つまり、現代の日本におけるドラッグのイメージは、
テレビドラマとドラマに洗脳された脳みそを、リアルに再現させる事件の、
吊るし上げである薬物事件をマスコミが大々的に宣伝したってことだね。

これにより庶民が食いつくネタのリストの一つに、薬物が加わった。
薬物事件を取り上げると売れるからね。大衆はこの餌食になった。

私が思うに、ベトナム戦争、そしてビートルズ、ヒッピー。
これらの共通項である大麻やドラッグを、戦争のトラウマが刺激された
大人たちが、戦争=ドラッグということになって、薬物に敏感になったんだと思う。

それゆえ、ドラッグと戦争は日本人と結びついてしまった。
戦争とは暴力の象徴。反戦の象徴としてのドラッグだったのに、
暴力の象徴となってしまったのが日本。

別の国では宗教儀式の象徴であったり、移民の象徴だったり、様々だ。
ネガティブな要素と結びついている国は、思想的に解禁が遅れるのは理にかなう。
私個人としては、ドラッグはビートルズの象徴でイマジンに代表される歌詞そのものだね。
つまり平和の象徴がドラッグなんだよね。覚せい剤は軍人さんと文学かな。
アルコールはおっさんの象徴。タバコは昭和の象徴。こんなところだ。