有栖川有栖36
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>>356
自分も初めて知った。
「火村英生」シリーズで第3回受賞とのことだけど、第2回も候補作になってたのね。
ウィキの候補作みると、大衆向けの人気シリーズが候補にあがってる。 火村シリーズで吉川栄治文庫賞受賞めでたい!
最終候補の10作品みてもどれも人気作だからとれたの本当にすごいよ シリーズに与えられる賞って、他にないよね
358の言うとおり、候補作がどれもごつい!
バトルロイヤル状態だな パチモンっぽくて馬鹿みたいな名前だとは最初思った
>吉川英治文庫賞 吉川栄治文庫賞みて来たけど
候補作が凄い
おめでとうございますとしか言えない 講談社×ISETAN ミステリーイベント特別企画 推理作家・有栖川有栖のミステリー講座
http://isetan.mistore.jp/bunka_shinjuku/product/7010900000000000000000735223.html?rid=4ef011f0ee24448a886886f348c68c55
これ昨日知ってちょっと迷ってたらもう完売してた…開催地が東京だと埋まるの早いなぁ
そして参加特典が「インド倶楽部の謎」の未掲載分の一部先行試し読みとは 江神シリーズの初期は面白いの?
アマゾンだと初期はいまいちなんだけど。 海外ミステリ読みには好評、
ラノベ等キャラ小説読みには不評、
だいたいこんな感じじゃないかと思ってる>江神シリーズ初期 『月光ゲーム』は、気違いみたいなキャラクターもいない、どんでん返しもない、お仕事系知識もない、医療ネタもない、日常の謎でもない、真面目だけが取り柄みたいなミステリだから、今の時代だったら出版してもらえないと思う。 >>367みいなレビューが多くて買おうか考えてしまう。
近年の作品は文句なしに面白いが、江神初期は結構前の作品だから
筆力が未熟な頃だったのか不安になる。
かと言って、シリーズ物で初期を読まなくて良いのか、
後悔しないのかというジレンマもある。 ミステリのおまけに雑学やキャラ萌えなんかがついてないと読む気がしないってんのならまあやめといたほうがいいんじゃない 端整なミステリが好きなら読んで後悔することはない
逆に色もの好きならやめておけ 第13回 有栖川有栖 集計
16 双頭の悪魔
11 月光ゲーム〜Yの悲劇'88〜
7 孤島パズル
1 ジャバウォッキー(「英国庭園の謎」所収)
マジックミラー
書く機械(ライティング・マシーン)(「作家小説」所収)
恋人(「エロティシズム12幻想」所収)
有栖の乱読
山伏地蔵坊の放浪
登龍門が多すぎる(「ジュリエットの悲鳴」所収)
スウェーデン館の殺人
46番目の密室
昔あった「各作家のナンバー1決めよう」というスレの、有栖川有栖回の投票結果です。
ちなみに実施時期は、2003年3月。
圧倒的に学生アリスシリーズのが評価高かった。 >>365
367が列挙しているような要素って、あなたはどう思う?
「そんなのいらない、本格らしい本格が読みたい」というのなら、『月光ゲーム』を読むといいよ
「真面目だけがとりえ」と367は言ってるが、「真面目に本格している」って、レアだろ >>368
そんな感じで悩むくらいなら読んどいた方がいいと思うけどなー
自分は月光ゲームの雰囲気好きだしそこまで文章未熟だとも思わなかったから読んだことに後悔は無い
火山によるクローズドサークルってのも珍しいし
でも冒頭を少し試し読みしてみて
もしよっぽど読んでられない文章だとあなたが思えばやめとけばいいよ 女王国って人気ないんだな
自分は好きなんだけどミステリ関係ない部分が長いからかね?
双頭は最後のロジックも意外なオチも犯人とやり合うシーンも良いんだが、第一第二のロジックがちょっと…主人公達も、えっこれ正解だったんだって態度してたよな確か
月光ゲームは犯行が全て同一人物かどうかが証明されてなかった記憶 有栖川作品て、付き合いたい男じゃなくて、結婚したい男という感じがする。
性格は穏やかでやさしい。身だしなみは質素だが上品。派手な遊びはしない。酒は嗜むくらい。ギャンブルは、毎年年末ジャンボをバラで10枚買う程度。 キャンプ中に火山が噴火して命からがら脱出するミステリが地味扱い受けてるというのが解せない
むしろ有栖川ミステリの中では異色なくらい派手な設定だと思うんだが
月光ゲームの欠点挙げるとしたら「登場人物が多くてみな同世代なので覚えにくい」のと「(人によっては)殺害動機がピンとこない」くらいじゃないかな 有栖川有栖は人間をあまり濃く描くタイプじゃないから、月光ゲームみたいな20人
ぐらい登場人物がいるミステリーだと、誰が誰だかわからん状況になる。
読みなれた読者ならなんとなく把握できるが、読み手に力量を求めるタイプの
作品では一般的な評価は上がりにくい。
ダイイングメッセージを使った例のあれも物理トリックもなかなか巧くできている
とは思う。 面白いか面白くないか、は人それぞれ
「月光ゲーム」はデビュー作だけあって、とても有栖川有栖らしい作品、というのは言える
377の言うとおり、設定は有栖川作品の中でも派手 >>368
たかだか本一冊読むのにそんなに悩む必要あるか?
何千円もする訳でもなし 月光、孤島は夏になると読み返す
双頭は秋になると読み返す
毎年の季節の風物詩
最終話はぜひ冬の物語にしてほしい
雪の山荘ね 有栖川さんを知った時学生シリーズは月光孤島双頭まで出てたんで一気に読んで
しばらく続きが出なかったもんで学生シリーズは三部作だったイメージが強い
なので間が開いて出た女王国は外伝的な位置づけで
読み返すのは月光孤島が一番多いな >>381
俺もそう思う。カネが惜しいなら図書館に行きゃいい話だし、>>368が何をグダグダ言ってるかさっぱりわからん。 >>375
違ってたらごめん、
もし>>372の投票結果のことを言ってるのなら、当時はまだ女王国の刊行前だよ。
いまもう一度投票したらどういう結果になるんだろう。 >>385
ちょい前に知り合いに有栖川有栖読んでみたいから何か貸してって言われて俺の独断で孤島貸してあげた
今では彼もすっかり有栖川ファンよ 時間がもったいないと思ってるんじゃないの?
加納朋子だったか誰かも、つまらない本を読んだら本気で怒るって書いてたし
時間を返してくれと思うらしい 悩んでる時間の方が勿体無い
その時間に読んで判断すりゃいいのに >>385
俺は昔から孤島が一番好き、モチと信長もいればなぁとは思うが
犯人特定がまるで1つのパズルのピースがはまると
自然に他のピースもはまっていくようで読んでて気持ちよかった 367は「今の時代なら出版してもらえなかったと思う」と言っているが
『月光ゲーム』が出た当時は、状況としてもっと「出版してもらえなかった」
それを突破して世に出たのは、戸川さんの慧眼と言うしかないね
「今の時代は……」と言ってる編集者じゃ駄目なんだ 言外に戸川さんの存在も含まれてるのかと思ってたわ >今の時代なら出版してもらえなかったと思う 俺も孤島が一番好き
モチと信長がいないのが残念だけど
散々、読者への挑戦の所で止まって
考えに考えて、結局、解答編を読んだ
まじでヤラレターって思った
あと、読んだ後なんか泣けてくる 孤島のマリアは魅力的だったけど
双頭→女王と進むにつれて
すげー嫌な女になってる気がする
アリスには理代が似合う ハーマイオニーがロンとくっ付いたように
マリアは織田とゴールインするのが似つかわしい まあ、自分も『月光ゲーム』の初読時は、正直「うーん」な感想だったな。
それまで読んでたのが船戸与一とかだったんで、舞台がまったく移動しないことに物足りなさを感じた。
パズラーとかフーダニットの楽しみ方がよく分ってなかったというか。
それからいろいろ新本格を読んで、いまじゃ有栖川作品を一番多く読みかえしてるが。 本格ミステリとしての、手掛かりから犯人を絞り込むロジックに、一番感嘆したのが「月光ゲーム」
嵐の孤島という舞台がうれしくてうれしくて、読んでる最中、一番身悶えたのが「孤島パズル」
自分的にはこんな感じだった。 >>400
そうそう
「月光ゲーム」ロジックで本当にわかるのかと感心した
「孤島パズル」舞台がいいし、トリックも最高だった
結構、江神シリーズの話題でスレが伸びるんだな 有栖川作品で一番の女性は
礼子だよな
1位 有馬礼子(孤島)
2位 由良比呂子(女王)
3位 空閑純 朝井小夜子じゃね?
あと名前忘れたけど作家アリスの隣の住人 >>388
それはさすがに了見が狭いとしか思えないわ >>399
船戸作品に比べて舞台が移動しないから、当時は物足りなく感じた、というのは分かるなあ
「月光ゲーム」はクローズドサークルものだから、なおさらなんだがwww
冒険小説=映画的 本格ミステリ=演劇的
良さが違うんだよな >冒険小説=映画的 本格ミステリ=演劇的
今度この表現使わせてもらうわ。 双頭の悪魔とスウェーデン館から読んでもいいですか? 双頭の悪魔の前に孤島パズル読んどいた方がいいと思う
孤島パズルの前に月光ゲームは必ずしも読んどかなとはならんが >>409
火村シリーズの方はスウェーデン館から読んでも支障はないと思う
ただ第一作の「46番目の密室」からの方がキャラクター設定が分かりやすい 「幽霊刑事」って、だっさいタイトルだと思って読んだが、
読み終わるとその「だささ」がいいんだよな。 なるほどねー
たしかに『去年の冬、きみと別れ』とかより、あれは『幽霊刑事』がいいわ ノンシリーズ短編だと「登竜門が多すぎる」がめっちゃ好き
二時間ドラマになった場合のキャッチコピー考えてくれるアプリとか今ならきっと開発できる
あと自分の設定した十戒に抵触すると警告してくれるアプリ 『幻想運河』は裏ベスト1と誰かが言ってたような。
自分は『海のある奈良に死す』をなぜか偏愛してますが、
同意してくれた人にはまだ会ったことがありませんw >>418
幻想運河の実業之日本社版の文庫が出たときの帯の惹句が
有栖川作品の裏ベストだったと思う
海奈良好き
東京→京都→若狭→京都→東京って移動しながらの捜査でトラベルミステリ的にも面白かった
5月の平日に仕事休んで調査旅行してるのいいなー楽しそうやなーって思いながら読んでる 海のある奈良に死すは有栖川自身が一番思い入れのある作品としてあげてたな >>420
「会社を辞めた直後に書いたので思い出深い」程度のことだった気がするが
「一番思い入れのある作品」のソースある? この前の新本格30周年のトークショーでそんなようなこといってなかったっけな
まあこの話が振られたときにこの手の質問は好きじゃないみたいなこと前置きして迷いながら挙げてたけど >>423
新本格ミステリ30周年記念トークショーでの
「一番好きな自分の作品って何?」の答えは『乱鴉の島』って答えてたよ
地味だし俺しか分からんかと思ってるけど間違いなく俺の書いた小説やなって言ってた
自分の書いた中でも特別な感じだとも 俺も『乱鴉の島』は好きだ。火村シリーズの長編では一番好き。 ダ・ヴィンチの一言コメントだと
月光ゲーム「作家人生で一番特別な本」
女王国「江神シリーズの中で謎解きの手順が一番スマート」
朱色「われながら変な小説だけどすごく好きという意見も聞きます」
ペルシャ猫「火村シリーズに馴染みができてから手に取ってください」
絶叫城「けっこう力の入った作品集だと自負してます」
モロッコ水晶「ハズレなしの作品集だよね!」
トークショーでも「一番好きな作品は?」なんて馬鹿げた質問だっていってたけど
全作思い入れ強いんだろうな当たり前だけど ガンダムシリーズを作ったアニメ監督の富野氏のインタビュー記事を読んだら、、
「自分の作品の中で一番好きな作品は? と聞かれたら、今作ってる作品が一番好きだと答える。
これは黒澤明の言葉でもあるんだけど、今はその気持ちがよく分かる。
過去の作品を好きだと言うようになったら、作り手としては、死ぬ」
こんなことを言ってたね。ジャンルは違えど、やはりこの意見に通底するものがあるんじゃなかろうか 物書きは、サイン会とかで「○○(初期作品)が一番好きです!」って言われるのがつらいらしいね。
それから何十も作品生み出してるのに、いまだにそれが一番か・・みたいに。
有栖川先生も「女王国」出す前は、みんな「双頭」って言っててつらかったかも。 でもまぁその辺は読者の好みや感じ方の問題だから仕方ないんじゃ?
◯◯が1番好きです!は◯◯以外は嫌いですと言ってるわけじゃないってことは作家だって分かってるだろうし
書いた側が1番を選ぶことと読んだ側が1番を選ぶことでは意味が全然違うよ 作家本人だって
その時によって気持ちはかわるでしょ
何年も前の発言なのに
いまもそうだと思われても困るよ 最新作まで読んでも
やっぱり、初期の作品が好きな場合は
どうしたら良いんだろう 手当たり次第に読んで、自分で気に入ったの探せばいいじゃん >>434
江神シリーズだと短編集は「江神二郎の洞察」だけしかでてない
火村シリーズだと最近出た「名探偵傑作短編集 火村英生篇」が初心者向け 依井貴裕の記念樹(初版)に孤島パズルの鮎川の評が載ってたから紹介するわ
鮎川哲也氏評
いつのことだか忘れたが、有栖川氏が人が変わったような
キリッとした口調で、自分はアリバイ物や密室物を書く気
はない、クイーンのような論理性を主体とする作品を書き
つづける、と語った。平素は口数の少ない人なので、この
一言は深く印象にのこっている。クイーンが亡くなったあ
との空洞を埋めてくれる数少ない作家として、大きな期待
をよせたい。困難な道だが、くじけずに邁進して欲しい。
(でもあんまり頑固なことはいわずに、たまにはチョット
密室物を書いてくれるとなおいいんだが) 何で違う作者の本に、孤島パズルの評が載ってたのかな? その本は読んだことないんだけど
>>439はどっかで読んだことあるな
46番目の真壁先生みたいなこと言うんだな(あっちは密室の巨匠だったわけだけど)と思った記憶がある ああごめん説明不足だったな
巻末に広告があったんだ >>439
それ、鮎川哲也が盛ってるんだと思うよ
有栖川って、密室やアリバイ大好きなんだから 大昔の島田御大と有栖川の対談で、
島「有栖川さんは密室が中心テーマなんでしょう?」
有「いやそうではないです」(自分はフーダニットがメインで、密室とかはオマケ)
島「違うんですか?(意外そうに)」
みたいなのがあったのを思い出した。 さては「46番目の密室」のタイトルだけ見て
対談に臨んだなw その対談なつかしいわ
たしか、「野性時代」だかに載ったきりだよね 江神さんのトラウマって山田風太郎から拝借したんけ? >>448
あのころシマソウは自分の本格ミステリー論を声高に主張しまくって、
けっこう若手から辟易されてたんだっけ?
講談社系の新本格作家はたいていシマソウがペンネームつけてたから、表立っては反論しなかった。
(安孫子くんがちょっと反発してたくらい?)
その点、東京創元社系の有栖川はけっこう遠慮なくシマソウに物申してた印象。 当時をリアルタイムでは知らんけど「わしが育てた」みたいなふいんきはあったぽいよね >>449
山風の何かの小説の設定に似ているのか?
山風の生い立ち自体ではないだろうから >>452
2年くらい前から、短篇の依頼はできるだけ断って、しばらく長篇に専念するって言ってたような。 メフィスト2018 vol.1が4月5日配信予定だー!
インド倶楽部の2回目がもうすぐ読める >>449,453
山風本人のトラウマといえば、母の死と父の再婚
もう一つは軍事教練中にひ弱なことを理由に列外へ出ろと言われた(=人並みのことも出来ないと烙印を押された)こと
江神さんにそんな設定あったっけ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています