内因性カンナビノイドについての考察
カンナビノイド受容体─中枢神経系における役割 2017年2月26日
http://www.medical-cannabis-project.jp/251-2/
食欲増進
>〜食欲はCB1受容体の活性化により亢進し,逆に不活性化によって抑制される。

疼痛緩和
>また内在性カンナビノイドには鎮痛や痛覚過敏の緩和作用があり,〜

>Δ9-THC,合成カンナビノイド HU210やCP55,940および内因性カンナビノイドであるアナンダミドの
>脊髄内および脳室内投与により,鎮痛および痛覚過敏の緩和 作用が認められる
>興味深い事には,CB1受容体遺伝子欠損マウスでは,
>Δ9-THCの熱板試験での鎮痛 作用は認められないが,アナンダミドの鎮痛作用は出現する点である

不快記憶
>これらの事か ら,CB1受容体は不快記憶の消去に促進的な役割を演じている事が分かる。
>内在性カンナビノイドの“忘却を司る因子”としての意義とその応用は,今後の興味ある課題である。

精神障害
>大麻乱用における精神障害の知見からも,
>脳内の内在性カンナビノイドの病的な増加または減少は精神機能の異常をきたす可能性が推測される。
>まだまだ不明な点が多いが,統合失調症やアルツハイマー病の患者脳での
>カンナビノイド受容体・内在性カンナビノイドの異常性はすでに散見される。

>中枢神経系における脳内カンナビノイドの機能的役割が明らかになれば,
>意欲減退,情動障害および精神障害との関連性も解き明かされる事が期待される。

塩じゃ
脳内報酬(多幸感や幸福感)
>メタンフェタミン探索行動は,消去過程でのΔ9-THC投与により抑制される
つづく