【コテハン禁止】新生・江戸川乱歩 第一夜 [無断転載禁止]©2ch.net
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Rock54: Caution(BBR-MD5:68f2ed3dc652fce4c9169aaf2a727f10) >>691 自分は578氏ではないが・・・
『恐怖王』『蜘蛛男』『ぺてん師と空気男』『地獄風景』『偉大なる夢』あたりかなあ
まあ578氏の結果を待っていてください 私が真夜中のうら寂しい山道を一人で車を走らせていると、
バックミラーに、578氏が狂ったように笑いながら追っかけてくるのが見えました。
いくらスピードをあげても578氏はピタッとついてきます。
ブレーキをかけて止まって振り向くと、578氏の姿はありません。
気味悪くなり、また発進し、スピードをあげると、
578氏が再びバックミラーに写り、けたたましく笑っています。
その繰り返しで延々と走り続けると、東の空が明るんできて、
いつのまにか578氏はバックミラーから消えていました・・・
その後ドライブインで夜明けの珈琲を飲みながら気分を鎮めていると、
578氏のヒヒヒヒヒッ…という笑い声だけが、また静かな店の窓外から微かに響いてくるのでした。 >>578
蜘蛛男はプロットが残念だよね
たしかに蜘蛛男の目線のほうがベターだったかも 578です。
何か蜘蛛男についてのダメ出しから想定以上に反響があって(?)ちょっとびっくりだけどww
それはそれでちょっと乱歩長編の話題が盛り上がって良かったな思う。
ちなみに697氏が推定されたような乱歩先生の親族の者では決してありません。
ただ、そんな事言っていただけるとは光栄ですww
ただ、幸か不幸か(笑)読書経験が宮沢賢治や芥川龍之介とかじゃなくて乱歩から
始まってしまった一般人よww >>689 (今度は間違ってないよww)
まあ、今の時代と違って乱歩の時代って他の方も書いてたけど
色々差別的な発言も普通に書かれてたよね。
「基地外」とか「肩和」とか「鼻っ子」とか「詰ん慕」って確かに強烈な言葉。
自分は関西育ちなんだけど、下町なんかいくと、最近はあまり見ないけど
今でもたまに血の気の多いおっちゃん(あるいは酒に酔った若い子でも)同士の喧嘩なると
やばい言葉が飛び交ったりしてる。
ただ、上記に挙げた中でも、「肩和」なんてのは小説以外では聞いた事なかったね。
乱歩先生の人物描写でも、幽霊塔の肥田夏子とか三角館の恐怖の猿田老人とか
えげつない言葉を浴びせかけてるよね。仮にも女性に「蓋声夫人」はないでしょ。 >>691&692
自分もこんだけグダグダ言ってますが、まだ乱歩長篇でも読めてない作品も幾つかあるので
全部網羅してるわけではないけど
今まで読んだ中では
1 蜘蛛男
2 恐怖王
3 盲獣
4 猟奇の果て
5 人間豹
って感じかな。
主にグロすぎの描写からの解決や構成のまとまり具合っていう観点で自分の場合は
評価してて、盲獣なんかは、ああいうのが好きっていう人もいるのかもだけど
自分は「どぎつ過ぎる」って感想やった。 >>693
パノラマは、明智以外の乱歩長篇の中ではかなり上位に来るのではって思う。
自分は、パノラマ系の始まりは「火星の運河」かな思うけど、その発想をうまいこと膨らました
作品なのではないかしら?
ただ、それ以後の蜘蛛男、大暗室、影男なんかの焼き増し部分は、
読み飛ばしてもいいかな思ってしまうww >>690
乱歩の最長編もあっという間に読まれたようですね。
本当にハマってしまったようですねww
前も書いたけど、その辺を読んでしまうと後の作品には何か物足りなさを
感じてしまわないか心配ww
吸血鬼は、見所多いし、犯人はある程度推定出来るけど、自分はドクロ紳士の部分は
予想外の真相だったので楽しめました。
ただ、人間椅子はなくても良かったかなww >>696
同じ感想抱いてくれたみたいで嬉しい限りですぞ。
誰か「蜘蛛男の壮絶なる年代記」みたいなのを書いて歪んだ家庭環境から現在に至りて…
って書いてくれんかなww
それで、現在に至りて世間を騒がし、明智と勝負、みたいなスリラー小説として
リライトされる事を希望する(笑) >>695
鉄人ゴングは神出鬼没なのだ、フハハハ…
ちなみに私の左手には黒い蜥蜴が、右手には赤い蠍の紋章が入っているのだ…ヒヒヒヒッ 走る新幹線の窓の外側に、578氏の頭部がピタッとくっついていました。
なにぶん高速のため、髪の毛がけたたましく、なびいています。
よく見ると、眼を赤くして泣いているようです。
京都を過ぎた辺りで、578氏の頭部はペロンと剥がれて、
何処か遠くへ風船のように飛んでいってしまいました。
窓ガラスには、578氏の流した涙が斜陽に光って残っていました。 >>578
引き続き貴殿お薦めの最後の一作、「孤島の鬼」も読んでみました。
この作品、前半が推理小説、後半が一転して冒険小説のようになるんですね。
最後までずっと手に汗にぎる展開でとっても楽しめました。
同性愛のニュアンスもあって他の作品とはちょっと毛色が違う感じでしたね。
ラストであの人がああなってしまってとてもしんみりした気分になってしまいました。
また、前半の二つの殺人事件の犯人がああいう人だとは予想できませんでした。
孤島の土蔵に隔離されたあのお嬢ちゃんがあんな事をされて不憫でなりませんでした。
今回の悪役は動機からして特に憎ったらしかったです。
私の印象ですが、この作品は一般的にけっこう評価が高そうですね。
これで貴殿お薦め作品をひととうり読破しました。全部良作でした。さすが578氏ですね。
また忘れたころに江戸川乱歩を読んでみますね。いろいろとありがとうございました。 前述のとおり、
オレは陰獣、化人幻戯、妖虫、地獄の道化師、緑衣の鬼、魔術師と続けて読んだ
たまたまだけど、6作共〇〇〇が真犯人
ホント次こそはそうじゃないのを読みたいと思って
もう長編はいいやと思い、短編の「お勢登場」を読んでみた
だが、またまた〇〇〇が悪人だった(ガックリ) 激しい雨の日の午後、部屋の窓から庭を見やると、
ずぶぬれの578氏が灰色の石灯籠のようにじっと動かず、私を見ている。
時折、578氏の目が鋭く光る。
黒い烏が578氏の肩にとまり、また飛び立つ。
雨脚は一層強まり、578氏に横なぐりで吹きつける。
それでも578氏はじっと動かず、私を見ている。 >>700
俺の予想どおりだったな。でなけりゃ『黄金仮面』『ぺてん師と空気男』あたりが入るかなとは思ったけど。 俺は黄金仮面大嫌いなんだけど、アルセーヌルパン対明智小五郎を読んだ時感動しました
ルパンと明智が出会ったらこうなるだろうなと 吾輩は578である。
>>707
○○○が犯人でない作品を教えてしんぜようか?ネタバレになってしまうがww
>>710
ペテン師と空気男や地獄風景は、最後にある意味、ちゃんとしたオチがついてて(笑)構成的には
巡り巡ってまとまってるような気がしてそれなりに楽しめた。
黄金仮面も魔術師や吸血鬼とかに比べると、思いつく限りの活劇シーンを
グダグダ並べた感あって微妙っちゃ微妙よね。人間豹と同類かしらww
その観点で行くと大暗室も微妙。始まりは、中々いい感じだけど、全体のまとまりは
どこかチグハグ感を感じる。 >>706
孤島の鬼までいっちゃいましたか。
世間一般的には、孤島の鬼が乱歩長篇最高峰言われてるみたいですが、私的には、
ちょっと違うかもってのが正直思ってて、読まれてないなら、幽霊塔を読んでみたらと思います。
舞台はだいぶ違うけれど、語り手が、どちらも主人公だし、どちらもかなり長めで、
似たテイストもありますが、幽霊塔の方が内容も濃いし、まとまり具合もいいように
思いました。まあ、幽霊塔も翻案モノですがww >>709
鉄人ゴングは「雨にも負けず、風にも負けず」をモットーにしている
「デクノボー」でもあるのだ…フハハハ 578氏の意見に全く同意だな
(ペテン師と空気男や地獄風景、黄金仮面、人間豹、大暗室などの指摘が)
578氏は乱歩をよく知ってるわ 書斎魔神は叩かれてもあたりまえのホラ吹き野郎だったが
誠実なコテハンにも粘着するアホが必ず現れてスレが荒れるから、お薦めしない
>>578から派生したレス内だけでわかればいいと思う 「黄金仮面」ってある意味逝っちゃってる一作やなあw もうムチャクチャですねんw
のっけから上野の博覧会や奥日光中禅寺湖での捕り物、明智の射殺wにフランス大使館での部屋のからくり(なアホなwww)、
極めつけは大船観音の大爆発www&明智の爆殺www、さらにラストは飛行機で国外逃亡&パラシュート脱出www
ほとんどド派手なハリウッド映画やおまへんかあw あるいは北杜夫の「怪盗ジバコ」に通じるものを感じたでえw
だいたい、明智の相手がフランスのあの人やさかいなw 乱歩の長編でも荒唐無稽マックスやねんw
笑わせてもらいましたわほんまw これじゃあの578氏もベスト10にあげまへんなあww 隅田川の吾妻橋の上から、ふと東京スカイツリーを見上げると、
いつのまにか、その東京スカイツリーが578氏に置き換わっていた。
ああ、体長634メートルの578氏。直立不動の、何も語らぬ578氏。
微動だにせず、西日を浴びて、浅草方面を仏様のように見つめている。
よく顔を見ると、片目がくりぬかれて無くなっていた。
その時、隅田川の上流から吾妻橋のこちらのほうへ、プカプカと何かが浮いて流れてきた。
それがだんだん近づいてくると、578氏の巨大な目玉なのが分かった。
やはり西日を反射してキラキラと宝石のように光り輝いている。
流れにまかせて、グルグルと回りながら橋の真下を通過した。
そのまま578氏の巨大な目玉は下流の東京湾のほうへと流れ、遠く小さくなっていった。 >>578
貴殿が追加で「幽霊塔」という作品もお薦めされてるので是非読んでみたいと思います。
貴殿には全幅の信頼を寄せています。ですので今から楽しみでワクワクしています。
でもここをまた読んでいて、なんだか「黄金仮面」も読んでみたくなっています。(笑) あなたは登場人物の名前を見てタイトルをいくつ当てられるか?
578氏よ、挑戦したまえ!(答えは次のレスに)
●畔柳博士
●小山田静子
●須永中尉
●大江白虹
●猿田老人
●三笠 竜介
●諸戸道雄
●木下芙蓉
●蕗屋清一郎
●山野百合枝
●赤井さん
●大鳥不二子
●河津三郎
●玉村妙子
●緑川夫人
●宗像隆一郎博士
●畑柳倭文子
●郷田三郎
●綿貫創人
●大牟田敏清子爵
●大河原由美子
●北村克彦
●水木蘭子
●門野京子
●人見廣介 (答え)
●畔柳博士(蜘蛛男)
●小山田静子(陰獣)
●須永中尉(芋虫)
●大江白虹(緑衣の鬼)
●猿田老人(三角館の恐怖)
●三笠 竜介(妖虫)
●諸戸道雄(孤島の鬼)
●木下芙蓉(蟲)
●蕗屋清一郎(心理試験)
●山野百合枝(一寸法師)
●赤井さん(何者)
●大鳥不二子(黄金仮面)
●河津三郎(幽鬼の塔)
●玉村妙子(魔術師)
●緑川夫人(黒蜥蜴)
●宗像隆一郎博士(悪魔の紋章)
●畑柳倭文子(吸血鬼)
●郷田三郎(屋根裏の散歩者)
●綿貫創人(地獄の道化師)
●大牟田敏清子爵(白髪鬼)
●大河原由美子(化人幻戯)
●北村克彦(月と手袋)
●水木蘭子(盲獣)
●門野京子(人でなしの恋)
●人見廣介(パノラマ島奇談) 実は578が二十面相で
578を賞賛している人間も全部578ひとりの仕業っていうオチじゃないよな? 朝、578氏が目を覚ますとハエになっていました。
変わり果てた自分の姿を鏡で見てから、578氏はブ〜ンと外へ飛んで行きました。
とある近所の公園の中に入ると、
左腕に黒いトカゲの刺青がある美貌の女がベンチに腰掛けて、江戸川乱歩の本を読んでいました。
ハエになった578氏は女の膝の上にとまると、女はギャッと言って
手にしていた本でハエを叩き潰し、578氏の死骸がポトリと女の足元の地面に落ちました。
そして、さらに女はハイヒールで578氏の死骸を強く蹴飛ばしました。 吾輩は578である。名前はまだ無い。
飛べない578はただの578であり、それ以上でもそれ以下でもない。
本日は、私の友人でたまに私を語ってここに書き込んでいる「鉄人ゴング」を紹介したい。
彼曰く、
「我が父は、淀川整止(よどがわ せいし)という自称小説家の一種の遊民であった。
我が父は、常にかの有名な日本推理小説界の父と謳われている文豪江戸川乱歩氏を
良き友人であり、永遠のライバルと思っていたようであり、我が父曰く、
『かつて東の江戸川、西の淀川と歌われ一世を風靡したものだ』
(残念ながら、私578はゴング氏以外の人間からこういった話を聞いたことはないのだが)
我が父、整止は乱歩氏と文通をしており、自慢の息子である私の活躍を
乱歩氏にことごとく自慢したかったらしいが、その内容を読んだ乱歩氏が
そのアイデアを基にことごとく小説を書き上げてしまい、発表されてしまったため
我が父は幾度もほぞを噛む事となってしまった訳らしい。
私に言わせれば、はっきり言って自業自得である。
前にも述べたが、私の左手には黒い蜥蜴、右手には赤い蠍の刺青が施されており、
私は三重の渦巻指紋が刻まれている。ある時は、義足の名探偵、ある時は養源寺の和尚、
ある時はインバネスを纏いて古風な館を舞台に蠢くコウモリ男、ある時は復讐に燃えた
白髪の鬼となる、と言うように私は二十の顔、いや四十の顔を持つ変装の名人なのだ。
最近、私の活躍をここで記す者が出ているようだが、大いにやってもらいたい。
私が尊敬している某仏国紳士にも毛利巣流夫蘭というアンバサダーがいたようだしな」
と息巻いているようだが、私自身は文才があるわけでもないただの一乱歩ファンであり、
魔神うんぬん(乱歩ファンなら魔人とすべきではと思うのだが)になれるはずもなく、
別に彼の活躍をここに記そうとは思っていないし、本当のところ、彼の話は話半分の
つもりで聴いている(正直いえば半分どころの話では無いのだがww)。 そんな私も、乱歩氏の作品はかなり読んだ方なので、722氏の挑戦に挑もうと思ったのだが
ちょうどゴング氏もいたために、私の代わりに彼に挑んでもらったのだ。
彼の活躍ぶりを記しているから彼なら全て答えれるだろうと思ったわけだが、
どうやら彼は、二人の人名は記憶から抜けていたらしい。
それは、「木下芙蓉」と「大鳥不二子」との事であった。
彼曰く、「蟲」における体験はある意味トラウマになっており、記憶を抹消してたとの事。
「黄金仮面」は、私ゴングではなく、上記にも書いた私の尊敬する仏国紳士の活躍する
作品であり、仏国紳士以外の者は眼中に入っていなかったとの事らしい(笑)
よく考えれば、「不二子」という名前はヒントになっているような気はしたんだけど、
ゴング氏、ドンマイwww なお、彼は自分自身の活躍で気に入っている滑稽譚があり、それはそれはおめでたい
山名宗三という男を名乗っていた時のことだそうだwww
惚れに惚れてる妻の不倫を疑ってしまい、自らの手で仕事人生を投げうったものの
飛んだ空振りに終わり、といった失敗談である訳だが、彼の尊敬する仏国紳士も
失敗談をいくつか持っているし、失敗談は人生の勲章であると申しておりますwww 松岡佳祐の『アルセーヌ・ルパン対明智小五郎 黄金仮面の真実』
読んでみな
つまんないから 578氏はどう思ってるのか知らんが「接吻」は大好きな乱歩作品だ 578の登場だよ。
>>731
私にサーカスの曲芸を行う力はないよ。
>>733
乱歩もこんな日常の滑稽譚を描くことあったんだねっていう事を知ることができる佳作よね。 578氏は温泉饅頭になって、江戸川乱歩にガブリと食べられました。
とても幸せな気分で江戸川乱歩の喉から食道を通っていきました。
胃をとおり、十二指腸をとおり、小腸・大腸をとおり、気持ちよく消化されながら進んでいくと、
なんだかだんだん臭くなってきて、しまいには江戸川乱歩の体外にヌルヌルと出てしまいました。
結局、578氏は江戸川乱歩の大便となり、そして便器から勢いよく流されました。
今では、何処の誰か判らない人々の糞尿と共に、578氏は下水道にプカプカ浮いています。 ああ、なんということでしょう。578氏は怪人二十面相のごとく、このスレで様々な人物になりすましでいたのではありますまいか。 >>578
貴殿お薦めの「幽霊塔」を読みました。いやあ、これもたいへん面白かったです。
主人公がちょっと情けなかったり考えが浅かったりでイライラさせますが、
謎、また謎でグイグイ読ませる面白さといったらありません。
でも、猿によってああなるのかなあと思ってしまいましたけど。
また、あの悪女が最後に突然人が変わったようになるのもちょっと不思議に感じました。
「三角館の恐怖」のように建物に独特の雰囲気があってミステリアスな趣がとても素敵でした。
「魔術師」や「吸血鬼」のような活劇調娯楽作品も面白いですが、
こういったテイストの物語もいいものですね。
貴殿には全幅の信頼を寄せています。貴殿お薦め作品にハズレ無しといった感じです。
ありがとうございました。 幽霊塔ってさ、野末陳平、じゃなくて、野末秋子がミステリアス過ぎるよね
話としては主人公のあの馬鹿男が野末秋子に惚れちゃってどうなる?っていうところなんだろけどさ
オレはこの作品、そこかしこに乱歩チックなところもあって翻案という違和感はほとんど無かったね
蜘蛛の家のオッサンや東京の整形オッサンとかね あと、殺されたババアが相手の腕を食いちぎるとかさ 夜空に浮かぶ月から、何やら得体の知れない飛行物体が銀座の街に向かって飛んで来ました。
だんだん高度を下げて銀座の街のほうに近づいてくる怪しげな飛行物体。UFOか?はたまた核ミサイルか?
・・・ああ、なんということでしょう。それはあの578氏ではありますまいか。
空から猛スピードで突進して来る578氏は、銀座服部時計店のビルの屋上にある時計塔に頭から激突したのです。
グシャッと音をたてて上半身は時計の文字盤に突っ込み、外からは両足が飛び出して見えるのみなのです。
哀れ578氏。ちょうどその時、時計の針は午前0時をさし、銀座の街中に時報のベルが12回、
まるで578氏に向けてのレクイエムのように、不気味におどろおどろしく鳴り響いていました。 578です。
>>739
幽霊塔もあっという間に読まれたみたいですね。ほんと、誰かも書いてたけど、
翻案もの褒めるのは気がひけるけど、翻案ものの完成度が乱歩は高い(笑)
乱歩には翻案ものでもっと色々書いてほしかったwww
>>740
原作や涙香氏の分は読んでないんだけど、どうだったんだろう?
元々がそういったテイストが入った話だったんだろうか?
今度、乱歩自身のドラマがNHKでやるみたいね。
濱田岳氏が平井太郎演じるらしいけど、乱歩の作品のドラマはあっても
乱歩自身が主人公のドラマって今までなかった気がする。 涙香氏のは読んだことある、まさに翻案だから舞台はイギリスで登場人物は日本名なんだけどイギリス人?という、読み慣れないとちょっと変な感じはする
テイストは乱歩版と同じような感じだけど、乱歩版の方がおどろおどろしさがある…というか日本が舞台な分だけ湿度感がわかるというか…
秋子(涙香版では秀子)の血縁関係が乱歩版とは違う点があったり、それはそれで面白い
肥田夏子(涙香版では虎井夫人)の描写は乱歩が上手w これを言っちゃあお終いなんだろうけど江戸川さんはもっと翻案物をたくさん書いて欲しかったなあ
翻案物は皆成功していると思うしレベルが高い…幽鬼の塔がちょっと落ちるかな
江戸川さんオリジナルの長編は構成力が弱く行き当たりばったり感があるのが残念 全部そうとは言わないけど
578氏は明智物の長編がお好きなようだが私はちょっとガッカリなんですよね
短編は上手いんだどね >>578
緑衣の鬼と三角館の恐怖をあげていて、
幽霊塔や白髪鬼が入ってないけど、
578氏的には後者が落ちる、
という理解でいいのかな 578が思ふ
>>744
読んだんや、教えてくれて感謝。イギリスが舞台での話なんですね。
乱歩に慣れてると微妙に物足りなそうwww○タ肥え夫人が虎井って名前は違和感があるww
>>746
幽霊塔は、同列だと思うけど、白髪鬼は微妙に一ランク下かな。
でも、面白い作品であるのは間違いない。
面白さの方向性が他の翻案ものとは違う気がする。
それで、そのまた下に幽鬼の塔って感じかな。
自分のお気に入りは、埋葬地獄から無事生還して夫人に会おうとした
主人公が裏切りを知った場面での語り口wwああ、口惜しやって感じがめっちゃ出てる。
>>745
乱歩の長編ってある意味、短編の繋ぎ合わせ感ある作品がそこそこありますよね。
それで、結局辻褄合ってなくてチグハグ感があるとは思う。
まあ、それも含めてあの語り口の乱歩長編が好きって感じですわ。
やっぱりあの語り口は、乱歩が好んだ明智のモデルにもなった神田伯龍氏などの
講釈からの影響ってあったのかしらって思います。 私は、とある休日に一人で上野動物園を訪れ、猿山を見ていた。
すると、猿山の中に猿の群れに混ざってあの578氏が佇んでいた。
そして578氏は私を凝視して口を両耳まで裂けたように広げてニタァーと笑っていた。
驚いた私は猿山を見ていた他の家族連れやカップルらに「ほら、中に578氏がいますよ。」と叫んだ。
しかし彼らには578氏が見えないのだろうか、一様に私の顔を訝しげに見るばかり。
578氏はその間もずっと嫌らしくニタァーと笑って私を見ている。
ちょうど飼育員が箒などを持って猿山の中を歩いて出てきたので、私はすかさず578氏のほうを指さして彼に怒鳴った。
しかし、その飼育員も一度は私の指さした方を見たけれど何の反応もせず、
何を言ってるんだコイツという表情をして私のほうをチラリと見るばかり。
ああ、猿山の中の578氏は私以外の誰にも見えないのだろうか。
あるいは578氏は一匹の猿で、私の目がどうかしてしまったのだろうか。
相変わらず578氏は猿たちにとけこんで、馬鹿にしたようにニタァーと笑って私ばかりを見ている。 前述のとおり、
オレは陰獣、化人幻戯、妖虫、地獄の道化師、緑衣の鬼、魔術師、お勢登場と続けて読んだ
たまたまだけど、7作共〇〇〇が真犯人or悪人
ホント次こそはそうじゃないのを読みたいと思って「白髪鬼」を読んでみた
だが、またまた〇〇〇が悪人だった(ガックリ) 白髪鬼いいじゃん 私は好きだねー 偶然海賊に上海で会ったり偶然乳母に汽車で会ったりなんかあまりに嘘くさい展開のところもあるけどね 棺桶からの脱出シーンなんて秀逸だと思うよ 復習もあそこまで徹底するなんてさすがは白髪鬼だw 私ならあれだけの財宝みっけたら復習なんて忘れて一生贅沢三昧で余生を過ごすけどなー あそれじゃ話にならんかw 白髪鬼は乱歩のオリジナル
と言われても違和感無いぐらい
乱歩的な作品だと思う
ヒロインはいつもの乱歩のヒロインだし
ただ長崎が舞台なのはユニークだね
そういや幽霊塔も長崎だったね 俺は猟奇属性薄いので一番好きで何度か再読してるのは「心理試験」
「二銭銅貨」に比べて評価が低いように感じるのは、プロットを「罪と罰」から借りてるからなのかな
事件のシチュエーションだけでなく、ラストで明智が犯人をひっかけるトリックの原案も罪と罰から取ってる
翻案と言っても「罪と罰」からミステリー的な部分だけを実にうまく換骨奪胎してると思うんだけど
「罪と罰」の悩みまくる主人公も「心理試験」では自信満々で罪の意識のかけらもないサイコパス
「罪と罰」のポルフィーリー検事は犯人に同情するけど、明智はクールに一刀両断w 生まれ変わったら明智という苗字が一瞬いいなと思ったけど
頭悪いと馬鹿にされそうだな
織田というやつにいじめられそうなのもイヤだ オレは乱歩では怪奇幻想風味豊かな作品が特に好きだ
だから「押絵」とか「人でなしの恋」とか「芋虫」「人間椅子」「虫」「白昼夢」「一寸法師」あたりがお気に入り
探偵ものとかの犯人は誰だ?的なミステリアスな作品もまあ面白いけどね
あまり荒唐無稽に過ぎる冒険ものみたいになっちゃってる作品、「黄金仮面」とか「悪魔の紋章」とかはどうも今一
578氏には悪いが明智小五郎が出る作品にそういうのが多い気がする >>755
自分は逆に、子供向け作品から乱歩に入ったから長編の明智物が好きだね。
魔術師や吸血鬼、化人幻戯、悪魔の紋章なんかが特に好き。
578氏に近いかも。 「いやあ〜〜〜ん!」
今どき珍しい汲み取り式便所で小便をしていた大河原由美子が悲鳴をあげた。
事の原因は以下のとおりである・・・
大河原義明元侯爵の後妻である美しい由美子は、578氏に誘われて彼の家へ一人で訪れた。
578氏はしきりに由美子へ麦酒を何杯もすすめ、どんどん飲ませた。
当然のごとく、由美子は尿意をもよおし、便所へと席を立った。
するや否や、578氏は隣室に走り、その部屋の押し入れの中に急いで入り、床のフタを開け、素早く中へ降りた。
そして細い秘密の通路を走り、その終点にある二つの小さな覗き穴へその嫌らしい両目をあてがった。
なんとそこは便所の金隠しの下、人が糞尿をするさい見上げれば、正面に、広げた股間をモロ見えできる位置なのだった。
これまでも様々な美女を自宅に招き、飲み物を多量に飲ませ、便所に行かせた578氏。
ああ、デバカメ男もいろいろだが、578氏のような変態すけべオヤジがかつてこの日本にいたであろうか。
だが、勘の良い由美子は金隠し下部の二つの小さな穴に気づき、ギロリと血走った人間の目を感じたのである。
・・・さて、そののちの578氏と由美子のやり取りは、読者諸君のご想像にお任せする。 最近、美しき女子大生を発見した578氏は、ストーカー丸出しで彼女のあとを尾行し、その住む家をつきとめた。
ああ、なんとかしてあの子を抱きしめたい、せめて肌の温もりや感触を楽しみたい、
そう思っていると、578氏は江戸川乱歩の小説に「人間椅子」という作品があったのを思い出した。
さすがに椅子に入ってというのは現実的ではないと考え、そうだ、女子大生のベッドのマットレスの中に潜りこんでやろうと決めた。
あの小説のように何日も、というと食料やら尿瓶やら持ち込む荷物・道具が大変なので、たった一晩だけにしようと思った。
女子大生の留守中に首尾よく家に侵入し、寝室を探り、部屋に入って刃物でベッドマットレスの下側をを切りこんで中に忍びこんだ。
夜になって彼女は帰宅したようで、寝室で着替えたり、化粧を落としたりしてなかなかベッドには入ってこなかった。
しかし、578氏は音だけで彼女の動きなどを想像していたのだけど、待つ楽しみでワクワク、ソワソワしてたまらなかった。
そして遂に彼女がベッドへ入ってきた。ああ、この女の体の質感、丸み、柔らかさ・・・578氏は恍惚の表情で快楽の極限を味わっていた。
だが現実はそううまくいかないものだ。、やはり彼女はベッドの違和感をいだき、マットレスを調べはじめ、
すぐに切り口を見つけ、その中に手を入れて、果敢にも578氏の薄い髪の毛をおもいきりつかんだ。
引きずり出すと、578氏は白目をむいて、犬のように舌を出して息をハアハアさせ、よだれを垂らし、すでに発狂していた。
ああ、気の毒な578氏。女子大生だとばかり思っていたその女は、女子大生の80歳の皺がれた祖母だったのである。
578氏は寝室を間違えたのだった。 80歳のばあさんが大の男を力任せに引きずりだしたというのは違和感があるね、金田一くん?
じゃなかった、明智くん? 578、参上
猟奇系、純ミステリー、幻想怪奇系、冒険活劇系、人によって好みはあるけど、
そうやって色々言われながら、乱歩の作品はずっと残っていくんだろうね。
ただ、年々、場面が浮かびにくくなっていくんだろうとは思う。
例えば、短い「指輪」。芥川の「蜜柑」もそうだけど電車(?)の窓からものを
自由に投げられるなんて、今の時代しか知らなかったら想像つかんだろうな思う。
田舎とかの電車だったらまだああいったことは可能なんだろうか?
>>754
でも、最終的にはいじめてた織田君は倒しちゃうね。
そして、豊臣くんにやられる運命…
やっぱ、明智性はあまり宜しくないね(笑)
>>759
残念、人間椅子や防空壕の経験を経ている鉄人ゴングの髪の毛は
君みたいにフサフサなんだな、明智くんww 天知茂の美女シリーズあたりまでは(放映当時の)現代設定だったけど
これから映像化するとなると時代劇と思って作らなければならないね
昭和前期らしい背景あってこそ乱歩の世界 578氏の言うように
江戸川さんの小説に限らないけど
汽車の窓からのポイ捨てみたいに
現代では???な状況や習慣、社会環境って
昔の小説にはままあるよね
そういった今とは違う
当時の時代感覚などを味わうのも
往年の作品を読む楽しみでもある 「闇に蠢く」を読んだ。途中まではけっこう面白かったんだがな。人肉を食うなんて、どうも受け付けない。乱歩という人間自体も本当に異常で変態で病的だったのではありますまいか。当作が乱歩ファンの間でもあまり語らてないのも分かるような気がする。 「人間豹」「大暗室」「猟奇の果」。このへんも猟奇趣味満載でオレは苦手だ。578氏はどういう感想なのだろうか。一度訊いてみたい。 「闇に蠢く」はできがいいとは言い難いが、カニバリズム自体は猟奇嗜好には外せない項目なので抵抗はないな
ちくまに「人肉嗜食」というアンソロジーがあって、乱歩のはないがなかなか面白い短編がそろってておすすめ 「羊たちの沈黙」のレクター博士も殺して食べちゃう人だった 真冬の昼下がり、北風の中をコートに手を入れて一人寂しく街を歩く578氏。
その左ポケットには女の左手首が入っていた。
つい先ほど、578氏は人気舞台女優の木下芙蓉の左手を切断して盗んできたのだ。
578氏の左手を強く握る切断された白い左手。まだ温もりがある。
それ自体がひとつの生き物のように、心があるように、578氏の左手を愛おしく握っている。
この孤独で寂しい現代社会において、578氏は木下芙蓉の手首に何よりも癒されるのだ。
この手首さえあれば幸せ感でいっぱいになるし、心が温かくなるのだ。
相変わらずその左手はポケットの中で578氏の手をギュッと強く握ってくるし、
時折、爪を立てるのか、578氏の手を噛みついてきたりするのが何とも可愛らしい。
578氏は人の気配の無い街の一角に来ると、ふとポケットの中の木下芙蓉の左手を見たくなって
たまらずコートからそれを取り出して見た。
だがそれは木下芙蓉の白い左手などではなく、大きな黒い蜘蛛だった。 人間豹はけっこうイケたけどな
明智の奥さん可哀そすぎwww
乱歩サドかよ
でもなんか後味悪いね
アドバルーンで逃げて…
うーん 人間豹って、前半主役だった神谷青年が後半まったく出てこなくなっちゃうんだよね
後半は明智小五郎vs人間豹の展開、ラストに神谷青年がとってつけたように再登場
江戸川乱歩本人も言ってるけど、プロットをしっかりと考える前から執筆をスタート
しちゃったから怪人・恩田のキャラクター設定も、なんか作品全体で一貫性が無いね
明智小五郎が登場すると探偵小説を期待しちゃうけど、この作品はもう冒険小説だよ
それだけに明智小五郎無しで話を展開したほうが良かったんじゃないかなあなんてね
結局、あのお父つぁんが雌の豹と獣姦して生まれたのがそもそもの始まりという事か
良いシーンもいろいろあったし充分楽しめるだけに傑作になりそうでならず少し残念 >>771 >>772
明智夫人が虎との対峙で危ない目に合うところには思わず欲情してしまいそうw
とにかく明智夫人は散々な目に遭わされてお気の毒
今回は奥さんがピンチだから明智先生も人間臭さを全開にする異色作品
明智先生の余裕ない様子が珍しくていいのだ
おそらく明智先生にとって最強最悪の敵だったと思う
悪役は半人半獣なのでスーパーマンや仮面ライダーが相手ぐらいでちょうどいいぐらい
悪役は半人半獣なのでホラー小説の感覚で読むのが正解だろう
これはもうドラキュラとか狼男とかそっちのカテゴリだよ
こういう小説は構成を気にせず素直に物語を楽しむことが一番! 最近やっと結婚した、と世間でもっぱら噂の578氏。
確かに以前よりも会社の同僚と飲みに行ったりする機会も減ったし、会社から帰宅するのも早くなったようだ。
だが、誰にも新妻を会わせようとせず、近所の人達もその気配は感じるし、話し声も聞こえたりするが、
なんとなく謎めいた夫婦生活を送っている578氏であった。
578氏は家に帰るといつも自分で文代という名の妻の分も料理を作ってあげる。
文代はダイエットでもしているのか料理には手をつけず、もっぱら578氏ばかりが食べているのだが。
食後は二人でお風呂に仲良く入り、やはり578氏は文代の白い体を優しく隅から隅まで洗ってあげる。
そして文代を抱きかかえてベッドへ。文代の顔じゅうにキスの嵐を与え、その後野獣のように文代の体をむさぼる578氏。
しかし、578氏の目は涙でいっぱいだ。嬉し過ぎだからなのか、幸せ過ぎだからなのか。
・・・やはり、こういう日常を送っているのが虚しく切ないのであろう、マネキン人形が相手では。 乱歩のパロディのつもりなら、そこは文楽の人形でないと… 「人間豹」も浅草の場面が豊富でたまらん
自分は浅草界隈の生まれ・育ちなんで、なんか情景がまざまざと目に浮かぶんだよね
「闇に蠢く」や「大暗室」なんかも浅草が出てくるのが嬉しい
乱歩先生には妙に親近感がわくのだ 578氏がネタにされまくってるね
それだけ人気ということかなw 会社帰りにネオン街ではしご酒、べろんべろんに酔っ払ってタクシーで帰宅する578氏。
乗車すると行き先を運転手に告げて、すぐにウトウトと寝入ってしまった。
ふと目が覚めると、タクシー夜空を飛んでいた。窓の下を見ると、街の灯がキラキラと宝石のように輝いていた。
578氏はたまらず運転手に怒鳴り、「早く地上に降りろ!降ろしてくれ!」と叫んだ。
しかし運転手は一向に聞く耳を持たず、タクシーは夜空を走っている。
恐怖と絶望でいっぱいの578氏は、白目をむいて、よだれを垂らし、
犬のように舌を出して息をハアハアさせながら車内で暴れまわり、狂ったような奇声を発した・・・
「お客さん、着きましたぜ。」運転手の声で目が覚めた578氏は窓の外の我が家を見た。
タクシーは道路上に停止していた。なんだ、夢だったのかと笑って、料金を払い下車した。
玄関へ歩いていきながら、走り去ったタクシーをチラリと見ると、
道路から離陸し、暗闇の夜空の中に飛んでいき、視界から小さくなって消えていった。 >>780
申し訳ないけど、面白くないからもう終わりにしてよ… 578氏の愛人の女は、深い憎悪を込めるかのように
出刃包丁でおもいっきり頭を切断した。鮮血が噴出した。
続けて胸から腹にかけて刃先を当て、一気に切り開いた。
肛門の手前部分で刃をグサッと入れ、その先を切り落とした。
刃先で心臓や肺、胃袋など全てのハラワタをかき出した。
もう辺り一面が血だらけである。たまらず、水で血を洗い流した。
次はひっくり返して背中側だ。
尻から頭の方へ、刃先を背骨に沿わせるように切り開いた。
再び胴体を反転させて腹側をめいっぱい開く。
出刃包丁を差し入れ、肉の部分をどんどん切り離す。
背骨を確かめながら、ゆっくり肉をそぎ取っっていった・・・
578氏は別室で、白目をむいて前歯を向き出しにしてヨダレを垂らし、
犬のように舌を出して息をハアハアさせて死肉を待っていた。
そして、女が皿に盛って入ってくるのを見ると、
578氏は耳まで裂けたように唇を広げてニヤッと笑って言った。
「美味そうな鯛の刺身だな!」 「大暗室」はオレの中ではワーストに近いかも
冒頭の海原の小舟のシーンから年月が過ぎての話など
大河小説みたいで乱歩らしくなくこの先どういう展開になるのかな
と楽しみに読み進めていったんだけど…
その後はいつもの乱歩でしたw
イベント会場での捕り物も相変わらずw 終盤は例のパノラマw
好きだねえ、こういうのw >>784
鯛に肺があるわけないだろw
もう、乱歩のパロディにもなってないから痛々しいよ 江戸川乱歩は小山田静子に舞を所望する。小山田静子はそれに応じようとしないが、
江戸川乱歩が「褒美は何でもほしいものを与える。」と持ちかけたため、
小山田静子は裸身に7枚の薄いヴェールを身につけて踊り始める。
官能的な舞が進むにつれ、ヴェールを一枚ずつ脱ぎ捨ててゆく小山田静子。
江戸川乱歩は激しく興奮し、やがて舞を終えた小山田静子に「何が欲しいか?」と尋ねる。
小山田静子の答えは、銀の大皿に載せた578氏の生首。
さすがに狼狽した江戸川乱歩は「代わりのものとして宝石等ではどうか?」
と提案するものの、小山田静子は頑として合意しない。
騒々しい大音響が響き、首切り役人が銀の大皿に乗せた578氏の生首を持って現れる。
小山田静子は狂喜してそれを掴むと、「578氏は私にくちづけさせてはくれなかった、
だから今こうして私が・・・」と語った後、恍惚として578氏の生首にくちづけする。
そのさまに慄然とした江戸川乱歩は「小山田静子を殺せ!」と兵士たちに命じ、
無残にも刀で切り刻まれた小山田静子は、白眼をむいてその場で死ぬ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています