アメリカで大麻由来新薬の承認が近づいた。
連邦法での規制レベルが根本から改正される事になる。

てんかん治療にマリファナ由来の新薬が承認へ
https://wired.jp/2018/05/19/my-son-pioneered-an-epilepsy-drug/

立役者となった16歳少年の「長く困難な道のり」

大麻の成分を用いたてんかん治療の新薬が、近く米国で承認される見通しになった。
重要な役割を果たしたのが、てんかん患者である16歳の少年だ。米国で不可能だった
臨床試験のために彼は渡英して新薬の効果を実証し、規制当局の人々を前に
その有効性を自らプレゼンテーションした。

ここまでの極めて困難な道のりを、少年の父であるジャーナリストのフレッド・ボーゲルスタインが振り返る。

息子は十数種にもおよぶ薬や、気が狂っているとしか思えないような食事療法、
副腎皮質ステロイドの投与(サムは副作用でひどい姿になってしまった)などを試した。
当時は名前すら付いていなかったエピディオレックスは、まさに最後の選択肢だったのだ。

製造元のGWファーマシューティカルズ(以下、GW)にとって、てんかんは専門外だった。
だが、サムで著しい効果が見られたため、経営陣はこの病気について深く学ぶ必要が
あると決断し、急いで臨床試験に着手した。

サムはロンドンで医師の監督の下、実際に薬を試した。臨床試験は英国では特に
問題なく実施できた。大麻の使用を禁じる法律のある米国では、申請しても不可能だっただろう。

以来、1,800人近い患者が米国の病院でこの薬を試し、被験者の40〜50パーセントで
発作が50パーセント以上減少した。たいした数字ではないと思うかもしれない。しかし、
治験に参加した理由が、医療上の選択肢がほかになかったからだとすれば、どうだろう。

(以下省略・詳細はリンクサイトにて)