>>475 追加情報

脳に存在するマリファナ類似物質(内因性カンナビノイド)の作用機序と創薬への応用
http://proposal.ducr.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/ccr_usr/detail.cgi?num=4860

内因性カンナビノイド(2-arachidonoylglycerol)のシナプス伝達調節機構と脳機能に
おける役割を解析し、内因性カンナビノイドが神経伝達物質のシグナルを受け取った
シナプス後ニューロンから放出され、シナプス前終末細胞のCB1受容体に作用して
神経伝達物質放出の減少を引き起こす逆行性のシナプス伝達(即ち、神経伝達の
フィードバック調節)を担っていること、更にCB1受容体ノックアウトマウス及び、
受容体の阻害剤を投与したマウスの実験結果から内因性カンナビノイド系が
小脳の運動学習に重要であることを明らかにした。

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このカンナビノイド、及びエンドカンナビノイド・システムが様々な作用をする。

つまり、外来的に大麻の成分であるカンナビノイドを摂取する事により、
カンナビノイド受容体およびエンドカンナビノイド・システムに作用し、
神経伝達のフィードバック調節を行う事により、食欲増進、鎮痛、免疫調整、
幸福感、リラックスなど様々な効果が発現する。