>>557 つづき

連邦法で大麻が非合法である限り大手は参入しないでしょう。実際、州単位での
合法化は進めながら連邦レベルでは非合法のままであることの利点の一つが、
酒、タバコ、医薬品などの大企業が大麻業界を乗っ取るのを防げるという点です。

多くの人がそれを心配しています??アメリカは特に資本主義が非常に発達していますし、
企業に対する規制も緩いですからね。

とは言え連邦レベルで合法化されるのが理想だとは思います。私たちの組織は近年、
大麻の合法化が社会的に公正な形で行われるようにすることに注力しています。

その点で、昨年(訳注:2016年)カリフォルニアで可決された Prop 64 は画期的なものです。
たとえば過去に麻薬取締法違反で有罪判決を受けたことがある人でも大麻製造や販売の
ライセンスを取得できるのはカリフォルニア州が初めてですし、最初の5年間は巨大な企業が
できないように、製造と販売の両方のライセンスを取れないようにする条項もあります。

大麻の税収の一部を低所得者層の支援に充てることも具体的に定めています。
カリフォルニアは、大麻の合法化をどうやって社会的に公平で倫理にかなった形で実現するか、
そのモデルを提示したと思います。

アメリカの資本主義のもとでそれがどこまで成功するかは予想がしにくいですがね。