『ダメ絶対政策』なんて、1980年代からナンシー・レーガンによって、
大々的に繰り広げられた「Just Say No=ただノーと言おう」運動など、
明らかな失敗は歴史、世界が証明している。

『ダメ絶対政策』は、薬物使用者に犯罪者のレッテルを張り、犯罪者という
レッテルによって、社会復帰が難しくなり、薬物依存症から回復するという
本来の目的を阻害し、偏狭で不寛容な社会を生み出し、使用者本人の生活、
社会全体を悪化させている。

日本政府も、やっとその事に、国連などの外圧により気付き、収監から治療へ、
と言う新たな政策を模索している。(再犯防止推進法に基づく再犯防止推進計画)

『ダメ絶対政策』は、新規使用者、再犯者を防げず既に崩壊している。

『性教育』と『薬物政策』は『ダメ絶対』と言うだけでは絶対に成功しない。

『薬物のない世界』を目指した『新国連薬物乱用根絶宣言(2009〜2019年)』は、
『薬物のない世界』は、『絵に描いたユートピア』だったと断定され、2016年の
『国連麻薬特別総会』で新たな政策変更を余儀なくされた。

有史以来、酒、タバコも含めて、人類が薬物を使用しなかった時代はない。

そもそも、『ダメ絶対』と、国民を嘘で騙し、逮捕と言う暴力、拷問で国民を
管理しようと言う、間違った政策を肯定する反対派の方がどうかしている。

政府が国民を嘘で騙すのは、一番やってはならない愚策だ。

石頭の反対派は、思考停止で石のように固まるのではなく、
柔軟な思考で真実、本質を見つめる目を養った方が良い。

世界の薬物政策は、暴力、恐怖、嘘、誇張による『ダメ絶対政策』から、
新たな薬物政策の『コペルニクス的パラダイムシフト』の時代に入っている。