京極夏彦 Part.88 [無断転載禁止]©2ch.net
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妖怪作家・京極夏彦を語るスレ
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関連リンク
●大極宮(公式情報)
http://www.osawa-office.co.jp/
●お化け大学校
http://www.kwai.org/
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京極夏彦 Part.87
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1462102412/
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知らずにいるともったいないってことだよ。
作者があちこちに伏線や小ネタを仕込んでるから。
森博嗣なんかも同様。知れば知るほど面白い仕掛けになってる。 うーん
周辺情報を作品の補完に使う内輪受けのノリはあまり好きじゃないなあ
どすこいとかならまあわかるんだが >>467
補完なんかじゃないよ。本来必要とされていない派生情報。
いわばマニア向けのおまけ。
だから知らなくても全然問題なく物語は完結するし
その方が美しいとも云えると思う。
気にすんな。 >>466
森博嗣は、ほぼ全ての作品が繋がってるのは凄いよな。
特に、Vシリーズのあの人がSMシリーズのあの人だと判明した時は驚いた。
上遠野浩平も色々繋がってるな。 ヒトごろしは燃えよ剣以前の温故知新的な土方歳三像が一周回って新鮮味感じさせる
司馬遼太郎の影響で土方ヒーロー化が広まる前の新選組=狂気の人斬り集団
その代表格・土方歳三を現代風に蘇らせた印象を受けた
志士が主役の講談でも局長近藤は良く書かれることもあったが土方は例の古高拷問のせいか
陰湿な汚れ役オンリーで新選組の暗部を一手に担う役どころだった
今回はそっちの土方を突き詰めた感じで知る人ぞ知る日野の事件も交えて京極ならではの土方に仕上がってた そういや手塚治虫の新選組の土方も完全なキチガイだったな へー土方歳三って、もともとあんなんだったんだ。
なんか幕府側の人間って、なっちにかかると皆「莫迦」になっちゃうね。
なぜか勝海舟だけ凄い人物に描かれていたが。 もともとあんなんというか歴史の流れから見れば負け組
古い創作的にはいわば忠臣蔵の吉良みたいなものだからねえ>土方歳三
史実の土方は気のいいあんちゃんだったり気配りできる実務型だったりしたようだが 文豪ナンチャラっていう漫画のスピンオフで本人でてるが
帯の推薦文やら書く前にシリーズ完結させてくれよ いや、あのシリーズは基本名前だけ借りてくるスタイルだから
ちなみにスピンオフの小説に出てるのは京極という名の堂島(ラスボス)っすよ 帯の推薦文をなっち書いていたの?
ちなみになんて書いてた? こうやって好きな小説家の仕事やその周辺の情報や意見を交換するのは楽しいやな。
一方でなんでもかんでもネットから情報仕入れようとする
怠惰な消費者にはガッカリするわー。 >あのマンガはガッカリだよ。
小説は割と楽しめたんだけど、そんな私でもガカーリ? なっちの中ではヒーローの勝海舟が、小説の中で触れてるけど、なっちって攘夷思想を
割と肯定してるフシがあるな。
アカに共感してる人なのに。 >>480
俺は小説版を読んでないので比較できない。
少なくともマンガは、
文豪の名前を借りてるだけの能力バトルものだったので、そっと本を閉じた。
ちゃんと読めば違ったかもしれないけど。 アニメ見ただけだけど、あれ能力バトルっつーよりも根性バトルものじゃね?
聖闘士聖矢とかと同じ方向性に見える。 新刊出すならシリーズの続きだろとは思った。なんでいきなり新撰組だよという シリーズどれもこれも作者だいぶ行き詰まってる感じがするんだよな
鵺が無理なら原案小説で福神ながしとか読んでみたいのに
新選組の方は例によって分厚く高いぶん気軽に手出せないのも響いてるのかもしれない えのさんの扱いに困ったなら、外国に飛ばしてしまえば良いさ あー!豆腐小僧、幕末だったね。
そうだよね。妖怪小説が読みたいんだよなァ。
京極、歴史小説にチャレンジしたかったのかもしれんが、妖怪が絡まないなら、あの厚さを読むモチベーションが保てないわ。
ヒトごろしは、徳川慶喜あたりに何か憑いていたらと思う。ただ「遁げたんだよ!」
じゃ、凡百の幕末小説と変わらないじゃん? 柳田國男や井上円了には京極が書く必然性があったんだけどな
編集の書いてみませんかって勧めに乗っただけなのかね
百鬼夜行はもちろん、怪談も思い入れが強すぎて水木全集の片手間じゃ難しい
だから取り敢えず土方でお茶濁してみました感が半端ない
あの路線で幕末ものなら鳥居耀蔵でも書いた方がまだ良かったわ、妖怪だし 関センセじゃん。むかしからそうなのかな。いまも。
引用>
こういうネタは週刊新潮が得意で、「黒の報告書」という記事があるんだが、アレを執筆しているのは、実は名だたる純文学の作家たちで、物書きが生きるのは大変だw 文春も上手な小説家はたくさん抱えているわけで、本が売れない時代、小説家の小遣い稼ぎという側面もあるw
http://my.shadowcity.jp/2018/02/post-12666.html 週刊新潮のは「黒い報告書」だね
「黒の報告書」だと佐賀潜原作「華やかな死体」の映画の名前
純文学の作家だけじゃなく画家でもそういうことあるらしいね
帝銀事件の故平沢死刑囚もテンペラ画だけじゃ食っていけなくて春画を描いてた
所持していた出所不明の金はその手間賃
だがプライドが邪魔して告白できず不利を招いたという松本清張らの説を思い出した なんかさ、みんな雑誌掲載(連載時)から読んだりしないんだな。 >>490
>えのさんの扱いに困ったなら、外国に飛ばしてしまえば良いさ
えのさんの扱いに困ったから、外国に飛ばしたな
と思われるのが嫌なのでは…
堂島出した時も「対決ものにするのかと思う人がいると思うが違いまーす」とかむきになってた気がする 堂島出して対決しないなら、堂島出す意味あんま無いと思うんだけどな そうかな
堂島出てきていろいろ醒めたんだが>塗仏
まあ塗仏は堂島以前に
ミステリを「大長編」がだいたい陥る
だらだら長いわりにたいした真相じゃない状態になってたけど
くんほう様の正体とかも原作版ナウシカかよと 塗仏それなりに楽しめたクチだけど
支度ラストの盛り上がりに比べれば始末の満足度が落ちたのは否めない ミステリ的にはホワイダニットで
動機が肝のシリーズだと思って読んでたから
暗示かけられてた人達には動機も何もないし
かけてた連中は大半がただ悪趣味なだけで残念だった >>506
すごい端的な説明。
自分は作者の心の黒い部分を凝り固めて見せつけてるような露悪的な作品と思った。
わざとやってんなー、みたいな。 端的も何もただネタばらしてるだけじゃねーかw
大体作中でも「動機は後付けでどうでも言える」って強調してるじゃん
実際動機なんてまともに描かれなくて、大抵「衝動」だろ
塗仏はスケールのでかい話と思わせて、実際には身内の小競り合いだった
本格ミステリー的な謎解きも完全なるルール違反で肩透かし
露悪的というかわざと外してるのは確かだろうな
成功はしてないけど 京極って本格か?
壮大な話を楽しむ作品だと思うんだけど。
姑穫鳥のあれが見えないとか推理として無しじゃない
逆に骨とか瑕はどうやっては分かり易くして何故に力入れてるし
塗仏に至っては推理させる気を感じなかった まず小説として面白いかどうかって乱歩賞審査員の時に言ってたな 京極=本格って読者が勝手にそう思い込んで言ってるだけじゃないの
キャッチフレーズってか分類紹介もどんどん変わっていったしさ
うろ覚えだがうぶめの頃は新本格推理ルネッサンスとか何とか仰々しかった
徐々に端的になって鉄鼠辺りじゃただの小説になってなかったか
これって作者はむろん出版社も京極の本を本格で売ってるつもりはないって事でしょ >>513
その変遷については本人が一番詳しくてさ、
トークイベントなんかで定番のネタなんだよね(笑)。 鉄鼠の檻面白かったよ。
女郎蜘蛛も久しぶりに読み返してみようと思ったけど、
講談社ノベルスの古い本はもうばらばらに壊れてしまっていて…あの厚さではさすがにw
また新しく買わないとなあと思ってるよ。今の単行本サイズの本は写真とか綺麗 平昌の人面鳥について京極堂の民俗学的考察を聞きたいところだ。 「あれは鳥でない、龍なのだよ関口君。生物はその生成過程で進化の道をたどるが
古代朝鮮では首から下だけ進化を止めたまま生まれてしまった人間が吉兆とされていたのだ。」
「君、本当は脾田礼次郎なんだろ。」
「な、何を言い出すんだ!?」 鉄鼠豪華愛蔵版
店頭で見かける度ちょっといいなと思えてきた
現状じゃ6千円弱はさすがに無理だけどカネ唸るほど持ってたらインテリア枠で欲しかったかも とりみきの漫画に
「この本はインテリアに最高です。しかもなんと読めるのです」とかあったのを思い出した
でも残念ながら京極の愛蔵版シリーズはデザイン悪い気がする
菊地信義なのになんか安っぽい
水晶のピラミッドとかカッコ良かったのに 実は楽天ブックスで早期予約してたら3200円で買えたんだけどね鉄鼠
楽天ブックスは値段変更があっても上方の場合は修正せず、初期提示の値段で売ってくれるんで 早期予約のお買い得価格ですらヒトごろし(税込2916円)よりお高いのね…
コレクターと3冊購入特典目当ての読者にのみ狙い絞った商品とつくづく納得 まあ確かに、横に積んであるヒトごろしがほぼ同じ厚さで半分以下の値段
見た目のインパクトと小口印刷に魅かれたとしても初見の客はまず手が出んよね
加えて、仮に購入したとしてもほぼ同一内容の文庫版の存在を知るや騙された気分になることだろうし
特典目的組は渋渋買ってるわけで、純粋に満足できるのはコレクターくらいだな コレクターくらいっていうか、
そもそもコレクターに向けての商品でしょこれ ほぼそうだとは思うけど
漫画版連載中に発売されたし、マガジンエッジで広告も打ってるだろうし
普通に店頭で販売してるので、完全にコレクター向けってわけではないと思う
もしそうなら完全受注生産にするだろうしね
ただ、一般消費者の満足度は低いだろうなぁと 意味わからんかな?
明らかにコレクター向け商品なくせに、漫画から入った新規読者を獲得しようと宣伝したりして
今回、京極さんも講談社もいやらしい商売しちゃったなぁ残念という個人の感想よ コレクターと新規の境はどこに引こう?
何粒積めば砂は山へ変わるのだろうか? 京極や講談社に限った話じゃないがやらしい商売しちゃっても勢い保った状態でなら稼ぐ気満々だなwで済む
よりによって枯渇ないしスランプの時にやるから悪目立ちするんだよ
やってる方は停滞期の梃入れのつもりなんだろうけど正直逆効果だよ
とはいえ残りの虚談がすんごい傑作だったりしたら躊躇わず手のひらクルーの用意はあるし是非させてほしいです いわんとしてることはわかるけど、でも山扱いは最低二粒目からでしょ?
最初の一粒として薦めるような商品じゃないよ
ただでさえ新作短編の引換券みたいに扱われて忌み嫌われてるふしがある
そういう古参マニアたちは不承不承買ってるわけで
一方、宣伝につられて買ってしまった御新規は
もっと安価で入門に適した文庫版の存在を知って後悔するかもしれない
合意と納得をもって買う本当に欲しい人――以外にも売れてしまうような仕組みが出来上がっている
これが、いやらしい商売だと思うわけ
そりゃ本屋は沢山売りたいんだろうけど
内容とは関係ないところでマイナス評価が付く可能性を孕んだような売り方ってどうなんよ
折角いい本なのにこんな売り方したら鉄鼠が可哀想だ 虚実も三分割はやりすぎだったな
上下で充分な分量だし、二段組みなら一冊でも行けたよ
もちろん本の売り方は全部作家の意向ってわけじゃないけど
この人はこだわりがあって装幀もやる人だからな
百鬼夜行のグダグダも含めて、何かいろいろズレてきてるよね
今回のことだってファン層がもっと幼稚なら炎上してもおかしくない案件
物腰は柔らかいけど昔からエゴは無茶苦茶強い人だった
歳喰ってそれが完全に人間的欠陥になってる気がする まあ短編ならいずれ短編集に入るんだろうし
ぶっちゃけ短編作家としての才能は微妙なんで
そこまで慌てて欲しいとは思わないなあ 短編ってなに?
陰陽みたいなの?
それとも陰摩羅鬼みたいな新作の冒頭かな。 陰陽みたいなので正解
鉄鼠とヒトごろしと虚談のクロスオーバーらしい>短編 クロスオーバー?
同じ世界なの?あれ。
なんか虚談が入ってるのがすごーく気になる。
「全部嘘なんだよ、ばあか!」で終わる気がするw いっこく堂「コノヨニハフシギナコトナドナニモナイデスヨ、ハハハ」 いっこく堂 「あれ・・・声が・・・遅れて・・・・聞こえて・・・くるよ」
京極堂 「あれ…鵺が…遅れて…まだ出て…こないよ」 ほんとタイトルだけ先に出ちゃったもんだから
期待し続けて早10年…鵺が出るのはいつになるんだろう 鵺の話を聞くと昔読んだ短編を思い出す
国家機密が絡む問題作を書き終えた小説家が諜報機関に命を狙われ探偵に助けを求める
だが一足違いで作家は殺害され遺体の側には燃やされた原稿の残骸が残されていた
しかし灰になった原稿はじつは全部白紙で真相は被害者の一人芝居だった
動機は才能の枯渇した老大家がせめて死後に名を残そうとしたとかそんなオチだった 思い出す要素ゼロじゃんそれ
京極の現状と全く被ってないし、自分の思い込みを勝手に押し付けてるだけだな
百鬼夜行書いてないだけで、つまんないけど新刊は出してる
水木全集だって「自分の作品」って言うくらいデザイナー人生賭けてやってる
ここでヌエヌエ言ってる奴は巷説くらいちゃんと読んでるのかね
京極じゃなくて百鬼夜行にしか興味がないんじゃないか >デザイナー人生賭けて
デザイナー大江勝彦さんは正直そんなに才能ないと思う >>547
実在するかどうかわからない幻の原稿という意味で思い出すんだよ
もう書きあがってるけど諸般の事情で出せない、構想はあるがまだ短編数作しか書いてない
内容が原発事故に関わってるのではなど諸説入り乱れたミステリアスな所が似てる気がしてね
それと
>自分の思い込みを勝手に押し付けてるだけだな
>つまんないけど新刊は出してる
>京極じゃなくて百鬼夜行にしか興味がないんじゃないか
憶測で決め付ける物言いのブーメランや数々の無礼発言は無自覚のようだが言いすぎだ
それじゃまるで京極のほとんどの小説が人気なくて愛読者もいないみたいじゃないか
京極自身や百鬼夜行以外の作品にも偶々鵺の話しただけの人にも失礼甚だしいよ
少なくとも自分は>>547の思い込みと違って嗤う伊右衛門から入ってから巷説と他の作品
百鬼を読んだのはわりと後で愛蔵版はパスしたがヒトごろしも読み終えたよ 百鬼夜行にすごい思い入れがあるの人はこだわり続けるのかもと。
新刊楽しみだな…内容…どうなんだろうね。ちょっと怖いなあ… >>548
俺もそう思う。
彼がデザインした本はダサい。 鵺(ぬえ)
日本の妖怪。しっぽが蛇、体が豚、手には手甲、頭が猿である。
主に日本全国の講演会場に現れ、ちょっとしゃべって小銭を稼いで帰っていく。
たまに、ごくたまに本を書く。ただし書くときはすさまじい熱量で書き、1000
ページにも及ぶレンガのような本を出版する事で、人間を腱鞘炎にするという悪戯
をするのが趣味の妖怪である。 文ストで共演した辻村深月をチェックしたら、デビュー作の悲劇のヒロインが辻村深月
だった。
ある意味京極よりスゴイな。 もしまた京極堂シリーズが再開しても、作者自身の老化でキャラをあのテンションでもう一度書けるのかが心配… いっそどすこいのノリでセルフパロ出せばいい
この世には食えない物など何も無いのだよ関取君 メールアドレス教えてよ
kanagi2019@gmail.com なんか京極ばかり追ってきたので、ヒトごろしを機にそろそろ別のミステリ作家を読ん
でみようと思うのだが、誰がいいかな。
だれか教えて下さい。
今本格ミステリって誰が中心なの?
まさか島田荘子や綾辻行人じゃないよね。 ベテランだと有栖川がコンスタントに作品だしてて
若手だと早坂吝 青崎有吾 円居晩あたりじゃね? 島田荘司って俺の中では本格より、京極寄りだな
推理させる気感じないというか、無茶苦茶な話を楽しむ為に読む感じ
本編の合間の「俺はホラー小説読んでんのか?」みたいな挿話とか京極と通じるもんがある、あと二人共本が厚い!! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています