気違いワニが医療大麻にいちゃもんを付ける根拠としている元論文を訳しておく。

【無作為化プラセボ対照試験】多発性硬化症の痙攣における大麻喫煙の効果

概要
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22586334
フルテキスト
http://www.cmaj.ca/content/184/10/1143.long

結果:

研究開始時に37人の参加者がランダム化され、30人が試験を完了した。

大麻喫煙を用いた治療は、患者のアシュワーススケール(痙縮の評価法)スコアは、
プラセボより平均2.74ポイント減少した(p <0.0001)。

さらに、大麻治療は、視覚的アナログスケールで疼痛スコアをプラセボよりも、
平均5.28ポイント減少させた(p = 0.008)。

歩行時間のスコアは、治療とプラセボの間で有意差はなかった(p = 0.2)。

ペース型聴覚連続加算試験のスコアは、プラセボよりも8.67ポイント減少した(p = 0.003)。

試験中に重大な有害事象は発生しなかった。

解釈:

大麻喫煙は、治療抵抗性の痙攣を有する参加者の症状および疼痛軽減においてプラセボより優れていた。