クレイジージャーニーより。


「合法化されたほうが、ビジネスチャンスは広がる」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48531?page=5

「儲かってます?」
「それほどでもないね」
「アメリカはいまマリファナが合法化されつつあるじゃないですか。そんななかで、こうした裏のルートでマリファナを求める客が来ると思いますか?」
「来るさ」

自信満々に答える男の様子から、強がりでないことはわかる。

「なぜそう思うの?」
「この先、いやもう今だってマリファナはアメリカ人なら誰でも手に入れることができる。だからチャンスなんだよ。
みんなが味を知ってるってことは、いいものとの違いもわかるってことだろ。だから品揃えやサービスがいい業者が選ばれる」
「完全にビジネスマンの発想だね」

この男が示したのは、ドラッグに限らない商売の基本のようなものだ。

「しかも、合法になってしまえば堂々と販売できるんだ。これほど歓迎するべき状態があるか?ドラッグってのはアメリカに入ると金と同じような価値がつくんだ。
品質とグラム単位で金額が決まる。いまのところ高値なのは希少性があるからさ。マリファナも安い、高いじゃなくて品質で選ぶ時代が来ると思うね」

販売する側としては、マリファナの合法化がもたらす利益は大きいと思っているようだ。しかも、生産地によってブランド化されるマリファナがあるならば、それも揃えておきたいという。
値段で購買意欲が分かれるような商品ではないと予想しているのだ。