>>136 つづき

・治療用途と治療用途の範囲と医療の疫学

【てんかん】

CBDの臨床的使用はてんかんの治療において最も進歩している。

臨床試験では、CBDは、現在、第III相試験中の1つの純粋なCBD製品(Epidiolex)を用いて、
複数のてんかんの有効な治療法として実証されている。

この目的のためのCBDの使用は、1970年代にさかのぼる数多くの動物実験に基づいている。
これらの研究は、多数の動物モデルにおいてカンナビジオールの抗発作活性を実証した。

この研究に基づいて、カンナビジオールはてんかん患者において臨床試験されている。

【その他の適応症】

CBDが他の多くの病状に対して有用な治療法となりうるという証拠がある。

しかし、この研究はてんかんの治療よりもかなり進歩が少ない。ほとんどの
適応症については、前臨床的証拠のみが存在するが、一部のものについては、
前臨床的証拠と限られた臨床的証拠の組み合わせがある。

CBDが評価された条件の範囲は、神経保護、抗てんかん、低酸素虚血、抗不安薬、
抗精神病薬、鎮痛薬、抗炎症薬、抗喘息薬、抗腫瘍薬として一貫性があり多様である。

CBDの様々な治療的適用の証拠は、ピサーニ(2017)らによって最近レビューされた表1を参照されたい。