登山が趣味の俺は初めて来た山で遭難してしまった
そこで山間に一軒のあばら屋を見つけた

そこの主である老人に助けてもらい老人の身の上話を聞くことになった

会社を経営したが上手く行かず妻子にも逃げられ借金で自殺未遂までしたがなんとか生き延びて山にたどり着いたと

同情したが仕方が無い
俺にはどうすることも出来ないし帰ろうとすると引きとめられた

『仕事に戻ればややこしい人間関係や都会に生きる希望を失いますよ』
『でも戻らないと…妻子も待っていますし』

俺は老人を振り切って帰って行った
起業したばかりで忙しいししばらく登山も出来なくなるな