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週刊文春 2013年8月8日号
よーく考えよう 郵政をねじ伏せたアフラック
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/2973

 なぜ日本政府は一転してアフラックの軍門に下ったのか。
「TPPにおける日米二国間協議で、農産物の聖域確保(コメなど)とのバーターに日本郵政が
使われた可能性が高い。政権交代を機に日本郵政の坂篤郎社長が解任され、親米派の
西室泰三氏が就任したので、アフラックとの歩み寄りは予想された。しかし、これほど露骨な
米国優遇になるとは想定外」(民主党議員)

一方、日本生命は「かんぽ生命とは五年以上にわたり様々な面で協力してきた経緯があり、
遺憾」とコメント。今回の合意でかんぽ生命が独自にがん保険などの「第三分野」へ進出する
構想は消え、日本郵政は外資生保の「売り子」の地位にとどまることになる。
「アフラックは今後解禁が予想される混合診療に関わる保険も日本郵政を通じて販売し、
巨大な利益を手にするだろう」(別の大手生保幹部)
 郵政民営化とは、いったい誰の利益のための民営化だったのだろうか。
(ジャーナリスト・森岡英樹)