ディクスン・カー(カーター・ディクスン)Part20 [無断転載禁止]©2ch.net
カーで完全にアンフェアだろ…と思ったのは「死者はよみがえる」だな
あれは真相分かった時は呆れたが、それでも面白い作品だったと言える >>377
そもそも法月か麻耶は具体的にクリスティのどのあたりの作品を指してハウダニットはクリスティなんていってるの?
クリスティのハウダニットなんて大したことないでしょう まぁ逆張りというか一般と違う見方みたいなの、法月は好きそうだよな >>381
「カーを読み続けている」ことで物凄い驚きを与えられたのは
「読者よ欺かるるなかれ」だったなあ
あ、ネタバレになるかな?
いや、普段のカーだとああいう人は、どんなに怪しい行動を
とってても犯人にはならない、っていう安心感があったかと… クリスティが「ハウダニット」っていうのは分かる気はする
犯行の時にどんな風に密室を作ったか、っていう短時間の
犯行方法じゃなくて、「その相手を抹殺するために単独犯人
あるいは犯人たちは、どのように被害者に接近し追い詰め
犯行におよびそれを誤魔化す工夫をしたか」っていう長い
スパンの犯行手段あるいは犯行経緯が、読者が読んでいて
想定したものをひっくり返すように作ってあるというか
ナイルに死す、エンドハウス、葬儀を終えて、マギンディ夫人、
スタイルズや予告殺人もそうした部類か
まあポワロのクリスマスとか杉の棺とか白昼の悪魔とか
シタフォードとか猟人荘とか、そのものズバリ犯行手段が
カーもびっくりみたいなものも多いんだけどw >>389
普通はそこでいう短いスパンの犯行方法がハウダニットであって、長いスパンの犯行方法をハウダニットだというのは強弁すぎる。
そんな犯行経緯の全体像をハウダニットだといいだしたら本格ミステリの謎はすべてハウダニットになってしまうよ。
アリバイや密室や凶器消失や死因不明などの一見不可能に見える現象をを解き明かすのがハウダニット >>380
>どうやってあの密室で被害者を殺せたのかが分からないから立件できない
つ 『孔雀の羽根』 >>388
それって村祭りで占い師が云々の話だっけ? カーキン音頭をもじったカーキチ音頭をどっかで目にした記憶があるんだが
誰か覚えてるヒトいる? 昔ミステリマガジンにのった読者投稿のマンガなんかも忘れられてるだろうな ようや、念願のく高木彬光の「大東京四谷怪談」を読み終えた。
いうまでもなく「火刑法廷」を日本に移したらこうなるという作品に挑戦したもの。
前半、被害者達と容疑者達一族ののからみが全くわからず、なんだかわからない。
病院の密室トリックは本家「火刑法廷」まんま。(困難は分割せよ)
致命的なのは、日本人読者は「四谷怪談」の筋、歌舞伎でみんな知っているという前提がつらい。
お岩さんぐらいしか現代の日本人はわからんからなー。
落ちも一緒だった。
失敗作であることは間違いないけど、カーが好きなのはよくわかった。 >>395
あれはシリーズ全作を順番に読んで意味がある・・・・・・と言いたいが
続く「現代夜討曽我」「仮面よ、さらば」はミステリとしてダメダメだから難しいところ。
(病気の関係で10年以上開いてしまったからしかたないけど) >>396
失敗作とは言い過ぎだった。意欲作。
カーファンには必読の作品と言っておこう。 煙草に毒薬を仕込む作品てなかったっけ?
創元で多分ここ10年くらいの新訳だったと思うけど >>397
当初の構想だと「匿名(女流)作家の体で連作を短期間に集中して発表」「歴史推理 → クリスティ オマージュ
→ カー オマージュ → クイーン オマージュと変化」「最後に探偵役と作者の正体を明かす」
という一大プロジェクトだったのが、脳梗塞で倒れてグダグダになったらしいですね。
(完結させてくれただけありがたいですけど) >>401
ああ、そういう壮大な構想だったんだ。じゃ、その点も評価しなきゃね。
執筆当時はわからんが、現在の読者に「四谷怪談」というのが辛いのよね。
前提知識がなくて。。 >>400
ああそうだったけ
文庫の解説で、その煙草トリックが何かの作品のオマージュらしい
と読んだ記憶があるんだけど、何だっけ? よるある読了
地図見た瞬間に感じたことがやはり重大トックリだた 久しぶりにカーを
連続自殺事件読み始めた
3回目だ
トリックは憶えているがストーリーはさっぱり、犯人も憶えていない
恋愛要素とお笑い要素で楽しめている
この頃のカーは軽くて読みやすいな NHK FMで夏休みカーのラジオドラマやってくれたら人気出ると思うけどなー。 帽子の奴を昔読んだけど
前置きや脱線にさくページがかなり多かったような 昭和30年代はじめにNHKで一編放送したことがあったらしい カー作品も落穂拾いになってくると
結構なお値段になってるね
文庫で2000円超えとか
これなら新訳の方からいってみるかな かなり以前に囁かれてた
カーの孫が日本でミステリー作家説はその後どうなった?
当時は舞城説が有力だったよな >>413
どーでもいい関係ないスレ違いな話だが
某「ゴールデンカ○イ」の鶴見中尉が創元文庫カバー絵より顎髭分本文のアンリ・バンコラン像に近い件。
特に最終巻。 「相棒」観ながらいつも
杉下右京ってアンリ・バンコランより冷酷じゃね?とか思う >>366
ハヤカワはポアロで統一
今は絶版になってるけど新潮文庫のは中村妙子さんと蕗澤忠枝さんで表記が違ってた ハーキュー・ポワロゥが実際の音に近いな
ファーストネームの由来はヘラクレス 「月明かりの闇」読み終えた。個人的にチャールストンはいったことがあり、
懐かしかった。サムター要塞にもいきました。
確かにポルターガイストの家とかあって、夜観光にも行った。
コロニアルな雰囲気のあるいい街並み。
作品については、まぁ。。カーだからo.k >>419
よく読み通せたね
最初の50ページくらいで
もう引っ張っていく力が弱すぎて
飛ばし読みになった >>413
有力もなにもその通りだろ
何言ってんだ今更 >>420
ま、何とか。相変わらずのラブコメがきつかったけど。
過去の事件のトリックはひどかった(というかトリックでもなんでもない)
耐性がもうついちゃった。 カーの晩年の作品というと『仮面劇場の殺人』しか読んだことないんだよな
ラブコメ部分がちょっときつかったけどそこ以外は結構楽しめた作品だった気がする >>423
「仮面劇場」はキャラの書き分けがうまくなく、誰が誰だかわかんなくなるのよね。
その点クリスティーはうまい。ま、カーはそこでは勝負してないんだけど。 カーは割と登場人物がワンパターンだからな…
だからちょっと違ったタイプの登場人物を出すと印象に残る事が多い >>425
ヒロインの造形がワンパターン。とても好きになれそうにないキャラばっかりなんだよな。
特に「ニューゲイトの花嫁」のヒロインはいかん。 「青ひげの花嫁」
この作品の評価は?
犯人は意外だが、不可能犯罪性は薄い
話の展開も凝っているんだが空回りの感が強い
ドタバタもちょっと・・・ >>427
よく覚えてないなー。ラスト森の中をヒロインが逃げ回るやつだっけ。 >>413
『ザ・リッパー 切り裂きジャックの秘密』(扶桑社ミステリー)
シェリー・ディクスン・カー(ミシェル・メアリー・キャロル)が、日本来てたのかと思った >>398
『死を開く扉』は高校生のときに読んで密室トリックに感心した覚えがあるのだが駄目なのか? >>430
ネタバレ
↓
あんな方法で弾丸が発射するわけないでしょ
カーで云うところの連続自殺事件 >>431
するわけがないといわれてもその手の知識が皆無なので判断のしようがない
でもトリックの発想は面白いと思った
レビューサイトをみても実現性には疑問が残るが密室トリックとしてはユニークという風に評価している人が多い 海外の作品にも似たようなトリックがあったと思う
入れる場所は違うが実際にあった話というのも聞いたことがある
高木作品の場合は痕が残ってばればれだろう まあミステリの読者は文系も多いから
素直に感心してもしょうがないか 『ビロードの悪魔』『火よ燃えろ』『囁く影』復刻しないかな ディクカーの時とカーッディクの時と、どっちがHM卿でどっちがフェラ博士だったかすぐ忘れる >>433
海外の作品はどんなトリックなんだろう?
弾丸を高速で飛ばすには銃身が必要なんだが
(これが弾の動力、バネのような働きをする) >>439
銃身って弾丸が通り抜ける筒状の空洞部分でしょ
メ欄が銃身の代わりをするってことではダメなの? ダメだろうね
先ず下の部分に隙間がある
空気鉄砲を想像すれば解るが、筒がCの字に穴が空いていれば飛ばない
そして長さが全く足りない
長ければ長いほど初速が速くなる。
長いバネで弾くのと同じ
こんな単純な方法では前方への推進力が弱すぎるんだよ
このやり方で〇せるなら爆竹でも同じ事が出来るだろうね 短い筒に弾丸を入れて筒先を相手の頭に押し付け薬莢をはんだごてで
加熱するというアホらしい小説があったな >>435
『ビロードの悪魔』と『囁く影』なら電子書籍で読める。 クリスティ読み返してたんだけど、あらためてカーが好みにあうと確信しました カーはひとりよがりで鼻につくところがあるからクリスティのほうがすきかな クイーンを読んだ後はやっぱクイーンだわってなるしカーを読んだ後はやっぱカーだわってなる カーは5作くらい読んでから三つの棺を読みました。
「密室講義ばかり注目されるけど密室トリックも秀逸!」という書評を多く目にして期待したのですが、
個人的にメル欄のトリックがヽ(・ω・)/ズコーって感じでした。
私って少数派でしょうか? >>448
wikipedia三つの棺の作品の評価を参照すればわかる 新訳だと気が抜けるなぁ
やっぱり旧訳の方が全然いい
論理的な構成感がある 連続自殺事件の読者から要望が多かったのかな
フェル博士が家を燃やす話が読みたい 「幽霊屋敷」ってなんだ!?って思ったら「震えない男」のことなのね >>460
1959年の小林完太郎の旧訳のタイトルを踏襲 「震えない男」は壮大な屋敷トリックが、馬鹿馬鹿しく突き抜けており愉しい。 壮大なトリックなんてあったか?
メ欄だけじゃなかったか? あれを壮大という意見にはついていけん
メ欄も壮大なのか >>468
壮大=素晴らしいという意味ではないんだから別に壮大でもいいんでないの?
要するにここでいう壮大なトリックとは、大がかりなトリックという意味でしょ
確かに針と糸の密室なんかと比べると大がかりではある 何を言ってる
壮大という言葉は価値判断を含んでるぞ >>470
だから使い方を間違って大がかりという程度の意味でつかったのだろうってこと
そんな言葉の解釈間違いくらい察して流してやれよ
ぐだぐだと議論することでもないだろ 『青銅ランプの呪』読了
人間消失が話のメインなこともあってか死体が出てこないので少々緊迫感に欠けるところもあったが
HM卿のキャラの面白さと不可思議な出来事が何度も起きるストーリー展開のおかげで最後まで楽しめたな
人間消失のトリックはカーにしては、ありふれたネタなんだけどトリックの使い方がなかな巧みで
犯人もそこそこ意外性がありミステリーとしてなかなかの良作だったと思う
…と思ってたら最後の最後のオチでひっくり返してギャグみたいな作品になるとは…
元々ギャグ要素が割とある作品だったけど最後のオチが無かったら本格的なミステリーとして成立できてたのに
そこをひっくり返してギャグみたいな話になるんだからほんと良くも悪くもカーは凄いよなぁw >>473
雰囲気あって良いな
表紙買いしてしまいそうなほどだわ 『幽霊射手』所収の「第四の容疑者 アンリ・バンコラン氏の事件簿」読みました。
密室の謎自体は一読して理解できたのですが、登場人物の半数がスパイで裏の恋愛感情もあったりして、
「行動の動機」が今一つ理解できません。
頭の中でスンナリ、ストーリーが整合している方がいたら教えてください。
オライアダン(夫)がサン・マリー(妻)の名前が書かれた手巻きの煙草が焼失するの止めた、というシーンがあるます。
夫はもともとこの機密書類を欲しがっていたのだが、妻の名前が書かれていたので仕事より愛情を優先した、と語られていますが、
妻の立場を守る為だとしたら逆にそのまま焼失させる方が正解なんじゃないでしょうか?
また、最後にこの手巻き煙草がいつのまにかバンコラン(探偵)からヴィヨン伯(間抜けな依頼人)の手に渡って、
気づかぬままに自分で消滅させてしまうのですが、それまで持っていたのは夫だったのでしょうか?
持っていたとして仕事より愛情を優先する場合、「使い道がない」のに何故わざわざ持っていたのでしょうか? >>475
さづがに幽霊射手はストーリー忘れた。カー短編集5だっけか >>476
カー短編集4ですね。
全Z章の内のY章の探偵と夫婦の会話のところで手巻き煙草の話題が出てきます。
その他に探偵が「腹が立ってきた(地の分)」り「負けたのは、わたしのほうですよ。(セリフ)」と言ったりする箇所があるのですが、
これも自分の解釈で正しいのかなあ?・・・と。
腹が立ってきた→妻は夫を愛しているのかと思っていたら、実は浮気相手の方が本命だと臆面もなく言ったので腹が立った?
敗北宣言→最終的に探偵は真相を上司に伝えはするが、あまり熱心ではないようで他の容疑者の思い込みの自白が採用されるのをほぼ傍観している。
その理由は妻思いの夫(真犯人)を助けようとしているのだが、それがスパイである妻を助けることにもなるかなそのことを言っている?
いや、考えれば考える程よくわからん。
30ページくらいなので誰か読み返して解説してくれると嬉しいです。 未読だったエレヴェーター殺人事件が読めたのでこれで長編は全て読み終えた。
中学生の時に読みはじめてようやくコンプリ出来たので感無量です。 連続自殺事件をゲット、創元のカーのシリーズは表紙だ良くて気に入っている。 幽霊屋敷かなり読みやすくなってた
個人的にポケミスが読みづらかっただけかもしれないけど 「幽霊屋敷」読み終えた。
トリックは覚えていたが、最終盤の逆転、逆転は覚えてなかったな。
訳は定評のある三角氏だけあり、例のオゾンの訳もスムーズだった。
が、まぁ無理目の物理トリックで馬鹿馬鹿しいといえば馬鹿馬鹿しい。
女性キャラもカーいつもの造形。
さすがに傑作とは言い難いが、私たちのようなカーマニアなら新訳みのがせないだろう。 まだ物理トリックの方がましじゃないか
「君だよ」のくだりはこれでいけると思っていたのかと呆れた 後、期待する新訳は「曲がった蝶番」。「猫と鼠の殺人」かなぁ。