日本郵政の4〜12月期、純利益26%増 ゆうちょ銀がけん引
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL14HRD_U8A210C1000000/

日本郵政が14日発表した2017年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比26%増の3752億円だった。
傘下のゆうちょ銀行で海外の債券や投資信託の運用益が改善して利益を押し上げた。
売上高にあたる経常収益は3%減の9兆7360億円だった。傘下のかんぽ生命では保険料収入が伸び悩んだ。

中核の郵便・物流事業は「ゆうパック」の増加基調が続いた。
増収が賃金上昇などのコスト増を吸収し、日本郵便の純利益は前年同期から約2倍の665億円だった。
日本郵政の市倉昇専務執行役は傘下のオーストラリアの物流大手トール・ホールディングスについて
「収益が拡大して採算が改善している」と話した。

18年3月期通期の業績予想は従来予想を据え置いた。最終損益は4000億円の黒字(前期は289億円の赤字)を見込む。