人類が遂に月に到達出来る日がやって来た
月面調査の宇宙飛行士達はそのうち地球が恋しくてどうしようもなくなる
ところが彼だけは地球に帰ることに否定的だった
そしてついに地球に帰る日がやって来た
仲間達が喜ぶ中一人だけ月に残りたいと頼む男がいた。しかし、願い虚しく一緒に帰りのロケットに乗った

「地球が見えるぞ。」
「青くて丸くて綺麗だな」
「月も懐かしいな。ちょうど満月だぞ」


彼が地球に帰れないわけをこの時初めて理解したがすでに手遅れだった