>>492

向精神物質である酒、タバコこそが野放しに合法販売され、重大な社会的、健康被害をもたらしている。
現在行われている大麻合法化は、酒、タバコの失敗に学び、厳しい管理コントロールで規制している。

未来に向けて、人類は過去の失敗に学ぶべきだ。

1.アメリカの禁酒法時代にマフィアが蔓延った事。
2.無秩序な販売で、日本の喫煙率が、男性でピーク時(昭和41年)、83.7%だった事。
3.無秩序なアルコールの販売で、毎日、死者、事件、事故、病気になる人が出ている現状。
4.脱法ハーブを厳しく規制しようとして来たが、いたちごっこに成り、死者、事故、事件が増えている現状。

嗜好品、薬物は、強く禁止し過ぎても、無秩序に解禁、合法で有っても、社会、本人の健康に大きな害が発生する。
その論理を解かりやすく図表にしたのが、下記の指針で有る。

http://www.nattogdag.no/wp-content/uploads/2015/06/Skjermbilde-2015-06-30-kl.-08.16.53.png (参考図表)

『Responsible Legal Regulation = 責任ある法規制』『管理・コントロールされた合法化』が、
一番、社会、健康に弊害が少ない。

一番、弊害が大きいのは「禁止」と「規制なきアクセス(酒、タバコ、脱法ハーブなど)」で有る。

禁止状態では『無秩序な犯罪市場 = Unregulated Criminal Market』が生まれ、

規制なきアクセス状態では『無秩序な合法的市場 = Unregulated Legal Market』が生まれる。

『非犯罪化・ハームリダクション政策〜責任ある合法化〜軽い規制策』の間で、
それぞれの物質に見合った、それぞれの規制レベルを考える事が得策。

アルコール、タバコ、脱法ハーブ問題の蔓延る現代日本社会で、どうしたら一番、社会全体の害、
損失を減らせるか?それぞれが、真剣に考える時期に来ている。