【綾辻行人】改めて読む「館」シリーズ【新本格】
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「密室の中でなぜかゾンビ化して、恋人を食べちゃった」というのが本格か否かという低レベルの
議論が進むなか、王道の(新)本格「館」シリーズをみんなで読み進めましょう!
・だいぶ前に読んだ人も
・まだこれから、という人も
どちらも歓迎です。本格ファンなら絶対おもしろいです
また、古参の方は、ぜひ「これから」の人に注意点、ヒントなどお願いします
もちろん、ネタバレ禁止ですので、必ず「寸止め」で
あと、順番は、「十角館の殺人」から順番に
あとから来た人が上から読んできてネタバレ(?←後続作の従前設定引用くらいの意)に
ならないように、「だいたいいま水車あたりだな」とか空気を読んで、その前後のレスをしましょう!
親スレ
綾辻行人 44
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1516054015/
VIPQ2_EXTDAT: none:default:1000:512:----: EXT was configured 1で示唆したとおり、「後続作の前作までの(設定)引用があるので、順番にはこだわったほうが
いいです
読むならこの順で
↓
十角館の殺人
水車館の殺人
迷路館の殺人
人形館の殺人
時計館の殺人
黒猫館の殺人
暗黒館の殺人
びっくり館の殺人
奇面館の殺人
ってことで、まず、「十角館の殺人」から語り合いましょう 綾辻スレでもちょっとした言い合いになったが、例のオチを理解している僕らみたいな人と、していない言い方は悪いがミステリー初心者がいる。特に名前について。
そこをどう考えているのか、ぜひお聞きしたいところだね。
(カー風に聞いてみる) 「新本格」読み慣れてない人の注意点として、「本格文言がない」ということがあり、オーバースリップ
して、解決編に突入してしまうというのが「一般論として」まずあります
なので、「どこまでが出題編なのか」がとても大切で、事前情報収集してください(このスレは
そのためでもありますw)
その上、(おそらくまだ読んでない人もミステリーファンなら聞いたことがあるかと)、十角館には
衝撃の一行
というのがあり、うかつにそこまで行ってしまうと、推理の楽しみが半減です
(なお、濃いミステリーファンなら「衝撃」でしょうが、周りの「薄い」人に聞くと、
全然衝撃受けず読み飛ばしたって人も結構います。そういう方たちは、
その次のページで人数があわないので気づいた、となるようですw)
でもって、衝撃の一行は「第10章 六日目」の一番最後です
Kidle版だと87% あ。そうだ
今回、改めてKindle版買ったのですが(携帯する都合上)、Kindleだと「解説」がないです
「新本格キックオフ作品」なので、やはり、解説が読みたいところ
これから買う形には、紙の本をおすすめします ■出題編は、9章の終わり(83%)まで
解決編までスリップしてしまう理由として、
・最後に残った2人がどうなったかわからない
・「小瓶」とかのそして誰もいなくなったオマージュがあるので、形式的には全員死んで
「小瓶の中の手紙」が解決編となるのであろうと勝手読みしてしまう
ってのがあります
出題編は9章の終わり(83%)までで、「犯人は生きていて、もうひとりは死亡する」
なお、「実質」は、最後まで残った3人のうち、さらに1人死ぬ(81%)までで、ここまでで
推理可能=これ以降新しい材料はでてきません(ただし、人によっては、このあとで
一人消去する場合もあるので、どうしても絞れない場合は、9章終わりまで読むと
よいでしょう) ■動機
動機はわからないです(手がかりなし)
もちろん、解決編では、そのあたりも説明されますが、出題編にはヒントなし
純粋なフーダニットものです
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↓このあとは、個別のヒントです。寸止めにはするつもりですが、「そんなのいらねーよ」
という方は読み終えてから来てください ■ヒント集
まず思わせぶりな「プレート」ですが、「特に意味はない」ですw
これ、解決編でも自問自答して何であんなものを用意したのか?と言ってるくらい
プレートを貼る必然性はまったくありません。推理から除外してください
煙草トリックで殺害される人ですが、「彼は、人に勧めるときは、煙草入れごと渡す
癖がある」というのを推理に付け加えてください
よくやる、箱をポンポンと叩いて頭を出したタバコ一本を勧める人だと成り立ちません
解決編の方法でもそれ以外でも彼の「癖」がないとわからないです
犯人は単独犯で共犯とか複合殺人で他人の犯行と別の人の犯行とまじることは
ありません
また、プレートの表記はミスリードで、犯人以外は全員被害者で殺されます
次のレスでオルツィのヒント書きます。読みたくない人はここでとめて
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さっき空白後の一番下に次レス予告書いてしまったがそれでは目に入っちゃいますね。すみませんww そして誰もいなくなったのオマージュと死体検案の状況から、「オルツィは、実は生きてて島内の
どこかに潜んでいるのではないか?」と思わる方が多いのですが、最初の段階で死亡してます
彼女が生きている場合と死んでいる場合と場合分けすると面倒ですので、最初に除外しちゃって
ください
犯人が一番最初に殺した理由は、メ欄
そんな瑣末な隠れんぼトリックではなく、もっと大きいトリックが隠されています
推理できずにそこまで読み進むと、思わず「うわっ」っと声を上げるレベルのが・・・
ヒントはこんなもんでしょうか?
やっぱ改めて読んで、しみじみと歴史に残る名作と感じ入りました
未読の方はぜひおすすめ!! >>10
すげぇ
「綿密に推理ノートつける」派??? まず十角館に集まった奴らの本名が示されないことに違和感を持って、これは本名明示してる奴が犯人だと思ってたら一人絵を描きにいってるとか言う怪しい奴がいるじゃないか、こいつだ、と思った 十角館って綿密にノートつければ分かる類いのものじゃないでしょ
分かるとしたら直感でしか無理 おもしろいスレだが、重要なヒント(注意点)が抜けちょるw
これ、密室トリックではありません(特に第一の殺人)
「館」というキーワードから誤解するんだろうけど、第一の殺人やそれ以降でも所持品に
仕込むところから、「各部屋にはどうやって入るんだろう」と推理しちゃう人多しwwww
真相は:
犯人は、なんと、マスターキーを持ってます!
侵入方法を推理してた人、解決編のここで脱力感ハンパないらしいwwwwww 他の作品ならともかく、島に招待した人間=犯人という構図が出来ているので、当然そんなことは当たり前の事かと。
密室そのものについてはそこまでフォーカスされていませんし。 >>9
> また、プレートの表記はミスリードで、犯人以外は全員被害者で殺されます
そうじゃない。新本格は古典本格へのアンチテーゼで「探偵」というのを小馬鹿にする
名探偵の掟の「大河原番三」に相当する役の意
古典本格だと、「大河原番三」みたいな「警部」が演じることが多いが
つまり、「見当はずれの推理ばかりしてる」あの人(以下自粛 第1作のヒントも論点も出尽くしたようなので・・・
そろそろ「水車館」の話題ダしてヨイか?
自分的にはこっちのがスき 1はどこ行った?wwww
でも、まぁ、さすがに水車いってよかんべwwww やだやだ!まだ十角館がいいのー、やだやだ!水車なんかやだ!わーん そもそもこのスレ進行は無理があるよ
館シリーズなんて9作しかないのだから別に好きなのを好きに語っても問題ないじゃん
順番に語るのに一体なんの意味があるのだ?
そもそも最後の作品を語ったら後はどうするの?
このペースでいったら100レスぐらいで終了になってしまうわけだが 順々にネタバレしたらあとは特に盛り上げなくていいよ ほな水車のネタバレすべ
あるあるといえばあるあるだが、死体消失に入れ替わりを組み込み、その上でさらに入れ替わりを組み込むという手法がとられた作品。
入れ替わり自体は賢明な読者であればすぐに思いつくところなのだが、本書の優れた部分は入れ替わりによる人物ロールのスライドが非常にスムーズである点。
そして、殺人とロールのスライドさえも飲み込んで最後に浮かび上がる天才画家・藤沼の幻の作品。
ある種芸術的な見事さを持った作品であると思う。
迷路や時計の名が挙がるのに、本作の名があがりにくいのは、この作品のおけるメイントリック、入れ替わりの想定が非常に容易である事。おそらく綾辻が入れ替わりが用いられている事を隠していない為であるが、安力な読者なーんだとなりやすいことが要因であろうと思われる。 迷路のネタバレもすべー
作中作中作とでも呼べばよいか鹿谷門美の作品として迷路館の殺人があり、さら
に登場人物達が執筆している為、作品の中に作品があり、さらにその中に作品が
ある構造でありつつ、真犯人の身体的特徴をあえて隠すアンフェアを、後の解決
編、つまりは現実の迷路館の殺人の直前に明かす事で、全体的な構図としては
フェアなミステリーにするというアンフェアとフェアが混在する珍しいタイプの
ミステリー。
見立てが重要な要素として機能しており、なぜ見立てたのか?に論理的回答がさ
れている点も見事。島田が最初に指摘している点があまりにぞんざいに扱われて
いるのが惜しい。使われている叙述自体はオーソドックスなタイプである為、あ
そこで気が付いてしまった方もいるのではないかと思う。
館シリーズの中でも名作として知られている。特異な状況、ミステリー好きがわ
くわくするような展開が続き、最後にはどんでん返しにより驚くという実にミス
テリーらしいミステリー作品である。 もう少し「水車」丁寧にやりましょうよwww
まずスレ目的でもある、「出題編はどこまで?」ですが、本作はさほどピリピリしなくて良いでしょう
オーバーリードすることはまずないです
ギリギリのところ、島田探偵が名指しするのは、87%(kindle)、つまり第14章現在29日の
同室(午前3時30分)の節の一番最後の行です
ざっくり「インターローグまで(82%)が出題編」と考えて良いでしょう
逆に14章の叙述はかなり高度なので、「何でこんな反応するんだろ?」「何をこんなにおそれて
いるんだろ?」は、非常に高度な出題で、これはわからなくて仕方がないです まあ、他の方も書かれているとおり、ミステリー好きならすぐわかるアレですw
マスクだし、車椅子だし。怪人二十面相でもでてくる、アレ
なので、推理好きの方なら、8%(第2章の最初のページ)で「ああ、これか」ってわかりますw
逆に、「緻密な推理ノートをつけるような」重箱派wだと、プロローグで引っかかっちゃう場合
が多いようです。なので、そういう濃い系ファンの方は
・プロローグは「どんな形状のどんな死体が発見されたか」くらいを把握する程度でとどめ
「ノート」はつけずに
・ぶっちゃけここは「法則」が守られてないです。読み込めば読み込むほど混乱しますw
・全く同じ場面がインターローグ(第13章の次)に出てきます。こっちは、「法則」が守れれ
てるのできっちりノート(でも、推理ノートつけるくらいのマニアなら、こんな後半行く前
にわかっちゃうでしょうが) 本作の楽しみ方ですが、「あとがき」(Kindle版にもあります。ただし、解説もないし、有栖川有栖
のアレもKindle版だとついてないです)にあるとおり、
この種のミステリを読み慣れた読者諸氏の目には、、あるいは本作「やさしすぎる問題」
として映るかもしれない
だが、真相を細部に至るまで直感に頼ることなく推理し尽くすのは、云うほど容易では
ないはずである
ある意味では、「十角館」よりむしろ、【通 好み】の側面を持たせた作品だとでも伝える
だろう
ということです。つまり、「あ、わかっちゃった」部分は、「ミステリ通」なら当然わかる前提で、
さらに細部をどこまで推理し尽くせるか、が綾辻先生からの出題、ってことになります
この「あとがき」は、上記のような作者の意図とか当時の思い出が懐かしく書かれており、
かつ、一切ネタバレがない(島田探偵ですら、わざわざ「某氏」と表現するほど)ので、
最初に読まれることをおすすめします。出題意図がよくわかります
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このあと、動機とかヒントとか書いていきますが、なるべく早く離脱され、読後にまた戻って
来られるのがいいでしょう・・・あくまでミステリ初心者、あるいは、途中まで呼んだがサッパリ
という人向け
「(2章の始めで)あ、わかっちゃった」トリックがわからない人向けのヒントは一番最後になります さて、動機ですが
1.藤沼紀一がうすうす感づいているあのこと(つまり、彼のカンは当たってる)と
2.もうひとつは、彼女をめぐる、画家と外科医の三角関係です。夫もいるわけですから四角関係
というべきか?
なので、おおきな「ホワイ」はさほど深読みせずともこんなもんです(細かいホワイはいっぱい
ありますが。王道の本格なので、必ず必然性があります)
したがって、フーダニット(これは優しい)とハウダニットです
あとがきにあるように、「真相を細部に至るまで直感に頼ることなく推理し尽くす」のが課題です 濃いマニアにおかれては「人数が多すぎる」系の悩みが多いような気がします
おそらく、ありとあらゆる超例外的な手口を知りすぎていて、なかなか消去できず
場合訳が無限に拡がり破綻するような・・・そんな感じでしょうか?
そういう場合、まず、森教授と執事の倉本を容疑者リストから外してください
両者は重要な証言(目撃)をしますが、それらは全部本当です。倉本については目撃
したこと(「地」の文)が全部真実、という前提で推理しましょう
次は犯人の人数。そろそろ離脱してね!w 犯人は、1グループですが、単独犯ではなく共犯です
ただ、目的ひとつの共謀犯であって、偶然犯行が重なったとか、愛する誰かの犯行を
かばうため証拠を隠滅したとかの「ややこしい」複合犯罪は出てきません
ストレートな共犯です
次は、古川トリック 次の事実は真実です
・古川は午後10時半ごろ2階へ上がったこと
・森と三田村は確かに一晩中チェスをしていてその後、古川を目撃していないこと
後者は、「さすがにトイレ行ったり、部屋に戻って休憩したりするだろ?」という常識は
消してください。2人はずっとそこに居て古川はみていません
これを前提に推理してください
なお、島田探偵が検証したとおり、この別館には中村青司の仕掛けはありません
次は、「真相を細部に至るまで直感に頼ることなく推理し尽くす」を具体的に列挙
もちろん、これは自分で考えたほうが楽しいです
なので、「一体全体何を解けばいいのか?ヒント!」っていう方以外はここで離脱してください 「真相を細部に至るまで直感に頼ることなく推理し尽くす」具体例
(中村青司パートを除く)
その前にまず優しい方から
・文江を突き落としたのは誰か()
・森証言に該当する人は?
解くべき細部
・古川はどのようにして消滅したのか(森・三田村がずっと下にいた前提で)
・裏口を開けたのは誰か
・「噴水」を盗んだのは誰か
・なぜ「噴水」は地下室入り口にあったのか
・倉本を襲った人物とその理由
・なぜ「噴水」は消えたのか
・地下室の死体?あれは何?
・三田村を殺したのは誰?なぜ?
・朋子は誰になぜ殺されたのか? 「真相を細部に至るまで直感に頼ることなく推理し尽くす」具体例
(中村青司パート)
・幻の絵はどこにあるのか?
・なぜ、書斎が開かずの間になっているのか?
・野沢朋子が「何だかときどき変な臭いがして」と言ってるがその原因
・「出て行け」の意味は?誰が書いたと誤解した(させた)のか?
・書斎の鍵を開けたのは誰か
(以下、14章。難しいですw)
・「ぎぎぎ」の音の正体
・私がおそれる「あの男」とは誰のことか?
・なぜそこから現れると予想したのか
↓最後は、フーダニットがどうしてもわからない、という方向け。ほとんどネタバレw 主語の人称(1人称なのか3人称なのか)の「法則」を見破ってください
ただし、プロローグとか一部の記述(さすがに、ここで変えられないだろ?的なww)では
「法則」が守られてませんので、あまり深読みはしないように・・・
こんなとこかな
気づいたら、書き足します (2ちゃん全般でいえることだけど)「こんなスレ意味ない」言うくらいなら黙ってスレ閉じればいいのに?
そのスレで「意味ない」「意味ない」連呼するのは荒らしでしかない >>35
これも追加で
@文江を殺害した理由
A正木の交通事故の後遺症は何か。あわせてそもそもこの館の絨毯の色は何色?
B地下室の遺体は、なぜバラバラになっていたのか?その必然性
C「追い返す」という方針だった島田の滞在を許した理由
新本格といえど新「本格」なので、全部必然性がある点に注意
たまたまではない 水車のあとがきに例のトリックについてそんな事書いてあったっけ?
読み忘れたか加筆されたかいずれかだとは思うのだが、まったく記憶にない。 >>37
> 主語の人称(1人称なのか3人称なのか)
だいたい、20〜30人にひとり(つまり、ミステリー研究会で議論すると必ず一人くらい)
「ここは邪道(アンフェア)だ」って噛み付く人いますよね?
確かに1人称と3人称を逆にすれば、アンフェアでなくなるのに。しかも1人称がいなくなっちゃったから、
3人称(神様視点)にせざるを得ない、で説明がつき、フェアになるのに・・・
ここみなさんどう思います?
自分的には、こここそが、「新本格」の「新」本格の所以であって、従来型の本格ならありえない邪道
要素をこっそり目立たず入れ込んだって解釈してます・・・ だよな
未読をだまくらかしてネタバレすんのが目的なんだから嫌なら見るなってことですよ >>40
新装版以降。だから、2008年版以降だね? 43
なんでだよwww
古参の人たちが気を使って、まず出題編どこまであたりを、そんでもって、十角館が
アレだったんで、新参は動機が推理できるか悩むからそのあたりをまず書いてくれてる
上から読んできてとりあえずここで止めて本に戻る
推理がうまく進まなければまたスレに戻ってきて1レスずつヒントもらう
「ありがたい」としか言いようがないんだが? ミステリ板なんだから、キンドルや新版じゃなくて、みんなが持ってる旧版のページ
で引用するほうが良いと思うの >>47
未読は必ず新装版だべ?kindleかは別にして
あと、パーセント→ページは簡単。逆は無理 懐かしいなー
当時の推理ノート読み返したわ
俺からのヒント(俺が当時苦しんだ部分)
ときどき、水車が止まって停電になりますが、あそこは推理から除外
ただし、思わぬ結果を産み、犯行につながるが
また、しばしばエレベータが故障するが、あれも推理対象外
むしろ、エレベータ故障してるのにどうやって2階へ?という方向で ミス研とかで、先輩(必ずしも年上ではなく、先に当該作品読了した者)が後輩(同趣旨)
をリードするとき、「あ。これは推理から除外していいよ」って言うときって悩むよね?
「何でこんな設定入ってるんだろ?自分もここで躓いて時間の無駄したわ」ってのは
教えるべきだろうけど、「明らかに作者がミスリード誘ってきてる部分」を教えてしまうと
これはもうネタバレだよね・・・・(悩) 「探偵が犯人とか、一人称私が犯人とかそういうのはありません」←これ言ってあげたいんだけど
同じメンバー(サークルとか)でリード役だと「言わないとき」がヒントになってしまうし(´・ω・`)
水車館がまさにこれwww >>55
人形館いいよね?
「世の中」的にはやっぱ時計館が人気? 人形館は一つ目の結末までしか気が付かない人が多い。その先にあるお約束で
無かったら?に気が付いていない。
だから駄作呼ばわりされている。
綾辻の特徴だとは思うのだけど、二段階式にトリックを持ってくる場合、一つ目は
あえてネタバレクラスにわかりやすくトリックを提示し、2つ目の衝撃を大きく
しようとしてくる。水車と人形が顕著で、だから駄作扱いされやすい。 を。ちょうど話題に
このスレに刺激されて、いま人形館の殺人を読み始めて(初見)、、、
「ペンネーム辻井行人、本名は、森田行雄」でフイたとこ
こういうお茶目な一面、あるんだなぁ ネタバレすべー、続き。人形館(読んでる人がいるからバレまで行かない程度に)
日本家屋と欠損したマネキンが置かれた洋館が隣接した不気味な「館」を舞台に、通り魔殺人、奇妙な手紙、
ついに起きた殺人と、まるでゴシックホラーといった作品です。
あまり評価されていない点ではあるのですが、今作の面白さはプロットにあります。
主人公の変調、通り魔、欠損したマネキンといった小ギミックを用いて、大ギミックである過去を使い、
本来の真相を撹乱し、読者は何度も真相を右往左往させられるのです。それこそ主人公が過去と現在に右往左往された
ように。
賛否わかれる大トリックについては伏せましょう。読まれたという方が最後、本を壁に叩きつけた
か、それとも感動したか想像もつきません。
だが、館シリーズの中で本作がとりわけ強烈な異臭を放ち、妙に記憶に残る作品となった
事だけはお約束します。 時計は黙ってても話題になるだろうから、黒猫ー
クッソつまらん作品。
じーさんが記憶ねえって言って、島田が思い出させるお話。ここまで館シリーズ
読んでると残ってるのはアレぐらいだろうなと。本作がオマージュ作品になって
いる事も明らかで、あーはいはいあれですか程度の想いしか感じない。
密室トリックもひどいもんで、手抜き感がすげー。
ただし、ロジカルさだけは非常に優れていて、有栖川有栖が好きだって方は
本作も好みかもしれない。 黒猫は一番つまらない気がする
あとがきでも苦労して書いた作品って言ってるし 58ですが、読み終わりました
やはり、1987年当時ならまだしも、今だとちょっとねー、って感じです
ドラマの定番ですし
前期も福士蒼汰とか鈴木保奈美がやってた
ただ、後半の狂気の世界は、文学として純粋に楽しめました あと、辻井行人(森田行雄)が全く犬死だったのにまたまたフイた
よくもあそこまで自虐的に・・・ 人形館ですが、1月以降の黒電話の部分は、妄想とわかるのですが、12月のピンク電話で
島田父と話した部分は現実なのでしょうか???
現実だとしたら、折り返し電話がかかって来ないのは変ですし??? あんまり覚えてないが、主人公はイッテしまっているので、折り返しがあろうがなか
ろうが関係ないんだと思いますよ。
ところでそこじゃないですよ。辻井殺しは誰がやったのか?その部分がメインですよ。 >>65
全然メインじゃねぇわ。ふつうに第2人格(小説どおり)
第3人格が作家
この部分、妙な解釈を講釈する馬鹿がサークルとかに必ず居たが、もはやネット時代、
ネタバレブログみてもそんな珍説書いてる人皆無で、FA出てる それはもちろんそうなのだが、綾辻はそこで語り手の不在を用いている。
ここを考えるのが人形館の面白いところ。
電話は伏線としては意味があるのだけど、折角人形館読んだんだからもうちょっと
楽しんでもらおうかと思ったまでの事。 なんでもいいけど、折角だから辻井の死について読み直してほしいな。
はい、終了じゃもったいないよ、バカ。 >>64
ピンク電話の前後は妄想です。
今の若い方にはわかりづらいかもしれませんが、この当時、最大手の商社とかでも
自分のデスクから自由に電話してよかったのは市内(東京03とか)のみで、市外電話
かけるときは、常務まで決済が必要だったほどです。
商社なので「イランへのテレックスは自由なのに、金沢に電話するのに稟議かよ」
と愚痴ってたのを覚えてます(同僚と、当時流行のノーパン喫茶で)。
また、私用で、和歌山に電話した記憶があるのですが、黄色電話(百円玉が使えた)
に、千円札をゲーセン(ブロック崩しとかインベーダがブームでした)で崩して、
電話したのですが、新幹線で新大阪に何時に着いて、和歌山到着は何時ごろに
なりそう、というのとちょこっとした前後の挨拶とかでガッチャガッチャ百円玉が
落ちてあっという間に10枚使ってしまい、話が最後尻切れトンボだった記憶があります。
なので、「(当時の)ピンク電話で、京都から九州に電話する」なんて絶対無理で、
当時ならここで「あっ妄想だ」とわかる部分です。今だとかえってわかりづらい。
書いてて色々懐かしことを思い出しました。
当時の商社は各社とも、アメリカでブームを起こしつつあった「コンピュータ
と通信回線をつなぐ(いまで言うインターネット)プロジェクト」を企画して
郵政省(今の総務省)に持ちかけるのですが、官僚は「コンピュータと
電話回線をつなぐのは、犯罪です!」と言って、通信の規律の建前の下
ガンと認めませんでした。公専公とかVAN戦争とか言われた時代。
あのあたりから日本の没落が始まった気がします。
話がそれた。失礼。 バカはほっといて、暗黒館ネタバレすべ
霧に包まれし森に建つ漆黒の館、棲みたるは他人の生き血をすするドラキャラの如き、
浦戸一族。迷い込んだ記憶を失った青年・河南。
この館はこれまでの集大成のような館で、最低でも十角館、水車館、時計館を読ん
でおく必要があります(実際は全て読んでいないとつかみにくい部分もあるのですが)この作品における最大のトリックは視点の錯誤。
錯誤が錯誤を呼び、最終的には驚きの展開が待っています。
メイントリックについては多くの読者が気が付く点ではあるのですが、そのほかに
もう一点、ここが実はメインではなかったかと思うのですが、ある人物の真実が
語られています。ここが面白い。
非常に長い本の上、だらだらとした展開が続く為、途中何度か欠伸が出るところも
あるのですが、我慢して読み切れば、ちょっとした感動が味わえます。 >>57
一つ目がバレバレで二つ目でやられるのは黒猫もでは?
あと密室トリックがしょぼいと言っても
あれはその二つ目との合わせ技でいつもの隠し通路みたいに主眼ではないだろう まず、完バレ専用に書いたんだから、過去と現在とか書かないように。
黒猫舘は二つ目でやられるタイプじゃなかったと思いますよ。
すさまじくロジックに主眼が置かれた作品で、それで結果的に密室がしょぼくなった。 では鬼面舘の殺人スベ
雪に閉ざされし何百もの仮面が掛けられた館・奇面館。仮面をつけた招待客。誰が
誰であるかわからない状況で起きた殺人事件、
ミステリー自体は凡作です。指をミキサーに、首を切断というのも手口は猟奇的で
あるが、目的は非常に論理的です。しかし同時に飛びぬけた要素もない。
また、首の切断と仮面という時点で、察するのは容易であろうかと思われます。
が、ここでただで終わらないのが綾辻行人という作家。
むしろこの状況を利用して、とんでもない仕掛けを施しています。この仕掛けが
発覚した瞬間、読者は推理を放り投げたくなるでしょう。
隠ぺいの方法もさすがの一言。
しかしながら、やはり小粒な印象は否めません。名探偵コナンぽいとでも言いま
しょうか、びっくり館を子供向けに出して悪魔の子オチで子供にトラウマ植え付けるなら、こっちでよかったんじゃないかという。 うわっ
迷路館のヒントで悩んでたら、みんな人形館からさらにその先に行ってるww
(迷路館はメタの部分をどうヒント出すか難しい)
人形館先にさらっとやっちゃいましょう。もうだいぶヒント書かれてますが 人形館、出題編は、第6章十二月まで。56%
上のほうでもチラチラ出てますが、一月以降は、主人公もかなり進行しちゃってるので
あまり意味がないパートに突入です
トリックは、読んだらすぐにわかるアレです。ドラマとかでおなじみのw
特にヒネリもないです。書かれた時代が時代だけに
面白みという点では、「何人出て来るのかな?」って視点をもつといいかも?
要注意点としては、この手のミストリーでは綿密な推理ノートつけないこと!
メンタル弱い人だと、あまり考え込むと感染るかも?
メンタルかなり強い人でも、精神に破綻を着たしている人(マジキチ)の書いた論理的
な文章を「理解しよう」とか無理すると、かなりの確率で感染るそうです
ま、綾辻先生自身は健常者なので、そこまでの破壊力はありませんが・・・
「こういうの苦手」って人は「読まない」という選択肢もあります
「人形館は館シリーズではない」っていう人もいるぐらい
次、ちょっと大きなヒント 人形館ですが、島田潔は出てきません(手紙は本物です)
1月以降に出てるような気がしても、それはアレです
かなり進行している訳ですね
叙述といえば叙述ですが、あまり爽快な感じではないです
なので、あえて大ヒント 上に書いたとおり、迷路館ちょっと悩んでますが、簡単なヒントだけ2レスほど
出題編は、見てまんまの第8章「第4の作品」まで
もっとも、作中作のあとがきまで出題編という読み方もできますが・・・
動機は、推理不能です 前全作・水車館がアレ(後作もアレだしw)でしたが、迷路館では、
探偵役の島田、事実上の
ストーリーテラー宇多山は、殺人犯ではありません。ご安心して推理から外してください
なので、フーダニットっとあと第一のホワイダニット(ほとんど島田推理であたってます)
がメイン 月舘の殺人(館シリーズ外伝)だべ
佐々木倫子&綾辻の共作。
過去に鉄道オタクにより事故とはいえ父親を殺されてしまった主人公。母も亡く
なり、ひとりぼっちになった彼女に救いの手を差し伸べたのは会った事さえない
祖父。祖父に会う為、寝台列車幻夜に乗った主人公は連続殺人に巻き込まれてしまいます。
漫画ならではと言いますか、漫画だからこそできる叙述トリックが用いられてい
ます。ここが秀逸で、綾辻すげーなと感心しました。
が、真相が非常にチープです。特にある人物の死に関しては、主人公がトラウマ
を乗り越えるギミックとしての意味はわかるのですが、おいおいそれかよと。
しかし、前記した漫画でなければならない仕掛けだけでも本書を読む価値はあり
ます。未読の方は是非一読を。 それから、黒猫はこのスレでも評判今いちですので、時計館までやったら、ちょいと、
「霧越邸殺人事件」にでも寄り道しましょう!(Kindle版が安い上、綾辻先生のインタビュー
部分もちゃんと収録されてます) これから迷路館ですが、仕事が忙しくてなかなか読めない(泣)皆さんいつごろ読んでますか? 迷路館はたしか大学の頃に読んだと思うな。十角館が面白くて、クローズドサークル
物探していたら偶然。シリーズとは知らずに読んだら島田を発見という。
迷路館の性質を考えると、ある意味では理想的な読み方ができました。 迷路館って今読んだら鹿谷門実が誰かバレバレだしもう一つの男性と見せかけて女性でしたもあるあるだしなー いつごろ読んでますか?で大学生の頃って返答はさすがにでは アスペと表現する人間の浅慮さには、語彙能力の低さに辟易すると共にこんな事を言う事でしか日常への憂さ晴らしができないのだろうという憐憫が入り混じった感慨を持つ。
読破した人間に対する質問だと考えれば、当然のごとくいつ頃というのはどの年齢でとしか取れないのだが、他にどんな取り方が?
まさか時間ではあるまいな。館スレだよ、館シリーズを読んだという前提でのスレ。
いつ頃とは一体何を指すのか、愚かな私にもわかるように教えて頂きたいのだが。 >>95
仕事が忙しくて中々読めない→いつ頃読んでる?
どう考えても時間では そういえば館シリーズに限らず、殺人の起きる時間は夜間が多いのだろうか?
探偵役などが寝てる間に殺害、朝発見されるパターンは多いイメージだが実際の統計とかどうなのか クローズドサークルものでは寝てる間が多いんじゃない? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています