ディクスン・カー(カーター・ディクスン)Part20 [無断転載禁止]©2ch.net
『三つの棺』は、【メ欄1】の発展型で、それに【メ欄2】を加え、
そのネタでどこまで謎を拡張・複雑化できるか、
その極限に挑戦したって造りなんだよね。
骨格に対して、何をどう加えていったのかを解体してみることで、
真価が分かってくるんじゃないだろうか。 三つの棺は、「死者はよみがえる」「連続殺人事件」「魔女の笑う夜」
と並ぶ巨匠のバカミス四天王だよ 連続殺人事件はラノベっぽいヒロイン萌があって大変よろしい 火刑法廷の最後のつじつまというかトリックがわからんのだ
いつ青酸カリを盛ることができたのかこれ判らんよね
キチガイ女は怖いなあという話なんだけどもうちょっと何とかしてほしかった アレすごい古い翻訳なのにヒロイン萌えがわかってる翻訳になってるので
あの翻訳家は実力ありの本物のプロの仕事をしてると思う
翻訳家のレベルの低さでうんざりすることしきりの昨今だけど古いのは総じて味があって良い
まあでも本質的にはこれはカーが萌えを理解してたという事なんだろう 男の教授の方は少女漫画風のヤレヤレ系主人公なのかも >>54
連続殺人事件のヒロインってそんなに可愛かったっけ?
記憶にないなあ 誰だったか、源氏物語も女性作家の現代語訳版は、ええ、そんな展開だったっけ!?!?というシーンが挿入されていた 古臭い翻訳の方が案外今の漫画やアニメにいる女性キャラの口調に近いかもね
最近は女性の話し言葉を現実に近づけた(てよだわとか使わない)小説も増えてるけど
逆に気持ち悪いときがある >>57
日本でも出ないかなぁ
その辺の絶版になってる奴復刊してほしいわ もう一つのカースレが1000まで誰も立てないから
こっちを再利用する形で良いのかな? >>66
再利用というか
単にワッチョイ版と通常版に分かれているだけで、こちらのスレも別に廃棄されているわけじゃないと思うよ
今まで、ワッチョイ版に集中してこちらではあまり書きこまれなかっただけで
だから、普通にレスをして問題ないでしょ >>17
>貴婦人として死す、ユダの窓、緑のカプセルの謎
この辺りはカーの中でもすっきりまとまっていて読みやすい作品
翻訳の良しあしもあるかもしれんが >>68
おれはその辺りの中期作品が一番まとまりがよくて好き
初期や後期は当たり外れが大きすぎる >>29
×魔女の隠れ家 vs 黒死荘の殺人○
×帽子収集狂事件 vs 白僧院の殺人○
×盲目の理髪師 vs 赤後家の殺人○
×剣の八 vs 一角獣の殺人×
×死時計 vs パンチとジュディ×
○三つの棺 vs 孔雀の羽根×
×アラビアンナイトの殺人 vs ユダの窓○
○死者はよみがえる vs 五つの箱の死×
○曲った蝶番 vs 読者よ欺かるるなかれ○
○緑のカプセルの謎 vs かくして殺人へ×
×テニスコートの謎 vs 九人と死人で十人だ○
×震えない男 vs 殺人者と恐喝者○
○連続殺人事件 vs 仮面荘の怪事件×
×猫と鼠の殺人 vs 貴婦人として死す○
×死が二人をわかつまで vs 爬虫類館の殺人○
○囁く影 vs 青銅ランプの呪い×
8勝5敗3引き分けでHMだな
でも地味だから負けにしたけど魔女の隠れ家の雰囲気も捨てがたい 死者はよみがえる vs 五つの箱の死 という変化球合戦
一方は大暴投になってしまったけど >>70
好取組、でも行司差し違え。五つの箱の死の突き抜けた、馬鹿馬鹿しさの勝ち。
○死者はよみがえる vs 五つの箱の死× >>71
変化球合戦というか、ぶっちゃけ両方とも暴投では?
片方は話の面白さにつられて打者が振ってくれただけで >>70
『一角獣の殺人』は普通に面白いと思うんだけどなぁ
怪盗との対決、クローズドサークル、不可能犯罪といったミステリーの定番も揃ってるし、犯人の意外性も凄いし
まぁ、色々と普通とは言えない作品かもしれんが… >>75
面白い作品だと思うけど、カーの悪い時の癖で、登場人物の書き分けがわるいんだよな。 ここでもしょっちゅう言われてるじゃん
カー作品は評価がばらけるって
俺は一角獣はバンコランもどきが笑えるから好き
トリックは五年で四回目は濫用にもほどがある 一角獣はメイントリックの凶器が全くピンとこないのがなあ ここ最近で読んだといえば「蝋人形館の殺人」
舞台はおどろおどろしいが展開は地味
初文庫化ということで読めるだけでありがたい
次は「四つの凶器」かな
段々読み残し作品が少なくなってきた 俺の積み残しは、「PA PA LA PAS」、「エドマンド・ゴドフィリー卿殺人事件」、「血に飢えた悪鬼」、「亡霊たちの真昼」
「深夜の密使」、「死者のノック」、「バトラー弁護に立つ」、「死者のノック」、「赤い鎧戸のかげで」。。うーむ。 >>80
その中で未読なのは、PA PA LA PAS、血に飢えた悪鬼
バトラー弁護に立つ、赤い鎧戸のかげで かな
この中に隠れた良作が、あるかどうか・・・
とりあえずエドマンド・ゴドフィリー、亡霊たちの真昼はきびしかった その中だと「死者のノック」は意外と面白かったな
過度な期待をしなければ楽しめると思う >>81
亡霊たちの真昼は、血に飢えた悪鬼、死の館の謎と並ぶカー3大駄作のひとつじゃないか 「死者のノック」はウィルキー・コリンズがあの時代でこの作品のような密室トリックを残したとはあんまり思えないのがちょっと気になるところだな >>83
「かくして殺人へ」だっけな
あれは駄作には入らないのかね
あの読後の脱力感ときたら
カーファンじゃなければバカミスの一言で終わりでしょう >>86
「かくして殺人へ」も駄作だが、燃えカスのような最晩年3作のダメっぷりに比べるとまだまだだ 1950年後半からは読める作品の方が珍しいまでもある 晩年であえてといえば「ハイチムニー荘の醜聞」、「月明かりの闇」かな。
他はトリックはまぁご愛嬌として、人物描写が平板のため、だれがだれだかわからんという致命的な欠点が 未読なのだけど、このミス99で16位にランクインしている『悪魔のひじの家〈1965)』はどうなの? 仮面劇場の殺人はかなり晩年の作品だけど結構楽しめたな
カーにしては珍しいタイプの動機の犯人だったし >>87
カーのファン歴も長いからハードルが下がってて
とりあえず解決編まで引っ張ってくれれば
強引なトリックでも一応満足なんだけど
「月明かりの闇」とか途中で止めた
「かくして殺人へ」は最後まで引っ張る吸引力はあるからね
肩透かしもかなりのもんだけど・・・ 『血に飢えた悪鬼』は、人間消失や主人公の妻が別人と入れ替わっている気がしてならないという不可思議な謎に月長石の作者であるコリンズが挑む!
といった具合にあらすじだけ読むとすげー面白そうなんだが 女房と久しぶりに寝たら新しいセックステクニックを
覚えている! 他人と入れ替わっているに違いない!
正気とは思えません >>95
コリンズに「女性関係に問題ありまくり」「鎮痛剤としてアヘン濫用
→ 中毒で幻覚を見るようになった」というエピソードがあるから、
その辺を反映しているんじゃない?(適当) 「ハイチムニー荘の醜聞」は叙述といえば、叙述で佳作だったぞ >>95
それに似た話が乱歩とか安部公房にもあった気がする
まあ男のロマンてことで >>89-92
ということはフェル博士の晩年五部作はそこまでひどくないってことかな?
本当にひどいのは60年代以降の歴史ミステイリーかな
フェル博士の晩年五部作
死者のノック(1958)
雷鳴の中でも(1960)
悪魔のひじの家(1965)
仮面劇場の殺人〈1966)
月明かりの闇〈1967)
60年代以降の歴史ミステイリー
引き潮の魔女(1961)
ロンドン橋が落ちる(1962)
深夜の密使(1964)
ヴードゥーの悪魔(1968)
亡霊たちの真昼(1969)
死の館の謎(1971)
血に飢えた悪鬼(1972) 「ロンドン橋が落ちる」は典型的な駄作。解説のページで瀬戸口氏が本編に触れているのが
わずか2行というのが全てを物語っている。
さすがに、本作の文庫化は絶望的かな。 HMシリーズは中身がアレでもHMのキャラ性で何とかなっている感はある フェル博士も好きだけど自分もHM卿の方が好きだな
HM卿の暴れっぷりで微妙な作品が面白くなってたりするのも分かるわ
『魔女が笑う夜』とか >>101
新訳ではなくても文庫化して入手しやすくしてほしい
ポケミスの古本とかじゃ今後も読む気がしない
「かくして殺人へ」がまさかの新訳だったので
少しは期待ありかも 駄作扱いされる事が多いけど意外と楽しめたのが『剣の八』だな
思ってたより普通に真っ当なミステリー作品やってるんだよな >>104
あれ新訳だったのか
前のままだと思ってた >>106
2010年以降に創元推理文庫から発売されているカ―の作品は全部新訳やで この作品は厳しいとか、駄作だとか平気でいえるのはカーならでわだよな。
そうはいっても、愛情が感じられる。クリスティでは、ここまで本音の会話は無理ではないだろうか。なんか遠慮して。 クリスティスレも結構駄作の話盛り上がるよ
スパイものは全部ダメとかなんとか クリスティは超絶傑作はもちろん
超絶駄作もあるからな >>109
クリスティのスパイものはラノベみたいな作品が多いから
そういうノリが苦手な人と気にならない人で変わるだろうね
スパイものでも『秘密機関』とか人気あるし クリスティとカーではキャラ萌えの方向性がちょっと違うけど、ラノベっぽいノリって視点で考えたら案外近いところを攻めているのかも クリスティのスパイ物とカーのスパイものはいい勝負だ >>114
クリスティのスパイものは割とファンがいるけどカーはどうかな… 「赤い鎧戸のかげで」、「一角獣」、「パンチとジュディ」うーん。さすがにクリスティに完敗かな クリスティのスパイ物と並べるカー作品なら、むしろ歴史物の方が妥当じゃないかな >>117
クリスティのスパイ物とカーの歴史物ならカーの圧勝だろ
カーの歴史物は傑作駄作入り混じっているけど、クリスティのスパイ物は全部駄作だろ クリスティのスパイものが全部駄作だと言うのは結局あなたの主観でしかないだろ?
クリスティのスパイものは今でも秘密機関とか人気あるし 秘密機関・チムニーズ・4・NかMか・バグダッド・死への旅・フランクフルト・裏木戸
カーの勝ちでも圧勝ではないな
評価が高いのはニューゲイト・ビロード・喉・火ぐらいか >>119
秘密機関は人気あるのか
それは失礼
学生の時読んでつまらなくて、某ミステリサイトの平均点も低いから世間的にも駄作認定されているのかと思っていたわ
あと、文庫本の解説では「クリスティは政治音痴でスパイ小説はイマイチ」みたいなことを書かれていて、解説者までにdisられるようじゃ駄作確定だなとも思っていた(実際自分もつまらなかったし) クリスティのスパイもので人気あったり評価高いのは
秘密機関、NかMか、茶色い服の男、チムニーズ館の秘密、七つの時計あたりだな
ぶっちゃけ本格的なスパイものとして読んでる人は少なくて
キャラクターものとして人気な作品が多いけど >>120
フランクフルトの乗客は、これはさすがに。。というレベルだな。
一角獣と同レベルという印象。 >>122
カーの歴史ミステリも、ニューゲイトとか喉切り隊長とかキャラクターで引っ張るタイプのものが面白い
語弊があるかもしれないが、やはり本格よりも映像化映えしそうな点が似ているな >>123
一角獣凄く面白いと思ったんだけどなぁ
ただ本格ミステリーとかスパイものじゃなくルパンものみたいな感じの作品だと思うが >>122
それらのスパイものて、戦前、戦中に書かれた作品は
ホロコーストなどの事が知られていないからか
ナチスが単なる悪の組織みたいな扱いなんだよね
まあ牧歌的なロマンスの設定道具というか・・・
たしかカーの作品にもカギ十字が書かれている表紙があったような
なんだっけ? >>128
これは、相当難易度が高いのではないだろうか。 >>127
本当だ
ただし内容は全く覚えていないけど 雪はすぐにやむだろうとか
ここまでした以上もうやめるわけには
わけにはいかないとか、
日本人にはなじみ深いキャラが
人気の一因かも カーの新訳のメリットて
新訳になることより文庫化再刊で
手に入りやすくなりくなるのがありがたい
個人的に旧訳が読み難いわけじゃないから 図書館や古本でもなかなか見つからないカー作品とかもあるもんなぁ 俺が一度も実物を目にしたことがない作品
「PA−PA−LAS」、「バトラー弁護に立つ」 バトラーはポケミス1600か2000記念の時に復刊されてたので
古本屋でちらほら見るような気もする
昔はカーって手に入りにくいのが多かったけど
今はだいたい読めるようになったよなー
逆にクロフツ集めるのが結構キツイ カーの作品で未だに手に入りにくいといえば『五つの箱の死』
1957年にポケミスで出たきりで未だに文庫化されていない
全盛期の作品なのに フェル博士とHMシリーズはいずれ全部文庫化してほしいな
多分あと3冊分かな? >>141
「五つの箱の死」は好きな作品なんだけど、やっぱり世間的にはダメな作品なんだろうな。
惜しい作品なんだけど。文庫化への道は険しい。 >>141
一度復刊してるぞ
毒のたわむれも恐怖は同じも復刊してるから、
早川のカーで初刊だけはないはず >>144
ああ、復刊していたのか
でも、訳は古いままなんだろ?
いずれにしても、新訳文庫で手軽に入手できるようになってほしいものだ カーは出来の良し悪しが極端だからな
つまらない作品を多く出すと
カー嫌いが増殖しそう クリスティはビッグ4ですら新品買えてしまうがディクスン文庫創刊、とかならんかな
JDC名義とCD名義全作品とついでにホームズの功績とかも含めて ダメそうな作品は帯に意欲作とか怪作とかの言葉を入れてうまく誤魔化そう 渾身の意欲作とかでいいんじゃないかな
五つの箱の死は >>147
カーも巨匠ではあるけれど、クリスティとは知名度と大衆人気に差がありすぎるから... >>150
知名度で負けちゃうんだよな。クリスティは原作は当然だが映像化で圧倒的。 こうなったらカバーをアニメ絵にしてラノベコーナーに並べてしまえ
HM卿なんて言動的にはそう違和感無いぞ
全巻購入特典でタロットバージョンカバー(新規デザイン込み)進呈 クリスティとカー作品をならべて勝負付けするといい勝負だと思うのは、ひいき目か。 トップ5すら各人でバラけるカーではまともに勝負できないのではないかと >>153
ミステリマニア対象なら良い勝負が出来るかもしれんが、一般層ならワンサイドゲームだろ
>>154
一応、カーのトップ5は、三つの棺、火刑法廷、皇帝のかぎ煙草入れ、ユダの窓、ビロードの悪魔(日本ではそうでもないが英米で一番人気)で固定されている
海外ミステリベスト100とかの企画をすれば大抵これらのタイトルが出てくる
あと短編なら妖魔の森が不動の一番 1-10位はクリスティに負けるだろうが、11-20位では層の厚さで、逆転するのではないかと思ったりする。 >>155
以前、ミステリ番組企画で3人にカーのトップ3選んでもらうのがあったのだが、出てきた作品が全員違うとかいう珍事が起きてたぞ
同じ企画のクリスティではそんなことはなかった マニアのクリスティの超有名作読んでない自慢?は何度か見たことある
ワザワザ読まんでもいいって気になっちゃうのもあるかな
ネタ自体はどこからとなく知っちゃうし
俺もオリエントとABC読まないままだわ 確かに俺もABCは子供向けの訳で読んだだけだし、オリエントも新旧映画とドラマで観ただけだわ
アクロイドは先に晩年のシリーズ外作品の方を先に読んで、なんて意外な結末だ!とすげー興奮したw 俺もアクロイドをちゃんと読んだのは大人になってかなり経ってからだな
貴婦人として死すの方が先に読んでたわ >>157
そりゃ、3人だけならバラけることもあるさ
俺もクリスティでトップ3を選ぶなら、そして誰もは不動だが、あとの2つは葬儀を終えてと、満潮に乗ってだし
100人単位でアンケートをとれば大体三つの棺、火刑法廷、皇帝のかぎ煙草入れ、ユダの窓あたりに固定されるよ 横綱:三つの棺 vs そして誰もいなくなった 引き分け >>162
いや、それは客観的に見てそして誰もの圧勝だろ
確かに、三つの棺も名作だが、相手は幾度となく映像化され、オールタイムベストのアンケートをすれば常にトップ争いをする化物だ 現代の読者にしてみると「そし誰」は元祖とはいえ(六死人もあるが)
もうあらゆる所で使い尽くされたネタなのであんまり評価高くないかもしれない >>164
2012年の東西ミステリーベスト100でそして誰もは1位をとっている
BBCのドラマが話題になったのが2015年だし、日本でも二夜連続ドラマスペシャルが2017年に放送されている >>164
自分でふっといて何だが、現代の作品につながる影響力があるという点では、「そして誰もいなくなった」は偉大だな。
「三つの棺」は単体では抜群におもしろいけど、後世に影響力や模倣作品があったかというと。。 影響を受けた中で一番有名なのはメ欄だな
メ欄をメ欄に置き換えただけ ブランドか。よく理解できないので、もう一回読むか。
むしろ、強烈な落ちが印象にのこっている。招かざる客たちのビッフェは傑作ぞろいだから。 >>166
>後世に影響力や模倣作品があったかというと。。
「そして誰もいなくなった」の影響力には及ぶべくもないけど、作中で密室講義を始める作品ならいくつかあるな 大関:火刑法廷 vs アクロイド殺し これはカーの勝ち 小説でも映画でも「そして誰もいなくなった」系はほんと多いから食傷気味ではある
使い方がうまい(ミスリーディングに使ったりとか)のもあるけど
「密室講義」の影響は確かに大きいかもなー
ミステリ作家なら一度はああいうのやりたいんだろうね 「そして系」てのは要するにクローズドサークルのこと?それとも〇〇〇〇はずの人物が××××展開のこと? >>170
それもやっぱアクロイドの方が勝ちだと思う…
アクロイドは後世への影響がデカすきる >>173
そして誰もとアクロイドは別格だよな
ちなみに、>>165の2012年の東西ミステリーベスト100によると
火刑法廷とオリエント急行なら10位と11位で互角の勝負している >>175
ぶっちゃけ「スミルノ博士の日記」は叙述トリックとしてはちっとも効果的ではない
それから、そして誰もの元ネタといわれている六死人にいたってはクローズドサークルですらない
ちなみに、クローズドサークルの原型となった作品なら、シャム双生児の秘密、八人の中の一人、ミステリ・ウィークエンドなど、そして誰も発表以前にいろいろある
また、ABC殺人事件も別に最初のミッシング・リンクものというわけではない
だけど、叙述トリック、クローズドサークル、ミッシング・リンクものをジャンルとして完成させたのはクリスティ
だから偉大なのだよ 「そして」と「Y」
今オールタイムベストを大々的にやったらどっちが上にくるんだろう アクロイドが叙述ミステリなのかどうか
昔我孫子と誰かが議論してたような気がする カーで後世の影響が一番大きい作品って実は「白い僧院の殺人」な気がする
おそらく足跡系不可能犯罪もの長編の元祖だろう ABCってミッシングリンクものかなあ
リンクは明白で理由が問題になってると
思うけど とりあえず2013年の文春の「東西ミステリーベスト」では
「そして」が「Y」に約200P差をつけて1位
たぶん現在も変わらないんじゃないかな
カーは10位の「火刑」が最高位 トップ3対決の
「そして誰もいなくなった」「アクロイド殺し」「オリエント急行の殺人」
VS
「火刑法廷」「三つの棺」「皇帝のかぎ煙草入れ」
ではクリスティの圧勝
でもカーも4位以下の作品では負けていないから >>184
ワースト3対決
クリスティ
ビッグ4 複数の時計 運命の裏木戸
VS
カー
亡霊たちの真昼 血に飢えた悪鬼 死の館の謎 クリスティは年代順に読破しようとしたことあったけど
トップ3とかナイルのような有名作はネタ知ってるからと後回しにしてたら、
結局未読のままになってしまった >>185
うーむ。甲乙つけがたい。ビッグ4も相当だったから。。 >>188
あ、大事なのを忘れていた
クリスティ
ビッグ4 フランクフルトへの乗客 運命の裏木戸
VS
カー
亡霊たちの真昼 血に飢えた悪鬼 死の館の謎
うーん、これは好勝負 >>189
どちらも強力だが、カーには「死の館の謎」という致命傷があり、クリスティの勝ち。 ビッグ4は有名シリーズの初期作品なんで初心者が知らずに地雷踏む可能性高いのが
ノンシリーズやマイナー作品なら踏むのもマニアだけですむけど >>177
あと「見立て」もな
カーはロジックが弱いし、
文章も上手くないし人間も描けてるとは言い難い
でもインパクトは圧倒的にカーだな 昔面白いこと言ってる人がいた
クイーンよりカーの方がロジカルだし
カーよりクリスティの方が物理トリックが上手いし
クリスティよりクイーンの方が○○だ
○○はちょっと忘れたけど、面白い見方だと思ったね
全面的に賛成は出来ないけど >>192
見立て?
見立てを世に知らしめたのが「そして誰もいなくなった」だって話?
見立ての元祖はヴァン・ダインの『僧正殺人事件』だろ?
これは「スミルノ博士の日記」や「六死人」なんかと違って超有名作だ クリスティの「ABC殺人事件」はMissing Linkというよりは「あやつり」の元祖だよな。
カーは逆立ちしても書きそうもないけど、そこがまた魅力 >>196
「あやつり」の元祖はモーリス・ルブランの(メール欄)じゃね? 「メソポタミヤの殺人」のトリックなんか、カーっぽくて楽しかった。
あくまでトリックのみだけど。 >>194
ヴァンダインの見立ては僧正だけだな
しかも犯人がやりたかったというだけ
サイコサスペンスの面白さなんだよな おすすめを教えてほしいです
火刑法廷、かぎ煙草、赤後家、3つの棺、ユダの窓、蝶番、黒死荘、帽子、僧院、貴婦人
は読みました
トリックが荒くても不可能状況の見せ方と筋のあおり方が面白ければいいんですが、他にいいものありますか? その中でどれが面白くて
どれが面白くなかったですか 挙げたのは全部、展開と意外性がおもしろかったです
でも火刑法廷の祖先の話や蝶番の人形の話はちょっと辟易したかも
オカルトとか曰くつきの話が長いとあんまりです >>204
もう、好みの世界だけど因縁話がきついのであれば
「連続殺人事件」
「爬虫類館の殺人」
「囁く影」
が順当かな。ただラブコメがスパイスとしてはいってくるので、ダメな人はダメでょう。
思い切ってチャンバラにいくもよし。 「九人と死で十人だ」と「猫と鼠の殺人」は優先度は高くないけど佳作だと思うから機会があれば読むといいかな
あと短編の「妖魔の森の家」は必読 >>202
一角獣の殺人を推したい
かなり人を選ぶけど、ハマる人は凄くハマる作品だと思う >>205-207
オススメありがとうございます!
一つずつ読んでいきたいと思います >>206
「猫と鼠の殺人」は好きだなー。いかにもカーらしい作品。
この中堅どころのの層が、他作家に比べれば厚い。
絶版というのが惜しい。俺の1988年7版だもんな。。 >>202
面白さならトップクラスの「連続殺人事件」
トリックにも啞然とさせられる事うけあい 「見知らぬ部屋の犯罪」が読めなくなって放置されたまま
『カー短編集2,3』は元々原書そのままじゃない日本独自編集なんだから
キャラクターごとにまとめ直しちゃえばいいのに >>202
傑作の緑カプセルとビロードの悪魔が入ってないね
あと夜歩くも読んだほうがいい 『火刑法廷』新カバー
https://www.google.com/search?q=%E7%81%AB%E5%88%91%E6%B3%95%E5%BB%B7+%E6%96%B0%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%BC&client=tablet-android-om-lge&prmd=ivnx&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=2ahUKEwjA6raWjo3zAhUQG6YKHbdgCfIQ_AUoAXoECAIQAQ&biw=962&bih=601&dpr=1.33#imgrc=oRhDXUyEO4uUSM ハヤカワよ。新カバーもいいが、その前にやること色々あるでしょ。
差し当たり、囁く影の新訳を。 火刑法廷は何度も新カバーになっているのに囁く影はずっと古いままなん? 新訳じゃなくても手に入りにくい作品を増刷して欲しいな 囁く影は友人に貸したら、そのまま帰らぬ本となってしまったな…
今思わなくとも勿体ない事したわ >>202
『剣の八』『震えない男』『死者のノック』
『墓場貸します』『魔女が笑う夜』『赤い鎧戸のかげで』 火刑法廷は叔父の本棚にあった旧ポケミス版の表紙が怖すぎて、子供の頃は夢に出てきたりもした
中学生になって恐怖を克服しようと思い立ち、タロットカバーの文庫で読んだら、内容の方もやっぱり怖かったw
https://i.imgur.com/xreyjO5.jpg 「疑惑の影」はシリアスな本格ミステリーかなーと最初思ってたら
決闘とかあったりする冒険ミステリーになったのは驚いたな
まあ面白かったが、あんまり評価高くないのも分かる 「四つの凶器」の旧訳が読みたくなってきた
新訳は軽いのがどうも・・・
会話の始まりが「あのさ」とか「どうなってるの?」とか
雰囲気が出ない気がするけど
旧訳はどうなんだろう 「ホラ」「クソッ」「オーイ」「いいえ、いいえ、いいえ」 何年か前に復刊して「シャーロックホームズの功績」はよかった。
前半六作がカーだったかと思うが、短編としては最高水準。
パスティーシュと思われてか評価が不当に低い。 エラリークイーン パーフェクトガイドが発売されてうらやましい。
カーもだしてくれないかな。アガサ・クリスティー完全攻略本もあるこだし。 >>228
それの作者が今『カーを補助線にして本格ミステリーを斬る』みたいな本執筆中だって言ってたけど >>229
それは期待。新本格派の作家みても、カー派は少数派だろうから。 絶対に真似をしてはいけないカーの作品ベスト3とか載ってたら面白そう >>231
カー派が多数だと思うぞ
クイーンやクリスティに対して非現実感の強い作風が多い
ロジックよりもトリックを重視してる作品が多い 綾辻氏が自宅書斎?でインタビュー受けてた画像で、後ろの書棚にカーの本が同じタイトルでズラッと並んでて、版ごとに揃えてるんだ!って嬉しくなったことある 森博嗣がカーの本あげて死ぬまでにこんな本を書いてみたいって言ってたよ いま北条早雲の伝記漫画・『新九郎、奔る!』を描いている
漫画家のゆうきまさみの書棚にカーがズラッと並んでいた おお、これは嬉しい。伝説のトリックが炸裂か。是非新しい読者を獲得してほしい。 きたあああああああ!
伝説の旧訳を超えるラノベテイストを是非ぜひ! >>238やっぱ連続殺人事件じゃちょっとおかしいよなw >伝説のトリック
子供や一般人向けのミニ推理クイズでは頻出だったりする・・・・・・
『プレーグ・コート』『ユダの窓』『五つの箱の死』などと並んで
「あの有名トリックの元ネタはコレか!」扱いな気がする。 主人公のラブコメをうまく処理してくれればいいけど。。
あれがあるから、トリックにいきつかず投げ出すパターンなんだよな。 >>231
新本格派の産みの親島田荘司がカーの影響受けまくりだからな
特に大風呂敷広げすぎなところ >>246
でもそれに続くカー派の作家がパッとしない
二階堂黎人、柄刀一、門前典之、加賀美雅之、小島正樹
人狼城の恐怖が有名なくらいで新本格第一線の作家陣に比べるとマイナー感は拭えない 綾辻行人もカー派だろう
非現実的な作風ばっかじゃん >>249
非現実だからカーというわけではない
たとえば、横溝正史は怪奇色が強いけど、ミステリーの手法的にはクリスティに近い
今村昌弘なんかは思いっきり非現実だが、ミステリー的にはロジック重視のクイーン派だ
カー派を名乗るなら派手な不可能犯罪を沢山書いていないと
>>247で二階堂黎人、柄刀一、門前典之、加賀美雅之、小島正樹の名前を挙げたのはそれが理由 ブックオフの新春セールで
「盲目の理髪師」「絞首台の謎」の新訳買ってきた
でも明日が仕事始めだ 新訳は新品買おうぜw
実質絶版なのは仕方ないけどなあ >>252
新品買って貢献したいんだが
結構新訳も売られてるんで
不憫に思って捕獲してしまう
さすがにまだ110円にはなっていないみたい カーではないが、赤い館の秘密と赤毛のレドメイン家の新訳は発売直後に110円コーナーで買ったわ 新訳を買うことが次の新訳につながるので、皆で買おう。
旧訳がもっと読みやければ。。 @芦辺拓
なお、僕が尊敬するジョン・ディクスン・カー先生はハードボイルドも
偏見なく評価しましたが、それはその作品の手がかりの出し方が巧妙で、
フェアプレイを守っている場合でした。
僕も考え方は同じです。 ミステリーとして問題ありなレイモンド・チャンドラー「大いなる眠り」なんかは
カー的には低評価だろうかな 最後にひねってると考えるとロス・マクあたりが評価高いのかな 当時ハードボイルド作家がカーを相手にしていたかどうか・・・
フェアプレイ云々をカーが言えるのか・・・
カーにはまっていった頃は「長いお別れ」を読んで
どこが名作なんだろうと思ったが
歳をとると良さがわかってきた >>258
エッセイなんかだと ダシール・ハメット >> レイモンド・チャンドラー という扱いだったと思う。 ヽ. `ヽ.
, '⌒Y / 、ヽ ヽ ヽ.
/ / i /l/|_ハ li l i li ハ
. // 〃 /l i|j_,.//‐'/ lTト l、l j N i |
{イ l / l li //___ リ_lノ lル' lハ. ソ
i| /レ/l l l v'´ ̄ , ´ ̄`イ !| ll,ハ
ハ| ll∧ハヽ ト、 '''' r==┐ '''' /l jハ| ll ll
〃 ‖ レ'¨´ヽiへ. _ 、__,ノ ,.イ/|/ ノ ll l||
ll ll { ⌒ヽ_/ } ー‐<.__ ′ l| ‖
‖ ‖ ヽ, /、 〈 |:::::::| `ヽ ‖
‖ {. ハ ヽ Y`‐┴、::::v l ‖
‖ |iヽ{ ヽ_ゾノ‐一’::::ヽ. | ‖
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面白いわよ レイモンド・チャンドラーの「むだのない殺しの美学」(ハヤカワの原稿本のタイトル、創元「簡単な殺人法」)を読んだのかな 読んで書評で叩いたよ
with colt and luger で
探せば見つかる 読んで書評で叩いたよ
with colt and luger で
探せば見つかる 「連続自殺事件」早速かってきた。楽しみだ。冒頭のラブコメをどう処理しているのか。。
あと驚いたのはとなりに、「世界短編傑作集6」がでてた。思わず買ってしまった。 「連続殺人事件」の初訳だけど、1959年のカー作品集9巻なのに、解説に書いてないな。 >>271
赤後家いいよねー。あの奇想の因縁話が好き 赤後家は中学生の時に読んで密室の成立要件を説明された瞬間にトリックがわかっちゃったのがなあ
メ欄1の説明に着目すれば、メル欄2という結論に達するのはたやすい >>273
このトリックとか裏返したパターン(メ欄)って「初心者向け推理クイズ本」の
定番だったような気がする・・・・・・どこかで読んでいたのでは? >>274
いや、読んでないと思う
ただ、作中でメ欄1という話がでた瞬間にメ欄2という >>274
失礼
>>275は途中で投稿してしまったので改めて投稿
>どこかで読んでいたのでは?
いや、読んでないと思う
ただ、作中でメ欄1という話がでた瞬間にじゃあ、メ欄2があったらどうなるの?という疑問が自然に頭に浮かび、結局それがトリックだった
普通誰でもその点は疑問に思うものじゃないの? >>276
>普通誰でもその点は疑問に思うものじゃないの?
自分の場合は
・「推理クイズ本(*)」によるネタバレ: 小2
・『赤後家』を実際に読めた: 大学卒業後(薬学部だったのでメ欄を取り扱った経験もある)
だったから何とも・・・・・・
*思い返すと『プレーグ・コート』『ユダの窓』『五つの箱の死』『連続自殺事件』
なんかのネタバレ(トリック流用)もあった気がします。違う作者だと『人形はなぜ殺される』とかも。 >>277
確かに『プレーグ・コート』『ユダの窓』『五つの箱の死』辺りは推理クイズ本でネタバレ喰らったなあ
全部、藤原宰太郎のせいだけど 改めて新訳の連続自殺事件を読んだけど比較的短く事件も複数回起きるしやっぱ面白い
また別のカーの作品を読み返したくなったわ >>279
買ったけどまだ読めてない。
新訳でテンポがさらによくなっているのであれば期待できるなー。
伝説のトリックと久しぶりのご対面だ。 赤後家は某人気ドラマの劇場版でトリックがパクられてたな ネタバレされたというのは
学研ジュニアチャンピオンコース
『絵とき推理 名探偵トリック作戦』 藤原宰太郎=著
『推理クイズ・あなたは名探偵』藤原宰太郎、桜井康生=著
『推理クイズ・名探偵登場』加納一朗=著 モンキーパンチが三世でない方のルパン描いてる。
ミステリーじゃなくて、警察の鑑識、科学捜査に焦点を当てた
『科学捜査 あの犯人を追え』長安周一=著 小林信彦編「横溝正史読本」
中島河太郎「推理小説の読み方」
何もそこまで、と言いたくなるほど綿密にネタバレwww >>279
最初からタイトルが『連続自殺事件』ならもっと世評は高くなっていたかもね
『連続殺人事件』というタイトルのせいで印象が薄くなってしまっている 新訳の巻末解説にあるかと思ったら違ったな…
翻訳版発表当時はヴァン・ダインやクイーンらによって確立された
「殺人事件」というブランドのさらなる上位バージョンのような
総決算としての『連続殺人事件』というタイトルだったのだが、
その後の「○○連続殺人事件」の濫発などで手垢がついたために
イメージが安っぽくなった、みたいな文をごく最近見たような
気がしたんが… 「油断すれば」のところは訳でカーの誤謬をカバーしているな
原文は単にメ欄 >>288
そういう事情があるにせよ原作の意図と真逆(原題はThe Case of the Constant Suicides)のタイトルをつけるのはいかがなものかと
自殺としか思えないというのが作品の肝なのに『連続殺人事件』て >>284
それらをパク・・・アレンジ,再構成した若桜木虔 大先生(と、その取り巻き連中)の著作もある。
>>290
カー作品に限った話じゃないけど、時代や訳者によって
「忠実な翻訳」「(わかりやすい)意訳」が分かれるからね・・・・・・ 連殺読みおわた
ドッグゲージのトックリ予想どうりだた オリエント急行殺人事件←オリエント急行の殺人
ナイル殺人事件←ナイルに死す
地中海殺人事件←白昼の悪魔
クリスタル殺人事件←鏡は横にひび割れて ・・・これはヒドイ
ドーバー海峡殺人事件←無実はさいなむ
死海殺人事件←死との約束 >>294
「ドーバー海峡殺人事件」もひどいと思う
ドーバー海峡関係ないやん 石川年 翻訳によるクイーンの国名シリーズ(角川)
「○○の秘密」で統一せず、内容からの意訳らしい。
ローマ劇場毒殺事件
フランス・デパート殺人事件
(オランダ靴の秘密) これのみ二宮佳景 翻訳
ギリシア棺謀殺事件
エジプト十字架事件
アメリカロデオ射殺事件
シャム双子殺人事件
中国切手殺人事件
スペイン岬の裸死事件
日本庭園殺人事件 >>297
連続殺人事件の邦題問題つながりで他に原題と違うパターンを挙げているんだろ なるほど
カーは表紙絵由来の「猫と鼠の殺人」ぐらいか 「猫と鼠の殺人」は好きだなぁ。今は絶版に近いから新訳で是非。
トリックの力技がなんとも。。 >>298
294だが
なんでも「殺人事件」つけとけの例で上げたつもり
サファリ殺人事件←そして誰もいなくなった は映画が舞台がアフリカに変えているからね >>299
・猫と鼠の殺人
・死者はよみがえる
・爬虫類館の殺人
・殺人者と恐喝者
・仮面荘の怪事件
・仮面劇場の殺人 >>300
「猫と鼠の殺人」ってハヤカワの「嘲るものの座」と同じ作品であることを忘れそうになる 改題と「殺人事件」といえば
中町信さんの旧作が創元推理文庫に改稿収録された時に「〜の殺意」に統一改題してて、作者の死後も他社徳間文庫が追従してるけど
元のタイトルは「〜殺人事件」が多い
長ったらしいラノベのタイトルみたいに流行だったんだろうね Murder と Murders で連続かどうか判断できるてしまうの英語の便利そうで不便なところ ようやく「連続自殺事件」読み終えた。なんとも愉しい作品ではないですか。
かの偉大なトリックは終盤はやめに解き明かされ、あれれと思ったけど、そういえば犯人探しが
残っていた。
カーの作品では何度も使われている犯人の隠し方で、2度目の密室もたいしたことなく、ま、つけたしか。
(だから再読だけど犯人はすっかり忘れていた)
訳者もスコットランド訛りを丁寧に意訳しようとしており(住民が九州弁!)さくさく読めた。
ファースと本格のギリギリのブレンドで成功した作品か。 「囁く影」は隠れた傑作扱いされているけど、俺的には最初の不可能犯罪がメール欄であることが一発でわかったので、それから先の展開が退屈に感じてしまった 囁く影は本格として書かれているからその辺に引っかかると白けるけど、いつものラブコメホラーサスペンスなカー作品として読めば充分面白い 大人のラブストーリーだよな
連続自殺みたいなラノベとしての楽しさとは違う
でも一つ目の事件が現在まで影を落とし続けているのと
二人目の事件がカーお得意の「事件そのもののイメージが
ものの見事にひっくり返る」のが素晴らしい 「囁く影」は単純にストーリーが良いんだよなぁ
カーの中で一番ってぐらいストーリーが素晴らしい 囁く影は女が襲われて瀕死になるやつがギリギリを攻めてカーらしくて好き 「囁く影」はクリスティでいえば「ホロー荘の殺人」、クイーンでいえば「フォックス家の殺人」
と同レベルクラスはあるとみている。 今手元に囁く影の旧文庫本があるんだけど、カバー裏の内容紹介がかなりズレているね
これを期待して読むとちょっと違う気がするかもな もっと前の作品だったら空飛ぶ吸血鬼伝説やローカル的なオカルト色を
もっと前面に出したろうけど、とにかく戦後的・都会的・現実的で
ヒロインや犯人の性格、周囲の対応なんかをもっと現代サスペンス調に
してしまっても良かったのかも
でもメインの大どんでん返しは戦前を含めないと難しいだろうしなあ >>315
ポケミス版の
第二次世界大戦後のイギリスに現れた吸血鬼を
向こうに回してギデオン・フェル博士は立ち上がった。
程ではないな >>317まるで江戸川乱歩の作品のようなノリだなw >>322
マジか
あの幻の作品がついにでるのか
65年ぶりの新訳になるのかな? >>322
おおお、でたーカー最大の野心作。単純に失敗作品とは言い切れない問題作だ。 いや単純に失敗作だから
剣の八やパンチとジュディよりはまし程度の作品 だから、失敗作ではあるけれど、野心的な試みは評価にあたいするって話でしょ? やった!絶対に色々見直される契機になるよ
前訳のキャラクターを取り違えたヘンな台詞回しが直るだけでも楽しみ! 昔スレでたらたら感想を書いたのがちょうど10年前か
いい時代になったなあ(しみじみ) >>325
パンチとジュディはギャグ作品として面白いと思うんだけどな
最後のオチが笑える 失敗作なんだけど、やりたいことはわかるんだよな。初めて読む人はどういう反応するんだろ。 カーのファンの中には失敗作・問題作を読むのがたまらないって人が一定数いるよね 読み残しがの作品がどうもそのレベルなんだよね
でももう最後までつきあうから新訳頑張ってほしい カーの作品の失敗作はやりたいことは分かるがうまくいきませんでした、というのが多い
うまくはいってないが何かしら努力の跡は見えるのでそこを楽しめる
そもそも何がしたかったのかさっぱりレベルの失敗作はあまりないからね 「かくして殺人へ」なんかも(作中の犯人ではなく)
作者カーの「仕掛け」にはアアッ!と驚かされたものね
皇帝、帽子、僧院、カプセルと、子供の頃に接した作品から
カーはずっとこの「足元がひっくり返るような驚き」を
味わわせてくれて楽しい
「五つの箱」は見せ方でもっと驚かせられた惜しい作品
日本ミステリ史においてやたらもてはやされている
あの作品に先行している、と言ってもいいはずなんだけどw 五つの箱の死と皇帝のかぎ煙草入れの評価が逆になる世界がもしかしたらあったかもしれないのもギリギリを攻めるカーの面白いところ >>334
確かにあの作品と「五つの箱の死」は発想が同じなんだよ。こっちは着地が決まらずこけたけど。 五つの箱の死、もし例の趣向で突き抜ければミステリ史に残る作品として語り継がれたかもしれないけど
一応フェアネスを最低限担保した結果、インパクトが薄まってしまったという印象
例えば、もしメル欄が犯人という形だったら相当衝撃だったと思う
あるいは、新本格以降のやり方で手記や場面転換を処理できていたら……など色々と妄想が止まらない作品 >>335-337
失敗は成功の母
結局、「五つの箱の死」があったからこそ、その失敗を踏まえて「皇帝のかぎ煙草入れ」が生まれたってことではないの? >>325
『剣の八』はカーでもワーストに挙げる人がいるほど評判良くないからどんなに酷いのかと思って読んでみたら
意外と楽しめた作品だったな 逆に評価が高すぎたせいで思ってたほどではなかった作品もある
江戸川乱歩がカーのベスト1に選んだ『帽子収集狂事件』は読む前はさぞかし凄い作品なのだろうと期待して読んだが
ちょっと拍子抜けする作品だった >>340
乱歩は独特の感性を持っているし、「悪訳かつ抄訳を読む」か
「自分(英語が苦手)で原書を読む」だったから
仕方ない部分もある・・・・・・ 帽子は「当時新しくその後テンプレになったアイデア」だしね
戦後の横溝正史もあのアイデアを10回以上は使いまわしてる
その横溝が「帽子」は
「あんなトリックそれまで見たことなかった」
と驚嘆してたんだから >>339
剣の八は展開から人物模様まで「三つの棺」のネガみたいな作品
これから再評価されてほしいな
新訳が読みづらかったからなあ
再新訳を藤原で 唯一、カー作品でかばいきれなかったのは「赤い鎧戸のかげで」かなー。
ありゃだめだ。 『三つの棺』読了
絶対に無理だと思える不可能犯罪、過去の因縁を絡めたスリリングなストーリー、密室講義、意外な犯人
などなど小説を面白くする要素ばかりが詰め込まれていてカーの最高傑作に挙げる人が多いのも納得の作品だった
しかしトリックの真相は賛否両論になるのも納得できる代物であったな
いつも以上に複雑すぎる内容といいカー初心者には向かないと言われるのも分かる作品でカーを何作か読んでから三つの棺に挑戦したのは正解だったなぁ カーの二大密室ミステリー
初心者向け→ユダの窓
マニア向け→三つの棺 カー初心者が「三つの棺」読んだら
なんじゃこりゃあ!?ってなると思うわ 正に俺だわ
壁投本だったわ
>>346
カー未経験者に贈る言葉は
「窓から入り、棺に収まれ」だな ユダの窓読みやすいからね
割と誰が読んでも面白いと感じるのでは ユーモア要素はHMの方が強いからそのシリーズからおすすめしたい気持ちはある
フェル博士の囁く影も不可能犯罪・怪奇趣味・ロマンスとカーの色が強くておすすめしたいけど >>349
法定ミステリだから初心者向けじゃないという考えこそ木を見て森を水だな
>>350のいうとおり『ユダの窓』は読みやすいし、法廷ものだから難解なんてことも全然ない 「ユダの窓」もそうだけど、あのころの作品のお約束で、途中で必ず容疑者らしきひとが逃げ出しちゃうんだよな。
これはカーだけではないけど。 代表作だけど初心者に向かない名作
クリスティー「アクロイド殺し」
クロフツ「樽」
カー「三つの棺」 >>354
アクロイド殺しはむしろ初心者の間に読むべき作品だろ >>355
そうだね
「アクロイド殺し」は日本の新本格でも多用されているメ欄の最も基本的なバージョンだから初心者の内に読むべき作品だね
クリスティの作品で初心者向きじゃないのは「ゼロ時間へ」「ねじれた家」「無実はさいなむ」といった中期以降の作品だな
作品の狙いが謎解き以外のところにあるので初心者は魅力が分かりづらい 個人的には爬虫類館とかもトリックとロマンスと笑いが揃っていて
カーの伏線の上手さも味わえるので割と初心者向けじゃないかと思ってる ミステリ自体の初心者と、その作家の最初の一冊とでは別の話 すまん、途中送信してしまった
ミステリ自体の初心者と、その作家の最初の一冊とでは別の話なので、ある程度ミステリのルールや定型を知った上じゃないとアクロイドの衝撃は味わえないんじゃないかな >>360
それはそうだが、君と俺では多分想定している初心者のレベルが違う
俺が言っているのはマニアレベルになってから読むべき本ではないという意味
それまでにアクロイドのアレンジバージョンのトリックをいくつも読んでしまっていまさらアクロイド殺しを読んでも驚けないだろうし、読むまでにネタバレ喰らう可能性も高い。
10冊20冊ほど読んでミステリーとはどういうものかを理解したなら、そのうえでなるべき早く読むべき作品 ディクスカの作品は何冊か読んでるんだけど、なぜか印象が残らない
話も結構ド忘れてる 初心者の基準としては、クリスティをアガサと呼んでもとくに恥ずかしさを感じないってところでしょうか というかヘイスティングスなのかヘイスティングズなのかどっちだよハヤカワ そんなことより
エルキュール・ポワロなのか
それともエルキュール・ポアロなのか フランス語風発音なら、最後の音はHになるはずだから
「pアホ」
だな >>362
トリック重視の作風だからな
関係の無い個所は流し読みしてるからだろ
クリスティのようにロジック重視の作品だとどこに伏線が隠れてるか
分からないからじっくりと読む 再読以降は関係ない部分が楽しい
ボケ重ねやラブコメ、むりやりオカルトに引き摺り込もうとする場の空気など クリスティが「ミスディレクションの帝王」と呼ぶカーの伏線を
読み飛ばせるなんて業腹だなあ
クリスティを読み返すのはとても楽しいけど、伏線に関しては
「こんなチョロっとしか書いてないのなんか分かるわけねーよ!」
「こんなのから推測しろって、いくらなんでも無理があるだろ!」
と思っちゃう事が多かったからなあ
カーは逆に「ああああああああ!確かにそう言ってた!」と
のたうち回り地団太踏むものが記憶に残ってる
帽子収集狂のビットン嬢のおしゃべり、白い僧院のブラインド、
連続殺人(自殺)のアルバム、貴婦人の家でのじゃれ合い、
皇帝のあれやこれや…ひいき目かもしれないけど
(だから囁く影とか青銅ランプとか、もっといけしゃあしゃあと
図々しく証拠を描写してくれて良いのに、と不満になる部分も
あったりする)
横溝正史はカーの「隠すんじゃなくて、堂々と見せながら
見ている側に別のものを見ていると思い込ませる」伏線の
置き方をよく学んでるなあ、と思わされる作品が多い カーの作品はトリックが強烈だから
どうしてもwho?がhow?の陰に隠れがち >>371
ロジックを重視しているのはクイーンであってクリスティはプロット重視
>>374
確かにカーは伏線やミスディレクションもうまいけど印象に残るのはやっぱりトリックだよなあ ディクスカやエラクイは文章が硬い感じ
アガクリは赤川次郎みたいな軽さのある分隊 実はフーダニットとして巧みなのがカー、
ハウダニットはクリスティみたいなことを法月か麻耶が後書きで書いてて、
印象とは逆っぽいけど、よく考えると確かにそうかも?と思ったことがある ハウダニットがクリスティといわれても全然ピンとこないけどな
クリスティのアリバイや不可能犯罪トリックって手垢のついたトリックばかりでそれを話のく組み立て方で面白くしている
つまり、プロットのクリスティ カーのトリックというやつは、いつだって「誰が犯人か」を隠して、
「えっ、こいつが犯人だったの?」と驚かせるためのものでしょ
カー自身もはっきり「犯人は重大な嫌疑をかけられた人間で
あってはならない」と言っていたような
ユダ、三つの棺の密室も、皇帝や帽子収集狂のドラマも、
連続殺人や魔女の隠れ家、一角獣などの奇々怪々も、
そして囁く影や貴婦人の長い時間を賭けた犯罪も、みんな
犯人を知った瞬間の、「えええええええ〜っ!」という感覚を
支えるための仕掛けでしかない、もとい、その驚きを最大限
発揮させるためのシステムだったわけで
(個人的にプレーグ・コートが好きになれなかったのは、あの
犯人があまりにも何重にも何重にも嫌疑を外そうとしすぎて
やり過ぎの属性トッピングになっていると思えることが、原因
だったりする。まあ連続とか爬虫類館とか死者はよみがえるの
犯人が大好きというヘンな趣味のワタシだからかもしれない) カーの作品で、日本のアリバイトリックものみたいに
「アイツが犯人に間違いないんだが、どうやってあの密室で
被害者を殺せたのかが分からないから立件できない」なんて
話はほとんど存在していないとしか思えない
ひとつだけ「ああ、やっぱりあいつだったのか」と思わせる作品が
あるけれど、あれはその「犯人像」こそが驚きのキモになっているし
(ん?そういう作品は結構あったかな)
「犯行手段だけが素晴らしくて犯人も動機もミエミエだった」という
作品はカーの著名な作にはあまりないと思うんだがなあ >>379
よくわかる。「五つの箱の死」や「貴婦人として死す」が典型。
ズパリいえないが、カーを読み続けている人には言わんとしていることがわかるだろう。 >>379
フーダニットがうまいことに異論はないけどやはり印象に残るのはトリックの方だなあ
猫と鼠の殺人のようにトリックがあまり目立たない作品なら犯人像のほうがいんしょうに残ったりりするけど 要するに犯人の隠し方がワンパターンで、それアンフェアぎりぎりだよなーという隠し方。
「貴婦人」はセーフで「五つ」はアウト。 カーで完全にアンフェアだろ…と思ったのは「死者はよみがえる」だな
あれは真相分かった時は呆れたが、それでも面白い作品だったと言える >>377
そもそも法月か麻耶は具体的にクリスティのどのあたりの作品を指してハウダニットはクリスティなんていってるの?
クリスティのハウダニットなんて大したことないでしょう まぁ逆張りというか一般と違う見方みたいなの、法月は好きそうだよな >>381
「カーを読み続けている」ことで物凄い驚きを与えられたのは
「読者よ欺かるるなかれ」だったなあ
あ、ネタバレになるかな?
いや、普段のカーだとああいう人は、どんなに怪しい行動を
とってても犯人にはならない、っていう安心感があったかと… クリスティが「ハウダニット」っていうのは分かる気はする
犯行の時にどんな風に密室を作ったか、っていう短時間の
犯行方法じゃなくて、「その相手を抹殺するために単独犯人
あるいは犯人たちは、どのように被害者に接近し追い詰め
犯行におよびそれを誤魔化す工夫をしたか」っていう長い
スパンの犯行手段あるいは犯行経緯が、読者が読んでいて
想定したものをひっくり返すように作ってあるというか
ナイルに死す、エンドハウス、葬儀を終えて、マギンディ夫人、
スタイルズや予告殺人もそうした部類か
まあポワロのクリスマスとか杉の棺とか白昼の悪魔とか
シタフォードとか猟人荘とか、そのものズバリ犯行手段が
カーもびっくりみたいなものも多いんだけどw >>389
普通はそこでいう短いスパンの犯行方法がハウダニットであって、長いスパンの犯行方法をハウダニットだというのは強弁すぎる。
そんな犯行経緯の全体像をハウダニットだといいだしたら本格ミステリの謎はすべてハウダニットになってしまうよ。
アリバイや密室や凶器消失や死因不明などの一見不可能に見える現象をを解き明かすのがハウダニット >>380
>どうやってあの密室で被害者を殺せたのかが分からないから立件できない
つ 『孔雀の羽根』 >>388
それって村祭りで占い師が云々の話だっけ? カーキン音頭をもじったカーキチ音頭をどっかで目にした記憶があるんだが
誰か覚えてるヒトいる? 昔ミステリマガジンにのった読者投稿のマンガなんかも忘れられてるだろうな ようや、念願のく高木彬光の「大東京四谷怪談」を読み終えた。
いうまでもなく「火刑法廷」を日本に移したらこうなるという作品に挑戦したもの。
前半、被害者達と容疑者達一族ののからみが全くわからず、なんだかわからない。
病院の密室トリックは本家「火刑法廷」まんま。(困難は分割せよ)
致命的なのは、日本人読者は「四谷怪談」の筋、歌舞伎でみんな知っているという前提がつらい。
お岩さんぐらいしか現代の日本人はわからんからなー。
落ちも一緒だった。
失敗作であることは間違いないけど、カーが好きなのはよくわかった。 >>395
あれはシリーズ全作を順番に読んで意味がある・・・・・・と言いたいが
続く「現代夜討曽我」「仮面よ、さらば」はミステリとしてダメダメだから難しいところ。
(病気の関係で10年以上開いてしまったからしかたないけど) >>396
失敗作とは言い過ぎだった。意欲作。
カーファンには必読の作品と言っておこう。 煙草に毒薬を仕込む作品てなかったっけ?
創元で多分ここ10年くらいの新訳だったと思うけど >>397
当初の構想だと「匿名(女流)作家の体で連作を短期間に集中して発表」「歴史推理 → クリスティ オマージュ
→ カー オマージュ → クイーン オマージュと変化」「最後に探偵役と作者の正体を明かす」
という一大プロジェクトだったのが、脳梗塞で倒れてグダグダになったらしいですね。
(完結させてくれただけありがたいですけど) >>401
ああ、そういう壮大な構想だったんだ。じゃ、その点も評価しなきゃね。
執筆当時はわからんが、現在の読者に「四谷怪談」というのが辛いのよね。
前提知識がなくて。。 >>400
ああそうだったけ
文庫の解説で、その煙草トリックが何かの作品のオマージュらしい
と読んだ記憶があるんだけど、何だっけ? よるある読了
地図見た瞬間に感じたことがやはり重大トックリだた 久しぶりにカーを
連続自殺事件読み始めた
3回目だ
トリックは憶えているがストーリーはさっぱり、犯人も憶えていない
恋愛要素とお笑い要素で楽しめている
この頃のカーは軽くて読みやすいな NHK FMで夏休みカーのラジオドラマやってくれたら人気出ると思うけどなー。 帽子の奴を昔読んだけど
前置きや脱線にさくページがかなり多かったような 昭和30年代はじめにNHKで一編放送したことがあったらしい カー作品も落穂拾いになってくると
結構なお値段になってるね
文庫で2000円超えとか
これなら新訳の方からいってみるかな かなり以前に囁かれてた
カーの孫が日本でミステリー作家説はその後どうなった?
当時は舞城説が有力だったよな >>413
どーでもいい関係ないスレ違いな話だが
某「ゴールデンカ○イ」の鶴見中尉が創元文庫カバー絵より顎髭分本文のアンリ・バンコラン像に近い件。
特に最終巻。 「相棒」観ながらいつも
杉下右京ってアンリ・バンコランより冷酷じゃね?とか思う >>366
ハヤカワはポアロで統一
今は絶版になってるけど新潮文庫のは中村妙子さんと蕗澤忠枝さんで表記が違ってた ハーキュー・ポワロゥが実際の音に近いな
ファーストネームの由来はヘラクレス 「月明かりの闇」読み終えた。個人的にチャールストンはいったことがあり、
懐かしかった。サムター要塞にもいきました。
確かにポルターガイストの家とかあって、夜観光にも行った。
コロニアルな雰囲気のあるいい街並み。
作品については、まぁ。。カーだからo.k >>419
よく読み通せたね
最初の50ページくらいで
もう引っ張っていく力が弱すぎて
飛ばし読みになった >>413
有力もなにもその通りだろ
何言ってんだ今更 >>420
ま、何とか。相変わらずのラブコメがきつかったけど。
過去の事件のトリックはひどかった(というかトリックでもなんでもない)
耐性がもうついちゃった。 カーの晩年の作品というと『仮面劇場の殺人』しか読んだことないんだよな
ラブコメ部分がちょっときつかったけどそこ以外は結構楽しめた作品だった気がする >>423
「仮面劇場」はキャラの書き分けがうまくなく、誰が誰だかわかんなくなるのよね。
その点クリスティーはうまい。ま、カーはそこでは勝負してないんだけど。 カーは割と登場人物がワンパターンだからな…
だからちょっと違ったタイプの登場人物を出すと印象に残る事が多い >>425
ヒロインの造形がワンパターン。とても好きになれそうにないキャラばっかりなんだよな。
特に「ニューゲイトの花嫁」のヒロインはいかん。 「青ひげの花嫁」
この作品の評価は?
犯人は意外だが、不可能犯罪性は薄い
話の展開も凝っているんだが空回りの感が強い
ドタバタもちょっと・・・ >>427
よく覚えてないなー。ラスト森の中をヒロインが逃げ回るやつだっけ。 >>413
『ザ・リッパー 切り裂きジャックの秘密』(扶桑社ミステリー)
シェリー・ディクスン・カー(ミシェル・メアリー・キャロル)が、日本来てたのかと思った >>398
『死を開く扉』は高校生のときに読んで密室トリックに感心した覚えがあるのだが駄目なのか? >>430
ネタバレ
↓
あんな方法で弾丸が発射するわけないでしょ
カーで云うところの連続自殺事件 >>431
するわけがないといわれてもその手の知識が皆無なので判断のしようがない
でもトリックの発想は面白いと思った
レビューサイトをみても実現性には疑問が残るが密室トリックとしてはユニークという風に評価している人が多い 海外の作品にも似たようなトリックがあったと思う
入れる場所は違うが実際にあった話というのも聞いたことがある
高木作品の場合は痕が残ってばればれだろう まあミステリの読者は文系も多いから
素直に感心してもしょうがないか 『ビロードの悪魔』『火よ燃えろ』『囁く影』復刻しないかな ディクカーの時とカーッディクの時と、どっちがHM卿でどっちがフェラ博士だったかすぐ忘れる >>433
海外の作品はどんなトリックなんだろう?
弾丸を高速で飛ばすには銃身が必要なんだが
(これが弾の動力、バネのような働きをする) >>439
銃身って弾丸が通り抜ける筒状の空洞部分でしょ
メ欄が銃身の代わりをするってことではダメなの? ダメだろうね
先ず下の部分に隙間がある
空気鉄砲を想像すれば解るが、筒がCの字に穴が空いていれば飛ばない
そして長さが全く足りない
長ければ長いほど初速が速くなる。
長いバネで弾くのと同じ
こんな単純な方法では前方への推進力が弱すぎるんだよ
このやり方で〇せるなら爆竹でも同じ事が出来るだろうね 短い筒に弾丸を入れて筒先を相手の頭に押し付け薬莢をはんだごてで
加熱するというアホらしい小説があったな >>435
『ビロードの悪魔』と『囁く影』なら電子書籍で読める。 クリスティ読み返してたんだけど、あらためてカーが好みにあうと確信しました カーはひとりよがりで鼻につくところがあるからクリスティのほうがすきかな クイーンを読んだ後はやっぱクイーンだわってなるしカーを読んだ後はやっぱカーだわってなる カーは5作くらい読んでから三つの棺を読みました。
「密室講義ばかり注目されるけど密室トリックも秀逸!」という書評を多く目にして期待したのですが、
個人的にメル欄のトリックがヽ(・ω・)/ズコーって感じでした。
私って少数派でしょうか? >>448
wikipedia三つの棺の作品の評価を参照すればわかる 新訳だと気が抜けるなぁ
やっぱり旧訳の方が全然いい
論理的な構成感がある 連続自殺事件の読者から要望が多かったのかな
フェル博士が家を燃やす話が読みたい 「幽霊屋敷」ってなんだ!?って思ったら「震えない男」のことなのね >>460
1959年の小林完太郎の旧訳のタイトルを踏襲 「震えない男」は壮大な屋敷トリックが、馬鹿馬鹿しく突き抜けており愉しい。 壮大なトリックなんてあったか?
メ欄だけじゃなかったか? あれを壮大という意見にはついていけん
メ欄も壮大なのか >>468
壮大=素晴らしいという意味ではないんだから別に壮大でもいいんでないの?
要するにここでいう壮大なトリックとは、大がかりなトリックという意味でしょ
確かに針と糸の密室なんかと比べると大がかりではある 何を言ってる
壮大という言葉は価値判断を含んでるぞ >>470
だから使い方を間違って大がかりという程度の意味でつかったのだろうってこと
そんな言葉の解釈間違いくらい察して流してやれよ
ぐだぐだと議論することでもないだろ 『青銅ランプの呪』読了
人間消失が話のメインなこともあってか死体が出てこないので少々緊迫感に欠けるところもあったが
HM卿のキャラの面白さと不可思議な出来事が何度も起きるストーリー展開のおかげで最後まで楽しめたな
人間消失のトリックはカーにしては、ありふれたネタなんだけどトリックの使い方がなかな巧みで
犯人もそこそこ意外性がありミステリーとしてなかなかの良作だったと思う
…と思ってたら最後の最後のオチでひっくり返してギャグみたいな作品になるとは…
元々ギャグ要素が割とある作品だったけど最後のオチが無かったら本格的なミステリーとして成立できてたのに
そこをひっくり返してギャグみたいな話になるんだからほんと良くも悪くもカーは凄いよなぁw >>473
雰囲気あって良いな
表紙買いしてしまいそうなほどだわ 『幽霊射手』所収の「第四の容疑者 アンリ・バンコラン氏の事件簿」読みました。
密室の謎自体は一読して理解できたのですが、登場人物の半数がスパイで裏の恋愛感情もあったりして、
「行動の動機」が今一つ理解できません。
頭の中でスンナリ、ストーリーが整合している方がいたら教えてください。
オライアダン(夫)がサン・マリー(妻)の名前が書かれた手巻きの煙草が焼失するの止めた、というシーンがあるます。
夫はもともとこの機密書類を欲しがっていたのだが、妻の名前が書かれていたので仕事より愛情を優先した、と語られていますが、
妻の立場を守る為だとしたら逆にそのまま焼失させる方が正解なんじゃないでしょうか?
また、最後にこの手巻き煙草がいつのまにかバンコラン(探偵)からヴィヨン伯(間抜けな依頼人)の手に渡って、
気づかぬままに自分で消滅させてしまうのですが、それまで持っていたのは夫だったのでしょうか?
持っていたとして仕事より愛情を優先する場合、「使い道がない」のに何故わざわざ持っていたのでしょうか? >>475
さづがに幽霊射手はストーリー忘れた。カー短編集5だっけか >>476
カー短編集4ですね。
全Z章の内のY章の探偵と夫婦の会話のところで手巻き煙草の話題が出てきます。
その他に探偵が「腹が立ってきた(地の分)」り「負けたのは、わたしのほうですよ。(セリフ)」と言ったりする箇所があるのですが、
これも自分の解釈で正しいのかなあ?・・・と。
腹が立ってきた→妻は夫を愛しているのかと思っていたら、実は浮気相手の方が本命だと臆面もなく言ったので腹が立った?
敗北宣言→最終的に探偵は真相を上司に伝えはするが、あまり熱心ではないようで他の容疑者の思い込みの自白が採用されるのをほぼ傍観している。
その理由は妻思いの夫(真犯人)を助けようとしているのだが、それがスパイである妻を助けることにもなるかなそのことを言っている?
いや、考えれば考える程よくわからん。
30ページくらいなので誰か読み返して解説してくれると嬉しいです。 未読だったエレヴェーター殺人事件が読めたのでこれで長編は全て読み終えた。
中学生の時に読みはじめてようやくコンプリ出来たので感無量です。 連続自殺事件をゲット、創元のカーのシリーズは表紙だ良くて気に入っている。 幽霊屋敷かなり読みやすくなってた
個人的にポケミスが読みづらかっただけかもしれないけど 「幽霊屋敷」読み終えた。
トリックは覚えていたが、最終盤の逆転、逆転は覚えてなかったな。
訳は定評のある三角氏だけあり、例のオゾンの訳もスムーズだった。
が、まぁ無理目の物理トリックで馬鹿馬鹿しいといえば馬鹿馬鹿しい。
女性キャラもカーいつもの造形。
さすがに傑作とは言い難いが、私たちのようなカーマニアなら新訳みのがせないだろう。 まだ物理トリックの方がましじゃないか
「君だよ」のくだりはこれでいけると思っていたのかと呆れた 後、期待する新訳は「曲がった蝶番」。「猫と鼠の殺人」かなぁ。 まだ文庫化してないシリーズ作品は五つの箱の死と悪魔のひじの家ぐらい? >>485
「曲がった蝶番」をなにと間違えましたか? >>487
失礼しました。新訳でてましたね。
めぼしいところでは「猫と鼠の殺人」くらいかな。
「五つの箱の死」は傑作になり損ねた惜しい作品。最後の着地に失敗した。 >>488
やっぱりド忘れでしたか。
何か大きな不満があるのかと思いました。 新訳を度忘れしていたのならなぜ曲がったと表記したのか
気になる >>486
五つの箱の死は
>>454
から出るから文庫化はだいぶ先だろうか 死時計の新訳希望。
フェル博士の手がけた最大の事件て言われてるくらいだからね。 死時計は自分の読解力不足のせいか状況がよくわからなかった… >>493
吉田誠一さんの?
トリックは藤原宰太郎にバラされてたので
買うには買ったが積んで数十年 そろいもそろって嫌な人間ばかりの小説だったな
異論もあるだろうがあんまり面白くない >>492
『死時計』はまあまあ面白い作品だったけど
地味な作品っていう印象であまり最大の事件って感じはしなかったなぁ 幽霊屋敷黄泉オタワ
もっと発砲回数があってもおかしくないんじゃね? 『死者はよみがえる』
たしかに壁に投げつける人がいても、止めないw
フェル博士がたくさんのメモを抱えて全体像を捉えようと
していると複数個所出て来るように、読者にそれを促して
いるんだろう
そうすると犯人の条件が絞り込まれ、決定的なヒントも
出してあると でもねぇ・・・ 「死者はよみがえる」は普通にアンフェアだって言いたくなるよなw
それはそれとして腹が立つより何故か笑ってしまう不思議な面白い作品だと思う 新訳はkindleを出さない 何か営業的な目論見があるのかな 創元推理文庫の電子書籍は、表紙や解説がしっかり収録されているうえ、注記もポップアップ表示するていねいな作りになっているため、もっと増えてほしいんだけど、創元は電子化をあまりやる気ないのが残念。 「死者はよみがえる」は脱線が少なくかなり読みやすい
から好きだね 『猫と鼠の殺人』
Y氏ご推薦に従い読んだ 面白かった
カーは15作くらいしか読んでないけど、上位評価されても
おかしくないのでは
大人の鑑賞に堪える作品、ミステリ枠に興味が無い方でも
じっくり楽しめそう
あの娘の厚化粧と判事の堅物ぶりの対照、収入以上の生活
ぶり、嫁さん選びの時に無理したんだろうか 幽霊屋敷に部屋の見取り図のせなかったってバカじゃないかと 「五つの箱の死」
第一期12巻の客寄せのために、最後に出すのかと思ってたら出てたな
刊行ペースが間隔空くようになったが、売れ行き悪いのかな
第二期でもカーの未訳分が入るといってたが、どうなるんだろ 「猫と鼠の殺人」は大好きだ。カーにしか許されないトリックだな。
犯人の隠し方はいつものパターンだけど。 「五つの箱の死」は基本は失敗作だと思うが、狙ったところがすごい。
中期のカーが繰り返していた、犯人の隠し方の究極を繰り出している。
ただ、あまりにも先鋭すぎて、鉄棒でいうとウルトラDで着地こけて大失敗
という感じ。惜しい作品。 >>510
ポケミス版を持っているから・・・・・・
(文庫化待ち) 五つの箱の死
途中だけど、例の警部が語る
まともな事件にあたった、密室や、雪の中に死体だけあるとかではなく
これってカー自身の科白なのかな?
ひょっとして、自作への評価の対象がトリックに偏重していてそれが
嫌だったとか?
フーダニットとして優れてるとの声は聞こえてこない
それで有り得ない犯人を書きましたと (結末はもちろん知らないけど) 秋になるとカー、クロフツ、シムノンの季節だ。夜歩く読み返すか シムノン「サンフォリアン教会の首つり男」の新訳は買ったぞ。初読だから楽しみ。
雰囲気は同じ時代のパリなので、カーのバンコラン物と似ているのではないかと期待している。
カー、クロフツ、シムノンには秋が似合う。 「五つの箱の死」
旧訳は読んでいません
・アンフェアか否か
新訳ではどこがアンフェアとされるのか分からない
但しある点で、そう言いたくなる人がいてもおかしくは
ないとは思う
でもそれで本書全体がもし否定されるなら、それは過剰批判
ではと感じる
・トリック
当時は新規性・独創性があったのだろうか?
そこの評価が分からないと、2023年においては…
ただ違う面である効果をもたらしているのは見逃せない >>519
ありがとうございます 先例があったのですね
白々しくモロなパクリをしたとは思いたくないですが
(根拠のないひいき目w)
全体としては、山口氏の冒頭の演説にあるような狙い通りなの
でしょうけれど、私のような上級者にはほど遠い者には
それがかえって、何を追っかけて読んでいけばよいのか?
ぼやけた感じなんですね。
謎の提示の舞台設定にキレが無いように映ってしまうんです
マニア向け作品なのでしよう 「サン=フォリアン教会の首吊り男」は作品の空気感は少しカーに通ずるところがあるけど
作品の内容は全然カーとは違うものだと思う
シムノン作品は基本、トリックとかがあるミステリーじゃないし 「サン=フォリアン教会の首吊り男」は作品の空気感は少しカーに通ずるところがあるけど
作品の内容は全然カーとは違うものだと思う
シムノン作品は基本、トリックとかがあるミステリーじゃないし 「サン=フォリアン教会の首吊り男」ようやく読了。
1931年の作品なので、怪しいパリの雰囲気はバンコランものと通じるものがある。
ただ、それだけ。あとは似ても似つかない作品。メグレものはこんなのばっかりなのかな。
カーマニアは特に読む必要はないだろう。 シムノンのメグレものはカーとはある意味対極に位置するミステリーだと思う
ミステリーとしての仕掛けよりも登場人物の心理描写や文学的表現などを堪能するミステリー作品が多い ニューオリンズ3部作より、初期のパリが舞台のほうがいいね。
雰囲気がある。 同じミステリーでも探偵物と刑事物では
面白さのベクトルが違うよ オレもメグレの新訳の別の作品を読んでみた
世界的にクリスティの次に人気の有る作家だからどんなものかと思ったら
最後の方で意外な犯人が逮捕され
その後読者の知る由もない真相を次々と公表して
チャンチャンだった
これは駄作かと思ったら解説読んだら著者の中期の
代表作らしい
たしかに文章は洒落てて読みやすくカーより遥かに上手い
物語の大半はメグレの視線で語られ、彼と一緒に捜査している
気分になれて結構楽しい
但しヴァンダインの二十則やノックスの十戒の範疇の作品ではない メグレは雰囲気小説というところか。
日本ではカーの人気には及ぶまい。ただ新訳がでているということは、
カーと同じく岩盤支持層が5000人くらいいるのかな。 シムノンは犯罪を通して人間の愚かさや悲劇を豊かな筆致で描いてるから
謎解きやサスペンスだけがミステリーと思ってる人たちには面白さが理解出来ないでしょう
バルザックやチェーホフやモームが好きならこのニュアンスが解ると思う カーのヒロインはいつも一緒で、ロマンスのパターンも一緒。
名前入れ替えてもわからんからな。
ま、俺はそこをカーに求めているのではないので。 シムノンよりクロフツの方が同じ刑事物でも
正統派ミステリーぽいね
ただしフレンチ警部がワトソンレベルの知能なので
事件の難易度も低い >>531
映像化たくさんされてる点を考えると世界的な人気はシムノン>カーだろうな >>534
「ホックズ・バックの怪事件」とか読んでると
とてもじゃないが事件の難易度低いとは思えんぞ
あんな複雑でやることが多すぎるトリック、よく犯人も実行できたな、よくフレンチ警部も推理できたなって感心するわ >>535
カー信奉者は日本が一番多いのかもな。まだ新訳が出続けるというのが驚異的。
そういう意味ではクロフツ、シムノンも復刻ででるから日本は飛びぬけてる。 メグレ物は数年前にローワンワトキンソン主演で
ドラマ化されて高視聴率を稼いだし、今年は仏版の
映画が日本でも公開された
欧米ではカーはマニアしか知らないだろう
クロフツはもう忘れられてる。優秀な刑事物他に
いっぱい有るし >>538
カーは欧米の書店でも普通に置かれているというし、マニアしか知らないといっても日本だってカーを知っているのはマニアだけだ
したがって、日本とそんなに変わらないのではないか? カーは来日したことないよな。クリスティもか。クイーンは来日したことは知っているが。 カーも映像化されてたらもっと知名度あったのかもな
…ふと、もしかしたら映像化してるんじゃないかと気になって調べてみたら
「火刑法廷」と「皇帝のかぎ煙草入れ」は映画化されてる事を知ったわ >>538
wikiで調べたらクロフツの全集が2000年に発売されて
るみたいだから忘れていないだろ クロフツは書棚に今年の復刊に「シグニット号の死」が待機している。
クロフツを称して「企業ミステリの先駆者」という煽りがすごい。
そりゃ、カーとは共通点ないわな。 意外な感じだけど、麻耶はクロフツがフェイバリットらしい、黄金時代の巨匠の中では。何度も読み返してるって昔講演会で言ってた。 >>543
「企業ミステリの先駆者」という謳い文句や「樽」などの代表作のおかげで
クロフツはお堅いイメージがあるけど
意外とエンタメしててライトなファンでも楽しめると思うんだよな
カーのようなオカルトとかは全然無いしカーほどケレン味は無いけど クロフツは数年前から順番に刊行され続けて今年二重の悲劇まできた
カーより人気あるかもしれない アメリカでは最高のミステリー作家の一人とされる
ダシールハメットは日本じゃ全然人気無いな
ハードボイルド物はダメか クロフツ、カーは日本ミステリー界に与えた影響力が決定的に強い。
ハメットは個人的には血の収穫なんか好きなんだけど、やはりチャンドラーになってしまう。
あと意外と見逃せないのはE。Sガードナーの影響力だと思う。
日本は法廷もの好きだから。 >>548
ハードボイルドはチャンドラーが今でも日本で人気があるな ドライなハメットよりセンチメンタルなチャンドラーの方が日本人受けはいいよね
本格好きならロス・マクドナルドだし 昔あった何かのアンケートでも、
御三家の中ではチャンドラーが圧倒的に人気で
その次がロスマク、最後がハメットだった気がする >>551
ロスマクは、案外本格してるんだよね、ウィチャリー家の女なんかラストびっくりしたもんな。 『さむけ』ほどではないけど、『ウィチャリー家の女』も有名だよ
ちなみに東西ベストミステリー100の海外ランキングでは、
前者が15位、後者が57位にランクインしてる >>548
黒澤明『用心棒』のネタ元がハメット『血の収穫』
一時期はハヤカワ、創元以外にも新潮、中公、講談社の文庫から出てた
『マルタの鷹』は児童用にリライトされていたものが三社位出てたと思う リアルタイムで読んでいた世代の間では
ウィチャリー家の方が評価は高かった
夜明けの睡魔でさむけを称揚したあたりから逆転した とりあえずとんでもない値段になってるハイチムニー荘を旧訳でも良いから読みたい カーやシムノンはコレクターズアイテムだからなあ
数社にまたがらないと揃わないところが収集欲をそそるわけで
持ってはいるけど読んでないなんて奴も多い 「ハイチムニー荘の醜聞」文庫もってるけど、なーんにも覚えてない。 >>562 面白くない?赤い鎧戸より酷かったりするか? すまん。「ハイチムニー荘の醜聞」なんにも覚えていないのよ。
ただ、「赤い鎧戸のかげで」はカーの作品のなかでも屈指の駄作だから、
それよりはよかったんじゃないかな。 エドマンドゴドフリー卿殺害事件つまんない
半分ちょい読んだけどつまんない いや面白いけど描写がなくて祖述だから
受け付けない人がいるのはしょうがない 実は俺も1/3読んでgive upした。今まで読んだカー作品で唯一挫折した作品。 海外クラシックスレによると「悪魔のひじの家」が文庫化らしい 出てくる女キャラがひたすらギャーギャーうるさい印象しかない 「猫と鼠の殺人」新訳望む。もう今の訳は相当旧いし、作品自体も佳作。 あずまんがつべの最新動画でミステリーについたも語ってる部分があって、カーは技巧的過ぎるのかあまり印象に残ってないそうだ。
ちなみにクイーンは九尾の猫が好きだと。 >>576
おもしろそうな本だね。
髑髏城は新訳が好きじゃないので原文で読むしかないんだよなぁ.... 「見知らぬ部屋の犯罪」が読めなくなったまま放置状態。
『短編全集』を再編集して、
マーチ大佐全短編+ノンシリーズ
フェル博士全短編+ノンシリーズ
ヘンリー卿全短編+ノンシリーズ
とかに出来ないものかねぇ。 なぜ「不可能犯罪捜査課」、「妖魔の森の家」以外の短編集は手に入れづらいんだろう >>579
バンコランも一纏めに
理想はグランギニョールと幻を追う男、その他アンソロ収録作品も含めて新訳
複数のシリーズ探偵のいるクリスティでもまとめて欲しい
最大のチャンスだったクリスティ文庫創刊時にされなかったからもう無理だろうが 売れないから
文庫だと値段はおさえなくちゃいけないし もう「初文庫化」じゃなけりゃダメかあ
残ってるのは『ブードゥーの悪魔』『グラン・ギニョール』くらい? >>585
おお、失礼しました。これは知らなかった。