これはいつもの光景だ。
ようやくOが放っていた悪臭が消えたようだ。
下品な「臭い」の香水の主が立ち去って30分位は経っただろうか。
あれは「香り」ではなく「臭い」というのが正しいだろう。
ポケットに手を突っ込み太々しく歩く醜い姿は、北海のトドを思わせる。
即席ラーメンを啜る姿は貧しく又醜く、憐れみすら感じてしまう。
もっと自分を客観的に見た方が良いな彼は。