医療大麻のエビデンス
カンナビスとカンナビノイド「全米科学・工学・医学アカデミー報告」2017年1月12日
http://nationalacademies.org/hmd/~/media/Files/Report%20Files/2017/Cannabis-Health-Effects/Cannabis-conclusions.pdf

結論: 治療効果
大麻またはカンナビノイドが有効であるという決定的または実質的な証拠がある:
・成人(大麻)の慢性疼痛の治療(4-1)
・化学療法誘発吐き気および嘔吐(口腔カンナビノイド)の治療における制吐剤(4-3)
・患者が報告した多発性硬化症の痙性症状(口腔カンナビノイド)の改善(4-7a)

大麻またはカンナビノイドは以下の場合に有効であるという適度な証拠がある:
・閉塞性睡眠時無呼吸に関連した睡眠障害を有する個人における短期間の睡眠アウトカムの改善
線維筋痛、慢性疼痛、多発性硬化症(カンナビノイド、主にナビキシモール)(4-19)

大麻やカンナビノイドが以下に有効であるという限られた証拠がある:
・HIV /エイズ(大麻および経口カンナビノイド)に関連する食欲の増加および減量の減少(4-4a)
・臨床医が測定した多発性硬化症の痙攣症状(口腔カンナビノイド)の改善(4-7a)
・トゥレット症候群(THCカプセル)の症状を改善する(4-8)
・社会的不安障害(カンナビジオール)を患っている人の不安症状の改善(公衆発話テストで評価) (4-17)
・外傷後ストレス障害の症状を改善する(ナビロン;単一の、公正な評価試験)(4-20)

カンナビノイドと以下の間の統計的関連性の証拠は限られている。
・外傷性脳傷害または頭蓋内出血(4-15)後のより良い転帰(すなわち、死亡率、障害)

大麻やカンナビノイドが効果がないという限られた証拠があります:
・認知症に伴う症状の改善(カンナビノイド)(4-13)
・緑内障(カンナビノイド)に伴う眼内圧の改善(4-14)
・慢性疼痛または多発性硬化症(ナビキシモール、ドロナビノール、およびナビロロン)を患っている人のうつ症状の軽減

エビデンスが高いのは上3つ
慢性疼痛・制吐剤・多発性硬化症の痙性症状
その他は順次低くなっていくみたいね。