アガサ・クリスティ32
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!extend:checked:vvvvv:1000:512 前スレ アガサ・クリスティ31 https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/mystery/1529747711/ VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured いくつで保守出来るんですか? 「ポケットにライ麦を」読み中。マープルものは苦手だが「アガサクリスティー完全攻略」での評価も良かったので楽しみ。序盤ですが中々スピード感があってワクワク。 「愛の旋律」「未完の肖像」「暗い抱擁」「愛の重さ」のメアリ・ウェストマコット系列はまだ手を出せてないんだけど、どれが一番面白い? 前スレの話題であったけど、彫りが深いと目が離れてるのが美しくなるのかな。 日本の感覚で言うと目が離れているはあんまり褒め言葉には聞こえないから。 >>7 その中だと「愛の重さ」しか読んだ事ないけど 良い作品だったよ >>7 俺も「春にして君を離れ」 その中なら「暗い抱擁」かな メアリ・ウェストマコットものは外れなし >>8 「NかMか」を読んでたら、スパイらしきポーランド女の描写にも 「あいだの離れた青い目」で「野性的な美しさ」というのがあった 目の離れた美女って、ジャクリーン・ケネディが思い浮かぶ 夫と美男美女夫婦と言われてたが、それは大統領夫婦カテゴリーでの話だと思ってた もしやアメリカでは本気の美女扱いなの? 逆に目の間が狭い西洋美人っているのかな? 日本の前田敦子や堀北真希(彼女らが美女かどうかは置いといて)みたいな またまた『秘密機関』より誤訳ネタ "It’s all very well for you to sit there being funny, Tommy. It would do you no harm to do a little brain work too." "My union, Tuppence, my union! It does not permit me to work before 11 a.m." 田村訳(新訳p.99、旧訳p.79) 「そんなところに座って、ばかな真似をしているわ、トミー。だけどね、すこしはオツムをはたらかしたって、いいでしょ」 「 ×《おいおい、わが同盟者よ。》十一時になるまで、ぼくは頭をはたらかすわけにはいかないんだよ」 私訳: 《組合だよ、タペンス。組合の規定で、》十一時になるまで、・・・ 「union」は「労働組合」。仕事をサボるときの冗談として割とよくあるネタじゃないんかと・・・ その2 古賀正義著『推理小説の誤訳』で指摘されているところ(単行本 p.270): "You always were a shocking liar," said Tuppence severely, "though you did once persuade Sister Greenbank that the doctor had ordered you beer as a tonic, but forgotten to write it on the chart. ..." そこで取り上げられている一ノ瀬訳に、古賀氏の修正を加えて、引用すると: 「あなたって昔から下手なうそつきだったわ」とタペンスはきびしい。「でも病院にいた時、あなた《1看護婦長》のグリーンバーグさんを完全にだましたことあったわね。 お医者さんに強壮剤としてビールを飲めと命令されたけど、医者は《2カルテ》にそれを書きつけておくの忘れたんだ、といってね。・・・」 元の一ノ瀬訳では、《1修道尼》、《2体温表》となっているが、全体的には、構文を良く捉えているといえるし、後ろの文が長くなるのを、「だましたことあったわね」「〜といってね」と二つに分けたのも上手いと思う。 あと一歩改善の余地があるとすれば、「always(いつも)」と「once(いちど)」の対比が落ちているところかな。「once」を「かつて」と解釈して省略したのかもしれない。先頭の部分だけ、修正案として私訳を出してみると: 「あなたって、いつもうそがお粗末だったわ」「でも、いっぺん病院にいた時、・・・」 今回は田村訳は引用しません。参考までにページを挙げると新訳・旧訳、共にp.16なので、興味ある方は御覧あれ。 その3 田村訳(新訳pp.151-152、旧訳p.79) それから十分後には、彼女は自分のベッドにさも気持ちよさそうに入っていた。煙草をくゆらせながら、バーナビー・ウィリアムズの『少年探偵』という読物に読みふけっていた。 それは、さっきボーイに買いにやらせた三ペンス本の一冊だった。 ※《 これがこんどのことで、アルバートとの関係がこんなに深くならないまえだったら、この地方色の豊かな補給品で、ぐっと元気がでたことだろうに、と彼女はつくづくそう思った。》 She felt, and rightly, that before the strain of attempting further intercourse with Albert, it would be as well to fortify herself with a good supply of local colour. 私訳:これから先もアルバートと関わっていこうとするなら、その緊張が昂じないうちに、この手の安物小説に精通して理論武装をするのもよいだろう、と彼女は、もっともなことだが、そう思った その3(続) 本文少し前でタペンスは、自分はアメリカから来た探偵だと偽って、アルバートを仲間に引き入れた。安物探偵小説やギャング映画を愛好するアルバートも、まんまとつられた。 上記で引用したところは、この偽りがバレないようにと、タペンスが同類の安物小説に読みふけっているシーン。 私訳では、長くなるので「the strain of attempting 〜」(〜をしようという緊張)を二つに分けてみた。 それと、「local colour」について説明すると、英和辞典では「地方色, 郷土色」としか書いてないけど、英英辞典では「地域や時代の特色」とある。つまり「場所的な意味」に限られない。 そこで、私訳では、もう少し比喩的に拡張して解釈して「特定の分野の特色」と考えた。ここで言う「特定の分野」とは、「子供向け安物探偵小説」のことだろう。 ちなみに、「バーナビー・ウィリアムズの『少年探偵』」のところも誤訳あり。原文ではこれ全体が斜字体だから、著者・タイトルではなくて、全部がタイトル。 すなわち『少年探偵バーナビー・ウィリアムズ』が正解であろう。ググってもわからなかったので、架空の探偵小説かと。 字下げなくなって読みやすくなってるw 初めて全部読んだよ 話は違うけど『殺人は容易だ』読んでたら >今夜は満月で、ミッドサマー・イヴ(魔女がその力を発揮して悪事を働く夜だと信じられていた)なのよ って台詞が出てきて夏至前の夜って正に今日じゃん!てなった 残念ながら満月ではないけど >>16 西洋人の顔は立体的だから目の間は狭い人の方が多いよ >>17 目の間が広い人って鼻が低目の人が多いよね。研ナオコとか。ハリウッド女優ではローレンバコールとかジェーンラッセル、マリリンモンローくらいしかパットは思い浮かばない。日本では若い頃の池波志乃とか。市川実日子?とか。 「毎時20分(9時20分のような)になると、一瞬会話が途切れ、部屋がシーンと静まりかえる。その時間になると天使が通り過ぎるので、足音に聞き耳を立てるからだ」という迷信らしきものがイギリスにはあるらしい。 今現在ネット環境がよくない状況なので、以前調べたことのうろ覚えの話で済まんが、切っ掛けは、『ひらいたトランプ』の次のシーン(ハヤカワ文庫、加島訳p.28): > ちょっと沈黙が続いた。 > オリヴァー夫人が口を開いた。「いま、二十分まえかしら、それともすぎ?あたしの天使がもう来るころよ、さあ、ひと勝負始めない?きっと今夜はつくわよ」 特に誤訳があるとは思わなかったけれど、ちょっと原文ではどうなっているのか興味が湧いたので調べてみると、次の通りだった。真中より後ろなんか全然違っていることが判明した: > "Is it twenty-to or twenty past? An angel passing ... My feet aren't crossed? it must be a black angel!" ( 「... 」は原文ママ) (続) まぁ、ぶっちゃけ、適当な言葉で穴埋めをした想像訳ってことだろうと思うが、今回はそっちには触れないでおこう(自分もこの文を上手く訳すことができなかったから、かどうかは内緒である。ネイティブの一般人も良く分からないらしく、質問している人がいた)。 で、最近『そして誰もいなくなった』を読み返していたら、こんなシーンがあることに気づいた(クリスティ文庫、青木訳p.67): >時計の針が、九時二十分をさした。部屋の中が、フッと静かになった----心の安らぐ、満ち足りた静けさ。 > その静けさを破って、だしぬけに〈声〉が響いた ・・・ 」 こっちも上述の迷信を踏まえていると思われる。〈声〉の主は、black angel か? black angel といっても、「地獄に堕ちろ〜〜!!」のアレではあるまいが。 もうひとつ、『して誰もいなくなった』のネタ。ブロア氏の容姿について(青木訳p.29): > 口ひげを蓄えた顔はちょっと軍人風でもある。グレーの目と目の間が、狭かった。 ブロア氏が、美男子なのか醜男はわからないけど、男には「目と目のあいだが狭い」をつかってもいいのかな? (続々) 『て誰もいなくなった』の誤訳ネタといえば、 > ウォーグレイブは、腰の重さにかけてはギネスブックものだ (青木訳p.169) いやいや、『誰もいなくなった』の時代には、ギネスブックはなかったぞ!それから、青木訳では、pp.192,195で >「冷製のハム」「冷製の牛タン」 と表現してるけど、「冷製」はおかしいな。缶詰を開いて、それなりの盛り付けはしたかもしれんが、「冷製○○」といえるほど、料理の過程でしっかり冷やしたものではなかろう。 だいいち、この時代は電気冷凍冷蔵庫が一般に普及していないし、島内に氷が豊富にあったとは考えられない(ただし、酒と一緒に「氷もたっぷりある」(p.46)との表現はあるが)。 (続々々) 「目と目のあいだが狭い」男について、追記 >ヴェラは目を開けた。・・・(ロンバートは)薄い色の目と目の間が狭いうえに、口元がふてぶてしくて、ちょっと冷酷な感じさえする。 『もいなくなった』(青木訳p.16) >彼は浅黒い細面の美男だが、目と目のあいだがやや狭すぎる。 『パディントン発4時50分』(クリスティ文庫、松下訳pp.137-138) 目と目の間が狭いと厳しい表情と感じられるのかね、英国の人には。 そして広いと優しそうに感じられるとか。 書斎さんが、そして誰も…にポワロが出てくると断言してましたよ >>31 目と目の間が狭いと肉食獣みたいな顔?猛禽類とか。 広いと草食動物みたいな感じかな。 広いと知的(ギリシャ彫刻の女神像?)な感じ 狭いと狡猾野蛮な感じ なのかな 目の間が広いで原文検索してみると他にエヴァンズとゼロ時間がヒットしたが どう訳されてるかは確認してない 他にクリスティ以外でトレント最後の事件がひっかかった 現代だと英語でwide set eyes、close set eyes とかいうようだけど それがどういう印象を持たれるかはいまいちピンと来る説明が見つからないな 個人的には目の間の広い人は夢見がちでおっとりしたイメージがある。平面顔。 >>34 つか本能に忠実なギリシャ神話の女神達に知的なイメージがないwww >>37 きみは女神はアフロディーテ(ヴィーナス)しか知らんのか アテナやアルテミスは処女神だし だいたいギリシャ神話で知性を職能にしてるのは女神アテナだ 「ポケットにライ麦を」読了。捜査役のニールが優秀で退屈する事なくスイスイ読めました。正直マープルが出てくる必要ある?真相の出し方も唐突じゃね?と思ったが最後の最後に強い印象を残す作品でした。マープルの悲しみの感情の後にくるものに震えました。 >>38 ヘレナは感情のままに嫉妬で殺しも辞さないしアルテミスだって一途な反面頑なで寛容さはないよね。知的というより人間臭いイメージだよ 「冷製の牛タン」の一件以来、氷や冷蔵庫などの事物にちょっと興味をもってしまった。例えば『五匹の子豚』(ハヤカワ文庫、桑原訳pp.227)に: >... そのほか小さな冷蔵庫があって、毎朝氷をつめて、その中に、ビールやジンジャー・ビールをいつも入れておきました。 とあって、氷の塊で庫内を冷やした昔の冷蔵庫が出てくる。この作品は(c)1942で、この頃は、まだ電気冷蔵庫は一般には普及していないので、氷屋から買っていたはず。 氷に関連して,面白いと思ったのは、(c)1930の『牧師館の殺人』 で、ミス・マープルの住むセント・メアリ・ミードに魚屋があると書いてあるところ。 まぁ普通に考えたら、どこにだって魚屋ぐらいあったのだろうけど、あらためて意識してみると、当時の魚屋はどんな様子だったのだろうか、と興味がわく。それから、牧師館で「生牡蠣」を食卓に出す話が出てくる。 この村って、海の近くって設定だっけ?ついでに、ググってみたら、牡蠣の生食は、西洋ではローマ時代からの古い歴史があり、明治時代に日本にその習慣が入ってきたとのこと。 いやぁ勉強になりました。知らないことが、まだまだいっぱいあるね。 その2 魚といえば、『三幕』の冒頭、ディナーのメニューを検討しているシーンの: >"Let's see. Melon Cantaloupe, Borscht Soup, Fresh Mackerel, Grouse, Souffle Surprise, Canape Diane ... No, I think that will do excellently, Miss Milray. ... " の「Fresh Mackerel」のところ。「新鮮なさば」(長野訳p.16、西脇訳p.14)も誤訳といえる。「Fresh」は「塩漬けや燻製などの保存加工していない」という意味だから、ちょっと一言では訳しにくい。 赤訳p.10、中村妙訳p. 13、でもこれは訳していないし、無理に訳す必要もないだろう。 中村妙訳では、そのあとの「grouse」と対比させて、「魚は鯖、肉料理はらいちょう」と言葉を補足しているのもイイ感じがする。赤訳でこの部分は、「さばにグラウズ」となっているが、「グラウズ」ではなんだか分からなかろう。 また、西脇訳ではその前の「ボルシチ」が「ボーシ・スープ」となっている。なんじゃそりゃ・・・ >>40 きみのギリシャ神話のキャラクター論はどうでもいいんだよ クリスティの眼がはなれた美人という英語での描写から ギリシャ彫刻の女神像の顔の造りを例に上げたんだから 官能が職能のミロのヴィーナスの顔も「本能に忠実な」エロ顔じゃなくて、知的でしょ いや、俺にはエロ顔に見えるというなら、しかたがないが >>40 >ヘレナは感情のままに嫉妬で殺しも辞さないし これは純粋に教えてほしいんだが、↑こんなエピソードはあったっけ? ヘレナってトロイのヘレンのことだよね、それとも別の女神? その3 誤訳なのかどうかわからないけど、『いなくなった』(青木訳p.117)で: >大うそつきの、ネコかぶりめ!人の妻に手を出す、泥棒猫! (原文: Liar and hypocrite! Stealer of another man’s wife! ) とあるのだが、「泥棒猫」って表現は男に対して使えるのだろうか?自分の語感では女に対してしか使えない気がするのだが。 ちなみに、ハヤカワ文庫の清水訳p.84 では次の通り: >嘘と偽善でかたまっている男ではないか。他人の妻を盗んで、平気な顔をしているのだ! >>41 牡蠣は殻の中に海水保持するから殻つきなら数日間平気だったりする セントメアリミード自体が海からそんな離れてないから 朝水揚げされたその日の内に食べられるような地勢ではあるけど あとコールドハムって茹でてない、もしくは常温で提供できるくらいの意味で 別にキンキンに冷やしたとかいうのでもないはず >>44 横からだけど、ゼウスの妻のヘラのことじゃないのかな ゼウスの浮気相手や子供に結構ひどいことしてるよね ヘラクレスとか、えらい目に合ってる >>43 お前がギリシヤ神話の話振っといてどうでもいいは草 ミロのヴィーナスも官能的だと思うけどお前のエロ論はどうでも良いと言われるんだろうな。 >>47 そうそう。ヘラと間違えた。ヘレナはルビンスタインだw >>48 きみも人をお前呼ばわりする程度の人間かw どうでもいいのはギリシャ神話の話ではなく、きみのキャラクタ論だよ あくまで「眼のはなれた」という描写に関連して彫刻の例としてあげたんでね 造形に知性を感じるかどうか(感じなくてもいいんだが)それぞれのエピソードの性格が知的かどうかは関係ない >>47 スレに即せば、ポワロはヘラクレスだったね まあまあ、諍いは止めましょう。はじめは些細なレスの遣り取りが、やがて感情的な煽り合いになって、恐ろしい事件に繋がるものです。 兵隊さんの人形がまた2つへることになりますよ。 そして、スレから誰も・・・ 度重なる連投、大変失礼しました 読んでくれた方々、ありがとう では、わたしとしましては、自分のネタをみなさんの前に出してごらんにいれたのですから、これでこのスレから手を引かせていただくことにして・・・ >>39 あれのラストは胸に迫るものがあるよね。 クリスティの作品の犯人はそんなに憎めない人が多いが、ライ麦の犯人はあのラストの事もあって何か許せん。 >>52 マープルの憤りと悲しみの後の「歓び」って言う表現がマープルと言う存在すべてを表した様に感じ心が震えました。個人的には最終章までは話しの流れや主人公の優秀さ、マープルの捜査内容が物語として中途半端だなぁと思ってましたが、最終章で名作になりました。 >>51 了解です。やめます。 誤訳ネタは大変おもしろかったので、また見つけたら書き込んでください 憎めない犯人と言えば、「鏡は横にひび割れて」かな 動機がせつない 逆に「白昼の悪魔」や「カーテン」はサイコパスっぽい 自分がこの犯人ヤバいと思ったのは「三幕の殺人」かな 後、子供を殺したというだけで「死者のあやまち」の犯人は嫌悪感湧くな 同じ子供を殺した「ハロウィーン・パーティー」の犯人は不思議とそこまで嫌悪感抱かないが 『アリバイ』前書きだけ立ち読みしたけどポアロはフランス人になってるらしい 「ノンノンノン、ムシュー。フランス人ではありませんよ」 「「ベ・ル・ギ・ー・じ・ん」」 「わかっていただければよろしい」 「うるさい。お前なんかフランス人だ!」 後年はビートルズやヒッピー世代と同じ時代に存在してたからなあ 若者世代へのチクチクとした批判が半端ない 「NM」では、第二次大戦中にもかかわらず、食卓にバナナがあがるとは。 恐るべし大英帝国 >>63 最後だけ小文字にした理由を詳しく教えてもらっていいですか? ありゃりゃ、ブランディ。変換ミスです、マジで。おさわがせしました。 WW2(第二次大戦)のとき、フランスから輸入できなくなって、ブランディをどうしたんでしょうね。 ブランディ不足 → 気付け薬不足 → 犯罪減少 → 探偵失業 ? そういえば、『NかMか』はWW2が舞台ですが、「ポワロ」や「ミスマープル」もの等で、同時進行的にWW2を扱った作品って何かありましたっけ? WW2中に出版された作品はいくつかありますが、その物語中でWW2に言及している作品を自分は読んだことがありません。戦後の作品で、「レジスタンスで活躍した」とか「戦死した」とか、WW2に言及する作品はいくつかありますが。 ただ、『スタイルズ荘』はWW1中の事件でしたね。 ドラマ無実はさいなむの1話、なんだかすごく気持ち悪くて録画消してしまった 多分同じ人たちが作ったそして誰もいなくなったは笑いながら見たし 全員別人じゃんは日本のドラマで慣れているはずなのに >>66 分かる 原作はこの前読んだばっかりで、原作とは違うってのは聞いてたからどんなもんかな? って見てたんだけど あそこまでみんな病的にする必要あるのかな〜 どんな展開になるか心配になってドラマのネタバレ見ちゃってまたう〜ん そして誰も、や検察側の証人は色々脚色はあっても、大筋は変えてないのにな とりあえずグエンダのビッチ化がショックだw 「ボロー荘の殺人」読了。あぁー傑作だ。でも読み終わるまで、ずっと緊張感を持続していたので非常に疲れました。緊張感の根源はルーシー。火のついたママのヤカンの一文。ポアロの最後の場面でのヘンリエッタへの台詞。訳も素晴らしいと思うが、改めてアガサ恐るべし! >>66 >>67 ドラマ全体に不安定で奇妙な感じで、自分もう〜んなんつうか拒否感が… でも前に見た無実はさいなむは、ネグリジェ女性がなまじ演技力あるから生々しくて ストーリーがどっか行っちゃった 葬儀の後で、のラストみたいな凄さ 原作未読なんだけれどあれも改変だったのかな? でも僻地に赴任してた学者は良い人で一服の清涼剤だったわ、そういえば 『ゴルフ場殺人事件』の機械翻訳がKindle本となって販売されている。 リンク上の殺人: The Murder on the Links, Japanese edition ASIN:B07TM8CCL4 (アマゾンのリンクが貼れないのでASINコードだけ) 「なか見!検索」で本文をのぞいてみると判るが、明らかに機械翻訳だ。 クリスティはまだ著作権が切れていない。 Amazonには報告しておいたがどう対応するかね。 著作者本人か代理人でないと著作権侵害の申し立てとして受け付けられないとか、 マニュアル通りの回答だった。担当部署には情報として共有するとは言っていたけど。 「ホロー荘の殺人」が余りに良かったので映像版見ましたが全体が中途半端で残念。映像版はポアロ不要だったかも。 >>71 ホロー荘はアガサ自身が舞台版も書いてるけど、ポワロは出てこないみたいだね 後にクリスティがポアロいないほうが良かったって言ってたのホロー荘だっけ?杉の棺だったかな >>73 「アガサクリスティー完全攻略」によるとホロー荘はポアロ居ない方が良かったとクリスティーが言っていた様です。でもポアロを出した事によって色々な人の色々な行動の説得力が読者に対して出たのではと思いました。 映像では、ポアロが主役なので、尺が必要となりホロー荘の人物の描写、人間関係のストーリーが中途半端になっています。最後のポアロのセリフは原作と同じですが、原作の方が圧倒的にカッコいい! 映像放映中だと伸びるね せっかミステリー板なので、映像みて未読の人は原作も読みましょうよ 映像だとあらわせないミスディレクテョンとかたくさんあるので、映像見たあとでも面白い B○○K○○F で『エヴァンズ』(ハヤカワ文庫の田村訳)を購入できたので読んでいるが、p.18に「目のあいだがはなれている美しい女性」のフレーズがあった(もうこの話題終了?) こういう言い方は日本語らしくないので、『秘密機関』の田村訳では、もしかしたらワザと訳さなかったのかな、と憶測したりもしたが、こっちでは訳してるじゃん 『秘密機関』ほどではないにせよ、『エヴァンズ』にも謎の日本語訳表現が散見されるね(そのうち英語原文が安価で入手できたら、比較調査してみたい・・・) 自分はトミ・マツ・・・もとい、トミ・タペものや、『茶色』『三幕』『パ発4:50』のような女の子の冒険ストーリがお気にいりなので、『エヴァンズ』もストーリは楽しんでいます >>78 「完全」にひっかかってるのか? 読んでいく参考にはなるよ ネタバレもしてないしね >>78 攻略してるかは知らないが全部読んで解説してる。主観の解説なので自分が読んでの感じ方と違う事が多くて、それがまた良い。コレ読んでなかったらアガサクリスティー読んでない。感謝してます。 無実はさいなむのドラマ化作品ってなんか恵まれてないなー。前に観たのはミス・マープル物になってたし…。今回のも、改変部分がいちいち不快。原作は好きなんだけどな。 >>81 フレンチミステリー版は? ドーヴァー海峡殺人事件はクソだったが。 オリエント急行の映画を中学生の時にテレビで見て衝撃 図書室で原作を読んだ ミステリって面白い!の初体験だった 今、映像化されているクリステイの作品て原作が有名なので作り手が 「皆さん、ラスとはネタバレしてるからわかってるよね、これはすごく今までより原作を捻って作ってるよ」 な姿勢がイヤだな >>83 面白くなってれば、どれだけ原作と変わってもよしんば原作の面影がなくてもいいけど (黒澤明の天国と地獄とキングの身代金のように) たいがいは、変えたという以外に意味がなくて、つまらなくなっているからなあ >>70 この件、もう少し調べてみたら『ゴルフ場殺人事件』はパブリック・ドメインになっているのか? Gutenbergにはこれの他に『スタイルズ荘』と『秘密機関』が入っているね。 https://www.gutenberg.org/ebooks/author/451 それにしても翻訳ソフトで滅茶苦茶な他言語版を作って販売は法的にどうなんだ。 >>85 法的な責任はどうでしょうかね? う〜ん、でもきっと、その出版者にはこの夏、U.N. Owen氏から招待状が届きますよ 「兵隊島の別荘で過ごすのは、いかがですか」って いつのまにかProject Gutenbergで『ゴルフ』も入手できるようになっていたとは 『スタイルズ荘』と『秘密機関』は知っていましたが・・・ >>82 フレンチミステリー版は未見です。そんなのあったんだ。ドーヴァー海峡はかなり前に一度、観ただけでよく覚えてないな。ドナルド・サザーランドのカルガリ博士は原作に近かった印象が。 昨日のドラマ、無実はさいなむ アリバイ証人の博士のエピ多すぎ 肝心の親子、夫婦、子供達の関係があまり描かれてなくてつまらない 原作未読だけれど、そこが大事なんじゃないの? 思わせ振りな描写や精神的に不安定つうと英国版?ABC思い出すけれど、あっちは結構面白かったのに 違いは何だろう 今さらホロヴィッツの「カササギ殺人事件」を読んでます ああ、わかるわこういう描写、いや違うクリスティはこういう書き方はしない!とか ツッコミつつ読むのが楽しいね 「ハロウィーン・パーティ」ようやく読了。☆3.5 仕事が忙しいこともあるがペースがガタ落ち・・・ これでポアロの長編1〜33のうち、32まで読み終わりました。 「カーテン」は当分の間、棚の奥に眠ってもらって 今晩から「ポアロとグリーンショアの阿房宮」を読み始める予定 厳しいねぇw 「ハロウィーンパーティー」はクオリガーデンってのがどんなものなのか興味深かったな。ドラマでは再現されてなくて残念だった。 「ハロウィーン・パーティ」はミステリーとしてはそこまでの作品じゃないけど 作品の空気感が良かったな 後、他の作品には出てこない異質な犯人とか 13日から始まるABC殺人事件のホームページ見ると 連続三回全てでクローム警部が出てる 原作じゃ端役なのに何故?原作をどんな風に改変してるんだろう 「ハロウィーン・パーティ」の感想ですか? まぁ、可もなく不可もなくというところですか・・・ アリアド二が出てるので良かったかなという感じ 彼女が出てる作品って駄作はないですよね? 「マギンティ夫人が死んだ」は良作だと思うし ×「マギンティ夫人が死んだ」 ○「マギンティ夫人は死んだ」 今回のネタは『エヴァンズ』のヒロイン、フランキーについての描写です: She had on a red skirt, a short green jacket and a brilliant blue beret, and despite a certain resemblance to an organ grinder's monkey (she had long, sorrowful dark eyes and a puckered-up face) she was distinctly attractive. 田村旧訳(ハヤカワ文庫) pp.25-26、新訳(クリスティ文庫)p.30: 赤いスカートと、短いグリーンのジャケット、それにはでなブルーのベレーをかぶっていた。 たしかに、*《オルガンを弾くお嬢さんに感じがそっくりだったが(悲しみにみちた、切れ長の黒い瞳と、暗い表情をたたえていた)、》 なかなかどうして、魅力的な女性だった。 私訳: 手回しオルガンで芸をする見世物の猿にどことなく似ていた(切れ長だが痛ましい黒い瞳と、しかめた顔つきをしていた)が、 クリスティのヒロインにしては、原文ではかなり不細工な部類に入るようですが、田村訳では誤訳というより、わざと改変したのでしょうかね?いやいや、勝手にそんなことしちゃ駄目でしょ このあとフランキー本人が、自分の学生時代のニックネームは、「モンキー・フェイス」だった(新訳 p.57)、と発言するシーンもあるのにねぇ・・・ ちなみに、ここのところは旧訳(p.47)では「猿面冠者」になってる 出版時はどうだったか知らないけど、今時点で読むとやはり古臭さは否めない表現が他にも結構出てくるが、新訳でかなり修正されているのは良いことだと思う ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる