レス番 >>45 のソースを読んでいたら『薬物政策国際委員会』の興味深い記事を見つけた。
日本の新たな薬物政策を進める為に役立つ名言なので紹介しておく。

新しい麻薬政策を探る:2011-01-27
https://www.swissinfo.ch/jpn/%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E9%BA%BB%E8%96%AC%E6%94%BF%E7%AD%96%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%82%8B/29347796

スイスのモデル

では、今回検討された新しい政策とは何なのだろうか?

「一つは、麻薬消費者や小さなディーラーたちを取り締まる代わりに、
大型の犯罪組織に標的を定めることだ」

と参加者の1人ジョージ・シュルツ元米国務長官は言う。

もう一つは

「麻薬消費者を犯罪者ではなく1人の患者と見なし、治療を行うことだ」

とブラジルのカルドソ元大統領。アルコール中毒患者に対すると同様、麻薬から
抜け出すためのセラピーなどに今まで取り締まりに費やしてきた資金を当てて
行くことが第1歩だと主張する。

さらに、スイスで現役時代に麻薬問題を扱ったドライフス元内相は

「なぜ、たばこ禁止運動がマリファナ禁止運動よりうまくいったかということから多くが学べる」

と話す。

たばこをやめるのは「禁止されている」からではなく、「個人の健康に有害」だからだ
という認識がキャンペーンなどで学校や一般に広まったからだ。麻薬も同様に健康を
害するという認識から始めるべきだという。