2月1日にサンフランシスコ市が、大麻事犯の前科を取り消すと日本でも報道されたが、
シアトル市でも同様な処置が施行される。

これは、酒、タバコよりも害の少ない大麻で、然したる罪も無いのに、理不尽に逮捕され、
不利益を被っている人々への、『人権』、『人道』、『人種差別』に基づく『救済』の処置である。

科学的根拠がなく制定された法律で、理不尽、不合理に被った不利益は、
彼らの今後の人生の為に復権される必要性がある。

米サンフランシスコ、大麻の犯罪歴40年分を帳消しに 2018年2月1日
http://www.afpbb.com/articles/-/3160816

シアトル市は、大麻事犯の有罪判決を撤回する 2018年2月8日
https://www.npr.org/sections/thetwo-way/2018/02/08/584265321/seattle-moves-to-dismiss-marijuana-misdemeanors

シアトル市長と市の検察当局は、2012年にワシントン州で合法化された以前に起訴された
すべての大麻所持の軽犯罪判決を撤回するよう裁判所に求める計画を??発表した。
これは何百人もの人々の前科記録に影響を及ぼす可能性がある。

『数年間、ワシントンの最も脆弱な住民の日常生活は、大麻有罪判決が痛いほどの
影響を及ぼしている』と、ジェニー・ダーガン市長は記者会見で述べた。

『住宅や信用供与、良い仕事や教育の障壁になる可能性がある』と彼女は語った。
軽犯罪が撤回または却下されると、雇用、教育援助、アパート賃貸をしようとする者には、
『処置が行われた後に有罪判決がないことを確認できる』と付け加えた。

ワシントン州では、アフリカ系アメリカ人は、白人の2.9倍逮捕された。
ラテン系アメリカ人および先住民は、白人の1.6倍逮捕された。
裁判所はそれぞれの有罪判決を自動的に検討する。

市長は、『シアトル市の計画が、時代遅れの麻薬法の偏見を是正しようとする
他の都市のためにテンプレートとして役立つことを期待している』と語った。