【密室】クローズドサークル3【恐怖】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
前スレでも1度紹介されていたが、周木律の眼球堂の殺人読んだ。
キャラが書けてない。 天才が書けてない。(むしろアホばかりに思える)
など、欠点はあるが、王道クローズドサークルで
色々凝った作りの力作という感じ。
シリーズの他作品も手に取ろうと思わせる出来だった。 森博嗣の「そして二人だけになった」のように
クローズドサークルは書かれるがそこから出てからが本番というのも異色で良い クローズドサークルのお約束
・何人か(多くても十人以下)が一ヶ所に集まりその中に殺人計画を持った者が居る
・都合よく災害や天変地異などで孤立する
・電話線が切られ、携帯は不通になり、外部との連絡手段が無くなる
・殺人事件が起きる
・皆で一箇所にいようという提案がなされると必ず反対し一人で部屋に籠る者(たいていは女)が現れ、その人物が次に殺される
・何かに気付き今はまだ言えないと呟いた者が次に殺される
・犯人はたいてい初期に殺された者(死体入れ換えトリック)
・探偵役が悠長に謎解き ・犯人と疑われ監禁された人物は必ず殺される
・人数分の人形が置いてあり殺される度に一体ずつ壊される ・皆で一箇所にいようという提案がなされると必ず反対し一人で部屋に籠る者(たいていは女)が現れ、その人物が次に殺される
これ物凄い定番っぽく言われるけど
意外とピタリ該当してる作品ってそんなに多くないと思う
食パン少女みたいにフラグネタそのものの浸透度が高くなりすぎた結果というか 一人だけどっか行ってあと全員固まってるってのはあんまりないね 言い出したそいつに同調して結局みんな
ってパターンが一番多いな それは「クローズドサークル」というシチュにこだわるパターンではないのでは お約束
リーダーシップのある者の指揮によって
いくつかのグループに分かれてスコップやバットなど武器になりそうなものを持って
建物内と周囲をくまなく調査
結果誰も隠れ潜んでいないことが判明
殺人鬼はこの中にいる誰かであることが確定する 全員の部屋と持ち物検査するけど特に収穫なし
「まぁ俺が犯人だったら殺した武器を自分で持ってないけどね、むしろ誰かの部屋に放り込んどくかも」
↑こういうこと言う奴もいる 現代の科学捜査どころか血液型や指紋といった犯罪捜査で当たり前のことさえ分らない
とする探偵役を無能状態に置くのがクローズドサークル むしろ誰にも邪魔させない
探偵の独壇場のためにするための舞台設定やろ 被害者と加害者が入れ替わっているというド定番ネタも、
科学捜査ができないというクローズドサークルの条件でのみ成り立つんだよな 現実には有り得ない無茶苦茶な設定やトリックでもクローズドサークルと言う状況設定にすれば成り立っちゃうからな
現実逃避の都合のいい状況設定だよ クローズドサークルの話になると必ず科学捜査がと言われるが、だからこそクローズド
サークルは最も読者に対してフェアだとも言えるでしょ。
訳分からん科学用語羅列されても読者は事件を解けんよ。でもクローズドサークルなら
基本は解けるからね、条件的には。 科学捜査というか警察による当たり前の捜査が行われないで
探偵役が状況証拠だけで犯人を推理するのがクローズドサークル物 でも死亡推定時刻ぐらいはわからないと困るから
医者はメンバーにいる 大抵法医学専門ではないので詳しいところまでは分かりませんがって枕詞がつく 変に常識を働かせて死体や現場にはなるべく触れないでおこうと言って
ちゃんと調べないから、調べれば分るはずのトリックがまかり通る >>25
でも犯人がトリックとか弄してない限り正確なのが前提
実はあんま詳しくないくせに知ったかぶって誤診するような
プライドだけ高いヤブ医者はいない 秘密の通路があったり隠し部屋に隠れていた人物が犯人だったりとか最近はお約束をあえて破るのも多い クローズドサークルな状況を楽しめる旅行をしてみたいなあ
以前ミステリーツアーっていうのがあったから、これか!と思ったら行き先が着いてみないとわからないという意味だった >>26
本当に死んでるか熱湯かけてみようぜ・・・ってやつがいると困る話を5つばかり知ってる やめて!かわいそうよぉ!っていう女が必ず一人混入されてるから熱湯は無理。 ベラ「判事の好きなお酒よ天国で飲んでね」ジャバジャバ
ベラ「判事の好きなカレーよ天国で食べてね」ボトボト
ベラ「判事の好きなうなぎよ天国で……」ニュルニュル
判事「いい加減にしろ!」 顔のない死体、死んだふり、偽の血液など初歩中の初歩のトリックも、
充分な捜査ができないというクローズドサークルの状況では有効になる なんだかんだでクローズドサークル作品は無難におもしろい 無難に面白い定番パターンなのに
完全に定着させたのがシャム双生児の謎(1933)〜そして誰もいなくなった(1939年)あたりとすると
比較的近年……とまでは行かないまでも推理小説のトリックなどはすでに出尽くしたと言われたあたりだよな
もうすでにそのあたりから科学捜査がトリックなどに邪魔と思われてきた時期ゆえに生まれたジャンルなのかもしれん
(初のクローズドサークル作品と言われるオリエント急行は、クローズドサークルそのものの魅力というより、まさに必然性ゆえにクローズドサークルになってる作品だし) 探偵役が初めから事件に巻き込まれた当事者で謎解きもするという状況を作るのに都合がいいからだろう
この条件が満たされるなら別にクローズドサークルが舞台でなくてもいい クローズドサークルで事件が起こるが警察なり探偵なりは事件後に乗り込んできて捜査し犯人を挙げる 容疑者が館に集められた10人足らずとかじゃなく人口数千はある離島で殺人が起きる
天候不順で船がこない飛行機は飛ばない
といった巨大クローズドサークル そんなこと言うたらあらゆる犯罪が地球規模ならクローズドサークルになってしまうわ スネークアイズって言ったっけかな。3万だか5万の観客の目の前で大統領だか
そういう感じの人が銃殺。
で、観客閉じ込めて犯人探すっていうアクション映画があるよ。 それでも結局[メール欄]みたいな感じになるんじゃないの? 執事・メイド・使用人が犯人
通報で駆けつけた近所の交番の制服巡査が犯人 宇宙なら現代でも簡単にクローズドサークル作れるな
宇宙船とか宇宙ステーションとか火星移住実験とか 心理的クローズドサークル
学園ミステリーで犯人は学校関係者だろうと読者に思いこませて外部犯だったというオチ ミニマルクローズドサークル
3人しか居ない。1人殺された
自分が犯人でないことは知っているからもう一人が犯人のはずだがしかし・・・ 俺じゃないからお前が犯人なのは間違いない・・・やられる前にやってる!
グサッ!
・・・ふぅこれで安心だ・・・あれ?このナイフなんで持ってんだろ?・・・どっから?いつから??
とか 時計館の殺人
密室状態をつくるための理由付けがよかった 孤島の祈り 単行本
– 2018/2/5 集英社イザベル・オティシエ (著
運は尽きた。ペンギンも喰らった。
氷河を抱く絶景の無人島に取り残された夫婦に迫る運命とは――
女性海洋冒険家による、驚異のサバイバル小説。
『予想外の展開にあなたはきっと絶句する』唯川恵(作家)
『おそろしいほど細部がリアル。心理描写も現実のよう』角幡唯介(冒険家)
慎重派のルイーズと、楽天家のリュドヴィック。「思いきり生きよう!」と冒険に出た若い夫婦は、南極近くの無人島に上陸した際、突然の嵐に船を奪われてしまう。
ペンギンを捕獲して腹を満たす日々。極限の生活は、人間の身体と心を蝕む。
ふたりは、お互いの信頼の絆を失っていく……。
女性で初めてレースにおける単独帆船世界一周を果たした海洋冒険家が、人間の脆弱な生と愛を描く。フランスのベストセラー漂流小説! ロビンソン・クルーソーなんかは究極のクローズドサークルだな
たった一人の環境に次々と試練が襲ってくる ゾンビが出てくるミステリもあるし別にワニとかアナコンダとかに囲まれても良いよな オランウータンが犯人だったとか意外性があって新しいかもね ウッホ、外を覗くとオラウータンと目が合った。その瞬間、興奮したのか激しく窓を叩く。その音に集まった奴らの仲間がさらに激しく館全体を叩き続けた。
ウッホ、どうやら完全に囲まれてしまったようだ。一歩でも外に出れば、鋼鉄さえ曲げてしまう握力で僕らの首など一ひねりだろう。
ウッホ、一万頭のオラウータンに囲まれて一日が経った。なぜやつらがこの舘に執着するか分からない。
ウッホ、事件が起きた。ゴリ江が行方不明になり、妹のゴリ子が無残に殺された。部屋には鍵が掛かっており誰も入れない状況でゴリ江は消えた。
「猿人荘の殺人」
再来年ぐらいに出そうと思ってる。 極小環境クローズドサークル
エレベーターに乗っている時大地震に見舞われエレベーターが止り電気も消える
エレベーターに乗り合わせていたのは4人
気付くとそのうち一人が殺されていた 昔見たホラー漫画(一緒に乗ってる子供がお母さん食べちゃうにんじんって話が有名)でそんなのあったわ。
エレベーターに男女数人が閉じ込められて、
占い師の女が「この中に死神がいる」とか疑心暗鬼にさせた挙句勝手に心臓病で死んで
そこからみんな殺し合って全員死ぬ
(死神の正体は一緒に乗っていたゴキブリでしたというオチ、ちなみに勝手に殺しあっただけで死神は何もしてない) セバスチャン・フィツェック「乗客ナンバー23の消失 」2018/3/28発売
次々に乗客が消える客船に妻子失踪の謎を解くべく乗船した捜査官が直面する謎また謎。一件落着と思わせて連続ドンデン返しが炸裂!
アイ・コレクター書いた人の新作 >>62
短編程度のアイディアだけど、誰か力のある作家にそのネタで書いて欲しい 物理的クローズドサークルじゃないが
オタサーの姫とその囲いみたいな閉じた人間関係の話で何かないか >>62
人為的なものならまだしも、犯人の意図しない偶然な事象が関わるクローズドサークルは苦手だわ
地震みたいな天災にしても、最近話題になったゾンビにしても……
そんな極限状況で針に糸通すようなトリックをやってのけられるもんかね
そこをいかに理由付けされてるかも面白いところだとは思うんだけどね
関係ないけど、偶然って意味ではキーとなる登場人物の記憶の欠落に関わるトリックも苦手だわ
思い出したら終わりやんけ〜とか思ってしまう 人為的に作り込まれた状況設定よりも偶然クローズドサークルになって事件が起きる方が意外性があっていい 修学旅行
携帯を没収された生徒たちが迷い込んだ山奥の民家で殺人事件が起こる!!! 携帯の通じない地下は?
地下鉄が暴走して工事が中断した地下トンネルに閉じ込められてしまう そうだな。とりあえず主演はアーノルドシュワルツかシルベスタ・スタでいいか? >地下鉄が暴走して工事が中断した地下トンネルに閉じ込められてしまう
まあこの舞台設定だとそうなるよな >>75 携帯電話が通じない場所って今日日ほとんどないような……。
いつだかやってた和製そして誰もいなくなったも携帯取り上げて外界との連絡手段断ってたよね。 携帯電話が使えても外部からの物理的介入が無理な状況なら構わないとも言えるけど
それだと閉じこめられたという閉塞感のサスペンスが半減しちゃうしな ドローンが一般的に普及したら、今度はどうやってドローンを使えなくするかが重要になるんだろうな 今CCを最も簡単に実現できそうなのは多分宇宙環境だろうし
そろそろSFが混じってきそう
というか年刊の創元SF傑作選でなんかCC設定のやつあったな その手のSFミステリーなら山田正紀あたりが書きそうだな そうだ宮内悠介だ
最近短編集にまとまったんだなあれ 宇宙ステーションでの殺人だと日本SF新人賞とったMGHがそうでしょ 何の必然性もなく、ただ閉鎖環境のためだけに
舞台を宇宙ステーションとかにしたところで館ものと変わりばえがしない
今時宇宙ステーションが出るくらいではSFでさえない 現代社会で閉鎖空間を生み出すのが難しいから
ジェリーフィッシュとか屍人荘とかいった特殊設定ミステリーが書かれているわけでしょ?
これからのクローズドサークルは特殊設定ミステリーだよ まあ、宇宙船の中で人が殺され、それはコンピューター(人工知能)の暴走といううような設定は
50年前の「2001年宇宙の旅」でとっくに行われているね 数年前にBSドラマで宇宙船での殺人ってなかったっけ?
剛力や篠原ともえとかが確か出てた
死刑囚たちを使って移住実験やら ジェリーフィッシュはあの世界観じゃなくてもできそうだけどね航空機の飛行実験とか実際にあるだろうし >>85
そこで超動く家にてですよ
(バカミスの範疇だけど)
>>89
なんかうっすら記憶あるな
実は(メール欄)だったって奴じゃない? どんなオチだったか忘れたが、都筑道夫が宇宙大密室と言う短編で火星だったかどこかに流刑にされ、たった一人残された男の殺人事件書いてる。
一応ミステリとしてのオチがあったと記憶している。デモ覚えていないってことは
対したミステリじゃないのかもしれない。 そういえば、海外ミステリーって「そして、誰もいなくなった」以外に正統派クローズサークル作品ってないの?
そりゃ、オリエント急行の殺人や偽のデュー警部とかいった閉鎖空間での殺人を扱ったものはあるけど
逃げ場のない空間で一人一人殺されていくサスペンスが強調されているクローズサークルものって
海外ミステリーって他に何かあったっけ? 海外ではその手の本格ミステリーは戦後すっかり廃れた
いまだにその手のが生き残ってるのは日本だけらしい
日本でもだんだん廃れていったけど新本格が出てきて復活してしまった 廃れたというよりかはシチュエーションスリラーに吸収されたんだと思うよ。 いや、海外本格が廃れたのは知っているけど古典でもいいから
そして誰もいなくなった以外で正統派のクローズドサークルって数作ぐらいは
ないのかなあって疑問に思っただけ
そして誰もいなくなった自体は何度も映像化されているほど人気なのに シチュエーションだけで言えばクイーンが何度か書いているけど、正統派のクローズドサークルってわけでもないし、チョコレートの作者が確か書いているが、あれは島全体だったし。そう言えばないね。
あちらではミステリーと解釈されずにホラーにジャンル分けされているんじゃないの。 >>97
>あちらではミステリーと解釈されずにホラーにジャンル分けされているんじゃないの。
なるほど
逃げ場のない閉鎖空間で殺人鬼が跋扈するホラー作品なら
海外にもたくさんありそうだものな 最近の海外物で孤島の施設で殺人なら『シャッターアイランド』というのがあった
映画にもなっている SAWがその典型じゃないかな。もし日本で小説になってたらクローズドサークル作品として認知されると思うけど、あちらではまあ映画ってこともあるけど、ホラーでしょ?
狭い空間で何人も死ぬ=ホラーというアメリカンなざっくりした考えなんじゃないかな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています