宝石店に人目を引く指輪があった
見た目もさることながらかなりの値がつけられている

ある日一人の女性客がやって来た
夫が資産家なので金には余裕があるらしい
しかし店主が言うにはこの指輪は呪いの指輪で持ち主は必ず死ぬ運命にあるらしい
商品として置いているのは高値で売れないように措置を取りつつ売り物であれば店主に呪いがかからないからだ

すべてを話しても女性は引き下がらない
仕方なく店主は折れた

『サイズが小さいから調節してちょうだい』

『奥様にはちょうどですよ』

『男性の指に合わせて欲しいのよ』