有栖川有栖36
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>>316
そういう違和感はなかったよ。
有栖川先生は読者の想像力を刺激して、いちいち説明せずとも分かるようにしている。
僕は日本の全て説明する映画や漫画にうんざりしているのだ。
一流は全て説明しない。
>>320
>>320
やばそうやね。
僕は貴志先生スレで酷評されている「雀蜂」でも楽しめたから、
多分、ペルシャ(ΦωΦ)ニャ〜もいけると思うわ。 宗教民族学の小説をぐぐって女王国がヒットするってのもすげぇな
確かに宗教出てくるけどフィクションなのに 310が楽しそうで何よりだ
アリスやマリアというネーミングは確かにラノベっぽいかもしれないが、
妙なもんで、あのシリーズが始まったときはラノベってまだなかったんだよな ラノベっていう言葉がなかっただけで、コバルト文庫なんかはラノベと言ってもいいだろう ただ、島田荘司や貴志祐介に比べると
この人の作品は格段に面白さが落ちるので
上の人には「これから様々な本との良い出会いを」と、願わずにはいられない >>20,23
超遅レスでもうしわけないけど、竜胆紅一の話、してた? アリス、マリアを漢字表記にすれば
ラノベらしさは減るんだろうか ビーバップハイヒールは幻坂にちなんだ天王寺界隈の坂の話だけで他作品の話は一切してなかったと思う
自分は有栖川作品殆ど読んでるけど幻坂は未読なので残念だった
ていうかなんで竜胆紅一?
英国庭園の謎の中の短編に一回出てきただけの人じゃなかった? >>338
あとがきで、着想のきっかけが筒井さんの断筆だったことを示唆してたから
まあ有栖川さんも書いてる通り、極めて失礼でぶん殴られかねない思いつきだから、本人を前にして言うわけないか 補足。
筒井康隆を名指ししているわけじゃなくて「絶筆中の敬愛する某作家」という書き方でした
あと「不埒な思いつき」を言い出したのは奥様とのこと そういうことか
あとがきは基本読まないからなあ
筒井康隆との絡みはほぼなかったように思う 有栖川アンチがこのスレを覗いてるが、たまに書き込むと「あ、あいつ」とわかるのが笑えるな >>341
そうか、残念
まあ「敬愛する」とまで言ってるんだから、楽屋等でお話はしたんでしょうね >>342
俺にはさっぱりわからんが、例えばどれ? >>344
聞かれたので答えると、最新のは333だよ
「格段に面白さが落ちる」って強い断定、なかなかできねーと思うよ
誰がどんな感想を持っても自由とはいえ、動かぬ事実のように書くのは悪意だよ >>337
そもそも二人とも苗字合わせた本名の有栖川有栖と有馬麻里亜の方が
あだ名のアリスとマリアよりも言葉遊びっぽいからラノベの登場人物っぽいって言われそう 貴志祐介より有栖川の本のほうがおもろい
という人はどれくらいいるんだろうか カレーとラーメンではどちらがどれだけ美味しいかみたいな話をする奴は
普段どんなこと考えてんだろうな どっちも面白い、と言えない馬鹿がいるんだよ
片方だけが好きなら、そっちのスレに書き込んで盛り上げればいい にしても、自分が贔屓にしてる作家を通じてのマウンティングって
憐れすぎるわな 吉川英治文学賞おめでとうございます
綾辻さんの情報の早さに草 >>355
有栖川さんが吉川英治文学賞?
と思ったら吉川英治文庫賞だった
こんな賞があるの知らんかったわw >>356
自分も初めて知った。
「火村英生」シリーズで第3回受賞とのことだけど、第2回も候補作になってたのね。
ウィキの候補作みると、大衆向けの人気シリーズが候補にあがってる。 火村シリーズで吉川栄治文庫賞受賞めでたい!
最終候補の10作品みてもどれも人気作だからとれたの本当にすごいよ シリーズに与えられる賞って、他にないよね
358の言うとおり、候補作がどれもごつい!
バトルロイヤル状態だな パチモンっぽくて馬鹿みたいな名前だとは最初思った
>吉川英治文庫賞 吉川栄治文庫賞みて来たけど
候補作が凄い
おめでとうございますとしか言えない 講談社×ISETAN ミステリーイベント特別企画 推理作家・有栖川有栖のミステリー講座
http://isetan.mistore.jp/bunka_shinjuku/product/7010900000000000000000735223.html?rid=4ef011f0ee24448a886886f348c68c55
これ昨日知ってちょっと迷ってたらもう完売してた…開催地が東京だと埋まるの早いなぁ
そして参加特典が「インド倶楽部の謎」の未掲載分の一部先行試し読みとは 江神シリーズの初期は面白いの?
アマゾンだと初期はいまいちなんだけど。 海外ミステリ読みには好評、
ラノベ等キャラ小説読みには不評、
だいたいこんな感じじゃないかと思ってる>江神シリーズ初期 『月光ゲーム』は、気違いみたいなキャラクターもいない、どんでん返しもない、お仕事系知識もない、医療ネタもない、日常の謎でもない、真面目だけが取り柄みたいなミステリだから、今の時代だったら出版してもらえないと思う。 >>367みいなレビューが多くて買おうか考えてしまう。
近年の作品は文句なしに面白いが、江神初期は結構前の作品だから
筆力が未熟な頃だったのか不安になる。
かと言って、シリーズ物で初期を読まなくて良いのか、
後悔しないのかというジレンマもある。 ミステリのおまけに雑学やキャラ萌えなんかがついてないと読む気がしないってんのならまあやめといたほうがいいんじゃない 端整なミステリが好きなら読んで後悔することはない
逆に色もの好きならやめておけ 第13回 有栖川有栖 集計
16 双頭の悪魔
11 月光ゲーム〜Yの悲劇'88〜
7 孤島パズル
1 ジャバウォッキー(「英国庭園の謎」所収)
マジックミラー
書く機械(ライティング・マシーン)(「作家小説」所収)
恋人(「エロティシズム12幻想」所収)
有栖の乱読
山伏地蔵坊の放浪
登龍門が多すぎる(「ジュリエットの悲鳴」所収)
スウェーデン館の殺人
46番目の密室
昔あった「各作家のナンバー1決めよう」というスレの、有栖川有栖回の投票結果です。
ちなみに実施時期は、2003年3月。
圧倒的に学生アリスシリーズのが評価高かった。 >>365
367が列挙しているような要素って、あなたはどう思う?
「そんなのいらない、本格らしい本格が読みたい」というのなら、『月光ゲーム』を読むといいよ
「真面目だけがとりえ」と367は言ってるが、「真面目に本格している」って、レアだろ >>368
そんな感じで悩むくらいなら読んどいた方がいいと思うけどなー
自分は月光ゲームの雰囲気好きだしそこまで文章未熟だとも思わなかったから読んだことに後悔は無い
火山によるクローズドサークルってのも珍しいし
でも冒頭を少し試し読みしてみて
もしよっぽど読んでられない文章だとあなたが思えばやめとけばいいよ 女王国って人気ないんだな
自分は好きなんだけどミステリ関係ない部分が長いからかね?
双頭は最後のロジックも意外なオチも犯人とやり合うシーンも良いんだが、第一第二のロジックがちょっと…主人公達も、えっこれ正解だったんだって態度してたよな確か
月光ゲームは犯行が全て同一人物かどうかが証明されてなかった記憶 有栖川作品て、付き合いたい男じゃなくて、結婚したい男という感じがする。
性格は穏やかでやさしい。身だしなみは質素だが上品。派手な遊びはしない。酒は嗜むくらい。ギャンブルは、毎年年末ジャンボをバラで10枚買う程度。 キャンプ中に火山が噴火して命からがら脱出するミステリが地味扱い受けてるというのが解せない
むしろ有栖川ミステリの中では異色なくらい派手な設定だと思うんだが
月光ゲームの欠点挙げるとしたら「登場人物が多くてみな同世代なので覚えにくい」のと「(人によっては)殺害動機がピンとこない」くらいじゃないかな 有栖川有栖は人間をあまり濃く描くタイプじゃないから、月光ゲームみたいな20人
ぐらい登場人物がいるミステリーだと、誰が誰だかわからん状況になる。
読みなれた読者ならなんとなく把握できるが、読み手に力量を求めるタイプの
作品では一般的な評価は上がりにくい。
ダイイングメッセージを使った例のあれも物理トリックもなかなか巧くできている
とは思う。 面白いか面白くないか、は人それぞれ
「月光ゲーム」はデビュー作だけあって、とても有栖川有栖らしい作品、というのは言える
377の言うとおり、設定は有栖川作品の中でも派手 >>368
たかだか本一冊読むのにそんなに悩む必要あるか?
何千円もする訳でもなし 月光、孤島は夏になると読み返す
双頭は秋になると読み返す
毎年の季節の風物詩
最終話はぜひ冬の物語にしてほしい
雪の山荘ね 有栖川さんを知った時学生シリーズは月光孤島双頭まで出てたんで一気に読んで
しばらく続きが出なかったもんで学生シリーズは三部作だったイメージが強い
なので間が開いて出た女王国は外伝的な位置づけで
読み返すのは月光孤島が一番多いな >>381
俺もそう思う。カネが惜しいなら図書館に行きゃいい話だし、>>368が何をグダグダ言ってるかさっぱりわからん。 >>375
違ってたらごめん、
もし>>372の投票結果のことを言ってるのなら、当時はまだ女王国の刊行前だよ。
いまもう一度投票したらどういう結果になるんだろう。 >>385
ちょい前に知り合いに有栖川有栖読んでみたいから何か貸してって言われて俺の独断で孤島貸してあげた
今では彼もすっかり有栖川ファンよ 時間がもったいないと思ってるんじゃないの?
加納朋子だったか誰かも、つまらない本を読んだら本気で怒るって書いてたし
時間を返してくれと思うらしい 悩んでる時間の方が勿体無い
その時間に読んで判断すりゃいいのに >>385
俺は昔から孤島が一番好き、モチと信長もいればなぁとは思うが
犯人特定がまるで1つのパズルのピースがはまると
自然に他のピースもはまっていくようで読んでて気持ちよかった 367は「今の時代なら出版してもらえなかったと思う」と言っているが
『月光ゲーム』が出た当時は、状況としてもっと「出版してもらえなかった」
それを突破して世に出たのは、戸川さんの慧眼と言うしかないね
「今の時代は……」と言ってる編集者じゃ駄目なんだ 言外に戸川さんの存在も含まれてるのかと思ってたわ >今の時代なら出版してもらえなかったと思う 俺も孤島が一番好き
モチと信長がいないのが残念だけど
散々、読者への挑戦の所で止まって
考えに考えて、結局、解答編を読んだ
まじでヤラレターって思った
あと、読んだ後なんか泣けてくる 孤島のマリアは魅力的だったけど
双頭→女王と進むにつれて
すげー嫌な女になってる気がする
アリスには理代が似合う ハーマイオニーがロンとくっ付いたように
マリアは織田とゴールインするのが似つかわしい まあ、自分も『月光ゲーム』の初読時は、正直「うーん」な感想だったな。
それまで読んでたのが船戸与一とかだったんで、舞台がまったく移動しないことに物足りなさを感じた。
パズラーとかフーダニットの楽しみ方がよく分ってなかったというか。
それからいろいろ新本格を読んで、いまじゃ有栖川作品を一番多く読みかえしてるが。 本格ミステリとしての、手掛かりから犯人を絞り込むロジックに、一番感嘆したのが「月光ゲーム」
嵐の孤島という舞台がうれしくてうれしくて、読んでる最中、一番身悶えたのが「孤島パズル」
自分的にはこんな感じだった。 >>400
そうそう
「月光ゲーム」ロジックで本当にわかるのかと感心した
「孤島パズル」舞台がいいし、トリックも最高だった
結構、江神シリーズの話題でスレが伸びるんだな 有栖川作品で一番の女性は
礼子だよな
1位 有馬礼子(孤島)
2位 由良比呂子(女王)
3位 空閑純 朝井小夜子じゃね?
あと名前忘れたけど作家アリスの隣の住人 >>388
それはさすがに了見が狭いとしか思えないわ >>399
船戸作品に比べて舞台が移動しないから、当時は物足りなく感じた、というのは分かるなあ
「月光ゲーム」はクローズドサークルものだから、なおさらなんだがwww
冒険小説=映画的 本格ミステリ=演劇的
良さが違うんだよな >冒険小説=映画的 本格ミステリ=演劇的
今度この表現使わせてもらうわ。 双頭の悪魔とスウェーデン館から読んでもいいですか? 双頭の悪魔の前に孤島パズル読んどいた方がいいと思う
孤島パズルの前に月光ゲームは必ずしも読んどかなとはならんが >>409
火村シリーズの方はスウェーデン館から読んでも支障はないと思う
ただ第一作の「46番目の密室」からの方がキャラクター設定が分かりやすい 「幽霊刑事」って、だっさいタイトルだと思って読んだが、
読み終わるとその「だささ」がいいんだよな。 なるほどねー
たしかに『去年の冬、きみと別れ』とかより、あれは『幽霊刑事』がいいわ ノンシリーズ短編だと「登竜門が多すぎる」がめっちゃ好き
二時間ドラマになった場合のキャッチコピー考えてくれるアプリとか今ならきっと開発できる
あと自分の設定した十戒に抵触すると警告してくれるアプリ 『幻想運河』は裏ベスト1と誰かが言ってたような。
自分は『海のある奈良に死す』をなぜか偏愛してますが、
同意してくれた人にはまだ会ったことがありませんw >>418
幻想運河の実業之日本社版の文庫が出たときの帯の惹句が
有栖川作品の裏ベストだったと思う
海奈良好き
東京→京都→若狭→京都→東京って移動しながらの捜査でトラベルミステリ的にも面白かった
5月の平日に仕事休んで調査旅行してるのいいなー楽しそうやなーって思いながら読んでる 海のある奈良に死すは有栖川自身が一番思い入れのある作品としてあげてたな >>420
「会社を辞めた直後に書いたので思い出深い」程度のことだった気がするが
「一番思い入れのある作品」のソースある? この前の新本格30周年のトークショーでそんなようなこといってなかったっけな
まあこの話が振られたときにこの手の質問は好きじゃないみたいなこと前置きして迷いながら挙げてたけど >>423
新本格ミステリ30周年記念トークショーでの
「一番好きな自分の作品って何?」の答えは『乱鴉の島』って答えてたよ
地味だし俺しか分からんかと思ってるけど間違いなく俺の書いた小説やなって言ってた
自分の書いた中でも特別な感じだとも 俺も『乱鴉の島』は好きだ。火村シリーズの長編では一番好き。 ダ・ヴィンチの一言コメントだと
月光ゲーム「作家人生で一番特別な本」
女王国「江神シリーズの中で謎解きの手順が一番スマート」
朱色「われながら変な小説だけどすごく好きという意見も聞きます」
ペルシャ猫「火村シリーズに馴染みができてから手に取ってください」
絶叫城「けっこう力の入った作品集だと自負してます」
モロッコ水晶「ハズレなしの作品集だよね!」
トークショーでも「一番好きな作品は?」なんて馬鹿げた質問だっていってたけど
全作思い入れ強いんだろうな当たり前だけど ガンダムシリーズを作ったアニメ監督の富野氏のインタビュー記事を読んだら、、
「自分の作品の中で一番好きな作品は? と聞かれたら、今作ってる作品が一番好きだと答える。
これは黒澤明の言葉でもあるんだけど、今はその気持ちがよく分かる。
過去の作品を好きだと言うようになったら、作り手としては、死ぬ」
こんなことを言ってたね。ジャンルは違えど、やはりこの意見に通底するものがあるんじゃなかろうか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています