エラリー・クイーン〜PART17
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語り合いましょう
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荒らしはスルー。sage進行推奨。 >>850
おすすめは旧訳と新訳をそれぞれ用意して
旧訳の意味が分からない所を新訳で参照する読み方
理由は読めば分かる
お金もかかるし、そんなかったるい事出来ないなら
新訳の越前訳が一番よろしいかと え、もしかして昔のアメリカって、デパートが昼間に探偵を
複数常駐させることって当たり前だったの?
しかもその中に主任をおくほどたくさんの探偵を配置するなんて
違和感ありまくりだったし、そんなの聞いたことなかったけど・・・
探偵なんてもともと特別な地位じゃないし、
特別許された権限とかもないし、そんなものは存在さえ知ってれば
誰でも手に入れられると思ってたので、警備員じゃ持ってるはずがないとか
まったく思ったことがなかった 常備していて即座に使うのがメ欄なのはこいつだけという話だぞあれ
読者からするとメ欄がでた時点で詰んでて苦しいとは思うがな >>851
ありがとうございます
え、なぜそんな面妖な読み比べプロセスを・・・と思ったけど
「読めばわかる」との事なので、自分で読んで実感してきます
基本的にハードボイルド読みの人なんで新鮮で楽しみだなー 昔の小説は現代的な言葉遣いにすると、なんか違うなと感じる
昔読んだクリスティーの「そして誰もいなくなった」を新訳で読んだらがっかりした
旧訳
諸君はそれぞれ、次にのべる罪状で殺人の嫌疑を受けている—–
エドワード・ジョージ・アームストロング、汝は一九二五年三月十四日、ルイザ・メェリー・クリースを死に至らしめる原因を作った。
新訳
あなたがたは次にのべる罪状で告発されている。
エドワード・ジョージ・アームストロング、一九二五年三月十四日に、ルイーザ・メアリ・クリースを死に至らせたのは、あなただ。 登場人物の内面を描写してるシーンはうまく訳せてるの?>そして誰もいなくなった レーンとクイーンもの限定って事はガラスの村は扱わないって事か >>102
生前のダネイがコメントって当たり前じゃねぇか。死後にコメントしてたら怖いわw >>848
コーネル・ウールリッチやチャンドラーの作品に
ホテル付き探偵が出てきたりするのがあるから
それの百貨店版なんじゃね
映画『青い戦慄』の廉価版DVD字幕では警備員とか管理人とかにしてるのあるけど
探偵では意味通じないと思ったのかな エラリー・クイーンのことエラクイて略すの初めて見た >>864
ゼルダ・ポプキンという作家がいて、40年代に五番街の百貨店の
探偵が主役のシリーズを書いてた あがりん、こなぽん、でぃくにゃん
今どきのアイドルっぽくしてみたのに
そこはかとなくオッサン臭がするのは何故? 『エジプト十字架の謎(The Egyptian Cross Mystery)』で疑問に思ったのですが、
本編内で要約すると、
クィーン(探偵)「『T』はエジプト十字という物で〜」
考古学者「そんなもんないよ」
クィーン(探偵)「えっ!そうなの?」
だったら「T殺人事件」でいいじゃないですか、なんでこれがタイトルなの?
(連載で作者がガチ勘違い→途中で指摘され変更なら分かるけど、
これ初出の時点で単行本みたいですし。)
仮に国名にこだわるなら容疑者の国籍で『消えたモンテネグロ人』とかでいいような… 国名シリーズの作品のタイトルは「国名+名詞+mystery」で統一されている
クイーンがこの小説を書いた頃のモンテネグロはユーゴスラビアの一部であり、国としては存在してなかった
だから、タイトルにはつけないと思う
どちらかというとマイナーな名前だしね まあ、T型のものをエジプト十字架と呼ぶのは無理があるとは思う
♀の形をしたアンクのことをエジプト十字と呼ぶことはあるらしいけどね それを言ったらローマ帽子も国名じゃなく無い?
ローマ帝国はすでに消滅してたわけだし >>875
だとすると「ユーゴスラビア人達の謎」か・・・
クロサックの事でも(ネタバレ)でも意味は通るが、なんかな。 内容に則しててつまんなそうなタイトルより内容とあんま関係なくても読みたいって思うかっこいいタイトルのがいいや >>878
スペイン岬はクイーンの代表作に挙げている人とつまらんという人に分かれているね
前者はクイーンならではのロジックが満喫できる点を評価しているのだけど、俺は後者
謎と真相が地味すぎる。短編で十分でとてもあの長さでやる必要性を感じない >>881
作品としての出来というより属性が偏っているだと、エジプト十字架も活劇の要素が強いよな。
トリック自体は破綻してないが、クイーン(探偵)の推理開始が遅いのであまり謎解き感が・・・
あと好き嫌いと言うか、異色なノリが目に付くのだとレーン側のシリーズの『Zの悲劇』。
「X・Y・最後」で三部作でこれだけ番外編の後日談といった感じだが、『最後』の描写から発表順なのは間違いないんだよな。
(だからか「何かの事情でクイーン側の没話をサルベージして『Z』にした」「本当は『最後』がZの予定だった」と、
言ったような説がよく言われている。) >>882
分かってないな
Zがあるからこそ最後の事件が際立つのだよ >>881
オレは前者なのか、国名シリーズで1番好きだけどなスペイン
被害者がめちゃくちゃ悪いヤツみたいに言われてるけど、描写的にはさほどでも無いとか、真相をエラリーが初期段階で一旦否定するとか突っ込み所が多いけど。
まぁ初めて読んだ中坊の時に裸コートで爆笑した経験がでかいんだろうな、この間再読しても楽しかったわ 国名シリーズ、順番に読み進めてエジプトまで読了
今回も犯人は分からなかった
自分が予想してた犯人はかすりもしなかった
今のところギリシャが一番良かった
2番目にエジプト
唯一犯人がなんとなく分かったのはローマだけ クイーン好きだけど、ガチガチのロジックは求めてないのかもなオレ、スペインと帝王死すが大好きです そうかな、言われればだけどどっちかっていうとバカミスなんだよね
あんな理由でああしなだろ、的な
でも、スペインで盛り上がってくれると嬉しいかも >>890
結果としてバカミスでも作品の方向性はロジックメインじゃね?
ガチガチのロジックは求めてないというから災厄の町や十日間の不思議みたいなドラマ性を求めているのかと思ったよ >>887
『エジプト』は中盤の「チェッカーの駒」と「当日の人払い」が盛大なヒントだというのに読み直して気が付いた。
この時点だと容疑者圏外の人だけど、回答編終了の範囲までに気が付くはず。 「エジプト」はなんのかんのいってもやっぱり「ヨードチンキ」だよな。
「オランダ」の絆創膏と双璧だと思う。 国名シリーズが好きで、井上訳と越前訳全て買った
次は中村訳も欲しい >>893訂正
×回答編→〇出題編
そりゃ回答編読み終えたらわかるよなw 厄災も、十日間も好きだけど帝王死すは設定がぶっ飛んだ感じなのと、指ピストルの場面が好き過ぎるんだよね 神の灯って話題がなかなか出ないけど名作なのか、取り柄は何よ >>899
名作扱いされてるよ
話題がなかなか出ないのは長編じゃないから
撮り得は建物を丸ごと消してしまうトリックだろ
現代ではありふれたトリックになってしまったけどね アメリカ銃読了
レビューとかみると良くない感想もあるけど、これは傑作だと思った
今回も犯人は当てられなかった アメリカ銃って確かここのスレに書かれていたけど綾辻が騙されたと言って評価が上がったとか、高名な作家がコメントすると作品の株は高くなるのかな シャム双生児は横溝がパクったけど、何が売り物なのかな、結局は双子ものの亜流かな >>907
ホワイダニットの傑作だろ
フロイト精神分析とホワイダニットの融合だ >>908
九尾の猫いいよね
サイコサスペンスとホワイダニットを融合した新機軸。
クイーンの作品の中で一番好きかもしれない
>>906
シャム双生児は元祖クローズドサークル
「そして誰もいなくなった」より5年早い >>903
自分もアメリカ銃は世間の評価より楽しめたし犯人には驚かされたけど
それはそれとして、いやいやこの話かなり無理あるだろ!とも思ってしまう作品だな クイーンの作品を正当に評価するには幅広い教養が必要
聖書(もちろん旧約含む)はもとより、数学・記号論理学・相対性理論・量子力学・不完全性定理・精神分析・等々
後期クイーン問題を理解するうえでこのへんは欠かせない ハヤカワ・ミステリ文庫
ダブル・ダブル〔新訳版〕
越前 敏弥(翻訳)
ISBN:978-4-15-070155-0
発売日 2022年8月17日
創元推理文庫
Yの悲劇 【新訳版】
中村有希(翻訳)
ISBN:978-4-488-10445-0
発売日 2022年8月19日 >>911
後期クイーン問題とエラリー・クイーンは別に関係ないじゃん
まあ西洋文学を読むなら聖書を読んでいて損はない 明日BS松竹で配達されない三通の手紙が放送されるな
見たことがないから楽しみ 角川文庫の国名シリーズを一冊図書館で借りたが
表紙のエラリーがBL風の美形すぎて笑うなw
まあ、国名シリーズのエラリーは元からキザな若者っていうイメージを持ってたから
イメージを損なってるって事も無いから別にかまわんが 『スペイン岬の秘密』読了
裸の死体の謎を解くという趣向も面白かったが
それ以外にもスペイン岬という特異な舞台、一癖も二癖もある登場人物、誘拐事件や脅迫事件といったサブの要素も興味をひかれるものが多く
ミステリー的に見るとド派手なトリックがあるわけでは無いがなかなか充実した作品だったように思う
死体が裸になっていた謎の真相はなるほどと唸らされるものではあったが
エラリーの推理通りだと下着まで死体から脱がす必要は無いんじゃないの?って思ってしまったな
まあパンツ一丁の死体だと様にならないっていうのは分かるが >>916「レーン最後の事件」は割と失敗作だと思ってる >>916
50年代以降の作品は大体失敗作じゃん
30年代40年代が名作の宝庫なのに対して50年代以降で傑作といえるのは「ガラスの村」ぐらい 『ガラスの村』は過大評価
ロジックの切れ味も悪いし、エラリイが出てこないんでつまらない
小説としての面白さなら、他に面白い小説はいくらでもある(ここがミステリのつらいところだわなw) >>922
『ガラスの村』は名探偵が登場しないクイーン唯一のノンシリーズ作品(名義貸し作品を除く)。謎解きは小粒だが、閉鎖的な村を国家に見立ててマッカーシズムを批判した作品として有名。クイーンが書いた社会派ミステリーという物珍しさが評価ポイントかな? ハヤカワは次『靴に棲む老婆』らしいけど、ポケミスで宇野利泰さんの訳で出たっきりで
ミステリ文庫には入らなかったよね
創元が翻訳権もってたのかな その次が『悪の起源』と『帝王死す』だって噂だけど、本当かね?
(個人的には『緋文字』と『最後の一撃』出して欲しいけど) カースレやクラシックスレで何度も話題になってるが早川は一般的な翻訳権、創元はペーパーバック限定の翻訳権 創元の国名シリーズは打ち止めなのかな
何度も言うけど古典新訳ならグリーン家をまずやれよと思うんだけど、まあ売れないって事に尽きるんだろうなあ 斉藤会長入魂の解説入りの角川版にはかなわなかったということだな Xの悲劇とYの悲劇を初めて読もうと思うんだけど
越前敏弥訳 と 中村有希訳 のそれぞれの特徴を教えてちょ >>934
中村訳も文句のつけようがなく良いよ
だけど、どっちか選べと言われると越前訳だよ
ここに詳しく解説されている
前編だけど、後編も参考になる
https://honyakumystery.jp/1377210623 XとYをこれから初めて読むとかどれだけ幸せなんだよ
好きなアイドルと初めてセックスするくらいの心構えで、きれいな下着をつけて読んでほしい XもYも有名すぎて内容忘れないけどZと最後はすっかり内容忘れてる Yの悲劇はほんとネタバレ無しで読めて良かった
最後の事件はネタバレを見てしまう前に読みたかったな… >>939
最後の犯人は「あの人」だったことはおぼえろげに記憶してるけど事件や動機などはさっぱり
Zは全然話覚えてない
Xは凶器の印象強すぎて動機は全然覚えてない
Yは話の展開を説明できる ネタバレはせずとも本の紹介というか煽りみたいなものは目にしちゃうからな
Yなら「犯人は何故マンドリンを使ったのか!」っての
なのでそこを意識しちゃうのは本当にゼロから読むのとは違うわなー Yの悲劇といえば横溝正史の「キチガイじゃが仕方ない」 シャム双子の秘密読了
今回も犯人が分からなかった
次こそは当てチャイナ ダブル・ダブル読了
真相をすっかり忘れていたのでとても楽しめた
XとかYの真相も忘れたい Yの犯人って現代ではそこまで意外ではない気がするけれど Y読了
細部は忘れてるところもあった家庭教師のエピソードとか
途中からレーンが煮え切らない態度でいらいらするが真相がわかるとそれも納得がいく
古くさいところもあるがそういう点も含めて古典なのだと思った レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。