閉じ込めた咲子の母親の雅代から指示や課題を出すとかすればいのに
雅代は閉じ込めただけで何もせず放置するから退屈でしょうがない
核シェルターを破壊しようとする描写なんてほんとにどうでもいい

この作品は、巧妙なトリックでマニアを唸らせる作品ではなく
動機は男女の愛とか通俗的にすれば喜ぶアマチュア読者向けのようだが
それなのにマニア向けのソリッドシチュエーションにしているから中途半端になっている
マニアは物足りなく、アマチュアは通俗的な要素が足りないと感じるだろう

核シェルターに用意された食品は「カロリーメイト」と商品名が明示されているのだが
「うまい食べ物ではない」「失敗したクッキー」などと貶している
商品名を出すべきじゃないだろ
作者は非常識だな
大塚製薬は苦情を言ってもいいと思う
0070名無しのオプ (ワッチョイ 337b-2tZE)
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2016/11/10(木) 01:43:44.00ID:6/oupjOz0
>>61
糞スレ立てて削除依頼出さないのが荒しじゃなくてなんなんだよ

読者が気づいていないことを前提に書かれる叙述トリックに
ドッキリでもない限り手品だと承知して見る手品を同列に扱ってるのはアホとしか言いようがないだろアホ
0074名無しのオプ (ワッチョイ 337b-pMiS)
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2016/11/10(木) 14:10:31.76ID:6/oupjOz0
そうだよなあ
ツイッターでやれだのブログでやれだの言われても散々ダダこねて居座って
やっとみんなにスルーされてオナニーレビュー垂れ流せると思ったら俺が具体的にお前がバカだと書き始めちゃったもんなあ
お前にとっちゃ最悪の空気だよなあw

ついでに書いとくとソリッドシチュエーションスリラーという概念はSAW公開時に生まれたもので
お前のそして扉が閉ざされたに対する感想は完全に的外れ
アホで荒らしでにわかとかどうしようもないなお前
0075叙述好き (ワッチョイ 9f5b-IcPO)
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2016/11/10(木) 19:28:40.15ID:X34HH0lJ0
お前は相変わらず馬鹿だな
ソリッド・シチュエーション・スリラーという「用語」はSAW以後かもしれないが
概念自体は以前からある
クローズド・サークルは広義のソリッド・シチュエーション・スリラーだからな
0076名無しのオプ (ワッチョイ 337b-pMiS)
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2016/11/10(木) 19:41:13.13ID:6/oupjOz0
で?
ソリッドシチュエーションスリラーというジャンルが生まれる前の作品に
「ソリッド・シチュエーション・スリラーであれば 」なんてアホ丸出しのコメントした言い訳がそれ?
0077叙述好き (ワッチョイ 9f5b-IcPO)
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2016/11/10(木) 20:12:39.58ID:X34HH0lJ0
別に「ソリッド・シチュエーション・スリラーだと書いてあるのに」とは言っていないからね
さっきも書いたようにSSTという概念自体は新しいものではない
お前が『そして扉が閉ざされた』を読んでるかどうかは知らんけど
この作品は、4人を閉じ込めた雅代の指示が明確じゃないのが問題なんだよ
「お前たちが殺した」と書いてあるだけ
だから200ページを過ぎるまで犯人捜しをしようともしない
「真犯人を探せ」という指示があるならともかく
そもそも、閉じ込めた雅代も、事故じゃないという証拠があって閉じ込めたわけじゃない
この作品はその点が甘い
0078名無しのオプ (ワッチョイ 337b-2tZE)
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2016/11/11(金) 00:37:30.90ID:YQXmCepd0
全然関係ない感想を書いてどうした?
ジャンルが生まれる前の作品にそのジャンルとしてのできのよさを求めるとか頭がどうかしてるよねって話がそんなに難しいか?
0080叙述好き (ワッチョイ 9f5b-IcPO)
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2016/11/11(金) 09:23:27.36ID:28NoMD7T0
だからジャンルじゃなくて概念だと何度言ったらw
まあ他人の揚げ足をとるしか能がない低脳クズの相手はスレ汚しなんでもうやめときますわ
0081名無しのオプ (ワッチョイ 337b-pMiS)
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2016/11/11(金) 11:39:59.62ID:YQXmCepd0
61 : 叙述好き (ワッチョイ 8a5b-uTye)2016/11/06(日) 22:35:13.93 ID:9sZiPR/n0
荒らしではないけど?
アホとしか言えないのは非論理的だね
ミステリー板なんだから論理的に批判してくれよw

お前こんなこと書いたくせに都合悪くなるとすぐ馬鹿とか低能とか書いて逃げるよねw
ソリッドシチュエーションスリラーが生まれる前の作品にソリッドシチュエーションスリラーとしてできが悪いと語るのはおかしい
という論題に一度も論理的に返していない
まあ荒らしのスレの空気だのスレ汚しだの言い出すブーメラン野郎だからしょうがないか
0084名無しのオプ (ワッチョイ 337b-pMiS)
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2016/11/11(金) 12:30:30.76ID:YQXmCepd0
「他人の感想の揚げ足を取るスレ」に書けと言っている人がいるけど
なぜここでなく余所に書かなければいけないのか合理的な理由がないな
0087名無しのオプ (スップ Sd1f-SD+J)
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2016/11/11(金) 12:44:58.63ID:oKuMponRd
うーん、クローズドサークルは和製英語で
日本でも新本格以降に定着した言葉ではあるけれど、
それ以前の作品をクローズドサークルという言葉を用いて評価されるのはよくあることだし、
別にソリッドシチュエーションスリラーって言葉を使っても良いんじゃないの?という気はする。
0088叙述好き (ワッチョイ 9f5b-IcPO)
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2016/11/11(金) 13:37:34.90ID:28NoMD7T0
「日記文学」という言葉は平安時代にはなかった
日記文学というジャンルがなかった時代の枕草子を日記文学と呼ぶべきではないってか
0089名無しのオプ (ワッチョイ 337b-pMiS)
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2016/11/11(金) 13:38:40.17ID:YQXmCepd0
>>87
生まれる前の作品を該当作として扱うのはたしかによくあるし別に異論はない
CUBEなんかソリッド〜の代表作だけどSAWより前の作品

ただ過去の作品を捕まえてソリッド〜なんだからこうすべきだああすべきだったって
ジャンルとしての特性が足りないと文句をいうのはナンセンスな後出しジャンケンでしょ
シャーロックホームズにアンフェアだから糞とか言ってるようなもん
0090名無しのオプ (ワッチョイ 337b-pMiS)
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2016/11/11(金) 13:40:24.25ID:YQXmCepd0
18 : 叙述好き (ワッチョイ ff5b-B/aq)2016/10/14(金) 14:12:08.59 ID:ENPNKzKb0
ブログに書けと言っている人がいるけど
なぜ2chでなくブログに書かなければいけないのか合理的な理由がないな

皮肉が通じないのは発達障害か何かかな(爆笑)
0093叙述好き (ワッチョイ 9f5b-fmlk)
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2016/11/14(月) 23:32:01.20ID:6OerTvgK0
『マジックミラー』1990年、有栖川有栖
琵琶湖に近い余呉湖畔で女性の死体が発見された。殺害時刻に彼女の夫は博多、双子の弟は
酒田にいてアリバイは完璧。しかし兄弟を疑う被害者の妹は推理作家の空知とともに探偵
に調査を依頼する。そして謎めく第二の殺人が…。犯人が作り出した驚愕のトリックとは?
有栖川作品の原点ともいえる傑作長編。

文章は読みやすかった
可もなく不可もなくという感じ

第一の殺人、第二の殺人ともアリバイトリック
両方とも犯人はほぼ明示されていて、フーダニットに見どころがある作品ではない
第一の殺人は、双子の入れ替わりと時刻表トリックであるが
中盤でトリックのほとんどは明かされ、一部が終盤で明かされる
時刻表トリックものはほとんど読まないし、それほど面白いとは思わなかった

第二の殺人は時刻表を使ったトリックではない
作品中、ミステリー作家が「アリバイ講義」をするのだが
その分類に従えば第二の殺人のトリックは【目欄】にあたる
この種のトリック、書きやすいのか知らんけどよく見るね

作者がデビューして間もない頃に書いた作品であり
アイデアは同志社大推理小説研究会の時に思いついたものとの事である
粗削りながら若さのパワーを感じさせる斬新なトリックであった
しかし読後感は普通
欠点もないけど特に印象深いところもない
0094名無しのオプ (ワッチョイ a702-BK7R)
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2016/11/15(火) 00:00:13.79ID:GSEcMFh40
「マジックミラー」は傑作
時刻表トリック好きの同志に「な? こういうの俺たち好きだよな」と目配せした後で、「アリバイ」という四次元の密室トリックの新手を見せつける
0095叙述好き (ワッチョイ 9f5b-fmlk)
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2016/11/15(火) 10:07:38.92ID:LHPoO6oC0
あーアンチ鉄道ミステリってそういう意味なのね
時刻表トリックからすれば【目欄】なんて邪道だもんな
0102名無しのオプ (ワッチョイ 337b-pMiS)
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2016/11/16(水) 11:26:00.54ID:Ywr+dOnd0
>>99
ミステリーですらない西の魔女が死んだ持ってくるやつがいたり
国内ナンバーワン探偵は誰だろうとか
さすがに昔は良かったのライン超えてるわ
半年ROMれはさすがに時代遅れだが>>1ぐらい読んで欲しい
0104名無しのオプ (ワッチョイ 157b-bdks)
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2016/11/18(金) 21:33:28.71ID:Xt8xak1+0
テンプレのクビシメロマンチスト読んだがイマイチだなあ
1作目のクビキリの方は普通にやられたし手も込んでたと思う
0110叙述好き (ワッチョイ f25b-qfOt)
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2016/11/21(月) 21:01:55.45ID:PvTrdO/s0
『首無の如き祟るもの』2007年、三津田信三
奥多摩の山村、媛首(ひめかみ)村。淡首(あおくび)様や首無(くびなし)の化物など、古くから
怪異の伝承が色濃き地である。3つに分かれた旧家、秘守(ひがみ)一族、その一守(いちがみ)
家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。驚愕のど
んでん返し。本格ミステリとホラーの魅力が鮮やかに迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」
シリーズ傑作長編。

ふっふっふ。
今回は、中核となる【目欄】という謎を見抜いてしまった〜
犯人はまったくわからなかったけどなw

三津田信三は、『厭魅の如き憑くもの』に続いて読むのは2作目
怪奇風味が好きということもあって、今回も楽しめた
『厭魅』に比べると、怪異現象成分がかなり少なくなっている
『厭魅』では、最初の殺人が起きるまでかなり怪異現象の描写があったと思うが、今回はすぐに最初の殺人が起きる
怖さでは『厭魅』の方が強い感じだが、ミステリー以外の部分で怪異現象も起きる

物語は、秘守家の使用人である幾多斧高(いくたよきたか)少年と、媛首村の駐在の高屋敷巡査の視点で交互に語られる
この二人の証言を、高屋敷巡査の妻で推理作家の媛之森妙元(ひめのもりみょうげん)が
迷宮入りの数年後に連載小説に仕立てたのが本書、という体裁である
最後に、物語に登場しない刀城言耶が、小説を読んで過去の事件の謎解きをする

祟られた地方の旧家、当主の相続争い、呪い師の婆さん、双子など、『厭魅』と設定が似ているが
この作品では、男女の二卵性双生児の双子であり
男尊女卑(男しか当主になれないから)的な習俗についての解説がある
他にも男装の麗人が登場したり、同性愛者が登場したり、性倒錯の色合いが強い

惨劇の舞台となる媛首山には、頂上の媛神堂に至る3本の参道しかない
警官が参道を警邏しているので、山全体が密室になり、密室殺人ということになる
密室と、密室に伴うアリバイをどうやって崩すかが肝である
全裸の首無し死体となると、当然だが「誰が殺されたのか?」が問題になる
人間って顔で個体を識別しているということがよくわかる
首が無いとまず身元確認が困難だ
0111叙述好き (ワッチョイ f25b-qfOt)
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2016/11/21(月) 21:02:42.29ID:PvTrdO/s0
作中、「首の無い屍体の分類」という章があり、首切断の目的が分類される
例えば、ミステリーではお馴染みの「顔のない死体」のケースがある
加害者が被害者を殺し、自分の服を着せるなどして、自分が死んだことにして
被害者に成りすまして逃亡(あるいは追及を回避)するケースである
当然、この作品で起こる首無し殺人も、ミステリー的に意味があるものになっている
かなり複雑で、全部わかった人はすごいと思う

昔のミステリーでは、首を切って服を着せるだけで他人に成りすませたが
指紋鑑定が始まってからは、手首も切り落とさないといけなくなった
現代ではDNA鑑定なんてものがあるから、成りすましトリックを使うのは難しくなった
この作品が昭和を舞台にしているのはそういう事情もあるのだろう
主要駅には監視カメラがあるから、時刻表トリックもやりにくくなった

『厭魅』はおおむねハッピーエンドだったが、この作品はハッピーエンドとは言い難い
その点で後味はやや悪い

この作者の謎解き編の「多重どんでん返し」はあまり好きではない
今回は『厭魅』よりはどんでん返しの回数は少なかったが
それでも、順番を入れ替えて【目欄】の順にすればもっとスッキリしたと思うのだが

『厭魅』で、民俗学者の閇美山犹稔(へみやまなおなり)の著作が引用されていた
この人物、民明書房みたいな作者の創作かと思っていたのだが
この作品の参考文献に名前があるので驚いた
実在の人物だったの?
すごいネーミングだな
0112叙述好き (ワッチョイ f25b-qfOt)
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2016/11/21(月) 22:14:35.35ID:PvTrdO/s0
改めて気づいたけど
密室、つまり全員にアリバイがある場合も犯人を特定できないけど
犯行が深夜とかで「全員にアリバイが無い場合」も犯人を特定することができないんだな
0113叙述好き (ワッチョイ f25b-qfOt)
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2016/11/21(月) 22:16:18.58ID:PvTrdO/s0
それでも、全員にアリバイが無いミステリーなんか読んでも面白くない
やはり不可能殺人が燃える
手品と同じ
起こりえないことが起こるから不思議に思える
0115名無しのオプ (ワッチョイ b97b-kvA2)
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2016/11/22(火) 15:33:31.28ID:8Uy/yola0
私は元創価の会員でした。
すぐ隣に防衛省の背広組の官舎があるのですが、
自分の家の窓にUSB接続のwebカメラを貼り付けて、そこの動画を撮影し続け、
学会本部に送っていました。

別に大したものは写っていません。ゴミだしとか奥さんが子供を遊ばせている所とか。
官舎が老朽化して使われなくなってから、
今まで法人税(うちは自営業です)をほぼ払わなくても済んでいたのが、
もう守ってやれないのでこれからは満額申告するように言われました。
納得がいかないと言うと、君は自業自得で餓鬼地獄へ落ちる、
朝夕南無妙法蓮華経と三千回ずつ唱えて心をきれいにしなさいと言われ
馬鹿らしくなって脱会しました。

それ以来、どこへ行くにもぞろ目ナンバーの車につけまわされたり大変な日々です。
全部自分の出来心から起きたことで、どこに訴えるわけにもいかないのですが、
なんとかあの人たちと縁を切って新しい始まりを迎える方法はないんだろうか。
0117叙述好き (ワッチョイ 3f5b-dVoG)
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2016/11/24(木) 19:52:05.64ID:c2OhP4b80
『ハサミ男』殊能将之、1999年
美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠
牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目
に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめ
る。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。

先に言っておくと、読後、作者が心配になった
なぜなら、あまりに人間の感情的部分に対して無関心というか他人事な雰囲気が強く、投げやりなニヒリズムを感じたからだ
ハサミ男は、薬物自殺未遂常習者で、感情が欠落していて、幻覚や幻聴がある精神異常者である
それだけならまだいいのだが、被害者である樽宮由紀子も、感情が欠落して他人の心が理解できない
感情欠落者をメインで二人も出すというのは尋常ではない
これを読んで作者の危うさを感じた人は他にもいるのではないか?

その反面、芸術や美術を礼賛する描写が随所に見られる
人間の感情を抜きにして芸術を好む姿勢というのはとても気味が悪い
世界から人間がいなくなって芸術だけが残ればいい、と思っているように感じる
また文章からは、作者が、非常に頭がいいことが滲み出ている
切れすぎる剃刀は、自分自身をも傷つける
作者は福井の天才少年とかつて呼ばれたそうである

それで著者略歴を見ると、49歳の若さで死去している
かなり悪い予感がしてネットで調べると、案の定、実兄の死の3日後に亡くなっている
死因は公表されていないが、察しである

この作品は、叙述トリックの名作という話になると、綾辻行人の『十角館の殺人』と並んでほぼ確実に名前が出てくる
それで気を付けて読んでいた
途中まで、ハサミ男が【目欄】だろうと疑っていたのだが、
警察の捜査が進むに従って、勘違いだったか、とその説を捨ててしまった
いいところまで行っていたのに、無念。
0118叙述好き (ワッチョイ 3f5b-dVoG)
垢版 |
2016/11/24(木) 19:52:36.91ID:c2OhP4b80
物語は、ハサミ男の一人称描写と、磯部巡査をはじめとする目黒西署の刑事たちの捜査の描写が交互に綴られる
複数の視点を交代で回すというのは叙述トリックの基本テクである
複数の視点間の、何かをずらすことによって、叙述トリックを成立させる
ずらすのは時間や場所や、氏名・年齢・性別等の人物の属性などである

ハサミ男は、偶然に樽宮由紀子の死体を発見し、遺体発見者として警察に身元を知られてしまう
警察は、ハサミ男の三番目の犠牲者と考えて捜査を進める
ハサミ男は、自分に罪を着せた真犯人を追うのだが
やがてある事から、警察も、真犯人は別にいて、遺体発見者がハサミ男ではないかと気づき始めて…という話

ハサミ男は、少女を絞殺後、死体の首に鋭く研いだハサミを突き刺す
別に肝心のネタバレにまったく触れないので言っておくと、この死体損壊行為の理由に関してはまったく説明が無い
あくまで物語と叙述トリックを成立させるための設定である
また被害者の少女を選んだ動機も、成績に魅かれたと書いてあるだけだ

また作中、ハサミ男が、軽佻浮薄で通俗的なハサミ男の報道に対し突っ込みを入れるのだが、
それは皮肉というよりも、どうでもいいという態度に近い
底無しのニヒリズムがそこにはある
作中、ハサミ男が「感情の起伏の激しい子供はニヒリストにはなれない」と言うが
まるで感情の起伏のある人間を羨ましく思っているように見える
ハサミ男の一人称パートは読みにくい
感情の欠落した人間の一人称がこんなに読みにくいとは思わなかった

殺人鬼が探偵となれば、もう少しワクワクする展開にもできたはずだが
この作品はひたすら虚無的で、作者の不気味さを感じる
0120叙述好き (ワッチョイ 3f5b-dVoG)
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2016/11/25(金) 18:09:23.35ID:JW+heosC0
いや、まったくの逆だよ
犯人当てのフーダニット、密室やアリバイ崩しのハウダニットなどは、
フーダニットであること、ハウダニットであることが明確に提示されている
それなのに叙述トリックは、叙述ダニットであることが最後まで隠されている
これは手品で言えば、手品であることを明かさずに、いきなり手品をやるようなものだ
0121叙述好き (ワッチョイ 3f5b-dVoG)
垢版 |
2016/11/25(金) 18:12:07.61ID:JW+heosC0
フーダニットミステリは、読者が犯人を当てようとする
ハウダニットミステリは、読者がトリックを見破ろうとする
叙述ダニットミステリは、読者が叙述トリックを見抜こうとする

まったく問題ないな
むしろ叙述トリックと言わない方が卑怯だ
0122名無しのオプ (オッペケ Sre7-PVnu)
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2016/11/25(金) 18:19:05.15ID:qX95X5gCr
叙述 → 手品 の置き換えがまず間違ってるってことなんだけど
ミステリ → 手品 とするのが正解
ミステリである時点で何らかのトリックがあることは明かさずともわかりきっている
0123名無しのオプ (オッペケ Sre7-PVnu)
垢版 |
2016/11/25(金) 18:23:48.69ID:qX95X5gCr
コテ君の理論だと、どこにどう使っているのかはわからないのだから磁石であることは明かして演じても問題ないと言っているのと同じ
0133名無しのオプ (ワッチョイ 2b7b-0kwW)
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2016/11/25(金) 23:46:31.82ID:60ja27VQ0
論理的に反論して欲しいとか言っても
論理的に話す能力も意思もないからなこいつ
検討外れな反論で駄々こねて、詰んだら逃げて、ほとぼりが覚めた頃にまたゴミみてえな読書感想文書きに来るだけ
0136名無しのオプ (ワッチョイ 5f20-lM3r)
垢版 |
2016/11/26(土) 00:27:31.64ID:EDxTk6OW0
「百舌の叫ぶ夜」読了。

このスレがきっかけで手に取った本だから(メ欄)という図式を疑うべきなのはすぐ分かっちゃったわ。
この書き方だと実はアレだけど。
そろそろ別の基準でもミステリ大人買いしてシャッフルするようにしないと駄目だな。

時系列を歪めてたのはなんか意味があったのか、って分かる人いる?
ちょっとググっても首かしげてる人しか見つけられなかった。
0138名無しのオプ (ワッチョイ 2b7b-vDVL)
垢版 |
2016/11/26(土) 08:18:35.27ID:VbsgzSl80
>>135
な?俺の言った通りだろ?

中傷をバカの典型といいながら自分も中傷しかしていない(論理的に話す能力も意思もない)
中傷でもなんでもなく俺はこいつのこれまでの行動を述べただけ(検討外れな反論で駄々こねて)
>>132みたいに答えられないものはスルー(詰んだら逃げて)
で、ほとぼりが覚めた頃にまたゴミみてえな読書感想文書きに来るだけ
0139名無しのオプ (ワッチョイ 2b7b-vDVL)
垢版 |
2016/11/26(土) 08:21:03.54ID:VbsgzSl80
>>136
やられた度は低いけどテンプレにあるような叙述とかばっか読んでると
終盤の単純などんでん返しがけっこう新鮮だったなあ

逢坂なら燃える地の果てにもいいよ
長ったらしいし強引な部分もあるけど種明かしの部分はガツンと来ると思う
0140名無しのオプ (ワッチョイ 6f17-znN9)
垢版 |
2016/11/28(月) 18:30:29.36ID:o8YuwzSS0
山田彩人の作品読んでるが、
作品よりも作品の表紙絵のヲタ度の高さに果たして読むべきだったのか?と後悔し始めている 
読んでる作品も展開に中々エンジンがかからず後半ラストへ向かってる次第
0141名無しのオプ (ワッチョイ 6f17-znN9)
垢版 |
2016/11/29(火) 12:42:33.11ID:oZWIWTHW0
はい、幽霊もしらない(山田彩人) 読み終わりました
ラノベと思えば許せる内容  読書メータ感想も辛いネ
1つの真相は平凡以下だけど、もう1つの真相は楽しめた
0142叙述好き
垢版 |
2016/11/30(水) 12:35:04.21ID:RSKbu+Ch
『盤上の敵』1999年、北村薫
我が家に猟銃を持った殺人犯が立てこもり、妻・友貴子が人質にされた。警察とワイドショ
ーのカメラに包囲され、「公然の密室」と化したマイホーム!末永純一は妻を無事に救出する
ため、警察を出し抜き犯人と交渉を始める。はたして純一は犯人に王手をかけることができ
るのか?誰もが驚く北村マジック。

ハードカバー版に読者の非難が集中したことから、ノベルス版で著者の
「この作品は慰めや心が休まる作品ではない」という前書きがついたという、訳あり作品である
非難の理由は、ヒロインである友貴子(20)に対する暴力描写、鬱展開が、
ミステリーとしての必要性の限度を超えているという事だろう
著者は前書きで「戦争とか家庭内暴力とかで虐待されている女性がいるから」と正当化しているが、これはおかしい
なぜなら、作品全体が、人間の暴力性、暴力犯罪を告発することを意図しているわけではないからだ

立てこもり犯である石割の、冒頭の暴力描写もくどい
著者としては、兵頭三季や石割に対する読者の憎悪、殺意を煽り、
「こいつらぶっ殺してえ」と思わせて、主人公たちの行動を正当化したいのだろう
戦争だのというのは、暴力描写の言い訳でしかない
正当化に正当化、言い訳に言い訳を重ねていて見苦しい

悪役の兵頭三季についてもリアリティに欠ける
こんなに長期間に渡って友貴子に粘着ストーキングを続けるのには現実味がない
人間に内在する暴力性の告発をやりたいなら、著者はアフリカの民族紛争のドキュメンタリーでも書けばいいのだ
ドキュメンタリーならリアリティがあって迫真性が読者に伝わるだろ

立てこもり犯の石割強治と末永純一の駆け引きが行われるのかと思うとそうではない
石割は最初と最後しか出てこない
惹句にはいろいろと嘘が含まれている
物語は、末永の視点での描写と、友貴子の独白による子供時代からの回想が交互に描かれる
早いうちに、友貴子が何かのトラウマ体験によって精神を患ってしまったことが示される
読者としては、そのトラウマ体験に向けて回想が進んでいくのを、うんざりしながら読むしかない
友貴子は必要以上に善良で弱く夢見がちなお花畑脳に設定されていて、それが暴力の陰惨さを強調していてさらに鬱である
0143叙述好き
垢版 |
2016/11/30(水) 12:36:17.53ID:RSKbu+Ch
末永はテレビ制作会社のディレクターであり、立てこもり事件を自分の会社に報道させる
この設定も、ほとんど生かされず、ゼロとは言わないが、必然性が薄い
事件の被害者が自ら事件のドラマ性を盛り上げるというメディア批判、社会批判にもなっていないし
石割との駆け引きに報道を利用するわけでもない(駆け引きそのものが無い)

345ページまである中で、約300ページまでの中盤戦、まったくミステリーでは無い
終盤戦になってやっとミステリーらしい展開になる
そこまでは延々と兵頭三季の暴力によって友貴子の精神と家庭が崩壊する過程を見せられる
ミステリー部分のトリックはよくできている方だ
中核となるトリックは【目欄】というもの
そのトリックの必然性のために全体が構成されている

一応はハッピーエンドっぽい感じで終わっているが
あまりにも陰惨な暴力描写部分が多いので、読んだ後、人間不信になる
弱者虐待の暴力だけを描くと、人間不信を助長するので良くないのだ
ヒーローが悪を倒す描写があれば勧善懲悪になるが、この作品はそういうわけでもない
こういう小説は世に出すべきではない
0144叙述好き
垢版 |
2016/11/30(水) 14:14:00.68ID:RSKbu+Ch
どうも人間不信になるミステリーが多くていけない
そりゃミステリは殺人犯が出てくるけど
悪意しかない人間とか感情欠落人間とかは嫌だな
金や怨恨で人を殺すなら、擁護はしないが理解することはできるけど
0146名無しのオプ (ワッチョイ 4529-BMT5)
垢版 |
2016/12/01(木) 03:12:40.26ID:hFZ+MSfQ0
この板って今、自分が好みの本言っておすすめ紹介してもらうみたいなスレもうないですかね?
前ここで意見聞いて凄くいいの紹介されたから本たくさん読んでる人にちょっと聞きたいんですが
0148名無しのオプ (ワッチョイ 197b-WfTm)
垢版 |
2016/12/01(木) 11:44:52.24ID:SMLklsf40
133 : 名無しのオプ (ワッチョイ 2b7b-0kwW)2016/11/25(金) 23:46:31.82 ID:60ja27VQ0
論理的に反論して欲しいとか言っても
論理的に話す能力も意思もないからなこいつ
検討外れな反論で駄々こねて、詰んだら逃げて、ほとぼりが覚めた頃にまたゴミみてえな読書感想文書きに来るだけ

な?俺の言った通りになっただろ?
>>132への説明も叙述 done itの説明もしない
0149叙述好き
垢版 |
2016/12/03(土) 14:51:22.83ID:Hc1//OLs
『鏡の中は日曜日』殊能将之、2001年
梵貝荘(ぼんばいそう)と呼ばれる法螺貝(ほらがい)様の異形の館。マラルメを研究する館の
主・瑞門龍司郎(ずいもんりゅうしろう)が主催する「火曜会」の夜、奇妙な殺人事件が発生
する。事件は、名探偵・水城優臣(みずきまさおみ)の活躍により解決するが、年を経た後、
再調査が現代の名探偵・石動戯作(いするぎぎさく)に持ち込まれる。時間を超え交錯する
謎。まさに完璧な本格ミステリ。

著者の『ハサミ男』では、不気味な感情欠落人間が二人も出てきて精神を削られたので
この作品も、びびりながら読んだが、そこまでひどくはなかった

参考・引用文献に綾辻行人の館シリーズが列挙されていて
この作品はどうやら館シリーズへのオマージュ、あるいはパロディであるらしい
梵貝荘は鎌倉にあるコンクリ2階建ての建物で、外部に面していない閉じた中庭がある「回」型の建物
中庭に面した壁には、2階のテラスから中庭に降りる階段があるだけで、他には窓もドアもない
中庭に出るには、1階を一周して階段を上り、さらに2階を一周してテラスに出なければならない
その中庭で、背中にナイフが刺さった死体が発見される
それが14年前の1987年の夏のこと

その事件の顛末を、ミステリ作家の鮎井郁介(あゆいいくすけ)が小説『梵貝荘事件』として雑誌に連載した
つまり梵貝荘は実在し、殺人事件も実際に起きたし、名探偵が犯人を指摘し、犯人は逮捕され、懲役刑を受けてすでに出所している
しかし鮎井は、連載が終了したのに、なぜか本にしようとはしなかった
そこで某出版社が石動に、事件を本にできるように再調査を依頼してきたわけ
石動は、連載小説『梵貝荘事件』のコピーを読み、関係者に聞き込みを行い、名探偵・水城優臣の見落としていたある点に気づく
果たして真犯人は誰なのか?水城優臣は間違いを犯したのか?

物語のメインとなる第2章は、『梵貝荘事件』の記述と、現在の石動視点での関係者聞き込みが交互に綴られる
14年前に梵貝荘で起きた殺人事件の描写は鮎井の小説であって、神の視点ではない
したがって言うまでもなく、鮎井が嘘をついている可能性がある
そのあたりは、石動の聞き込みと照合して確認することになるだろう
0150叙述好き
垢版 |
2016/12/03(土) 14:51:58.66ID:Hc1//OLs
この作品で、14年前の事件は、コテコテの本格ミステリとして描かれる
住むには不便な構造の梵貝荘で、隠遁した小難しいフランス文学の研究者が集会を開き、殺人事件が起きる
誰にも動機がなく、誰も犯行可能な人間がいない
名探偵が、非現実的な動機と、込み入ったトリックを見抜く
現実離れ、俗世離れした、形式的で風雅な、様式美の世界である

一般に本格ミステリというのは、
奇天烈な場所で、奇天烈な登場人物が、奇天烈な動機で、奇天烈なトリックで殺人をする物語であり
現実性、世俗性とは真逆なのである
「俗」ではない、即ち本格ミステリは「雅」である

この作品において語られるテーマは「雅」と「俗」の対比なのである
いや、殊能将之という作家のテーマが、雅と俗なのだろう
生きづらい俗世間から逃げて引きこもり、雅で高尚な知的趣味に耽溺したい、という
瑞門龍司郎はまさにそういう人物だ

現在パートの主役である石動は、徹底的に卑俗なキャラとして描かれている
芸術や文学など何もわからず、芸術を見てもテレビ番組や芸能人を連想してしまう庶民キャラ
本格ミステリの14年後では、物語中で結ばれた男女があっさり別れ、
学生が飲み屋で管を巻くサラリーマンになり、
意地の悪いフランス文学研究者は痴呆症になり、
奇天烈な設計だった梵貝荘はリフォームされて普通の住みやすい家になっている
まさに風雅な趣味が台無しの「俗」の世界である

この作品を読んで、俺が若い頃に流行った「昔話その後」というのを思い出した
めでたしめでたし、で終わる、おとぎ話、民話、昔話の続きを創作するパロディだ
たいていの場合、主人公は、金とか人間関係とか世間体とか、世俗的なことに悩まされているのが笑いのポイントだった
つまりおとぎ話本編は、様式美の「雅」であり、続きは現実に直面する「俗」というわけだ

また、作中で語られるマラルメの詩も、「雅」として扱われている
作中では研究者が、マラルメの難解な詩は意味よりも形式上の「韻律や脚韻」が重要だと言う
平たく言えば、詩の内容はナンセンスで、韻律や脚韻の美しさを最優先している
逆に言えば、韻律や脚韻というルールを徹底することで生まれる、ナンセンスな詩を楽しむとも言える
その極致が、「脚韻のために意味のない造語を作る」という行為であり、マラルメは詩の中で"ptyx"という意味のない造語を作っている
この"ptyx"の日本語訳が「梵貝」であり、梵貝荘の由来になっている
日本では谷川俊太郎などがそうだろうか?(違うかもしれない)
意味の無さ、ナンセンスを楽しむというのは、高い知性があってできることであり
それは俗世=意味世界とは無縁の、風雅な理想郷である
0151叙述好き
垢版 |
2016/12/03(土) 14:53:07.32ID:Hc1//OLs
これを裏付けるように、あるキャラが「本格ミステリとマラルメの詩は似ている」と言う
本格ミステリにも様々なルールや制約、形式があり、そういう制約を守ることによって生じる意味や美があるんじゃないか、というのである
本格ミステリも、ナンセンス詩も、俗世の意味世界を離れた風雅な理想郷だからだ
本格ミステリファンは、俗世が生きにくいと感じているのかもしれない

『ハサミ男』では、著者は、芸術(や本格ミステリ)などの「雅」の方が重要であり、人間社会は「俗」であると見下していた
しかし知性が高い人間は、馬鹿ばかりの俗世では生きられない
だから知性が高い「医師」はハサミ男の脳内に引きこもり、俗世では馬鹿なハサミ男が生活していた
本作でも、俗世を嫌って瑞門龍司郎は梵貝荘に引きこもり、マラルメ研究に耽る
これは知性の高い著者自身の心情吐露でもあったと思う

しかし本作では、著者の「俗」を見下した姿勢に変化がみられる
K大で、マラルメ研究で教授になれず、雅な象牙の塔から在野(俗世)に移って、
私大に転職し、一般学生に講義している学者は、
マラルメがファッション誌を発行していたことに触れて、
ファッションの知識はくだらなく低「俗」で、文学の知識はすばらしく高尚だなんてのは、一方的な見方だと主張している
ファッションが無益なら、文学も同じように無益なのだと
こういう考えが出てきたことは、著者の実人生にも何か変化があったことを窺わせる

第1章では、100ページに渡って、アルツハイマーで幼児並みの知能になった「ぼく」の視点での描写が続く
「ぼく」は、「ユキ」という女性と、「お父さん」と暮らしている
脳内では、時々知性の声が呼びかける
ハサミ男と医師の関係と同じだ
この章で、なんと「石動戯作」は殺されてしまう
読者は、一か月後に石動が殺されるかどうか気になって、読み続けることになる

叙述トリックはなかなか秀逸で、予想もしないものだった
途中まではわかったんだけどね
第1章の「ぼく」がアルツハイマーだけど【目欄】があるから【目欄】とは限らないというところまでは
0152叙述好き
垢版 |
2016/12/03(土) 14:54:11.96ID:Hc1//OLs
でも【目欄】というのはまったく予想外だった
普通、【目欄】については語られないからなあ

終わり方も、『ハサミ男』より希望が持てて、読後感は悪くない
愛する人がアルツハイマーになったある人物が下のようなことを言う
「この人が生ける屍だと思う?人間は頭だけじゃないよ。胸も腹も人間なんだ。
まだ生きてる。手を握ると温かい。それでいいじゃない」
0154叙述好き
垢版 |
2016/12/03(土) 20:57:15.61ID:Hc1//OLs
>>153
苦情を言ったら何か成し遂げた気になるのか?
0155叙述好き
垢版 |
2016/12/03(土) 21:03:25.76ID:Hc1//OLs
長い文を読んで「長い文だな」
小学生の感想かよ
0156名無しのオプ (ワッチョイ 197b-WfTm)
垢版 |
2016/12/04(日) 11:34:46.13ID:LJeDw2wb0
長いという以外の特徴がないってことだな
いい加減自分の読書感想文が無価値だと気付け
2・3個読んであと全部飛ばしてるけど読み手にどういう情報を伝えたいかってのが意識できてない時点でゴミ
0157名無しのオプ (オッペケ Sr8d-yaSi)
垢版 |
2016/12/04(日) 15:57:06.15ID:zry+QNQpr
最近この手のミステリにはまった人なのかな
「鏡の中は日曜日」は俺も好きだが、15年前の作品なのに今更ここで熱く語られてもな…ってのはある
初心者スレか各作家のスレに行ったほうが話合うんじゃないの?
0158叙述好き
垢版 |
2016/12/04(日) 20:20:32.24ID:UyTCuQjS
>>156
お前に情報を伝えようとは思ってないけどな
馬鹿が読んでわkる内容じゃない
>>157
おいおい、古い小説について語ったらいけないなんてルールがあるのか?
それにこのスレのテンプレに載ってる作品だぞ?
15年前なんて、ミステリ小説の歴史からすれば最近だ
君こそ新刊本のスレに行った方がいいだろ
0161名無しのオプ (ワッチョイ 197b-ru2q)
垢版 |
2016/12/04(日) 23:50:04.68ID:LJeDw2wb0
>>158
例えばお前の読書感想文は既読者と未読者どちらに向けて書いているんだ?
前者相手ならアマゾンのあらすじコピペなんか必要ない後者相手ならその後のたらたらと続くネタバレが必要ない
文章は人にものを伝えるためのツールであるって表現としての基礎事項が理解できてないんだよ
ただ読んで思い付いたことを漫然と並べているだけ
お前の書き込みを書評でもレビューでもなく読書感想文と俺が形容してるのはそれが理由
お前が本を読んで思ったことなんて誰も興味ないから

俺の書き込みを“バカの中傷”と思い込まないと精神的安定が保てないんだろうが
今まで好意的に読んでくれた人すら引いてるって事実にはどう言い訳するんだろうな
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