>>445

そうだね。人間の体を解剖して診ても心なんて何処にもない。

心とは、人生経験と肉体を含めた脳のネットワークが織りなすシンフォニーだ。
そこには実体はない。

疾病や薬物で脳のネットワークが織りなすシンフォニーなんて簡単に変わってしまう。
そこにはまた実体はない。

脳機能が停止してしまえばそこには何もない。つまり実体はない。

心こそが一時の幻であり、一時の幻に薬物で作られた一時の幻もない。
薬物であろうが脳の損傷であろうが個体の経験である事に変わりはない。
全ての事象は流転する。それが宇宙の本質なのだ。

大麻を経験すると我々の気持ちなんて化学物質で簡単に変化する事を知る。

その体験こそが「自分」という存在は固定的な存在ではなく、
流動的な「状態」の一つにすぎず、結局自分も「空」だと気付き、
ブッダの教えに近づく切っ掛けになるのかも知れない。