反対派は、知的水準が低く、提示された報告書を読む学力もなければ、読む努力もしない。
だから、マトハズレで間違ったイチャモンしか付けれない。

精巣がんに関しては『研究はそれぞれの結果がある』のではなく、既に行われた、
3件の症例対照研究を、Gurney et al. (2015)と Huang et al. (2015)がメタアナリシスした。

その2件のメタアナリシスを「全米科学アカデミー」が更にメタアナリシスした。

ガー二ーのメタアナリシスでは、大麻未使用の参加者と比較して、喫煙大麻を報告した参加者は、
精巣がんのリスクは、(OR、1.19、95%のCI = 0.72?1.95)統計的に有意ではなかった。

ホアンのメタアナリシスでも、大麻使用の参加者と精巣癌を発達させるリスクに関係はなかった。
また、「非セミノーマ腫瘍」と「セミノーマ腫瘍」の区別もしていなかった。

しかし、両者に、現在の大麻使用者、慢性使用者、10年以上の使用者には、
統計的に優位なリスクの増加があった。

それら3件の症例対照研究は、生物学的確認なしで自己申告に頼ったため
バイアスが掛かっている可能性があり、年齢、精巣の病歴、アルコール、薬物使用など
交絡因子も考慮されていなかった。

また、研究の品質を評価することができず、メタアナリシスを行うのに用いられる方法は、
限られた情報だった。

故に「全米科学アカデミー」は、慢性的な使用者の「非セミノーマ腫瘍」のみに、
限られたエビデンスがあると評価した。

「非セミノーマ腫瘍」が、仮に20万人当たり1人増えたとしても、禁止に値するリスクとは言えない。