あ、あ(彼女)居てます!

唐突な関西弁で照れ隠しされたと思ったミズキはバイト終わりまで無言でやり過ごした

「あーあ、クリ前に振られちゃったな」
更衣室で独りごちながら制服のシャツを脱ぎ、真っ赤なブルマに手をかけた

「そういえばなんでこのコンビニチェーンてブルマも貸与で強制なんだろ?ズボンも履くから見えないしブルマ手当もあるからいいんだけど」
早々と私服に着替えたミズキはタイムカードを押し、誰にともなくお疲れ様でしたと声をかけて無人の更衣室を後にした

「ミズキちゅわーん、おつかれちゃーん」
更衣室の様子を写した隠し監視カメラを眺めながら使い終えたティッシュをゴミ箱に捨て、店長はズボンをずり上げた