海外旅行先でまさかの「入国拒否」が増えている。

アメリカのビザに詳しい佐藤智代行政書士に、どのような渡航者が疑われやすいのか、移民局での尋問の様子などについて聞いた。

ーー売春目的を疑われる入国拒否が増えている?

アメリカでの不法就労を疑われて入国拒否されたという相談は、コロナ禍から増えてきています。
特に「売春を疑われて入国を拒否された」という相談は、2019年までは年間3~4件だったのが、2020年末頃から非常に増えて来ました。

●移民局はかなり警戒
こうした中、純粋に観光目的で渡航した女性も、あらぬ疑いを掛けられて入国を拒否されるケースが出ているという。
ーー観光目的での入国も困難になってきている?

コロナ前も、エスコートや売春など性サービスを提供するために渡米したり、留学ビザで滞在しながらそういった活動をしていた人がいたのは事実です。
そうした中、コロナ禍で入国者が非常に少ない時期に、女性1人で渡米し、「どこに行き」、「誰に会い」、「どこに泊まるのか」を入管に説明できない女性が増えました。

●1週間に6件の入国拒否相談も
渡航条件が大幅に緩和された2023年5月末頃から急増したという入国拒否。

佐藤さんはSNSなどを通じて警鐘を鳴らし続けてきたが、“パパ活”などで安易に渡航する若者の多さに悲しみを感じると話す。

ーー怪しい人にはどういう質問をする?

「会う人のフルネームを言いなさい」とか、「誰がホテル代を支払うのか」「その人との関係性」などを聞かれます。
これらに答えられないとスマホの中身を見られたり、スーツケースの中を確認されたり、唾液のチェックまで求められます。

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https://www.fnn.jp/articles/-/651242