>>120
>入浴するためには、清掃中の札を男湯に掛けるのは逆に自然なことじゃないだろうか。
僕は、オカマが本当の性別がバレないように入浴する場合、清掃中の男湯と女湯の、どちらに入るのが合理的判断として優れているかを考慮しました。
女湯なら、裸のところに山路が間違って入って来ない限り、まずバレない。誰かに浴室への出入りを見られても構わない。
山荘の主人が覚えの無い「清掃中」の札を不審に思い、外から「どなたか入っていますか?」と声を掛けてきても、なんとでも言い訳が利く。

しかし男湯なら勝手が違う。出入りを見られたらアウト。脱衣所に入られるだけでアウト(※脱いだ女の服)。
外から主人に声を掛けられてもアウト。返事をしないと「誰もいないのか…」と清掃中の札を外され、他の男たちが入ってきてアウト。
容易に「なぜ女性が男湯に? もしや…」という事態になりかねないわけです。

ただし、この点をあまり突き詰めても意味はありません。
男女どちらの湯だろうと、鎌田がそこまでのリスクをかけて風呂に入ること自体、合理性が無いわけですから。

事前に「カップルなので貸し切りにして欲しい」とか「同性でも裸は恥ずかしいので入浴時間を分けて欲しい」など、一言許可を取ればいいだけの話。
今回の出題は決して悪くはないですが、トリック偏重でストーリーに若干不自然さが残った点が残念でした。