注目はトップ下の人選。パラグアイ戦では香川真司が質の高いプレーを見せた。ただ、本田圭佑はワールドカップ2大会続けて初戦でゴールを奪うなど、圧倒的な勝負強さを誇る。どちらがスタメンに名を連ねるかは気になるところだ。
乾貴士、香川、原口元気という2列目になると予想する。乾と香川の元セレッソ大阪コンビはパラグアイとのテストマッチでは流麗な連係を見せ、彼らの関係性は日本の希望だ。
親善試合とワールドカップでは全てのレベルが異なり、あの時のような自由はないだろうが、彼らに活路を見出してもらうしかない。日本代表で輝けていない香川には、10番としての仕事を果たしてもらいたい。
 1トップは岡崎慎司か。右足の状態が心配されるが全体練習に復帰。ボールを使った練習もこなしており、出場できると予想する。
西野ジャパンはここまで、コロンビアとの初戦のために準備してきたといっても過言ではない。
そのチームに岡崎が登録を変更されずに残っているということは、出場の目処がついたからではないか。香川との相性も良く、10番を活かす働きが期待される。
 パラグアイ戦で勝利したことで、チームは良好な雰囲気のままワールドカップ初戦を迎える。ただ、あの試合のいいイメージをそのまま持ち込めば、コロンビアに蹂躙されるだろう。
レベルが数段階上がることを肝に銘じてピッチに立ちたい。死に物狂いで挑み、勝ち点を奪えれば大成功だ。