新生・短編推理スレッド
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平和的に推理を楽しみましょう!
〈禁則事項〉
・特定の人物への個人攻撃(出題者、解答者どちらも)
・(出題者、解答者の)出題および解答への過度な批判
違反者は書き込み禁止&あぼーん・NG推奨
『出題者の方へのお願い』
・トリップを付けて、解答時にトリップキー開示して下さい。
(なりすましや、不要な混乱を避けることが出来ます)
・出題中は混乱防止のため解答が有るまで他の出題者は出題を控えましょう。
・出題のタイミングは重要です。空気を読んで出題しましょう。
・出題する場合は事前に大体の投稿終了日時・解答発表日時を予告して貰えるとありがたいです。
・とても不愉快な感想がつくことがあります。そういうときは聞き流すようにしましょう
『解答者の方へのお願い』
・出題者は素人です。完璧な問題を期待しないようにしましょう。
・出題に瑕疵がある場合でもクレームはほどほどにして、次回作に期待しましょう。
・回答に自信がある場合は、他の回答者にも考える時間を与えて下さい。
・参加表明はしてあげるようにしましょう。
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured ところが!
蒲田=オカマと仮定して推理してみると、次から次へと、これまでわからなかった謎が氷解していくのだよ!面白いことにね!
風呂の清掃中の札
輪島のサングラス
蒲田が無口だったこと
蒲田の背の高さ
髪の毛が切られていたこと
境内の布・髪の毛の焼き跡
焼かれた指紋
カバンの大きさと荷物の不一致
身分証の紛失
などなど
詳しくは、僕の回答を見てもらったらわかってもらえると思うけどね >一通り、皆の話を聞いたあと、先生は腕につけた腕時計を見た。時刻は11時少し前。そして、徐に口を開いた。
>「君、一つ頼まれてくれるかな?」
《続き予想》
「先生、何をすればいいんでしょうか?」
「蒲田春代の生首をもう一度見て、頬や顎、鼻の下辺りを確かめて来て欲しいんだ」
「どうしてですか?」
「遺体は死後少し時間が経つと、皮膚が収縮して髭が目立つケースがあるんだよ」
「髭?」
「うん。僕の睨んだ通り蒲田春代が男なら、そろそろあの生首に、男性的な青々とした髭が現れてるかもしれない」 <つづき>
この瞬間はまさに驚きの連続だったよ
最初は冗談ぐらいにしか思わなかった蒲田=オカマの線を真面目に追っていった自分の勇気?を褒めてあげたいかな
で、全てが氷解したあと、僕は確信したよ。この問題は傑作だとね
まあ、もちろん、これが正解家は、まだわからないけどね だからね。もし、蒲田が、違う名前だったら、僕はしばらくは、この解答に至らなかったかもしれないね
とまあ、作者さんに言いたいことはたくさんあるかな。楽しい問題どうもありがとう 白痴君の推理は、おそらく賢明なる読者ならたどり着けるのだが、この後が一番の
問題なんだよ。
探偵は犯人の目星がついている。逆に言えば、この段階で捕まえられると確証を
得ている。
だが、サングラスや身分詐称、もしも彼が犯人だとすると逃亡している。
逮捕できないんだよ。
真相は他にある。これはミスリードなのではないか?
そう考えると他の人間が気になるのだが、山路にしろ他の人間にしろ
線がつながらない。あ、ちなみに軽戸=カルトもシャレになってるね。 皆さん、解答ありがとうございます!
解答予定の4名の方は出揃ってる感じでしょうか?
出題者が解答談義に水をさすのは無粋ですが、今回は自分の不手際で本筋から逸れそうなので、お許しを。
ffde-EmoCさん
深く考えてくれてありがとう!ただ、申し訳ないことに、
>探偵は犯人の目星がついている。逆に言えば、この段階で捕まえられると確証を得ている。
に関しては、文中にない事実(明確にされてない事柄)を使って、想定解答では説明されるかと思います、、。
しかし一応、逃亡過程の不確定を加味しても、その他事実との兼ね合いから、犯人を絞りざるを得ないかと思ってます。
こういう言い方をすると、すでに解答は見えてきてしまうと思いますが、細部の論理展開が人によって異なるかと思うので、良ければ解答頂けると嬉しいです!
それと、議論を呼ぶ程の、解答の大きな違いは無さそうなので、解答開示を早めたいと思ってます。出来たら今日中に、、。
次の出題予定の方には、開示から1日ほど感覚を開けてもらえると嬉しいです! >>95
そうだね
隠された謎がまだあるのか、さらなるどんでん返しがあるのかを、考えることと
他の真相を考えることだね 軽戸犯人説ってこんな感じ?
カルトは蒲田を神社に呼びよせ、殺害
その後、輪島の部屋で輪島を殺害、のこぎりで切断
輪島の首を持って神社に行き、蒲田をのこぎりで切断
胴体、首を古井戸の中へ
これでも筋は通っているのだろうけど、問題文中にあるいろいろな伏線について、説明することが難しいね
例えば、入浴中の札の謎、指紋を焼いた謎、髪を切った謎、焼き跡の謎、荷物の謎とか
あと、死体発見後、カルトが輪島の部屋で何をしていたのか 度々すみません。
解答開示ですが、当初通り、
明日19:00
にすることにします。コロコロ変わってしまいすみません!
引き続き宜しくお願いします。 これらすべてが犯人の狙いだったとしたらどうだろうか。
使われたトリックそのものは白痴君の言う通りだと思う。伏線や証拠がそれら
を示している。
しかし、いくら昭和40年代といえど、骨格や白痴君の言う肉体変化でいずれ
は件の首の持ち主が誰かはわかってしまう。
その時、提示された証拠の数々、足りないパーツ、首のない死体、髪をやいた
ような跡、これらから導き出される犯人は一人しかいない。行方不明となって
いる劇団員だ。
そもそもなぜ探偵たちは神社に向かったのか?それはカルトが彼女が神社に向
かって歩いてのを見たと言ったからだ。
カルトの目的は、まず二人が死んだという状況を作り出す事、そしてその後、男
が彼女というか彼を殺し行方不明という状況を作る事で、完全犯罪にしてしまう
ことだった。
そう考えると、この死体入れ替え自体、カルト以外には思いつかないものである
と思う。あの伝承を参考に、わずか数日でこの完全犯罪を思いつけるのはカルト。
サングラスや荷物の少なさだが、あの二人はそもそも長期滞在するつもりは
なく、カルトを何らかの手段で脅迫して金でもせしめるつもりだった。とすれば
無理はない。金を入れる為に大き目のバッグを、身分証の類はカルトがあらかじ
め盗んでおいた。
、 (続き)
加えて、カルトが部屋で何をしていたか?の謎も解ける。
神社に行ったり来たりを考えると、丁寧に拭いたり着替えさせたとしても汚れや
葉っぱの類がついていないか気になった。だから体を調べていた。
と、これで真実ははっきりした。
後は古井戸を調べれば、貞子だかなんだかが発見されることだろう。 皆さん、解答ありがとうございました!
自分でも解答書いていて、こんがらがった話を、ちゃんとまとめて貰えて嬉しいです!
折角議論してもらうことを楽しみに空けておいた解禁後2日間を自ら台無しにしてしまったのが大変悔やまれます、、時間戻したい、、
それでも、解答や推理談義をしてくれてありがとう!!
では、想定解答に入ります!(ほぼ、台詞で読みづらいです、、) 『首祀り神社の祟り』解決編
<1>
私は久方振りの全力疾走に息を切らしていた。そんな私の背をさすりながら先生は微笑む。
「ご苦労だったね、大丈夫かい?」
「見ての通りですよ、、」
荒れた呼吸を整えつつ先生を睨めつけたが、私に全力で駅まで走れと命じた先生はどこ吹く風である。私が犯人を取り押さえたところに、駐在の自転車の後部に乗りながら先生が現れた。
「先生、、そろそろ、事件の推理教えてくれませんか?犯人が彼だということは分かりましたが、そうなるとあの死体は?」
「うん、それでは私の思考過程に沿って話してもいいかな?」
先生は駅のホームのベンチに腰を下ろした。私もそれに従って座った。 <2>
「まず、私達は男性の首無し死体を、輪島さんと蒲田さんの部屋で発見したね。
私はそれを見て、首無し死体が本当に輪島さんであるかをまず疑った。
「首無し死体」といえば、被害者の誤認と相場が決まっているからね。だが、それが可能なのは、誤認させるべき人間と被害者が同性である時だ。
だが今回は、蒲田さんが女性であるからそれは成り立たなかった。
次に、我々は蒲田さんの首を境内で発見した。私は落胆したよ。これが輪島さんの首であれば、被害者はとりあえず一人だったのだから。
最初の違和感は、蒲田さんの髪だ。君、何故犯人は彼女の髪を切り落としたのだろうと思う?」
「うーん,犯人が髪に執着があったから、、?」
「確かにその線も無いわけではないが、そんな犯人があのように乱雑に切るだろうか?いや、、まあどうにしろそういった感情的なことは私達には推理できない。
私達に可能なのは、犯人の行動には理由があると信じることだ。だから、何故犯人は彼女の髪を切る必要があったか、を考えるべきだろう。
その視点に立った時、私はある考えに至った。犯人は、蒲田さんの「本当の髪型」を知られたくなかったのではないか、と。
そう、つまり、蒲田さんが「カツラを被っていた」という事実を隠したかったのだと。」
「カツラ、、?!」
「そうだ。恐らく、蒲田さんは本来は短髪であり、犯人はそれを悟られないために、髪を切ったんだ。そして、さらにそうすることで、犯人が蒲田さんに変装した事実を隠蔽できるからね。」
「軽戸さんによる目撃証言のことですね。でも、、そもそもなんで蒲田さんはカツラなんか、、」
「そう、まさにその疑問が生まれるね。見たところ、髪が抜け落ちているわけでもなく、到底カツラをかぶる理由がない。となれば、彼女は意図的に変装をしていたということになる。 <3>
次に、輪島さんの遺体だ。彼の遺体の不可思議な点は、指紋が焼かれていたことだ。何故犯人は指紋を焼いたのか」
「輪島さんの身元を隠したかったのでは?」
「もしそうだとすると、指紋だけでなく、輪島さんの荷物を持ち去るべきだろう。だが、荷物はそのままだった。となれば,理由は一つだ。
犯人は、輪島さんの身元を隠したかったのではなく、この遺体の指紋がこの宿に残るある人物の指紋と照合されるのを防ぐ為だったんだ。そして、そのある人物とは、亡くなった蒲田さんに他ならないんだ。」
「え!じゃあ、あの首無死体は蒲田さん?!」
「俄には信じがたいことだ。私もこの仮説に至ったときは戸惑いがあった。だが、よく思い出せば、私達は何一つ、彼女が女性である証拠など持ち合わせていないんだ。
私たちは彼女の声を聞いたことはない。また、日本人女性にしては高い身長も男性だとすればうなずける。」
そして、山路さんの話がさらに確信へと近づけた。彼女は昨夜脱衣所で蒲田さんと会ったと言っていたね。」
「はい、風呂の脱衣所で蒲田さんとあったと、、」
「ああ、山路さんは、風呂から上がったところの蒲田さんとあったと言っていたね。けれど、少し変じゃないか?
蒲田さんが広間を出たのは8時過ぎのことだ。そして、山路さんが風呂に行ったのは8時半過ぎ。もし蒲田さんが風呂上がりだとすれば、彼女はたった30分弱の間に入浴し、あの長い髪を乾かしたことになる。
それはあまりにも無理がある。また,カツラであったと考えても、やや短すぎる。だとすれば、こう考えるのが妥当ではないか。 <4>
あの時、蒲田さんは風呂から出てきたのではなく、まさに風呂に入ろうとしていたのだと。
彼女が宿泊した最初の2日間、この宿には女性がいなかった。だから蒲田さんは女湯を気兼ねなく使用することができた。しかし、昨夜は違った。本物の女性である山路さんが現れてしまった。
恐らく、蒲田さんはそれまでの慣れで女湯を利用しようとしていたのだろう。しかしその時、本物の女性である山路さんが入ってきた。蒲田さんは慌てて女湯を出た。
そして、隣の男湯に清掃の札をかけて入浴することを思いついた。そう考えれば、あの清掃札の謎が解決する。」
先生は一息おく。
「まあ、これら、一つ一つはただの疑惑でしかない。しかし、それらが集まれば価値ある根拠としてもいいだろう。こうして、蒲田さんが男であるということが私の中でほぼ確信に変わった。
そうなって仕舞えば、この事件は、単純な首無し死体の考え方に帰着できる。そして、犯人は死んだと思われている輪島にほかならないわけだ。
そして、旅客である輪島のこの村から脱出する唯一の手段は、朝11時の東京行きの列車に乗るのみである。故に、君に駅まで全力で走ってもらったわけさ」 <5>
先生は、輪島の犯行の流れについて、以下のように説明してくれた。
「まず、輪島が宿泊にある程度余裕を持たせたのは、犯行の為の環境を作るためだ。
この犯行を行う上で、首祀り神社の伝承を発見者になりうる人間に刷り込むこと、また、目撃者たり得る人物を見繕うことだ。
その上で彼が幸運だったのは、軽戸氏の存在だ。彼は喜々として輪島の思惑に沿って行動してくれた。彼は伝承の語り手と目撃者を兼ねてくれたからね。
輪島は風呂から帰ってきた蒲田を絞殺した。自分の服に着せさえ、首を切断し、指紋を焼くと、自身は蒲田の服と蒲田のカツラを被り変装した。さらに、逃走用の自分の衣服、金、凶器そして蒲田の首を持って神社に向かった。
この瞬間を軽戸に目撃されているが、それも計画の一部だろう。宿泊初日に、小説を見るという理由で、軽戸の部屋に上がり込んでいるが、これは軽戸の部屋から大鳥居がどう見えるかを確認するためではないかと思う。
そして、階段を登りきると首を境内に置き、蒲田の髪を切り落とし、カツラと蒲田の服を燃やした。あとは、逃走用の服に着替え、あとは列車が来るのを待つだけだ。
しかし、彼は一つ失敗を犯した。それは、指紋の焼却だ。彼は、宿に残る蒲田の指紋と遺体の指紋が照合されるのを恐れたのだろう。
だが、それがなされるのは、遺体発見後どれほど経ってからだろうか。わかった頃には、彼は既にこの村を発っていたことだろう。
そもそも、指紋を焼いたところで、あの死体が蒲田であることはいづれわかっていたろう。男性と女性とでは頭蓋骨の形に違いがあるらしい。見る人が見れば、蒲田が男性であることは判明していた。
恐らく、輪島、蒲田という名前は偽名だ。話していた職業も偽りの可能性が高い。であれば、一度この村を離れ逃げてしまえれば、彼を捕まえる手立てはほぼ無い。
だから、彼は死体発見から列車が発車するまでのたった数時間、容疑者から外れさえよかったんだ。指紋の焼却、それが無ければ僕は彼を取り逃がしていただろう。」 <6>
結局、私達は休暇らしき休暇を取ることは叶わなかった。
輪島を確保した数時間後には、山向から警察が到着し、身柄の引き渡しやら、現場検証、事情聴取等で、落ち着く暇もなかった。そして、それが済むと、今度は事件を嗅ぎつけたマスコミがわんさか宿に押し寄せた。
それに気を良くしたのは軽戸で、自身のしる伝承も絡めて、この事件のことを脚色含んで自慢気に演説紛いのことをしていた。
それらに辟易した私達は、予定していた宿泊期間よりも数日宿を早く出た。
「蒲田の写真を乗ってますよ。まさに、白皙の美青年といった感じですね。これならあれだけ女装が様になってたのも頷けます。」
私は先生の向かいの席に座りながら、駅で買った地方紙を眺めた。その一面にはあの事件のことがデカデカとセンセーショナルに取り上げられていた。
記事によると、輪島と蒲田(これは本名ではなかったわけだが)は大学の同窓であったらしい。若気の至りとでも言うべきか、友情はやがて交際に発展した。
しかし、その関係も大学卒業後、輪島に婚約者ができたことで崩壊の兆しが現れる。別れを切り出した輪島に対し、蒲田は拒否した。そのことが亀裂を生み、輪島は蒲田の殺害を計画した。
関係修復を餌に、蒲田を旅行に誘い出した輪島は、蒲田に男同士で同じ部屋に泊まるのは怪しまれるからと女装をするようにと唆したらしい。蒲田も蒲田で生来そういった癖があったらしい。
そうして、哀れ蒲田は,輪島によって計画的に殺害せしめられたのである。
「”休暇”は終わりましたね」
私達は列車に揺られ、再び東京の喧騒に帰還するのであった。
〈完〉
トリップ#オカマ殺し輪島 長ったらしい解答編でしたので、簡単にポイントを。想定推理のポイントは、
首の髪が切られていた
→本当の髪型をバレて欲しくなかった(かつらであることを隠したかった)
→犯人は蒲田に変装できる
→蒲田は変装をしていた
焼かれた指紋
→荷物が盗まれていないことから,輪島の身元を隠すためではない.
→この死体が誰かをわからなくするため
→この旅館に着く誰かの指紋と一致させないため
→首無死体は亡くなった蒲田の死体である.
以上より、発見された首と首無し死体は蒲田のものである。そうすると、単純な首無死体の考え方に帰着でき、犯人は輪島であるとわかる.
でした! 約1週間お付き合い頂きましてありがとう!
では、感想戦(感想会?)へ!
以下、今の所出てる推理の相違点、疑問点等についてのアンサーです!
(拾いきれてないかも、、)
1、清掃中札の推理
これは想定解としては、「風呂に入り損ねた蒲田が男湯を利用したため」としましたが、
その根拠が元々「長髪を洗い乾かすのに入浴時間30分弱では短すぎる」を想定してました。
しかし、解答製作中、「蒲田が長髪で無い可能性(かつ女性もあり得る)」があるわけで(というかそれが本筋)、それ証拠にならないじゃん!という事に気づきました笑
一応、蒲田が広間を出てから山路と脱衣所である迄の時間は20分くらいのイメージで書いていたのですが、その辺の読み取りは人それぞれですよね。短髪の女性だと考えると上のロジックは微妙なライン、、、なので、多数解答ありですね。
蒲田が部屋に戻ったのを明確に8:15にしておけばよかったな、、
目論見としては「風呂から出たところ」を「風呂に入ろうとしたところ」と逆転発想する感覚を味わってもらうべく考えたトリック?でした笑
2、指紋の焼却
「犯人は輪島の身元を隠すために焼いた」というミスリード効果が出ないかと期待してました、、
例えば、輪島たちは何か犯罪を犯して逃亡中で、共犯者によって口封じ兼報酬の独り占め目的で殺された、なんて推理もできるかななんて。実際、その推理をする根拠を配置し忘れたので、無理でしたね笑
書き直すなら、宿泊者男性1人足して、
探偵達は東京で、「男女三人組の強盗犯の捜索」をしていた、的な設定を付けたらよかったかも笑
3、身元証明がない
これは、元々なかったとも、輪島が持ち去ったともどちらでも大丈夫です。
これも、「2」の関連で、犯人が輪島たちの身元を隠すために行ったというミスリードの期待もありました。 4、輪島のその後の逃走と先生の頼み事
解答編では、輪島は「朝11時の列車で逃亡」を計画しており、助手は先生に「11時発の列車に間に合うように走れ」と命じられた事になっていますが、
勿論本文中にない事実を含んだ解答ですので、推理の自由度ありです!
11時は朝というには微妙な時間ですしね、、
最初、10時設定だったんですが、そうすると、野々村は客を7:30に叩き起こす外道になってしまいそうでやめました笑
逃走経路で
「電車での逃走」と「山道からの逃走」どちらが合理的でしょう、、?「山道から」の方が多かったので、そちらの方が多数派みたいですね笑
個人的には、村に不慣れな人間が山道を行くのは難しいと考えました。夜の移動は無理だし、日が昇ってからも、移動中向かいから来る警察車両と鉢合わせ、なんてこともあるのを危惧するかと。
けれど、勿論、ふわっとした考えなので、問題発表後、輪島達の宿泊中、山崩れでも起きて山道が潰れたことにすればよかったな、なんて考えてました笑 (警察の到着遅れの理由にもなる。)
5, 蒲田の由来
はい!皆さんのご指摘どおり、由来は「オカマ」です!
真相にたどり着いた方への遊び要素としての命名でしたが、そこからたどり着いてもらえたのもうれしいですね!
小ネタですが、軽戸はオカルトのもじり、あと、紅葉荘の由来は、紅葉=鹿肉からです。 6、他の人間が犯人足り得るか
実際、いろいろな「実は」を想定すれば、ありえますが、白痴さん曰くの
>「合理性」から真相を探る
というのが本問の的確な表現かと思います!
因みに、想定解中の「先生」自身も、絶対的な確信を持っての「輪島犯人説」ではなく、「輪島が犯人であるならば、今止めなくては逃亡される」という理由から助手を走らせたつもりです。
故に「目星がついた」という表現を選んでみました。(勿論犯人は誰?を当てるゲームなので、そこは気にしなくて大丈夫です!)
メタ視点で言えば、本問題文だけでは、他の容疑者が犯人たり得る証拠がないので、あの段階で探偵が犯人であると確定し得るのは「輪島」しかいないという所でしょうか。
一応、あまり「実は」を考えなければ、他容疑者三名には犯行が不可能なようにとしたつもりです。
野々村とカルトが犯行を行うとすると、大の大人がいる部屋に乗り込み、二人を殺す必要があるので、犯行は厳しい。
野々村に関しては、さらに、蒲田がカツラの事実を知らないため、蒲田への変装は思いつかない(軽戸が犯人の場合、目撃証言がなくなるのでOK)。
山路は、「風呂での証言」が偽証の可能性ができ、実は死亡推定時刻に蒲田と風呂で会ったのであれば、犯行は可能であるかもしれません。
しかし、遺体を運ぶのが難しいことに加え、死体を遺棄できる作中唯一の場所、古井戸を開けられないという問題があります。
ですが、他の容疑者犯人説も絶賛募集です笑
7、軽戸を目撃者にするのはリスキーでは?
確かに!笑 作中、彼は好奇心の旺盛な人物として描いたので、それは十分ありえますね!
構想段階で、彼の人物像が決まってなかったこと、元々カルトは寝ているところ起きた設定にしていたこともあり、描写が甘かったです、、
8、焼却時の炎でバレない?
神社は、登りきる頃には疲れ切るほど高いところに位置し、さらに,、背の高い木々に覆われているので、目撃はギリギリふせげるかなと思ってます。また、山火事になるほどの炎を上げることもしないと思うので! 「長い階段を登った先にある神社。
その中に美しい女の生首がある」
そんな情景から作ったお話でした!猟奇的な殺人を合理的な手法で解くことをコンセプトにしつつ、「蒲田が実は男性である」という発想を起点に、すべての不可解が「氷結」するという感覚を味わってもらいたいという趣旨のもと作りました。
なので、>>90さんの感想、とても嬉しかったです!!
>>101
軽戸真犯人説面白い!
一度逃亡されてしまえば、輪島の逮捕が不可能であることを利用したトリックですね!
逆質問なのですが、輪島の死体は井戸の中というより解釈で合ってますか?それとも、ボディは透明にされたのでしょうか?
白痴さん
>蒲田は単に秘密の逢瀬と思っていたでしょうが、、(中略)、、倒錯した性関係の解消を第一に推します。
この言葉選びが凄く好きです笑
疑問、アドバイス、感想ありましたら、嬉しいです! 回答、ありがとうございました。
>目論見としては「風呂から出たところ」を「風呂に入ろうとしたところ」と逆転発想する感覚を
>味わってもらうべく考えたトリック?でした笑
実に素晴らしかった。
84に指摘されるまで、全くわからなかった。
>山路犯行説も気になるので、(解答開示後でも良いので)良ければ教えてください!
”もちろん、俺はこの説は取らない。”と書いたように冗談みたいなものです。
>6、他の人間が犯人足り得るか
>実際、いろいろな「実は」を想定すれば、ありえますが、
多くの「実は」用いれば可能かもしれない解です。
でも、全く不可能ではないです。 出題&解答お疲れ様でした。面白く解きがいのある問題でした。
カルト犯人説は流石に無理があったか。探偵の助手への指示の問題があるので、ボディ
を透明にはできないかなと。
やはり古井戸に死体があり、探偵は助手へ警察に古井戸の調査を依頼しろと指示した
のではないかと。
ま、いずれにせよ無理がありましたね。
ちなみに雑談スレにヒントを書いておいたの気が付きました? 解答編ありがとうございました。概ね推理…というか予想通りだったかと思います。
>隣の男湯に清掃の札をかけて入浴することを思いついた
この解答は想定していましたが、清掃中の札を不審視された場合のリスク比較や、男湯から出る場面を目撃される危険性等を考慮して
僕は「清掃中の男湯に入ったのは黒眼鏡を取った輪島(蒲田は清掃中の札を掛けて女湯に)」を本筋に起きました。
>あの時、蒲田さんは風呂から出てきたのではなく、まさに風呂に入ろうとしていた
ここも想定内でしたが、同場面で山路は蒲田の「ギョッとした表情」や「美しく長い黒髪」を確認しているわけですから
メイクの落ち具合や肌の火照り具合等から、入浴前後の判断くらいは出来ているものと考えました。
蒲田が山路の存在を忘れて女湯に…というのは幾らなんでも迂闊過ぎで、この点は想定外でした。
>朝11時の東京行きの列車に
これは不自然に思います。事件は遅くとも朝一番には発覚するわけです。深夜の目撃工作により更に早まる可能性もあります。
例え輪島の死を偽装することで「輪島の捜索」を回避出来ても、今度は「二人殺害の謎の人物」の捜索が始まるのですから
始発(朝11時)の段階で駅に手配が廻るのは当然の話で、駅に現れた「見慣れない男」は重要な容疑者となることでしょう。
よって列車逃亡説は排除し、合理性でやや上回る「山道を速やかに逃亡した(当然、事前に下見していた)」を僕の推理としました。
尚、出題内で僕が引っかかった幾つかの点について解答編で全く触れられておらず、例によってそれらは僕の考え過ぎだったようです。
某箇所に引っかかって「山路犯行説」も捨てきれたかったのですが…徒労だったようですね。(纏められたら後で)
ありがとうございました。 魅力的な謎と魅力的なリアル探偵たち!
じつに面白い問題でした!
(ここの探偵たちすげえなあw) 解答編どうもありがとう
素晴らしいトリック、プロットだと思った。感心した!
まず最初に謝っておかないといけない。
僕が79で、「謎は全て解けた」って書いてしまったのは軽率だったね。このようなほのめかしはするべきではなかった。申し訳ない。
これは自戒をこめてその他の人にも言いたいことだけど、回答前にトリックがわかったのようなほのめかしをするのはマナーとして良くないね。
僕のこの発言で、解答者が減ってしまったのだったら申し訳なかった。今後、改めるようにしたい。
解答期限経過の時は、自分の回答に自信があったものだから、なるべく後に回答しようと思ったのだけど、他に解答する者が現れず、残念だった。
おそらく、メイントリックに気が付かなかった人は、一見、無意味な伏線が多すぎて、回答をまとめるのが難しかったのだろう
いっそのこと、回答しないほうがよかったかもしれないとも思った。せっかくの良問がもったいなかったのでね 自分の解答では蒲田は純正のオカマだったということにしている。その方が回答を作成している時に、回答として面白い効果が得られると思ったこともあるが、そちらのほうが、いろいろと好都合であるとも思う。
さすがにノンケの男が女子風呂に入浴しようとするのは無理だろうし、下手すると犯罪で通報されてしまう。
純正のオカマは女湯の脱衣所に入ることはあっても(本当か?)、入浴まではしないだろうし、入浴するためには、清掃中の札を男湯に掛けるのは逆に自然なことじゃないだろうか。
ということで、長髪も地髪であって、カツラではないことにした。山路の髪を乾かした後という証言から、蒲田が実際にそのような行為をしていたということを含むと考えたということもある。
蒲田=オカマのトリックを成立させるために、入浴のエピソードは絶妙な伏線だったと思う。他に何か補強するためのアイデアがあっただろうか。オカマ特有の行動とか?女子トイレとか?
蒲田の背が高いことと、蒲田を無口にしたという設定は、トリックを成立させるためであったし、何よりも蒲田というネーミングはフェアプレイだったと思う。こんなにもあからさまな手がかりなのに難易度が高かったのは、設定が実に巧妙であったからなのだろう。 >>120
>入浴するためには、清掃中の札を男湯に掛けるのは逆に自然なことじゃないだろうか。
僕は、オカマが本当の性別がバレないように入浴する場合、清掃中の男湯と女湯の、どちらに入るのが合理的判断として優れているかを考慮しました。
女湯なら、裸のところに山路が間違って入って来ない限り、まずバレない。誰かに浴室への出入りを見られても構わない。
山荘の主人が覚えの無い「清掃中」の札を不審に思い、外から「どなたか入っていますか?」と声を掛けてきても、なんとでも言い訳が利く。
しかし男湯なら勝手が違う。出入りを見られたらアウト。脱衣所に入られるだけでアウト(※脱いだ女の服)。
外から主人に声を掛けられてもアウト。返事をしないと「誰もいないのか…」と清掃中の札を外され、他の男たちが入ってきてアウト。
容易に「なぜ女性が男湯に? もしや…」という事態になりかねないわけです。
ただし、この点をあまり突き詰めても意味はありません。
男女どちらの湯だろうと、鎌田がそこまでのリスクをかけて風呂に入ること自体、合理性が無いわけですから。
事前に「カップルなので貸し切りにして欲しい」とか「同性でも裸は恥ずかしいので入浴時間を分けて欲しい」など、一言許可を取ればいいだけの話。
今回の出題は決して悪くはないですが、トリック偏重でストーリーに若干不自然さが残った点が残念でした。 >>120
>蒲田=オカマのトリックを成立させるために、入浴のエピソードは絶妙な伏線だったと思う。
別に入浴のエピソードなど無くとも、オカマトリックは出題として成立していると僕は思います。
むしろ、あまり必要性の無いこの伏線のせいで、却って物語が不自然になった気がしますね(個人の感想です)。
元より「外部犯」や「軽戸犯人」の線は無いと言って良い状況ですから、犯行はこのカップル内で行われたと考えるのが自然。
加えて犯人が遺体の首を斬ってる時点で「犯人=女性」の線は薄いと判断出来ますから(犬神家の一族参照)、
蒲田春代は犯人だろうと被害者(首無し死体)だろうと、男性と考えるのが自然なわけです。
>蒲田というネーミングはフェアプレイだったと思う。
作者は単に「お遊び」で入れただけと思いますよ。
仮にこういう所に「ヒント」や「手掛かり」として入れたのであれば、却ってアンフェアだと思います。クイズじゃないんだから。 解答の経緯について、少し詳しく話をしよう。
これは僕のやり方なのかもしれないが、まず、カルトが犯人であると仮定して、考えることにした。作者による燻製ニシン(レッドヘリング)の可能性が高かったけど、カルトは言動からして、いかにも怪しいからね。
で、>>99 にも書いたように、下記のようなストーリーを考えた
カルトは蒲田を神社に呼びよせ、殺害
その後、輪島の部屋で輪島を殺害、のこぎりで切断
輪島の首を持って神社に行き、蒲田をのこぎりで切断
蒲田の胴体、輪島の首を古井戸の中へ
これでも筋は通っていると思う。しかし、問題文中にあるいろいろな伏線について、説明することが難しい
ここで多くの人は行き詰まったように思う
あえて、カルト犯人説を補強するための伏線を張るべきだったかもしれない
君が言うように、指紋を焼いたことのミスリーディングを誘う目的で
> 「探偵達は東京で、「男女三人組の強盗犯の捜索」をしていた、的な設定を付けたらよかったかも笑」
というのは、確かに一つのアイデアかもしれない 次に考えることとしては、輪島あるいは蒲田が犯人であるという仮定だった。
しかし、あまりにも明らかな事実として
蒲田が犯人、輪島が被害者であると仮定すると、境内の死体は男でないといけない
輪島が犯人、蒲田が被害者であると仮定すると、部屋の死体は女でないといけない
だから、これらの仮定は早々に行き詰まって打ち切られてしまう。逆にそれが盲点だった。
その後の推理の経過は前に書いた通りだ
蒲田=カマだ の線を実際に追っていけるか否かが、解答にたどり着けるかの分岐点だった カルト犯人説では説明できなかった様々な伏線
清掃中の札の謎、指紋を焼いた謎、髪を切った謎、焼き跡の謎、荷物の謎
加えて、蒲田の背の高さ、蒲田の無口さ、輪島のサングラス
これらが蒲田=オカマの仮定で次々と解決することができたときは、驚きだったよ
このときは、ミステリーの醍醐味を十分味わせていただいた
このようにいくつもの手がかりを散りばめているのにもかかわらず、難易度が高く、迷宮入りしていてもおかしくなかった鮮やかなトリックだった。
設問に難があるとか、論理的に疑問に思える所もない。傑作だと思う
また、問題を作って出して欲しいな。期待しているよ
きっと、再び君の問題にチャレンジしたいと思っている人は僕の他にもいるだろう >>119
>僕が79で、「謎は全て解けた」って書いてしまったのは軽率だったね。
>このようなほのめかしはするべきではなかった。
別に問題ないと思う。
推理ごっこぽくて良かったよ。
>僕のこの発言で、解答者が減ってしまったのだったら申し訳なかった。
いつもこのぐらいでしょう?
むしろ、多かった方では。
>>120
>蒲田=オカマのトリックを成立させるために、入浴のエピソードは絶妙な伏線だったと思う。
>>121
>別に入浴のエピソードなど無くとも、オカマトリックは出題として成立していると僕は思います。
そんなことはない。
このエピソードが有ったおかげで、120に指摘されるまで真相にたどり着けなかった。
ちなみに、72の軽戸の証言で占星術的手法に気が付いた。
しかし、時間を追っていくと、清掃中の札と山路の証言と死亡推定時間が、おかしなことになり、
迷宮に陥ってしまった。
もし、このエピソードが無ければ、問題自体の魅力が半減していたのではないかと思う。 皆さん、感想・意見ありがとう!!
あたたかい感想とても有り難う!
また、思考過程を書いてもらえるのも出題者心として、とても嬉しかったです!
因みに、
>蒲田が山路の存在を忘れて女湯にというのは迂闊過ぎでは?
という指摘を受けて。
まず、蒲田にとっての女装は、あくまで数日の旅行を穏便に過ごすための手段で、何があってもバレてはいけない事ではないと捉えて差し支えないと思うんです(つまり、差し迫った緊張感を持っていない)。
それを踏まえて、自分としては、ある程度の迂闊さはあるかな、と考えてました(自分だったらやりかねないと思ったので笑)が、
確かに登場人物の間抜け度を解答者は判断できないので、改良の余地がありそうです!
それで考えたのは、助手を男性ではなく少年と見まごう少女という設定にする案。
助手に山路の役割を担ってもらい、蒲田の方も性別を誤認しており、(女性の宿泊客はいないと思い)女湯を利用していた、
という話にすると良かったかななんて思いました笑(少女と旅行する探偵がキモくなりますが、、笑)
>>116
ヒント、気づきませんでした、、
どこでしょう??
良ければ、雑談スレで教えてください!
改めて、皆さんありがとうございます! 改めて問題文を読ませていたのですが
凄い。よくできていると思う。東川篤哉、米沢穂信なみの短編。
素晴らしい問題をありがとう、そしてぜひぜひまた出題してください。 【おまけ:山路犯人説(不採用とした推理)】
《1》
犯人はなぜ、焦って神社近くでカツラを処理する必要があったのか?
蒲田ではない「もう一人の登場人物」の名前に込められた作者の「サイン」は何を意味するのか?
一旦は「輪島隆犯人説(蒲田=男性)>>85-87」に到達しながらも、どうしても僕はこれらが引っかかっていました。
そこで、もう一つの線として浮かんだのが「山路透子犯人説」です。
深夜の山中でカツラを燃やせば、里の誰かに目撃される可能性もある。燃えカスだって残りかねない。
勿論そんなのは犯人の勝手なんですが、トリックの鍵であるカツラは、迂闊に現場付近で燃やすよりも、
逃走時にそのまま持ち去って、何処かで安全に処分しても良かったと思うのです。
しかし犯人はそうしなかった。そこで一つの考えが浮かびます。犯人はカツラを持ち去れない事情があったのでは?と。
犯人は宿に戻らねばならないからこそ、手元に置いておけないそれを早急に処理せねばならなかった。
そう、犯人はまだ紅葉荘に居る。 《2》
夜8時半過ぎ、女湯に向かった山路透子は、こっそりと旅館から逃げ去る輪島隆を目撃します。
輪島はちょっと名の売れた俳優で、それ故に黒眼鏡と偽名で正体を隠していました。恋人の蒲田が男性なのも、正体を偽った理由です。
輪島が蒲田に「風呂に行く」と告げた上で、取るものも取り敢えず逃げたのは、蒲田が鞄に忍ばせていた遺書やロープを見たからです。
既に別離を決めていた二人にとって、これは最後の思い出旅行だったのですが、蒲田は無理心中を決意していました。
怖れを為した輪島は、そのまま夜の列車で当地を去ります。
夜9時少し前、輪島以外の男性陣の姿を確認した上で、蒲田は男湯に「清掃中」の札を下げて入ります。勿論、輪島を殺害する為に。
しかし、男湯はもぬけの空でした。蒲田は男が去ったと悟り、失意の中、一人部屋に戻ります。
夜10時頃、山路透子は軽戸の部屋に向かう為、部屋を出ます。この行動は、実は山路(出版社)が軽戸(作家)の愛人だったからです。
昭和40年代に女が一人で山宿に?という点が気になっていた僕は、二人の職種が微妙にリンクしていることに気付きました。
そう、輪島たちがそうであったように、彼らもまた秘密の逢瀬(不倫関係)だったというわけです。
ちなみに、この宿は、そういう「訳ありカップル」御用達だったと考えられます(部屋同士の壁は厚く、隣室の声は聞こえない)。
だとすると、彼らがなぜ季節外れの7月に「紅葉荘」に集ったのか?という薄らとした疑問にも、答えが出ます。
残るもう一つのカップル、先生と弟子も当然そういうことです。 《3》
話を戻して、愛人・軽戸の部屋に向かった山路でしたが、その際に蒲田たちの部屋から不穏な呻き声を聞きます。
隣室同士と違って廊下には若干の音漏れがありました。また、視力の悪い山路は、その分、優れた聴覚が備わっていたのかもしれません。
部屋に入ると、そこには鴨居で首を吊っている蒲田の姿がありました。机には性倒錯の悩みを綴った遺書が有り、山路はそれで事情を知ります。
蒲田が部屋に鍵を掛けていなかったのは、この世に若干の未練があったからかもしれません。
蒲田はそのまま絶命しました。その時、山路はひらめきます。これは軽戸先生の新作の宣伝に使えるぞ、と。
山路は、軽戸が新作のモチーフにしている当地の伝承になぞらえて遺体の首を切断します。ノコギリは宿の作業場から調達したものです。
髪切りと指紋消去もこの時に行っています。首の切断は女性には骨の折れる作業ですが、既に首吊の際に頸骨が折れていたので比較的楽でした。
夜12時過ぎ、紅葉荘主人の野々村が床に入った後、山路はこっそり蒲田の首を持って神社に向かいます。
手元に置いておけない重要証拠のカツラと遺書なども、その際に燃やします。
夜1時頃、宿に戻った山路は、軽戸の部屋に入ります。
そこで山路は、犯人偽装と自身のアリバイ作りの為に、「先生、大鳥居に蒲田さんが居るわ。神社に行くみたい」と軽戸に話します。
そう、後に軽戸は蒲田目撃を証言していますが、これは山路の嘘に乗せられたものです。
ちなみに軽戸が自室内の探索を嫌がったのは、不倫関係にある軽戸との情交の跡を見られたくなかったからです。 《4》
脱衣所で蒲田と会ったという山路証言、これは「蒲田はあくまで女性」と印象づける為の嘘です。
なお、女湯の中で会ったことにしなかったのは、もし蒲田=男の事実が露見しても、嘘をついたとされないためです。
軽戸の新作が話題になったら、印税から慰謝料を払って妻と別れてくれるかもしれない…動機はそこら辺でしょうか。
ちなみにこの山路の犯行(遺体損壊)は、結局は露見することになります。鍵は、軽戸証言の矛盾です。
例え窓から大鳥居が見える部屋でも、それが深夜の暗闇となれば、そこに居た人物の髪型や背格好など、あの様に証言出来るものでしょうか。
軽戸が嘘の証言をしたとなれば、それをせしめた山路の犯行がバレるのは時間の問題です。
なお、作者の想定したストーリーは、最終的に山路が軽戸を殺害し、紅葉荘から逃走することで幕を閉じます。
勿論列車ではなくて、山中に辛うじて整備されているという道を。
なぜなら、作者自身が知ってか知らずか、作中に真相を仄めかす「サイン」を残しているからです。
山路透子=山路逃子
《おしまい》 【次問出題者の方へのお願い】
・題名とトリップを付けて下さい。
・解答解禁日時と解答開示日時を設定して下さい。(ただし、解禁日は出題から2日以上、開示日は解禁日から1日以上開けて下さい。)
・解答解禁日以降の開示日時変更は禁止です。
【専用雑談スレッド】
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1513655642/?v=pc 問題も無いようだし、一問。
先鋭的な画風から未来を生きる男と称される画家がいた。
高い名声を得、美しい妻も手に入れた。豪邸ではないが、小さな家も建てた。
だがある時を境に、これまでの抽象画(ピカソみたいの)から写実的(写真みてーな)
な絵を描くようになった。
彼のアトリエを訪ねた友人たちは「君は自分の絵を捨てるのか?」と尋ねた。
画家は「時間が無いんだよ。僕はあの絵を完成させないとならないんだ。この絵は準備だ」
絵筆を持った右手に力を込めてカンバスに緻密な絵を描いていく。
友人はカンバスを覗き込んでみたが、描かれていたのはあまりに平凡な花瓶の絵であった。
半年後、アトリエから全く出ずに絵を描き続ける男を心配した妻が友人に相談した。
友人がアトリエを訪ねたが、鍵がかけられ中に入る事はできなかった。
扉をノックして声をかけたが、唸り声のような返事が返ってくるばかり。
鍵穴から覗いてみると、痩せた背中とリズミカルに動く左手が見えた。
「もうやめろ!思いつめ過ぎだ!」と思わず叫んだ。しかし画家は反応すらしない。
ぶち破るぞと脅してみても、妻が声をかけても無駄だった。
さらに四か月が経ち、ついには妻も出て行った。
一人残る画家を心配する妻に「君は自分の事だけ心配しなさい」とだけ言うと、
歩くのも億劫そうにアトリエへと戻っていった。
妻が出て行って間もなく一枚の絵を完成させると画家は旅立った。
画家が描いた絵とはなんでしょか? あ、忘れてた。解答はそこまで難易度高くないから月曜日には解禁で。
開示は火曜日でお願いします。 出題ありがとう!
新年1番目ですね!
答えはこれかなって思うのがあるんですが、
根拠がないに等しいので違いそうだな、、笑
解禁まで考えてみます!
解禁、開示日共に了解です。 出題ご苦労様です。
参加します。
今のところ、五里霧中。 >>136
出題者さん
忘れてました、具体的な解禁、開示時刻の設定もお願いします! >>136
>月曜日には解禁で。
謎解きを終えて解答も書き終えたけど、アップは今夜0:00からってことで良いのかな? 時刻も必要でしたね。失礼しました。
解禁時刻はご自由にどうぞ。解けましたら、その時点で。
開示は火曜の9:30〜10:00にします。 >>135
解答します!
画家の描いた絵は「死に際の自分」と推理しました。
>絵筆を持った右手
>リズミカルに動く左手
画家の利き手は右手。なので、後述の左手の描写は、病気による痙攣だと考えました。
>画家は旅立った
亡くなったという意味。
******
「抽象画から写実画に転じた理由」「花瓶の絵の理由」が絡められてないので違うかな、、
左手の描写から「画家が他人に入れ替わっている」可能性も考えましたが、妻と会話している描写があるので、違いそうですね、、 >>135
出題、ありがとうございました。
【白痴小五郎の推理】
ピカソ的な画風(キュビズム)の抽象画家たちが高い名声を得ていた二十世紀初頭の欧州では、
同時にそれらを「退廃芸術」と呼び、その一掃を目論む者たちが勢力を拡大していました。
かの、ナチスです。
自身の所有する絵画がいずれはナチスに没収され、焼却や散逸の憂き目に遭うことを予見した画家は、
それらをナチス好みのロマン主義的な写実画で「上書き」することにより、秘匿しようと考えます。
(退廃芸術家たちは既に当局にマークされており、絵をそのままの状態で運び出したり、隠すことは困難でした)
彼は絵を描き終えると、妻の居る場所へと「旅立った(≠亡くなった)」のでした。《おしまい》
質問:画家が描いた絵とはなんでしょか?
答え:抽象画を隠す為に上書きした絵 >>144
そういう史実があるんですか!
ただ、絵画の運び出しの為の工作だとすると、
「一枚」と限定しているのは不自然な気が少ししますね、、
最後の一枚と捉えることも出来ますが、
「あの絵を完成させないと」とあるのでやはり、、
その点以外はすごくしっくりくる推理です。
自分の推理は行き詰まりです、、
抽象画から写実画に転じた理由がうまく説明できると良いのですが、、 >>145
>ただ、絵画の運び出しの為の工作だとすると、
僕は目的を「運び出しの為」と限定はしていません。
とても大きな絵、もしかしたら壁画かもしれませんが、いずれにせよ写実画で上書きすることにより
もとの抽象画を隠すことが画家の目的と推理してみました。
ちなみに利き手の変化は、僕は単に「鏡」に映った姿を見ただけと考えて重視しませんでした。
人物が入れ替わった?と錯覚させる、作者氏のトラップかなと。 >>135
受けたまんまの印象というか左手右手の記述を元にそれっぽく考えてみた
絵筆を持った右手で描かれているのは具象画
しかし、鍵穴から確認されたリズミカルに動く左手という記述から画家は左手でも絵を描くことが可能だとわかる
そして自分の絵(抽象画)を捨てるのかという発言に対し「時間が無いんだよ。僕はあの絵を完成させないとならないんだ。この絵は準備だ」
という言葉から、抽象画家としての自らの生命が長くないこと、それはおそらく左手を使える期間が残り少ないことが推察できる
アトリエにこもった画家が左手を動かし抽象画を描く、そして右手で描かれた具象画である花瓶は下準備であったこと
以上のことから、画家が描いた絵は左手により描かれた抽象画と右手により描かれた具象画を合わせた半抽象絵画 解答開示は夜の9:30-10:00ですかね?
まだ、2人解答が済んでない方がいるようなので良かったです。
>>146
なるほど、特定の一枚を、ということですね!
「鏡」を使ったトリックですか!
その場合、鏡は絵を描いている画家の背後にあったということですかね? 書き忘れてました。明けましておめでとうですー。
解答は明日の午前9:30〜10:00でお願いします。
愚問にお付き合い下さり、ご回答してくださった方、ご回答予定の方に多大なる
感謝を。
みなさん面白い推理しますねー。作者すら凌駕する歴史的なミステリーにも。
正解者がいるかどうかまで書くと冷めるので控えますが、なかなかいいポイントは
突かれていると思います。
ヒントというほどではないので、こちらに書きますが
手掛かりは6つ、厳密に言えば7つ。推理するポイントは3つ。
です。 今回も、正解からは遠そうだが一応、書いて置こう。
>手掛かりは6つ、厳密に言えば7つ。推理するポイントは3つ。
全然、解らない。
最初に思いついた内容。
画家は二人で一人。
コロンボの構想の死角的な感じ。
左利きの真画家の方が病気で書けなくなる、右利きの偽画家、頑張る。
偽画家の妻出ていく。真画家、持ち直す。最後の作品にかかる。
真画家の妻出ていく。作品完成。真画家、どこかへ(含む天国)旅立つ。
これだと書いた絵が何か解らない。
二番目に思いついた内容。
画家は右利き。
左手で、頑張って、”絵を描いている右手と書かれている絵”を、作品とした。
いまいち。
三番目に思いついた内容。
ここからは、今日このスレを見てから思いついたもの。
画家はパーキンソン病に罹っていた。
頑張って、最後の作品を作成。
いまいち。 四番目に思いついた内容。
画家は精神病を患っていた。
”先鋭的な画風”では無く狂気から生み出された幻を書いていた。
しかし、薬を飲んで、現実を見れるようになる。
作品、売れなくなり貧乏に。そして、離婚。
画家は薬の副作用でヘロヘロに。
画家が描いた絵は”現実”。
五番目に思いついた内容。
白痴君のを読んで思いついた。
これも、いまいちなのだが、今回の中では気に入った答えと言う事で。
白痴君風にまとめてみた。
白痴君の答えと、昨年のトピックを合わせて、それらしくしてみた。 ハン・フォン・メーヘレンと言うが画家いた。
画家と言うよりは贋作者としての方が有名で、
ナチスの高官にフェルメールの贋作を売りつけた男だ。
ナチス相手に商売して儲ける画家や画商がいる一方、
マックス・エルンストや、パウル・クレーや、エミール・ノルデ等、
退廃芸術家の烙印を押され押され弾圧される画家もいた。
未来を生きる男と称されたその画家も退廃芸術家の烙印を押された一人だった。
彼の作品はナチスによって尽く焼かれ、彼の名も忘れ去られ、存在自体が歴史の闇に葬り去られた。
しかし、男は他の画家たちと違っていた、彼なりの方法でナチスに対する復讐を試みたのだ。
彼は贋作を作ってナチスに売りつけ、利益を得ると同時にメンツを潰す計画を立てた。
ドイツ国内での活動が難しくなった画家は、ドイツ語を話すものも多い隣国オランダへと逃れた。
計画に基づき、まず写実的な絵画を極めた。
同時にメーヘレンの知己となり、贋作のノウハウを学んだ。
しかし、同時に妻や友人にも秘密ができ、アトリエには誰も入れることができなくなった。
妻と別居したのはそんな時だった。
作品が完成する間近の1940年、ドイツがオランダに侵攻してくる。
別居してもなお画家を心配し続ける妻に亡命を促した。
妻が亡命して間もなく一枚の贋作を完成させると、
メーヘレンの仲間の画商に手渡し、画家はイギリスへと旅立った。
画家は、イギリスで、画商から売買成立の手紙と共に小切を受け取った。
画家の復讐はここに成ったのだった。
1945年ドイツは降伏した。
同年、メーヘレンは、ナチス・ドイツにフェルメール作品を売った罪で逮捕され、
贋作であることを告白した。
1947年メーヘレン死亡。
195X年画家の贋作は、本物としてオークションに出品された。
しかし、元画家本人の内密の指摘により、複製とされ、はした金で彼の元に戻ることになった。
199X年、元画家、死去。贋作の代金は彼に幸福な余生をもたらした。
彼の名を知ることはできない。 しかし、作品の名前を知ることはできる。
そして、何が描かれているのかも知ることができる。
そこには、長髪で青衣の男と水晶玉が描かれているのだ。 白痴君の推理に乗って、以下のように考えてみた
自分の絵に上書きするよりはキャンバスの裏に別の絵を描き、額に嵌める方が絵の隠匿法として自然ではないか、というのが一点
鍵穴から覗いて見えた鏡像について
画家が自分の後ろ姿を鏡に映していたということは
画家の正面にももう一枚、別の鏡を置いて自分の後ろ姿を描いていたことを暗示している
つまり、画家は「キャンバスに新たな絵を描く自分の姿」を描写した絵を一枚、描くことにより、アトリエに残された絵に隠された秘密を、メッセージとして遺したのだ >>148
>その場合、鏡は絵を描いている画家の背後にあったということですかね?
僕はそう推理しました。もし鍵穴から見えたのが「左手」と「顔」なら、自画像の線を最有力としたでしょう。
>>152
もう一つの有力な説として、僕も「ナチスを騙す為のフェルメールの贋作」という線を考えてはいましたが、
今回は画家の行動が絵を描き終えただけで完了していること(一枚の絵を完成させると画家は旅立った)を考慮し、最終的に推理から除外しました。
但し正解がその線で、「あまりに平凡な花瓶の絵」が実はフェルメール作品の一部ということはあるかもしれません。 >>154
>キャンバスの裏に別の絵を描き、額に嵌める方が絵の隠匿法として自然ではないか
そのようなオチの小説もあった気がしますが、今回は画家のアトリエにある絵ということなので
展示用に額装や裏張りが為されている状態はイメージせず、
単に「上書き(直接上書き/キャンバスの上にもう一枚キャンバスを貼って上書き)」と推理してみました。 回答いただいたみなさんに多大なる感謝を。
解答を超えて推理されているので、解答を示すのが恥ずかしくなっているのですが
どぞです。
人生最良のニュースと人生最悪のニュースは時に同時にやってくるものだ。
画家が妻から人生最良のニュースを聞いたその数日後、残酷な人生最悪のニュースを
聞いた。
彼に残された時間は少ない。自分に何ができるのだろうか?
私は画家だ。もしも残すなら絵がいい。そしてそれは彼に伝わるものでなければならない。
不慣れな写実画に取り組んだ。最初は花瓶や静物を。
友人たちは彼らしくない絵を見て嘲笑した。しかし構わない。なぜならこの絵は売る
為の物ではない。たった一人の為に描く絵だ。
絵の完成には10か月を要した。次第に体は衰え、力を失っていく。
鏡を使って描いていたが、容貌の変化は否めない。想像で描くしかなくなった。
妻は最期まで共に居たいと望んだが、そろそろ彼女は出産の準備をしなければなるまい。
「自分の体の事だけ心配しなさい」
彼はそう言うと、アトリエに戻った。おそらく我が子には会えないと覚悟して。
――――
「お父さんってどんな人だったの?何をしていた人なの?」
成長し、質問が増えてきた息子に母は一枚の絵を示した。
そこには微笑みを讃え、いかにも画家然とした彼がいた。
「お父さんは立派な画家。そしてこれがお父さん」 ある点について問題になる可能性があるので補足します。
花瓶については、白痴君が指摘した通りミスリードです。
このルートから答えを導きだそうとすると、右手と左手の問題から画家が2人いたのではないか?という回答へ至ります。
しかし、最後に妻と画家は顔をあわせて会話していますので、このルートでは解答に行き着けないのです。
絵の上に重ねたってのは、そもそも思いつきもしなかったので焦ってます。 解答編をありがとうございました。
>一人残る画家を心配する妻に「君は自分の事だけ心配しなさい」とだけ言うと
の部分から、妊娠の線は早々に排除していました。
妊娠発覚(1〜3ヶ月後)から「10ヶ月後(半年後+四か月)」だと、
通常は既に出産しているはずと考えたので、それなら「自分の事だけ」とは言わないだろうと。
推理は十分に楽しめましたので、これはクレームってことではありません。
またの出題を楽しみにしています。 出産の事はくわしくないので、10カ月ぐらいしか知識がないんだよ。
だいたい10か月+αしか。 解答ありがとうございました。
>>155
>もう一つの有力な説として、僕も「ナチスを騙す為のフェルメールの贋作」という線を考えてはいましたが、
これからの話は、すべて贋作、前提なんでよろしく。
"フェルメールの贋作"とするためには、”リズミカルに動く左手”の説明が必要。
メーヘレンであれば、アル中だったらしいので、震えととれば大丈夫だが、
メーヘレンは”古典派の具象画こそ芸術であるとの持論を持っていた。”とのことなので、
問題の作家としては失格だった。
問題の作家であるためには、パーキンソン病や老齢等による震えが必要だった。
さもなくば本物の作品の作者が左利きであることが必要だった。 雑談スレで手掛かりについて書いて欲しいとの事なので、補足として
・冒頭の未来を生きる男
これは暗示として書きましたので省いてもよいのですが、文字通り未来を生きる男
となったという意味で
・画家が友人に言った時間が無いという言葉
時間が無いとはなにか?納期ならば、その旨書きますが記述していません。
時限があるものの推理のきっかけとしていれました。
・左手と右手
右手は部屋に入ってしっかりと確認していますが、左手は鍵穴のわずかな隙間から
のぞいた映像です。鏡像である可能性を推理して頂ければ。
・半年と4カ月という分け方
白痴君に論破されましたが、あわせて10か月であると考えると妻の妊娠が見えるかと
・画家の肉体の変化
最初は肉体について記述していません。6か月後は痩せた背中とリズミカルに動く左手
そして4か月後に歩くのも億劫そうに。
・最後の妻の態度と妻にかけた言葉
愛想をつかしたなら妻はなぜ画家を心配したか?自分の体の事だけを心配しろという言葉。
・旅立った
文字通り旅に出たととる事も出来ますが、旅立ったのもう一つの意味に気が付けば。
他にもちょこちょこありますが、大きな部分はこの7つ。
白痴君に論破された部分が大きなとこなので、なんかすいません。 3行3問ショートショート合間の推理〜。次の問題までのおひまつぶしにどうぞ。
地下深くにある研究所。最愛の妻であり天才研究者の彼女が殺されてしまった。
防衛システムは完璧で誰も入り込むことは不可能、他の研究者は誰もいないという
あり得ない状況での殺人。
Q:犯人は誰か?
ある邸宅でその家の主人が撲殺された。しかし肝心の凶器が見つからない。
ゴルフなどの趣味はなく、小銭を貯めて銀行にもっていくのが趣味というケチな男。
警察に協力を求められた探偵は、暖炉に残された布の燃えカスを見て微笑んだ。
Q:さて凶器とはなんだったのか?
昔、お福という女性がいた。彼女には許嫁がいたのだが、他の男を好きになった。
呉服屋の大旦那である父親は激怒。お福と男を遭わせないよう眼を光らせるように。
しかし、しばらくして彼女と男は駆け落ちした。
Q:お福と男はどうやって父親の目をかいくぐったのか? 出題ありがとうございます
最初の二つは一応の見当はつくのですが
三問目は答えが色々ありそうでちょっと迷走してます 暇つぶし用なので、気軽にどぞです。
三問目は、答えがいくつも出てきそうですが、ある点を指摘した上でならどんな答え
でも問題ないんです。何を用いたか?ではなく、何故用いる事ができたのか?が重要なので。 では、第3問目にチャレンジ
お福と許嫁は携帯電話で連絡を取り合った 出題ありがとうございます 。
三問目は、難物だな。
ところで、解禁日時って、いつ? 1.
研究者以外の何者か(他の研究者は誰もいない、研究者以外はいる)
2.
布に包んだ小銭
3.
A案.
大旦那の目を瞑らせた(目つながりで)
B案.
長文
>Q:お福と男はどうやって父親の目をかいくぐったのか?
>三問目は、ある点を指摘した上でならどんな答えでも問題ないんです。
>何を用いたか?ではなく、何故用いる事ができたのか?
”何故用いる事ができたのか?”に注目すると、大旦那の子供は男の方だった。
お福は呉服屋の針子だった。仕立てた服の袖にでも文を隠していたのでしょう。
と言う事でA案で。 出題ありがとうございます!
1,第一発見者が犯人
妻が死んだことを知るには誰かが外から開けて発見したということなので、その人物が犯人。
2,>>170さんと一緒
3は考え中、、、 じゃあ明日にでも解禁します。
おそらく次の出題もそろそろだと思いますので。 >>172
「解禁」とは解答開示のことですよね?
解答開示は出題希望の方が出てからでも良いかなと個人的には思うのですが、どうでしょう?
あ、他の方の意見もあると思うので、それにもよるのですが、、 次の出題が出るまでのヒマつぶしになったらと思っただけなので、希望の方が
決めてくれてもいいですよ。 >>165
【1】
Q:犯人は誰か?
A:愛夫弁当に毒を仕込んだ夫
【2】
キ林:簡単ですよ。凶器は「硬貨入りの布袋(ブラックジャック)」です。
使用後は硬貨を取り出して、布の袋だけ暖炉で燃やしたんでしょうね。自分の汗など、痕跡が残っている可能性を考慮して。
白痴:ははは、では聞こうか。そんな注意深い犯人が、なぜ「布の燃えカス」を残すんだい? ちゃんと灰にしないで。
キ林:え?(また、面倒くさいことを…)
白痴:犯人はそれが「凶器」ではないからこそ、それが燃え残っても重用視しなかったんだよ。
キ林:では、あの「布の燃えカス」は何なんですか?
白痴:犯人は暖炉に火をつける為に、有り合わせの布で種火を作った。「布の燃えカス」は、その残りと僕は推理するね。
キ林:では、犯人は…寒がり?
白痴:違う違うw 犯人はやはり自分の痕跡が残っている可能性のある凶器を、暖炉で燃やしたんだよ。
キ林:でも、それらしいものは何も…
白痴:いや、見えているのに気付かないだけさ。暖炉の中にあって、当たり前だからね。
Q:さて凶器とはなんだったのか?
A:薪(暖炉の中で既に燃え尽きて灰になった薪)
【3】
ポイントは、敢えて「遭わせない」としている点。
もしも娘の心変わりが「男(許嫁)」に悟られたら、家同士の許嫁の取り決めが破綻しかねない。
それ故に大旦那は、何よりも娘と「男(許嫁)」を、偶然にも「遭わせない(≠会わせない)」よう、眼を光らせていた。
しかし、「お福」と「男(他の男)」が密かに連絡を取り合い、駆け落ちを目論んでいるとまでは思わず、その点の注意は疎かだった。
Q:お福と男はどうやって父親の目をかいくぐったのか?
A:大旦那がもっぱら「許嫁」の動向を気に掛けていたので、その目を盗んで被衣姿に正体を隠し、まんまと駆け落ちに成功した。
(呉服屋には被衣姿の女性客が多く出入りしていた) 書き忘れましたが、出題ありがとうございました。おまけで僕の拙論の補足と解説。
【1】
「防衛システムは完璧」:外部から施設のシステムを弄ることは不可能と推測(酸欠死等の可能性を排除)
「あり得ない状況」:第三者が直接的に犯行に関与し得る状況では無かったと推測
「犯人は誰か?」:犯人は特定可能な人物と推測
総合して「夫に拠る毒殺」と推理
【2】
ブラックジャックでは暇つぶしにならないので、ハズレ覚悟で斜め読み推理
【3】
男1:大旦那の認める「許嫁の男」(大旦那が娘と「遭わせない」ように眼を光らせていたのはこの男)
男2:お福が好きになった「他の男」(大旦那はそれが誰か分かっていない?)
男3:お福が駆け落ちした「他の男」(呉服店の奉公人?)
大旦那の目を盗んでの駆け落ちは「男2=男3」であっても可能でしょうが、出題者は恐らくこの「三人の男」を想定していたと思います。 ヒマつぶし用もなかなか楽しんでいただけているようで良かったです。
ご参加いただいたみなさんに多大なる感謝を。
1と2については、概ね正解が出ていますので、先に解答を。
1
ミステリー知識クイズ的な側面もあるので、答えを二つ用意しました。一つは正答、もう一つはクイズなのでおまけ。A答とB答と分けました。おまけの方はヒントが
少なすぎるので答えが出なくても問題ないです。
なのでこの問題にはA答とB答を。
A答:白痴君の答えです。夫が渡した飲食物の中にあらかじめ毒物が仕込まれていた。あり得ない状況での殺人と銘打っているので人間以外で研究所に入り込めるの
は飲食物、そして登場人物は2人。犯人は誰か?と問うているので、答えは語り手である夫。
B答:やっかいなネーミングセンスで有名なミステリー作家のオマージュ。誰も入
り込めない状況下の殺人ですから、中にいる人間が犯人です。しかし研究者でもか
といって第三者でもない。では誰か?彼女が研究所内で出産し、育てた息子です。
夫がいる設定なので、作品を知っていれば状況だけであーあれかってなる問題。こ
こは単なるミステリークイズなので、おまけな答え。
2
ブラックジャックでは暇つぶしにならないという結果になりました。こちらもオマ
ージュです。フジテレビの人気シリーズで使われたネタまんまです。 >>165,178
問題1、2の解答をありがとうございました。
問題3が正解に至っていなかったようなので再チャレンジです。
【3】
昔、お福という女性がいた。
彼女には許嫁(男1)がいたのだが、他の男(男2)を好きになった。
呉服屋の大旦那である父親(お福の父親)は激怒。
お福と男(=男性全般)を遭わせないよう眼を光らせるように。
しかし、しばらくして彼女(お福)と男(男2)は駆け落ちした。
Q:お福と男はどうやって父親の目をかいくぐったのか?
A:男が女物の服で「女装」した(お福の父親は、娘が「男」と遭うことばかりに眼を光らせていた)
作中に込められていたヒント:お福=お服 問題でないねー。ということで3番目も解禁で。
昔、お福という女性がいた。彼女には許嫁がいたのだが、他の男を好きになった。
お福が好きになった。とは書いていません。許嫁がいたのだが、他の男をという
表現はこうもとれます。お福ではなく、許嫁が他の男を好きになった。
呉服屋の大旦那である父親は激怒。お福と男を遭わせないよう眼を光らせるように。
遭うという言葉は、そのまま会うといった意味合いの他にもう一つ意味があります。
そういう目に遭わないように注意する。という意味です。遭難などで使われるのは
この為。父親は、娘が男色のある男とばったり出くわして傷つかないように
注意していたという意味。
しかし、しばらくして彼女と男は駆け落ちした。
Q:お福と男はどうやって父親の目をかいくぐったのか?
父親が目を光らせていたのは許嫁ですから、そりゃ他の男は特には。
電話案、服の袖という案、女装案、いずれも面白いですが確実ではないのです。
父親の目をかいくぐる方法は、男という表現をどこまでうまく使えるか。
パズル的な要素があるので、推理脳のみなさん苦戦されてしまいましたね。
ということで、みなさんご回答感謝でした。
ご批判・御苦情は暇つぶし問題という事で、ご勘弁。 解答ありがとうございました。
またの、出題をお待ちしています。 「孤独な被害者のお話」
ある男が20階建てマンションの真下で死亡しているのが発見された。マンションの
屋上には男の靴がそろって置かれていたが、遺書の類はなかった。
男は足に重度の障害を負っていた。マンションにはエレベーターが設置されていな
かったため、男が屋上から飛び降りて自殺した可能性について疑問符がつく。
警察は他殺の可能性もあると考え、捜査をはじめた。
男は、引きこもりの男性で障害者年金で細々と暮らしており、恋人はおろか親しい
友人もおらず、両親は遠く離れた他県に住んでいる。
また、これまで何度も自殺未遂を繰り返しており、精神科への通院履歴のある男
であると分かった。
唯一彼と接点のある精神科の医師が殺害した可能性が考えられたが、事件当日には
女性と食事していたというアリバイがあり、犯人ではない。
警察は自殺以外には考えられないと判断した。
しかしこの事件、問題なのだから当然犯人がいる。
友人もいない引きこもりの男、彼を殺すほどの動機のある人間は誰か? ふざけたマネするな!他人の問題を勝手に転載するな!
てめえで出したかったらてめえでですわ!
消せ! この問題は、論破された事が悔しくてバカが勝手に転載したものです。かかわらないでください。調子に乗るだけです。 うーん。これは、ER(救急救命)の医者が犯人で、動機は、何度助けても現れる男に殺意を持った。ということかな? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています