私は己を客観的に鑑みて「ジャンキー」ではないし、大麻で「ジャンキー」には成り得ない。
薬物使用者の大多数は、「依存症」になる事はない。

しかし、本当に覚醒剤、ヘロインなどの「依存症」になってしまった少数の人はどうだろうか?
「ジャンキー」と罵られ、軽蔑され、後ろ指を指され、『人間やめますか』などと言われ、
自暴自棄になり、通報を恐れて病院へも行かず、自分の殻に閉じこもり、症状を悪化させる。

それより、疎外する事なく、手を差し伸べて、適切な治療を受け、自分の意思で薬物を止め、
社会に復帰した方が社会全体にとって有益ではないだろうか?

逮捕して監獄に閉じ込めても、依存症は回復しない。社会から疎外され、失業し、
就職も出来づらくなる。その方が社会的損失は大きいのではないか?

どんなに厳しく取り締まっても薬物使用が撲滅されることはない。
地下に潜って、より潜在化し、薬物使用者は孤立する。

『薬物の無い世界』は絵に描いたユートピアだった。

絶対禁止政策の失敗に学んで、国民一人一人が薬物政策の新たな
パラダイムを模索する時期に来ている。