まあ何が何でもTwitterヲチをやりたい人間とそれをなんとか庇いたいバカは放っておいて今年の新刊を話をすると
ポール・アルテの『死まで139歩』は来年の本ミスでどう評価されるか非常に気になる
赤毛連盟みたいな冒頭に靴屋敷に不可能犯罪と本格ミステリ的なガジェット山盛りの一方で
密室トリックと足跡トリック(足跡トリック使うの何回目だよこれ?)の脱力感
そしてそれらを帳消しにするようなラスト1頁のホワイダニット
アルテ作品の中で『第四の扉』と『狂人の部屋』をギリギリ正統派本格とすると
今作は『赤い霧』以上に一番の怪作
だが果たしてホロヴィッツの正統派パズラーっぷりに慣れた現在のランキング投票者にウケるのだろうか