MOOの喫茶店に危さんが本当に入ったのかは、確定していない。店主の目撃証言が
あるだけ。でも、危さんだったと推定していいと思う。
阿寒湖から釧路駅に着いて直ぐに幣舞橋方面に歩き始めたのは、阿寒湖のホテルの
部屋で、死に場所としての桂恋海岸の情報を得ていたからだろうか?
それとも、先ずは 阿寒に果てつ の舞台のひとつの釧路刑務所を見に行き、その後
MOOの喫茶で生か死かを考え始め、ネットで近くで自殺場所を探したのか?
阿寒湖では死ねなかった、戻る時間もない、死のうか生きようか、まだ迷っていただ
ろう。
ではなにが危さんの背中を押したのか、それはおそらくは鬱病という病気だろう。
鬱病の治療をしていたのではないか、そして治りかけていた時期にあたり、就活や
教職課程をなんとか通過し、ホットした時期にあった。鬱病は治りかけて活動的にな
った時期が危ないと言われているが、その上に失恋が重なったことが、鬱病を再発さ
せた?