この世に100%副作用がない、100%無害・安全な物質は存在しない。
大切なのは、大麻が懲役刑で禁止される程の物質か否かと言う議論だ。

私たちが毎日飲んでいる水にさえ致死量があり、毎日吸っている酸素でさえ、
その酸化作用により私たちの肉体を蝕んでいる。

例えば、蕎麦を食べてアナフィラキシーショックで死亡する
極々まれな特異体質は存在し得る。

しかし、蕎麦を食べてアナフィラキシーショックで死亡した
レアケースが存在したとしても、それは、極々まれな特異体質の
得意なレアケースであり、『蕎麦は危険だ、禁止すべき』とはならない。

大麻も同じ事。

大麻の実害は、酒、タバコの実害よりも遥かに低い。
僅かな精神病リスクを心配するならば酒こそ早急に禁止すべきだ。

大切なのは、相対的な害のレベルが社会の許容範囲内にあるか否か、
害のレベルは、逮捕、懲役刑を持って禁止するほどのレベルか否か、
リスクとベネフィットを考慮してベネフィットが勝るか否かだ。

大麻の害、副作用は社会の許容範囲内にあり、逮捕、懲役刑を持って
禁止するようなものではない、解禁/非犯罪化した方がベネフィットが勝る。
と、判断した国/住民が多いから、住民投票/民主的手法で、
嗜好/医療大麻を合法化/非犯罪化する国/地域が増えていると言うのが現実だ。

酒、タバコよりも害の少ない大麻を懲役刑で禁止する合理的、本質的な理由はない。
従って、多くの国/地域で、合法化または非犯罪化されているのは至極当たり前の話だ。

日本でも、大麻は合法化または非犯罪化されるべき。