シャーロック・ホームズ【18】人の兵士 [無断転載禁止]©2ch.net
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>>190
何か嘘臭いなぁ…。
自分は所謂マセガキだったんで小学生で新潮ホームズを読んでたけど、
小5なら本来は青い鳥文庫か偕成社の全集でしょ。 自分も小5のころなら、新潮文庫の星新一や早川のSF、創元の怪奇小説など読んでいた
クラスの中には、パスカルのパンセの一節を暗記しているような文学少女もいたからね
小5で延原訳のホームズを読むくらいのことは別に驚かないなぁ
ただし、新潮文庫の冒険は、他の文庫には入っている2編が欠けているため好きじゃない >>191
青い鳥文庫の奴もあるよ。読めない漢字もあるみたいだけど、1日10ページと決めて読んでるみたい。嘘ついたって仕方ないし。 >>194
ノベライズってミスシャーロックの?
ネット配信ドラマでもノベライズってあるのか
地上波ドラマはよく聞くけど >>191
今の新潮文庫は少し改訳されて活字も大きくなってるからね
昔のよりは読みやすいかな
それでも古めかしいけど雰囲気たっぷりでいいかも >>195
ぐぐれよ
ttp://j-books.shueisha.co.jp/books/miss_sharock_01.html 今から読むなら光文社か創元だよなぁ。
新潮は活字がデカくなった以外いいとこなし。 久々に新潮文庫を引っ張り出したらページが凄く黄ばんでるし、
「俺はこんなの読んでたのか!」と思うほど活字が小さい。
もう一度同じ訳で読むのも何だかつまらなく思ったので、
贋作短編集で馴染みの日暮雅通訳の光文社で全巻買い直した。
延原訳よりスムーズに読めるし、訳注も程良くて正解だった。 創元の深町訳も読んでみたくなり、急がないし古書で集めようと
チェックリストを携帯して見つけたら買ってたんだけど、
気が付いたら残り二冊でコンプリート。
まぁ深町訳とは言え「事件簿」だけは旧版なんだけど。
こっちも光文社の日暮訳に劣らず読みやすくてバッチグー(死語)。 ちくま文庫の解説ももっと読みやすければ手元に欲しい 前スレだかにも書いたけど
初読は新潮版で小学生のころだったなあ
同じ頃、子供向け文学選集(ホームズも載ってる)をもらって読んだから
どっちが先かはわからないが
ただ、親戚の子にプレゼントした時は
読んでくれなかったみたいだけどなあ シャーロック・ホームズという「名探偵」の存在は知ってたけど未接触だった
小学三、四年生の頃、自分が凄く本好きなのを知った親類が、
そこの息子が読んでた高校生向け学習雑誌の付録の小説本を何冊もくれて、
その中に確か「赤毛」とか「まだら」あたりの短編を何篇かまとめた奴があって、
それが初ホームズで一発でハマったよ。
そこで小学校の図書室にあったのを読んだんだけど低年齢向きで納得いかず、
小遣い+親にも少し出してもらって新潮文庫で揃えた。
分からない漢字や単語は辞書を引きながら読んだけど楽しかったなぁ。
ただ、当時は古風な訳文も「これが普通なのかな」と思って読んでたけど、
今読むと古臭くて回りくどくて、あまり良いものとは思えないね。 スレ違いだけど
正しい訳が、日本語の文章としては不自然だったりするような・・・
何かの小説(訳)で
「男は腕を伸ばした、男はリンゴをとった」
みたいな訳があって
「男はリンゴをとった」では駄目なのかな?
なんて思ったな >>204
> 「男は腕を伸ばした、男はリンゴをとった」
どういう場面か分からないけど、文章のテクニックとしてはこういう書き方もある
動作や情景を細かく区切り描写することで、映像でのスローモーションとかコマ送りみたいな
効果や緊迫感を、文章でも醸し出すことができるんだよね
以下は、そうした効果を狙った、レイモンド・チャンドラー「湖中の女」の一場面 (清水俊二 訳)
手袋の手が動いて、女の帽子が見え、次に頭が見えた。その女は静かに階段を
昇ってきた。階段を昇りきっても、私に気がつかないようだった。年齢(とし)の見当の
つかぬやせ型の女で、みだれた栗色の髪、どぎつい真紅の口紅、頬に濃いルージュ、
目にくまがかかっていた。青いツイードのスーツをだらしなく着て、紫色の帽子が頭の
横っちょでいまにも落ちそうになっていた。
その女は私を見つけても立ち止まらず、表情もまったく変えなかった。右手をからだ
から離して、ゆっくり部屋に入ってきた。左手は私が手すりで見た茶色の手袋をはめて
いた。右手の同じ色の手袋が小型の自動拳銃を握っていた。
原文が透けて見える翻訳とかかな
日本語は動詞的だが英語は名詞的だって話があって
「彼は足が速い」が英語だと「He is a fast runner」になるとかで
これを「彼は速い走者だ」とすると固いしあまり日本語になじまない訳になる 翻訳は好みがあるね
立ち読みしていいと思ったものを買うのがいいね まだ全編読んで無いんだけどね
モリアーティってあそこで死んで
男塾みたいに 実は生きてたってならないの?
あとワトソン君は離婚したの? >>208
まだ未読の人がいるかも知れないので安易な回答は避けるけど、疑問については
The Return of Sherlock Holmes を読んでもらえれば分かるよ
(翻訳は、シャーロック・ホームズの生還または復活といったタイトルになっている) ほとんど二十年ぶりに原作を読みたくなった
それで本屋で各社の文庫を試し読みしたんだけど
新潮以外は活字が小さめで衰えた視力で全巻通読は少々荷が重そう
かと言って新潮の文章が古臭くて堅苦しいのは昔読んだから知ってるし悩む
どうしようかと思って「ホームズ 読みやすい」で検索してみたら
光文社文庫と同じ訳者による児童向け文庫で全話読めると分かった
いい歳こいたオッサンでも普通に読めるのかちょっと不安だったけど
立ち読みしてみたら挿し絵が今風なだけで文章は全然大丈夫で安心
児童向けだからあまり活字がギュウギュウでないんで読みやすい
収録が発表順ではないんでとりあえず「緋色の研究」と「赤毛組合」を買った
二冊読んで不満がなかったらこのシリーズで全話読むつもり
もし満足できなかったら光文社文庫に挑戦だな
スレチ?とチラ裏スマン 昔の新潮が字が小さめだったから他社の大きめの買った結果、字が小さい方が好みだということに気がついた >>211
まだ若くて目が弱ってないからそう言えるんだよ
目と腰と膝は若い内から労わってやった方がいい 老眼が入っているけど近視と相殺されており、まだ眼鏡を外すと小さい字は
十分読めるため、リーダーズ英和辞典のような極小文字でも困らないなぁ
逆に最近の文庫は文字と行間が大き過ぎ、ページがスカスカで値段の割に
読み出がないため、あまり好きじゃない
下は、古い創元文庫 (43文字X19行) vs. リーダーズ英和辞典の文字比較
http://umetake.d.dooo.jp/kindle/photos/006.png 暇つぶしに手持ちの比較撮影してみたけど写真だと差がわかりづらかったわ
読みにくいのは新潮社の新しいやつだった
行間も広いから視線移動が多くて面倒なんだよね、スカスカのはすきじゃない
https://i.imgur.com/o9K9a2K.jpg >>210
青い鳥文庫と光文社文庫のどっちも読んだけど、
日暮雅通の訳文は淡白と言うかアッサリ風味って感じ。
やや個性に欠けるけど、その分クセがないから、
引っかかる事なしにスイスイスラスラ読めるんだよね。
だから光文社文庫は初めて読む人には最適かと。
青い鳥文庫は年少者の入門用は勿論だけど、
マニアックでなくお気楽に読み直したい大人にもグー。
ただし青い鳥文庫は冊数が多くて、新本だと高くつくのが難。
それにしても発売時期の違いのせいか、創元文庫は活字が小さくて
詰まってる分ページ数が少ないのに,光文社文庫より高いんだね。
シリーズ全9冊を新本で揃えると千円以上の差が付いちゃう。
個人的には日暮訳の方が気に入ってるし、光文社文庫一択かなぁ。 このあいだのブラウン神父のような、愛も知識もセンスもない訳だけは勘弁してください 児童文庫版のホームズは大きい書店でも置いてない所が多い
岩波、偕成社、講談社と軒並み全滅
取り寄せか通販にするか
小さい子向けのキラキラ系ならあるんだけどね >>219
角川もポプラ社も出てたけど更に見なくなった
偕成社の全集も見かけなくなって久しい
海外古典児童文学全般にそうなんだよね 翻訳書にとっては逆風の時代
ミステリーの大御所も、いまやクリスティ以外は入手困難な本が多い 友人の弟と話してたら「ドラマを見て原作を読みたくなって
ブックオフで白地にモザイク模様みたいな表紙の文庫を買ったら、
字は小さいし文章は堅苦しいし読みにくくてギブアップした」と愚痴。
普段マンガしか読まないくせに、活字が大きくなる前の新潮では
返り討ちに会うのも已む無し、と光文社文庫を貸してやった。
そしたら「まぁ読めるけどまだちょっとツライ」とボヤく。
仕方なく青い鳥文庫を貸したら「これは読みやすい!」って。
もしそれでまだダメだったら、絵本かマンガまで堕ちるんだぞ…。 >>221
エラリー・クイーンはハヤカワと創元の両方で新訳が進んでるけど
古い訳は手に入らなくなるかもね エラリー・クイーンは漫画風の装丁にして売れたんじゃなかったっけ 昔初めて全話読んだのが新潮文庫で
訳文が古臭く回りくどくて気に入らなかった
ネットでも読みやすいと評価されてる
光文社文庫で最近読み直してるんだけど
訳文がなめらかと言うのか何の抵抗も
引っかかりもなくスーッと読めるのに驚いた
斜め読みや飛ばし読みしてもいないのに
どんどん読み進められる
新潮だと先を知るために我慢して読んでる
or読まされてる感じだったのに
光文社は気がつくと長編だと一章
短編なら一話読み終わってる
翻訳にも賞味期限があるってこれか・・・ >>219
ジュンク堂書店難波店には青い鳥文庫の
新装版名探偵ホームズが全巻揃ってる
大型書店はこうでないとな 青い鳥文庫揃えるならネットや注文が確実
何しろ巻数が多いから全巻揃えてる本屋は珍しい >>225
原文で読んでる英語ネイティブの人も古臭く感じるのかな >>228
ドイルの英文はシンプルで普通に現代でも通用する
だからこそ英語の教材に使われたりする 通用はするだろうけど奇異に感じる表現とかあんじゃね
pleaseみたいな意味でprayを使うとかどうなの 一般小説のホームズは日本だと子供用は大抵リライトされてますが、
翻訳の必要がない本国イギリスや英語圏の国々ではどうなんでしょう?
ドイルの文章は原語で読んでも平易で明解とは言え、
やはり対象年齢に合わせた子供用のバージョンとかあるんでしょうか?
フランスやドイツは当然翻訳だから、日本と事情は変わらなかったり?
まぁ児童文学でもナルニアや指輪物語とか相当な文章量ですから、
あれが読み通せるならホームズ程度は問題ないのかも知れませんが。 角川新版、『帰還』で打ち止めでもう続刊ないのかな‥って思ってたら、いつの間にか『最後の挨拶』出てたわ
ここまで出したら全部出し切ってくれるかな、どうせなら揃えたい 角川は表紙で好みが分かれる気が。
自分はダメな方。
訳文に関しても光文社と創元新版があれば十分。 角川版は一人称が僕と私の二種類で違和感
イラストは無し 堀口大學訳のルパンは儂となっていて、えっ? と思ったことを記憶している 児童書だけど岩波少年文庫は
「文体がです・ます調」「ホウムズ」「ウォトスン」で
違和感巨大すぎて途中で投げた。
まぁ山中ホームズみたいな幼稚な改変はないんだけどね。 >>237
大昔の翻訳で「わがはい」になってたのがあった
時代を感じた
>>238
もとの岩波文庫版がそうだった
新訳にすればいいのにね 「踊る人形」に犯人の拳銃に排出装置(EJECTOR)が付いてたので
現場の窓の外で空薬莢が見つかる…という描写がある。
当時はまだ珍しい自動式拳銃なら分かるけど、
原文ではハッキリ「REVOLVER(回転式拳銃)」となってる。
となるとどんなタイプであろうと薬莢を排出するには手動操作が必要。
一刻も早く逃げたい犯人が現場でわざわざ薬莢を排出なんてするか?
それも発射済みの撃ち殻一個だけ?という疑問が、長年頭から離れない。
ttp://img01.militaryblog.jp/usr/h/a/p/happystore/ka-03.jpg
ttps://pbs.twimg.com/media/CW6SnrQUQAArwY_.jpg
ttp://www.shootingtimes.com/files/2010/09/st_coltnewservice_200905-a.jpg
ttp://img01.militaryblog.jp/usr/n/e/k/nekobugyou/saaxcartloading.jpg 急いでたかはともかくリボルバーは薬莢排出するの大変そうだな
俺の読んだ翻訳は「銚子付きのリボルバー」と書いてあるのでそういう機構のついたリボルバーがあったのか
それともドイルがリボルバーも薬莢が排莢されると勘違いしていたのか
いったらなんだが「踊る人形」って雑
メイントリックは先行作そのまま
「弾痕が窓枠にあるはず」もどうか?外に撃ったと考える方が自然
ショックを受けた夫人が自殺を試みるのも無理がある
それだけ不自然な流れなのにホームズが簡単に状況を推理してしまうし、横で見ている警察官や医者が「凄い推理だ!」と驚嘆するのもわざとらしい
先行する「オレンジの種」にも似ていると指摘されるし
急いで書いたのかな? >>240
自動式拳銃なら排莢は自動で基本的には止められないから辻褄が合うが
アメリカから来たばかりの犯人しかも実戦派であろうギャングが
1903年当時世界的にもまだあまり普及してなくて
機械的な信頼性も確立されてなかった自動式拳銃を使うのは不自然に思える
第一原文にrevolver回転式拳銃とはっきり書かれてるしなぁ
例によってドイル先生のボーンヘッドでは? >>241
原文は"the revolver had an ejector, and here is the third cartridge."
薬莢は発射のガス圧で薬室内側に貼り付いて指だけでは排出しにくい場合もあるので
薬莢のリムを引っ掛けてレンコン型の弾倉から引き出す(押し出す)のがejector
多くの回転式拳銃にはイジェクターが付いてるがマニュアル操作が必須
ワトスンの「古い軍用リボルバー」=ウェブリーあたりの中折れ式回転拳銃
(最初の画像のようにヒンジから折る操作で同時にイジェクターが機能する)や
コルトM1889に始まるスイングアウト式なら一度に全弾排莢可能
(三番目の画像でKを前方から押すとBが全ての薬莢を引き出す)だが
西部劇スタイルのSAA(所謂ピースメーカー)などは弾倉後部のゲートを開いて
(四番目の画像はゲートを開きイジェクターを機能させた状態) 一発ずつ装弾・排莢する
ttp://oimg.photobucket.com/albums/v495/Driftwood_Johnson/smith%20and%20wesson/My%20New%20Model%20Number%20Three/unloading-1.jpg
ttp://www.shootingtimes.com/files/2010/09/st_smithmp_200809a.jpg
ttps://www.bevfitchett.us/revolver-cal-38-special-sw/images/3309_82_122-special-spring.jpg
ttp://www.gunblast.com/images/STI-Texican/DSC02109.jpg 薬莢を発見した時点でまだホームズは犯人の銃を見てないわけだからリボルバーと断言するのもおかしいんだろうけど
検索してみると全作品中revolverが87件もあるので厳密に回転式のことだけを指してるのでなく拳銃全般の意味かも知れんな
ちなみにpistolは61件、gunは(air-gunも含め)48件 ttps://en.wiktionary.org/wiki/revolver#Noun
この2番目の意味に「転じて、このような機構を持った(個人使用の)火器」とあるので
「このような機構」が1番目の意味の回転式弾倉のことか再装填せずに連射できることを指すかによるけど
やっぱり拳銃全般を指すのかも知れない >>242
スレチだけど映画の「アンタッチャブル」でケビン・コスナーがコルトM1911を使ってて、
1920年代末だから全然OKなんだけど、エリオット・ネスが自動拳銃って違和感あったなぁ。
TV版みたいに同じコルトでもポリス・ポジティブとかオフィシャル・ポリスだろって感じで。
>>245
>242も指摘してるけど、1903年はまだ自動拳銃の黎明期で数えるほどの種類しかなく、
作動の確実さ、頑丈さ等の実用品としての評価も定まってない。
西部開拓時代を経たアメリカでは回転式拳銃への信仰に近い信頼が強く、
しかもギャングなら銃は命を預ける道具だから、信頼度が未知数の自動拳銃を使うか疑問。
御存知のようにドイルは凡ミスが多いから、その一つと考えるべきかと。
>>245-246
先日BSでやってた「スリーピー・ホロー」でもジョニー・デップが使ってたけど、
火縄銃みたいに先込め式で単発の「ピストル」の時代があって、
その後に回転式拳銃が登場して「リボルバー」が一般化したんだから、
ピストルを何でもかんでもリボルバーとは呼ばないよ。
デリンジャーみたいな回転式弾倉を持たない拳銃もリボルバーとは呼ばないし。
ttps://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/78/Pistole_1842.jpg
ttps://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/11/Booth_deringer.jpg
ttps://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b4/Remington_Double_Deringer.jpg >>247
事件としては第3の弾丸、第3の人物の存在が要になるから
弾でいえば夫婦と窓枠で3発、ホームズ定例の捜査で第三者の足跡を発見してるわけだから
それで十分なはずなのに排出薬莢まで残してみせたのは何なんだろうね
そういやグラナダ版での描写はどうなってたんだろう >>85
同意
それにホームズ物の場合、短編物とか
長編であればその後2作が代表作になると思う
最近、四つ(人)の署名も面白い感じがしてるけど うん、四人の署名は面白いし、ある意味ホームズのキャラクターを決定づけた
重要な作品であるとも思っている
冒頭に置かれたホームズとワトスンの長い会話シーン、退屈を紛らわすために
コカインを使用するホームズだが、事件の依頼が舞い込むや、とたんに捜査へ
集中し没頭するものの、それは彼にとっては退屈しのぎに過ぎず、事件が解決
すれば、すぐに退屈の病に蝕まれコカインに戻ってしまうという頽廃的生活ぶり
あと、事件を追うなかで、ホームズの意外な顔の広さや如才無さも分かってくる
訪ねた先の無愛想な門番が、ホームズのボクシング仲間だったり、場末の下町
でさまざまな生きものを飼育するピンチンという怪しげな男のところから借り出す
トービーという名の醜い雑種の探索犬(猟犬)
次々と登場する個性的な面々が、どこかユーモラスで楽しい
そして少年探偵団の元祖、ベイカー街少年隊も大活躍を見せる
乱歩の育ちの良さそうな少年探偵と比較すると、ホームズの少年隊は少々ガラ
の悪い浮浪児の集まりだ
ホームズはコカインの常習だけでなく、こうしたアウトローたちとの付合いも深い >>245-246
REVOLVER=REVOLVING PISTOLであって、
リボルバー(回転式拳銃)⊂ピストル(拳銃)ですから、
ピストル全てをリボルバーと呼ぶ事はありませんよ。
それでは霊長類全てをヒトと呼ぶようなものです。
ちなみに最近のアメリカではピストルは主に自動拳銃を指し、
拳銃全体はハンドガンと呼んでますね。
ttp://www.gunsandammo.com/files/2012/03/Colt-Revolving-Pistol.jpg
>>248
発射された弾丸の数から第三者の存在も判明して、
その特徴的な足跡も見つけてるわけですから、
空薬莢まで持ち出さなくても良かった気がしますね。
その描写のせいで余計なミスをやらかしたわけで、
前作「ノーウッドの建築士」でのホームズのセリフ
「(犯人は)どこで筆を措くべきか弁えていなかった」を、
作者ドイルにお返ししたくなりますよ。 四つの署名は「土人」がロンドン市内やテムズ河で大暴れするところもユニークだね
短編でこういうのあったっけ? >>252
>「土人」がロンドン市内やテムズ河で大暴れ
してないしてない テムズ河で大暴れというとアニメの犬のホームズのイメージ >>240
全然スレチだけど、その画像のガバメントは実銃ではなくMGCのGM2だよね。
GM4共々安いキットを組んで撃って遊んでたんで、懐かしいと言うか今も手元にある。
>>248
グラナダ版はホームズが拾って「これがキュビット氏を殺した弾丸の薬莢だ」ってだけ。
薬莢排出装置に関する言及は一切なし。
被害者の拳銃はアイバー・ジョンソン32で、米国製だけど時代的には合ってる。
ただし現場のシーンではブルー仕上げなんだけど、
ホームズの手元に置かれてるシーンではシルバーっぽく見える。
ちなみにニセ手紙でおびき出した犯人スレイニーの頭に突き付けた
ホームズの拳銃が、西部劇でおなじみ米国製超メジャーのコルトSAAでガッカリ。
ここはいかにも英国風なウェブリーの中折れ式か、
無骨なブリティッシュ・ブルドッグあたりを使ってほしかったなぁ。
ttps://s14544.pcdn.co/wp-content/uploads/2013/04/38_iver_johnson_safety_auto.jpg
ttps://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/fa/bbb7aba4a1bae5014cbb82d4212538a3.jpg
ttp://image01.seesaawiki.jp/t/u/trpgyarouzu/501e96908f073fa9.jpg
ttps://www.collegehillarsenal.com/shop/images/P/FHG-1312-Product.jpg ↑の最後の画像はアダムス。
これも古風でいいかな…と思ったけど、パーカッション式だから古すぎるね。
ウェブリーは↓こっち。
ttp://www.imfdb.org/images/6/6d/Webley_mk1.jpg ぬう、imfdbにグラナダ版がなかった・・・
http://www.imfdb.org/wiki/Sherlock_Holmes_(disambiguation)
海外でもこの排出空薬莢問題が議論されてないかと思って探してみたら
2012年に出たマーク・キャンベルのその名も「Sherlock Holmes」という著書に
「ホームズは殺人前に電話で警告できたのではないか」
「原作中最もシンプルな暗号に解読に2時間もかけている」
という「問題点」と並んで挙げられている
「空薬莢が残されているからには、スレイニーの銃はセミ・オートマチックに違いないのだが、
1900年以降までそれは一般的に使われていなかった」
https://books.google.co.jp/books?id=yb2DAAAAQBAJ&pg=PT80&lpg=PT80&dq=%22slaney%27s+gunhttps://books.google.co.jp/books?id=yb2DAAAAQBAJ&pg=PT80&lpg=PT80&dq=%22slaney%27s+gun リンクダブった(わかるだろうけど念のため
https://books.google.co.jp/books?id=yb2DAAAAQBAJ&pg=PT80&lpg=PT80&dq=%22slaney%27s+gun >>256
MGCのGM2は実銃よりポッチャリというかズングリしてて
ディテールも内部構造もリアルとは言えないんだけど
ブローバックに関しては折り紙付きなんだよな
トリガーバーの材質がヤワで擦れて削れていくのは難だけど
>>258
>セミ・オートマチックに違いない
いやREVOLVERってハッキリ書いてるし
PISTOLだったら自動拳銃とも取れるけど >>240
アメリカ人ギャングのスレイニーは、隙あらば拳銃の弾倉を満タンにしておく習慣があったのかも。
アメリカの暗黒街の荒事は派手な銃撃戦が多いので、弾切れは命に関わるだろうから。
深夜とはいえ、二発もの銃声を聞きつけて階上から武装した人間がさらに下りてくるかもしれないし。
追っ手を警戒しつつ窓際から退避しながら、慣れた手つきで空薬莢を抜き取り弾を込めたとか。 >>260
原文「To leave a cartridge case behind, Slaney's gun must have been a semi-automatic」だから
「〜に違いない」じゃなくて「〜でなくてはならなかった」と訳すべきだったか
>>261
うーん、それだとたまたま1個薬莢が残ってたからほらここに3発目の証拠がってキメられたけど
もし2個以上こぼしてたら第3の銃弾の証拠がここに2個も3個もって間抜けな話になりかねない >>261
あの場合は逃げる方が優先かと
撃ち殻の一発だけ抜き取るのも不自然
実際にやってみれば分かるけど
中折れでもスイングアウトでも一発だけ抜くのは面倒だし
ピースメーカーは一発ずつ抜けるけど(て言うか
一発ずつしかできない)操作はもっと面倒で手間取る
もうドイル先生のポカって事で終了でしょ 諸々の事情で、何年に事件があったのかをワトソンが誤魔化して発表したからだよ >>264
「踊る人形」の初出は1903年だから、
それ以降の事件と言う事は有り得ないので、為念。 事件の記録に基づいて書いてるけど
実際の関係者に迷惑かかるから、所々ぼかしている
その旨、読者はご了承いただきたい
って設定はうまいと思う >>264 >>265
作中時間も1898年と、他の作品と比べても
ワトスンの記述の誤謬・改竄によるブレが期待できない
まあベアリング=グールドの作中時間検証とかもそうだけど
ドイルの粗をただ突っ込むのでなく
ワトスンの書き換えと見て辻褄を合わせるまでがシャーロキアンです
というわけで 【仮説1・撃ったのはリボルバーでなくオートマチックだったなら】
・事件当時、オートマチックの完成度・普及率から見てそうであるとは考えにくい
・だとすればこの事件が起きたのはそれより未来のことである
∴ ワトスンはタイムトラベラーである事実を秘匿しようとはしたが、
ホームズの快刀乱麻の推理に感銘を受けてつい薬莢の発見に触れてしまい記述にほころびが出た
(証明不可)
【仮説2・撃ったのはリボルバーでもオートマチックでもなかったなら】
・デリンジャーのような単発・護身用の銃であった
・であるならスレイニーのようなギャングが携行しているとは考えにくい
∴ スレイニーはギャングではなかった
・ではスレイニーは何者であったか
・小型・護身用の銃を持つのに相応しいのは非力な女性である
∴ ワトスンは犯人が女性であることを、同性愛を忌避するビクトリアン・マナーで秘匿しようとしたが
ホームズの快刀乱麻の推理に(以下略
∴ エイブ・スレイニーは女である(証明終了) うん、>>268みたいな遊びはあってもいいと思う
ただし、おもしろいかと聞かれたら.... 方向としては面白いと思う
残念なことに俺にはこれを面白いと実感できるだけの知識がない >>263
中折れ式もスイングアウトも、SAAやRICみたいなソリッドフレームの
排莢も装填も一発ずつしかできない欠点を解決するための機構であって、
全弾を一度に排莢できるのが売りだからなぁ。
ロックを外して弾倉を開放して一発だけ抜く…なんて手間すぎる。
しかも暗がりの中で雷管の凹みから空薬莢だけ識別して抜くなんて無茶振りすぎ。
旧式のSAAだと
@撃鉄を少しだけ起こしてセーフコックの位置に
Aローディングゲートを開ける
B手動で弾倉を回して空薬莢の入った薬室を排莢位置に合わせる
C銃身下のパーツを押してエジェクターロッドを作動させ薬莢を押し出す
これだけの行程が必要で、逃げなきゃいけない危急の事態には無理過ぎ。
加えて薬莢式リボルバーでもこの三種に当たらない方式では
前方から弾倉の軸を抜いて銃本体から弾倉を丸ごと取り外して
排莢と装填を行うのもあるけど、これまた時間がかかりすぎて論外。
死者に鞭打つようだけど、ドイル卿の恥ずかしいエラーで決まりだな。
ttps://www.breachbangclear.com/wp-content/uploads/2016/09/RIC-Open-1024x789.jpg
ttp://img01.militaryblog.jp/usr/a/k/a/akaineko/A2604875.jpg ドイルは拳銃に関しては「まだらの紐」の「Eley's No.2」もよく分からないしなぁ。
ELEYは弾薬メーカーでNo.2はウェブリーのリボルバーMkUかNo.2ブルドッグだろうって事だけど、
それならちゃんと「ELEYの弾を込めたウェブリーMkU」みたいに書けばいいのに。 ドイル自身はウェブリーWGリボルバーと
コルトM1902オートマチックを持ってたそうだ
後者を発売されて間もなく手に入れてたのであれば
1903年の「踊る人形」に登場させる事もあり得るかと
それでも文中でリボルバーなのは明らかに変だけど
>>280
超絶レベルの怪作「這う人」もお忘れなく そういう専門的な話は、ほとんどの読者はどうでもいいと思ってるよ。 ドイルは「ウィステリア荘」では「旧式のピン打ち式リボルバー」なんて持ち出してるよね。
物語上は何の重要性もなくて、それである意味や必要は感じられないけど。
ドイルに限らず、作家はそういう細部に拘る事でリアリティを出そうとしてるのかな。
>>282
それが事実だとしても、何の根拠も出さずに言い切っちゃうのはどんなもんかなぁ?
ホームズファンなら憶測や主観ではなく、データを重要視すべきかと。 誰も聞いてないのに、自分の得意分野の話を一人延々と続けるというヲタの典型だな
ホームズヲタというよりも、銃器オタ同士でやれば >>283
必然性のある記述だけで推理小説書いたら序盤からトリックモロバレだと思うぞ 被害者と探偵と犯人以外、必然性のない登場人物は出てこないでほしい >>284
研究書を読んだことありますか?
ホームジアン=マニア(オタク)ですよ
一般読者にはどうでもいいようなディテールに
何でそこまでってくらい拘るのがマニアってものでは
>>285
装飾が必要なのは理解してますけど
そこで恥ずかしいミスをやっちゃダメでしょう 「一般読者にはどうでもいいようなディテールに何でそこまでってくらい拘る」
それ自体は別に悪いことじゃないし文句を言うつもりはないよ。
ただ、誰も求めてないのに延々と自説を語り続けるという、他者の存在や気持ちなど
お構いなしの姿勢が問題なんだよ。 >>284 >>288
「誰も聞いてない」「誰も求めてない」って前提が既に自分勝手な決めつけだって気づけよ
100%スレチってわけでもない内容の書き込みを排除しようとする己の狭量さにもな
ちなみに俺はマニアって程じゃないが銃器好きなんで興味深いし面白いぞ >>288
> 誰も求めてないのに
いやいや、あなたにこのスレ住人の総意のように断言されるのはおかしい
私は今のところ銃にはあまり興味はないけど、何となく記事は読んでいる
そういえば、銃を細かく描写するというのは、ドイルの時代はまだやってなかった
んじゃなかったかなぁ....とか、いろいろと考えてみるような点もあるからね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています